JP2627111B2 - 2サイクルエンジンの回転方向検出装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの回転方向検出装置Info
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- JP2627111B2 JP2627111B2 JP3344636A JP34463691A JP2627111B2 JP 2627111 B2 JP2627111 B2 JP 2627111B2 JP 3344636 A JP3344636 A JP 3344636A JP 34463691 A JP34463691 A JP 34463691A JP 2627111 B2 JP2627111 B2 JP 2627111B2
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- output
- ignition
- signal
- engine
- timing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2250/00—Engine control related to specific problems or objectives
- F02D2250/06—Reverse rotation of engine
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2サイクルエンジンの回
転方向検出装置に関し、特に、点火タイミング信号と気
筒判別信号との関係からエンジンが正回転であるか逆回
転であるかを検出する技術に関する。
転方向検出装置に関し、特に、点火タイミング信号と気
筒判別信号との関係からエンジンが正回転であるか逆回
転であるかを検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2サイクルエンジンにおいて適用
される電子配電型点火装置においては、検出されたエン
ジン運転状態に応じてコントロールユニット内のマイク
ロコンピュータで演算された所定のパルス巾の点火信号
(図6参照)を、点火順序に従って出力することによ
り、対応する気筒毎に設けられた点火コイルの2次側に
高電圧を発生させて、気筒毎の点火プラグを放電させて
点火する。この点火制御を行うための点火タイミング信
号と気筒判別信号とはクランク角センサから出力される
(図6参照)。
される電子配電型点火装置においては、検出されたエン
ジン運転状態に応じてコントロールユニット内のマイク
ロコンピュータで演算された所定のパルス巾の点火信号
(図6参照)を、点火順序に従って出力することによ
り、対応する気筒毎に設けられた点火コイルの2次側に
高電圧を発生させて、気筒毎の点火プラグを放電させて
点火する。この点火制御を行うための点火タイミング信
号と気筒判別信号とはクランク角センサから出力される
(図6参照)。
【0003】この場合、図6に示すように、隣り合う点
火タイミング信号の出力点間の時期をTとした場合、該
隣り合う点火タイミング信号のうち前の点火タイミング
信号が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの
時期は1/2Tに設定される。
火タイミング信号の出力点間の時期をTとした場合、該
隣り合う点火タイミング信号のうち前の点火タイミング
信号が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの
時期は1/2Tに設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
2サイクルエンジンにおいては、図7(A)に示すエン
ジンの正回転方向に対して同図(B)に示す逆の回転方
向でも、点火タイミングはずれることがない。このた
め、エンジンが逆回転しても通常通りに点火がなされそ
のまま逆回転が継続される。
2サイクルエンジンにおいては、図7(A)に示すエン
ジンの正回転方向に対して同図(B)に示す逆の回転方
向でも、点火タイミングはずれることがない。このた
め、エンジンが逆回転しても通常通りに点火がなされそ
のまま逆回転が継続される。
【0005】従って、始動時において、上記のようなエ
ンジンの逆回転が発生した場合、これを知らずに発進動
作を行うと、車両が後退することがあった。そこで、本
発明は以上のような従来の問題点に鑑み、点火タイミン
グ信号と気筒判別信号とに独特の関係を持たせることに
より、エンジンが正回転であるか逆回転であるかを検出
し得る2サイクルエンジンの回転方向検出装置を提供す
ることを目的とする。
ンジンの逆回転が発生した場合、これを知らずに発進動
作を行うと、車両が後退することがあった。そこで、本
発明は以上のような従来の問題点に鑑み、点火タイミン
グ信号と気筒判別信号とに独特の関係を持たせることに
より、エンジンが正回転であるか逆回転であるかを検出
し得る2サイクルエンジンの回転方向検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の2サ
イクルエンジンの回転方向検出装置は、気筒毎に設けら
れる各点火コイルの点火信号を、クランク角検出手段か
ら出力される点火タイミング信号と点火すべき気筒を判
別する気筒判別信号とに基づいて順次独立して出力する
点火制御手段を有する2サイクルエンジンにおいて、隣
り合う点火タイミング信号の出力点間の中間点の時期か
らずれた点に気筒判別信号の出力点を設定し、前記点火
タイミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力さ
れるまでの時期を算出する算出手段と、該算出手段によ
り算出された点火タイミング信号が出力されてから気筒
判別信号が出力されるまでの時期と隣り合う点火タイミ
ング信号の出力点間の中間点の時期とを比較してエンジ
ンが正回転であるか逆回転であるかを判定するエンジン
の回転方向判定手段、を含んで構成した。
イクルエンジンの回転方向検出装置は、気筒毎に設けら
れる各点火コイルの点火信号を、クランク角検出手段か
ら出力される点火タイミング信号と点火すべき気筒を判
別する気筒判別信号とに基づいて順次独立して出力する
点火制御手段を有する2サイクルエンジンにおいて、隣
り合う点火タイミング信号の出力点間の中間点の時期か
らずれた点に気筒判別信号の出力点を設定し、前記点火
タイミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力さ
れるまでの時期を算出する算出手段と、該算出手段によ
り算出された点火タイミング信号が出力されてから気筒
判別信号が出力されるまでの時期と隣り合う点火タイミ
ング信号の出力点間の中間点の時期とを比較してエンジ
ンが正回転であるか逆回転であるかを判定するエンジン
の回転方向判定手段、を含んで構成した。
【0007】
【作用】かかる構成において、算出手段により、点火タ
イミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力され
るまでの時期が算出され、判定手段により、この時期と
隣り合う点火タイミング信号の出力点間の中間点の時期
とが比較されることにより、エンジンが正回転している
か逆回転しているかが判定される。
イミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力され
るまでの時期が算出され、判定手段により、この時期と
隣り合う点火タイミング信号の出力点間の中間点の時期
とが比較されることにより、エンジンが正回転している
か逆回転しているかが判定される。
【0008】この結果、エンジンの逆回転を確実に検出
することができ、始動時において、エンジンの逆回転が
発生した場合、これを知ることが可能となる。
することができ、始動時において、エンジンの逆回転が
発生した場合、これを知ることが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2において、2気筒の2サイクルエンジン1の
壁面には、吸気孔4,掃気孔5,排気孔6が設けられて
おり、圧縮行程でピストン7の下部に生じた低圧によ
り、クランク室2内に吸気孔4から混合気を吸入し、仕
事行程の終わりでピストン7が排気孔6を通り越すと、
シリンダ3内の燃焼ガスが前記排気孔6を介して排出さ
れ、更に、ピストン7が下がると、掃気孔5とクランク
室2とが連通して、クランク室2で圧縮された混合気が
シリンダ3内に流入して排気を掃気する。
する。図2において、2気筒の2サイクルエンジン1の
壁面には、吸気孔4,掃気孔5,排気孔6が設けられて
おり、圧縮行程でピストン7の下部に生じた低圧によ
り、クランク室2内に吸気孔4から混合気を吸入し、仕
事行程の終わりでピストン7が排気孔6を通り越すと、
シリンダ3内の燃焼ガスが前記排気孔6を介して排出さ
れ、更に、ピストン7が下がると、掃気孔5とクランク
室2とが連通して、クランク室2で圧縮された混合気が
シリンダ3内に流入して排気を掃気する。
【0010】前記吸気孔4に連通する吸気通路8には、
電磁式の燃料噴射弁9が設けられており、この燃料噴射
弁9から噴射供給される燃料によって混合気が形成され
て吸気孔4からクランク室2内に流入するようにしてあ
る。前記燃料噴射弁9は、マイクロコンピュータ内蔵の
コントロールユニット10から送られる開弁駆動信号に
よって開弁し、所定圧力に調整された燃料を噴射供給す
るものであり、前記燃料噴射弁9の開弁時間によって燃
料噴射供給量が制御できるようになっている。
電磁式の燃料噴射弁9が設けられており、この燃料噴射
弁9から噴射供給される燃料によって混合気が形成され
て吸気孔4からクランク室2内に流入するようにしてあ
る。前記燃料噴射弁9は、マイクロコンピュータ内蔵の
コントロールユニット10から送られる開弁駆動信号に
よって開弁し、所定圧力に調整された燃料を噴射供給す
るものであり、前記燃料噴射弁9の開弁時間によって燃
料噴射供給量が制御できるようになっている。
【0011】コントロールユニット10には、クランク
軸に取り付けられたクランク角センサから出力される各
気筒の点火時期を計測するための基準となる点火タイミ
ング信号11(例えば、各気筒の圧縮上死点相当のクラ
ンク角位置)と点火すべき気筒を判別する気筒判別信号
12とが入力される。又、コントロールユニット10に
は、燃料噴射弁9上流に取り付けたスロットルセンサか
ら出力されるスロットル弁14の開度α信号、エンジン
1の冷却水温度Twを検出する水温センサ13からの水
温信号、大気圧センサ16からの大気圧信号、吸気温セ
ンサ17から吸気温信号等が入力されるようになってお
り、これらセンサから出力される検出信号に基づいて燃
料噴射量を決定し、これに対応する開弁駆動信号を燃料
噴射弁9に出力する。尚、前記コントロールユニット1
0に対してはイグニッションスイッチ15を介してバッ
テリ20の電圧が印加されるようになっている。
軸に取り付けられたクランク角センサから出力される各
気筒の点火時期を計測するための基準となる点火タイミ
ング信号11(例えば、各気筒の圧縮上死点相当のクラ
ンク角位置)と点火すべき気筒を判別する気筒判別信号
12とが入力される。又、コントロールユニット10に
は、燃料噴射弁9上流に取り付けたスロットルセンサか
ら出力されるスロットル弁14の開度α信号、エンジン
1の冷却水温度Twを検出する水温センサ13からの水
温信号、大気圧センサ16からの大気圧信号、吸気温セ
ンサ17から吸気温信号等が入力されるようになってお
り、これらセンサから出力される検出信号に基づいて燃
料噴射量を決定し、これに対応する開弁駆動信号を燃料
噴射弁9に出力する。尚、前記コントロールユニット1
0に対してはイグニッションスイッチ15を介してバッ
テリ20の電圧が印加されるようになっている。
【0012】一方、エンジン1の各気筒には点火栓14
が設けられている。これら点火栓14には点火コイル1
8にて発生する高電圧が順次印加され、これにより火花
点火して混合気を着火燃焼させる。点火コイル18はそ
れに付設されたパワートランジスタを介して高電圧の発
生時期を制御される。そして、点火時期の制御は、パワ
ートランジスタのON・OFF時期を、点火信号出力手
段を兼ねるコントロールユニット10からの点火信号で
CDiユニット19を介して制御することにより行う。
が設けられている。これら点火栓14には点火コイル1
8にて発生する高電圧が順次印加され、これにより火花
点火して混合気を着火燃焼させる。点火コイル18はそ
れに付設されたパワートランジスタを介して高電圧の発
生時期を制御される。そして、点火時期の制御は、パワ
ートランジスタのON・OFF時期を、点火信号出力手
段を兼ねるコントロールユニット10からの点火信号で
CDiユニット19を介して制御することにより行う。
【0013】上記点火栓14,点火コイル18,パワー
トランジスタによって点火装置が構成される。ここで、
コントロールユニット10による点火時期制御を図3の
フローチャートに従って説明する。ステップ(図ではS
と略称する。以下、同様)1では、エンジン回転速度N
を読み込み、次のステップ2ではスロットル弁開度αを
読み込む。
トランジスタによって点火装置が構成される。ここで、
コントロールユニット10による点火時期制御を図3の
フローチャートに従って説明する。ステップ(図ではS
と略称する。以下、同様)1では、エンジン回転速度N
を読み込み、次のステップ2ではスロットル弁開度αを
読み込む。
【0014】そして、ステップ3では、エンジン回転速
度Nとスロットル弁開度αとをパラメータとして複数の
分割される運転状態毎に点火時期ADV(上死点前何度
の位置であるかを示す進角値)を記憶させたマップであ
って、各気筒毎に要求される点火時期ADVを設定する
ように備えたマップから、現在のエンジン回転速度Nと
スロットル弁開度αに基づき対応する運転状態の点火時
期ADVを検索して求める。このようにして点火時期A
DVが設定されると、ステップ4に進んで点火処理を行
う。
度Nとスロットル弁開度αとをパラメータとして複数の
分割される運転状態毎に点火時期ADV(上死点前何度
の位置であるかを示す進角値)を記憶させたマップであ
って、各気筒毎に要求される点火時期ADVを設定する
ように備えたマップから、現在のエンジン回転速度Nと
スロットル弁開度αに基づき対応する運転状態の点火時
期ADVを検索して求める。このようにして点火時期A
DVが設定されると、ステップ4に進んで点火処理を行
う。
【0015】具体的には、クランク角センサからの気筒
判別信号に基づいて所定気筒に特定される点火タイミン
グ信号を計測基準としてパワートランジスタのON時期
(点火時期ADVと必要通電時間とから逆算されるクラ
ンク角位置)を計測して、所定時期にパワートランジス
タをONさせて点火コイル18への通電を開始すると共
に、前記点火タイミング信号を計測基準として前記点火
時期ADV(パワートランジスタのOFF時期)を計測
し、点火時期ADVとなった時点でパワートランジスタ
をOFFすることにより点火コイル18への通電を遮断
して高電圧を発生させ、この高電圧を点火栓14に印加
することで点火栓による火花点火を行わせる。
判別信号に基づいて所定気筒に特定される点火タイミン
グ信号を計測基準としてパワートランジスタのON時期
(点火時期ADVと必要通電時間とから逆算されるクラ
ンク角位置)を計測して、所定時期にパワートランジス
タをONさせて点火コイル18への通電を開始すると共
に、前記点火タイミング信号を計測基準として前記点火
時期ADV(パワートランジスタのOFF時期)を計測
し、点火時期ADVとなった時点でパワートランジスタ
をOFFすることにより点火コイル18への通電を遮断
して高電圧を発生させ、この高電圧を点火栓14に印加
することで点火栓による火花点火を行わせる。
【0016】そして、本構成では、隣り合う点火タイミ
ング信号の出力点間の中間点の時期からずれた点に気筒
判別信号の出力点を設定する。又、点火タイミング信号
が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの時期
を算出する算出手段と、該算出手段により算出された点
火タイミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力
されるまでの時期と隣り合う点火タイミング信号の出力
点間の中間点の時期とを比較してエンジン1が正回転で
あるか逆回転であるかを判定するエンジン1の回転方向
判定手段と、エンジン1が逆回転であると判定された際
に、エンジン1の停止制御を実行するエンジン停止制御
手段と、を前記コントロールユニット10にソフトウェ
ア的に装備する。
ング信号の出力点間の中間点の時期からずれた点に気筒
判別信号の出力点を設定する。又、点火タイミング信号
が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの時期
を算出する算出手段と、該算出手段により算出された点
火タイミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力
されるまでの時期と隣り合う点火タイミング信号の出力
点間の中間点の時期とを比較してエンジン1が正回転で
あるか逆回転であるかを判定するエンジン1の回転方向
判定手段と、エンジン1が逆回転であると判定された際
に、エンジン1の停止制御を実行するエンジン停止制御
手段と、を前記コントロールユニット10にソフトウェ
ア的に装備する。
【0017】ここで、図5に示すように隣り合う点火タ
イミング信号の出力点A,C間の時期をTACとした場
合、該隣り合う点火タイミング信号のうち前の点火タイ
ミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力される
B点までの時期TABを1/4T ACに設定する。尚、従来
は、TABを1/2TACに設定してある。従って、TABは
エンジンが正回転しているときは、1/4TACであり、
逆回転しているときは、3/4TACである。
イミング信号の出力点A,C間の時期をTACとした場
合、該隣り合う点火タイミング信号のうち前の点火タイ
ミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力される
B点までの時期TABを1/4T ACに設定する。尚、従来
は、TABを1/2TACに設定してある。従って、TABは
エンジンが正回転しているときは、1/4TACであり、
逆回転しているときは、3/4TACである。
【0018】よって、算出手段により、点火タイミング
信号が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの
時期TABを算出し、判定手段により、このTABを1/2
TACと比較し、TAB<1/2TACであれば、図5に示す
ように、エンジンが正回転していると判定し、TAB>1
/2TACであれば、図5に示すように、エンジンが逆回
転していると判定する。
信号が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの
時期TABを算出し、判定手段により、このTABを1/2
TACと比較し、TAB<1/2TACであれば、図5に示す
ように、エンジンが正回転していると判定し、TAB>1
/2TACであれば、図5に示すように、エンジンが逆回
転していると判定する。
【0019】尚、上記の内容において、「時期」は時間
或いはクランク角度の何れかを採用すれば良く、点火タ
イミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力され
るまでの時間或いはクランク角度をカウントすれば良
い。上述のエンジン回転方向検出作用はコントロールユ
ニット10によって図4に示すフローチャートの如く行
われる。
或いはクランク角度の何れかを採用すれば良く、点火タ
イミング信号が出力されてから気筒判別信号が出力され
るまでの時間或いはクランク角度をカウントすれば良
い。上述のエンジン回転方向検出作用はコントロールユ
ニット10によって図4に示すフローチャートの如く行
われる。
【0020】即ち、フローチャートにおいて、点火タイ
ミング信号が入力されると、ステップ11では、次の点
火タイミング信号が入力されるまでに気筒判別信号が入
力されたか否かを判定する。気筒判別信号が入力されな
ければ、プログラムを終了する。気筒判別信号が入力さ
れたならば、ステップ12に進む。ステップ12ではT
ABを算出し、ステップ13に進んでTACを算出し、ステ
ップ14に進む。ステップ14では算出されたTABと1
/2TACとを比較し、TAB<1/2TACであれば、エン
ジン1が正回転していると判定してプログラムを終了す
る。TAB>1/2TACであれば、エンジン1が逆回転し
ていると判定して、ステップ15に進み、点火カットや
燃料噴射カットを行ってエンジン停止制御を実行する。
ミング信号が入力されると、ステップ11では、次の点
火タイミング信号が入力されるまでに気筒判別信号が入
力されたか否かを判定する。気筒判別信号が入力されな
ければ、プログラムを終了する。気筒判別信号が入力さ
れたならば、ステップ12に進む。ステップ12ではT
ABを算出し、ステップ13に進んでTACを算出し、ステ
ップ14に進む。ステップ14では算出されたTABと1
/2TACとを比較し、TAB<1/2TACであれば、エン
ジン1が正回転していると判定してプログラムを終了す
る。TAB>1/2TACであれば、エンジン1が逆回転し
ていると判定して、ステップ15に進み、点火カットや
燃料噴射カットを行ってエンジン停止制御を実行する。
【0021】かかる構成によると、エンジン1の逆回転
を確実に検出することができ、始動時において、エンジ
ン1の逆回転が発生した場合、これを検出してエンジン
1の停止制御を実行するため、発進動作によって車両が
後退することがなくなり、安全性を向上することができ
る。以上のように、特定の実施例を参照して本発明を説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当
該技術分野における熟練者等により、本発明に添付され
た特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及
び修正が可能であるとの点に留意すべきである。
を確実に検出することができ、始動時において、エンジ
ン1の逆回転が発生した場合、これを検出してエンジン
1の停止制御を実行するため、発進動作によって車両が
後退することがなくなり、安全性を向上することができ
る。以上のように、特定の実施例を参照して本発明を説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当
該技術分野における熟練者等により、本発明に添付され
た特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及
び修正が可能であるとの点に留意すべきである。
【0022】例えば、上記実施例においては、エンジン
1が逆回転していると判定された際に、点火カットや燃
料噴射カットを行ってエンジン1の停止制御を実行する
ようにしたが、これに代えて、エンジン1が逆回転であ
ることを運転者に報知するように構成しても良い等、本
発明は要はエンジンの回転方向を検出する構成であれば
良い。
1が逆回転していると判定された際に、点火カットや燃
料噴射カットを行ってエンジン1の停止制御を実行する
ようにしたが、これに代えて、エンジン1が逆回転であ
ることを運転者に報知するように構成しても良い等、本
発明は要はエンジンの回転方向を検出する構成であれば
良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の2サイク
ルエンジンの回転方向検出装置によれば、隣り合う点火
タイミング信号の出力点間の中間点の時期からずれた点
に気筒判別信号の出力点を設定し、点火タイミング信号
が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの時期
と隣り合う点火タイミング信号の出力点間の中間点の時
期とを比較してエンジンが正回転であるか逆回転である
かを判定するようにしたから、エンジンの逆回転を確実
に検出することができ、安全性を向上することができる
有用性大なるものである。
ルエンジンの回転方向検出装置によれば、隣り合う点火
タイミング信号の出力点間の中間点の時期からずれた点
に気筒判別信号の出力点を設定し、点火タイミング信号
が出力されてから気筒判別信号が出力されるまでの時期
と隣り合う点火タイミング信号の出力点間の中間点の時
期とを比較してエンジンが正回転であるか逆回転である
かを判定するようにしたから、エンジンの逆回転を確実
に検出することができ、安全性を向上することができる
有用性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る2サイクルエンジンの回転方向
検出装置の構成を示すブロック図
検出装置の構成を示すブロック図
【図2】 同上装置の一実施例のシステム概要図
【図3】 同上実施例における点火時期制御を示すフロ
ーチャート
ーチャート
【図4】 エンジン回転方向検出制御を示すフローチャ
ート
ート
【図5】 エンジン回転方向検出制御を説明するタイム
チャート
チャート
【図6】 従来技術の問題点を説明するタイムチャート
【図7】 従来技術の問題点を説明する概略図
1 2サイクルエンジン 10 コントロールユニット 11 点火タイミング信号 12 気筒判別信号 18 点火コイル 19 CDiユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 気筒毎に設けられる各点火コイルの点火
信号を、クランク角検出手段から出力される点火タイミ
ング信号と点火すべき気筒を判別する気筒判別信号とに
基づいて順次独立して出力する点火制御手段を有する2
サイクルエンジンにおいて、隣り合う点火タイミング信
号の出力点間の中間点の時期からずれた点に気筒判別信
号の出力点を設定し、前記点火タイミング信号が出力さ
れてから気筒判別信号が出力されるまでの時期を算出す
る算出手段と、該算出手段により算出された点火タイミ
ング信号が出力されてから気筒判別信号が出力されるま
での時期と隣り合う点火タイミング信号の出力点間の中
間点の時期とを比較してエンジンが正回転であるか逆回
転であるかを判定するエンジンの回転方向判定手段、を
含んで構成されたことを特徴とする2サイクルエンジン
の回転方向検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344636A JP2627111B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 2サイクルエンジンの回転方向検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344636A JP2627111B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 2サイクルエンジンの回転方向検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05179989A JPH05179989A (ja) | 1993-07-20 |
JP2627111B2 true JP2627111B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=18370799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344636A Expired - Fee Related JP2627111B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 2サイクルエンジンの回転方向検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627111B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100435678B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2004-06-12 | 현대자동차주식회사 | 엔진의 역회전 시동 방지방법 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344636A patent/JP2627111B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH05179989A (ja) | 1993-07-20 |
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