JP2628085B2 - 濁度表示装置 - Google Patents

濁度表示装置

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JP2628085B2
JP2628085B2 JP1196389A JP1196389A JP2628085B2 JP 2628085 B2 JP2628085 B2 JP 2628085B2 JP 1196389 A JP1196389 A JP 1196389A JP 1196389 A JP1196389 A JP 1196389A JP 2628085 B2 JP2628085 B2 JP 2628085B2
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義人 野田
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野田通信株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、処理水の濁度の表示装置に係るもので、沈
澱池、濃縮槽あるいは排水処理槽などの内部の懸濁した
水もしくは液の濁度を測定し表示するのに用いられる。
〔従来の技術〕
従来、沈澱池内などの処理水の濃度を光学的方法、例
えば発光素子として発光ダイオード、受光素子としてホ
トトランジスタを用い、このホトトランジスタの出力を
アナログ・デジタル変換部で変換処理し、この変換処理
によって得られた電圧によりデジタル表示部に表示させ
ることは公知であり、この場合に濁度検出器を処理水中
で上下に移動させ、所要の深さの濁度を検出して表示さ
せることも一般的に行われている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
沈澱池などにおける処理水の濁度は汚泥等の微粒子が
懸濁して不均一であり、しかも、温度その他の条件によ
り刻々変化しているから、所要の深さにおいて濁度検出
器が検出する濁度もこれに対応して変化し、デジタル表
示部に例えば数字等で表わされる表示もこれに応じて変
化する。
この表示が頻繁に変化すると目にちらつて表示を読み
取ることがきわめて困難になり、所要の深さにおける処
理水の濁度が正確に把握できないという難点がある。こ
の結果、濁度の高い上澄水を取水したり、又は汚泥界面
近くの濁度が低いと見誤まり沈降度の不充分な汚泥を排
出したりするトラブルを発生するおそれがあった。
本発明は上記の問題点を解決し、測定した深さにおけ
る濁度の移動平均値を演算表示させることにより、処理
水の実際上の濁度に近似した濁度を容易且つ正確に識別
できる表示装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達する本発明の装置は、処理水中で上下
移動する濁度検出器と深さセンサーを備え、処理水の濁
度の検出信号とその深さの信号をコンピュータの演算制
御部に送って表示部に表示させる濁度計測表示装置にお
いて、 入力される濁度の値の平均値を演算する母数を濁度検
出器の移動スピードに関連させて前記演算制御部に設定
し、この母数と同数の各濁度の値の累計値と前記母数に
よりその移動平均値を演算させ、これを深さの値ととも
に表示部に表示させることを特徴としている。
また、前記母数は、温度その他の外部条件に関連して
設定するようにしてもよい。
〔作 用〕
濁度検出器から送られる信号の濁度の値は処理水の濁
度の変化に対応して変化している。この各濁度の値が入
力してその数が設定母数と同数になると、この母数と各
濁度の値の累計値によって濁度の平均値が演算される。
この場合、新しい濁度の値が送られると古い濁度の値が
消去して演算される。
この母数は濁度検出器の移動スピードに関連させて設
定してあるため、濁度検出器が処理水の液面近くの上澄
水中に静止し移動スピードがゼロの待機状態で濁度を測
定する場合には、濁度の変化した値が移動平均値の演算
データとして多数取り込まれ、その移動平均値は上澄水
の実際の濁度とほとんど等しくなって近似する。これ
は、濁度検出器が上下移動の折り返し点である汚泥界面
近くに一旦停止して測定する場合でも同様である。
また、濁度検出器を下降又は上昇させて測定するとき
は、その母数を少なくして設定してあるので、各濁度の
値が入力して母数と同数となるのに時間を要せず直ちに
移動平均値が演算される。この値は測定した深さ域の濁
度の平均値であるから、処理水の実際の濁度とほとんど
差異がなくこれに近似したものとなる。
そして、表示部に表われる濁度の表示は、前記の演算
により設定母数(変化した信号の回数)分の1となるか
ら、処理水の濃度が頻繁に変化してもこれが目まぐるし
く変わることはない。
〔実施例〕
以下、本発明の装置の一実施例を示す図面を参照して
これを具体的に説明する。
第1図は本装置の概念図であり、図において1は濁度
検出器、2は濁度検出器を吊り下げているケーブル、3
はケーブル2を介して濁度検出器1を上下移行させるワ
インダーで、このワインダーには深さセンサーが併設さ
れ、ケーブル2の移動距離により、沈澱池4(又は濃縮
槽、排水処理槽など)内の処理水(W)中における濁度
検出器1の深さを測定し、測定した深さの信号はコンピ
ュータ(C)の演算制御部10に入力される。
また、ケーブル2によって送られる濁度検出器1から
の信号は、ケーブル2の他端に接続した中継器5からコ
ンピュータ(C)のアナログ・デジタル変換部11に入力
され、この変換処理によって得られた信号が演算制御部
10に入力されるようになっている。
第2図は演算制御部10のフローチャートを示すもの
で、濁度検出器1から送られる信号の値をデータに用い
て測定した深さにおける濁度の平均値を演算するための
母数が設定される。この母数は、平均値を得ようとする
濁度の値の個数、つまり、濁度の信号の変化した回数を
任意に選択して設定するが、本発明では濁度検出器1の
移動スピードに関連させて設定してある。
さらに具体的には、濁度検出器1が処理水(W)の液
面近くの上澄水中に待機状態にあるとき(第1図の1点
鎖線の位置)、又は上下移動の折り返し点でスピードが
ゼロとなる汚泥界面近くにあるときは、その母数を例え
ば100〜120程度に大きく設定し、濁度検出器1が下降又
は上昇しつつ濁度を検出する場合には、その母数はそれ
よりも少なくして(同等でもよい)設定してある。
また、前記母数は、処理水(W)の注入後の経過時
間、温度、天候などの外部の諸条件に関連させて設定で
きるようにしてもよい。
濁度検出器1から送られる信号の濁度の値は処理水の
濁度の変化に対応して変化しているから、これら各濁度
の値が入力してその数が設定母数と同数になると、この
母数と各濁度の値の累計値によって濁度の平均値が演算
される。この場合、すでに入力した値によって母数と同
数になっているときに新たに変化した濁度の値が送られ
ると、この値が入力され、最も最初に入力した値が消去
される。
こうして演算された濁度の移動平均値の出力パルス
は、公知の計数回路等によって平均値に対応する電圧に
変換され、デジタル表示部12に数字などで表示され、こ
のとき測定した深さも同時に表示されるようにしてあ
る。
このため、ワインダー3を作動させず濁度検出器1を
処理水(W)の液面近くの上澄水中に待機状態において
測定する場合には、平均値を演算する母数が大きく設定
されているから濁度の変化した値は数多く演算データと
して取り込まれ、したがって、その移動平均値は上澄水
の実際の濁度ときわめて近似したものとなる。これは、
濁度検出器1が上下移動の折り返し点である汚泥界面近
くに一旦停止して測定する場合でも同様である。
また、ワインダー3を正転又は逆転させ、ケーブル2
により濁度検出器1を下降又は上昇させて測定するとき
は、その母数を前述した場合よりも少なくして設定して
あるため、各濁度の値が入力して母数と同数となるのに
時間を要せず直ちに移動平均値が演算される。この値は
測定した深さ域の濁度の平均値であるから、処理水の実
際の濁度とほとんど差異がなくこれに近似している。
デジタル表示部12に表示された移動平均値は1つの演
算ごとに変化するが、その変化は設定した母数(信号の
変化した回数)分の1となるから、測定中に処理水
(W)の濃度が頻繁に変化してもこれが目まぐるしく変
わることはない。
また、濁度の平均値を演算する母数は濁度検出器の移
動スピードに関連させてあるため、測定深さ域における
処理水の実際の濁度とほとんど差異のない近似した値が
表示されるとともに、新しい濁度の値が送られると古い
濁度の値が消去して演算されるので、処理水の濁度が刻
々に変化してもその動的な平均値が表示される。
なお、本実施例では表示部12がデジタル表示である場
合について説明したが、構成を変えてアナログ表示にし
た場合でも本案を適用実現できるものである。
〔効 果〕
上記のごとく、本発明の装置は、濁度の平均値を演算
する母数を濁度検出器の移動スピードに関連させてコン
ピュータの演算制御部に設定し、この母数と入力した各
濁度の値の累計値によりその移動平均値を演算させこれ
を深さの値とともに表示部に表示させるので、処理水の
濃度が頻繁に変化しても表示される濁度の数値の変化は
設定母数分の1となるから、これが目にちらついて視認
に困難を来たすことはなく確実に濁度を識別できる効果
がある。また、この母数は濁度検出器の移動スピードに
関連させて設定してあるので、測定深さ域における処理
水の実際の濁度とほとんど差異のない近似した値を表示
することができ、とくに濁度検出器が上澄水中で待機状
態にあるとき及び汚泥界面近くにある場合には、濁度の
変化した値が移動平均値の演算に多数取り込まれて実際
上の濁度と近似するから、従来発生するおそれのあった
トラブルを完全に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置の一実施例の構成概念図、第2図は演算
制御部のフローチャートである。 1……濁度検出器、2……ケーブル、 3……ワインダー、10……演算制御部、 11……アナログ・デジタル変換部、 12……表示部、C……コンピューター。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理水中で上下移動する濁度検出器と深さ
    センサーを備え、処理水の濁度の検出信号とその深さの
    信号をコンピュータの演算制御部に送って表示部に表示
    させる濁度計測表示装置において、 入力される濁度の値の平均値を演算する母数を濁度検出
    器の移動スピードに関連させて前記演算制御部に設定
    し、この母数と同数の各濁度の値の累計値と前記母数に
    よりその移動平均値を演算させ、これを深さの値ととも
    に表示部に表示させることを特徴とする濁度表示装置。
  2. 【請求項2】前記母数が温度その他の外部条件に関連し
    て設定される請求項1記載の濁度表示装置。
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