JP2626883B2 - アイスクリ−ム容器 - Google Patents

アイスクリ−ム容器

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JP2626883B2
JP2626883B2 JP7172987A JP17298795A JP2626883B2 JP 2626883 B2 JP2626883 B2 JP 2626883B2 JP 7172987 A JP7172987 A JP 7172987A JP 17298795 A JP17298795 A JP 17298795A JP 2626883 B2 JP2626883 B2 JP 2626883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアイスクリ−ム容器、
殊に、樹脂製薄平板に形成した半球状凹部にアイスクリ
−ムの発泡状原料を予め注入、冷凍させて半球状アイス
クリ−ムとした後、該半球状アイスクリ−ムの充填され
たアイスクリ−ム容器から、同半球状アイスクリ−ムを
容易に取出せるアイスクリ−ム容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂製薄平板に形成した半球状凹
部にアイスクリ−ムの発泡状原料を予め注入、冷凍させ
て半球状アイスクリ−ムとした後、該半球状アイスクリ
−ムの充填されたアイスクリ−ム入り容器から、その半
球状アイスクリ−ムを取出すようにしたアイスクリ−ム
容器としては、例えば、実開昭62−16,290号公
報及び特公平5−23,733号公報等がある。
【0003】実開昭62−16,290号公報記載のア
イスクリ−ム容器は、樹脂製薄平板の中央部に形成した
半球状凹部まわりの平板端縁に切れ目を設け、その樹脂
製薄平板の半球状凹部にアイスクリ−ムの発泡状原料を
注入、冷凍して、半球状アイスクリ−ムの充填されたア
イスクリ−ム入り容器とし、必要に応じてこのアイスク
リ−ム容器を、その平板状周縁部の切れ目から引裂いて
半球状アイスクリ−ムを取出すものである。
【0004】また、特公平5−23,733号公報記載
のアイスクリ−ム容器は、樹脂製薄平板に形成した半球
状凹部の周壁に沿って、同半球状凹部をほぼ二等分する
断面V形の凹条を設けると共に、このV形凹条に端縁が
達する切込みを前記平板部に設け、前記半球状凹部まわ
りの平板部の切込み両側に設けた指掛用の凹凸部をを把
持して引張っることにより、その半球状凹部をその周壁
に設けたV形凹条に沿って分割可能にしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭62−16,290号公報記載のアイスクリ−ム容
器にあっては、樹脂製薄平板に形成した半球状凹部にア
イスクリ−ムの発泡状原料を注入、冷凍して容器入りア
イスクリ−ムとした後、このアイスクリ−ム入り容器の
半球状凹部まわりの平板部を把持してその切れ目から半
球状周壁を引裂き、該半球状凹部から半球状アイスクリ
−ムを排出するもので、従前のアイスクリ−ムボックス
内に製造したアイスクリ−ムをアイスクリ−ムデイッシ
ュを用いて取出す手法に比べれば、その取扱いが著しく
簡易化される利点はあるものの、このアイスクリ−ム容
器にあってはその平板状周縁の切欠部を引張って半球状
周壁を引き裂く際、アイスクリ−ム容器の半球状周壁が
不規則に引き裂かれ、ひいては当該半球状凹部に充填、
形成された半球状アイスクリ−ムの型崩れを招くきらい
があった。
【0006】また、前記特公平5−23,733号公報
記載のアイスクリ−ム容器は、半球状凹部の周壁部に沿
う半円状のV状溝を形成したことにより、同半球状凹部
まわりの平板部に形成した指掛用凹凸部を把持して引張
り、半球状周壁をV状溝部から引き裂くもので、半球状
アイスクリ−ムの半球状凹部からの排出を前記実開昭6
2−16,290号公報記載のものより一層容易に行な
えるものの、その指掛用凹凸部を人手で把持して分割す
る際、半球状周壁に形成したV形凹溝まわりへ応力が集
中する余り、半球状凹部に充填、成形された半球状アイ
スクリ−ムの型崩れを招くきらいがあるばかりでなく、
このアイスクリ−ム容器の半球状周壁の全長に旦ってV
形凹条を形成するため、その成形型の半球状凸部の全長
に旦ってV形凸条を均一高さに形成する加工が面倒であ
る等、なお、コスト高を招くきらいがあった。
【0007】この発明は、前記のような従来例のアイス
クリ−ム容器になお残る課題に着目してなされたもの
で、樹脂製薄平板11、21・・・71に形成した半球
状凹部12、22・・・72まわりの平板部11A、2
1A・・・71Aに、その外側から半球状凹部側(内
側)に向う一対の切れ目13、13、23、23・・・
73、73を設けると共に、該切れ目13、13、2
3、23・・・73、73の延長線に対応する前記半球
状凹部12、22・・・72の半球状周壁12A、22
A・・・72A下部に引き裂きガイド15、15、2
5、25・・・75、75を設けることにより、前記一
対の切れ目13、13、23、23・・・73、73間
の把持部14、24・・・74を引張ると、前記半球状
周壁12A、22A・・・72Aの一部12Aa、22
Aa・・・72Aaを引き裂いて分離した後、半球状周
壁12A、22A・・・72Aの残る頂部12AA、2
2AA・・・72AA近傍を外側から押圧し、又は同半
球状周壁12A、22A・・・72Aの下部を外側へ引
張することにより、当該半球状凹部12、22・・・7
2内に充填、成形された半球状アイスクリ−ムA、A・
・・を、型崩れなく排出できるアイスクリ−ム容器を提
供しようとするものである。
【0008】また、帯状の樹脂製薄平板41、51、6
1、71に適宜間隔を存して複数の半球状凹部42、4
2、52、52・・・72、72をほぼ等間隔に形成す
ると共に、該各半球状凹部42、42、52、52・・
・72、72まわりの平板部41A、41A、51A、
51A・・・71A、71Aに形成した指掛け部47、
47、57、57・・・77、77の相隣るものの中間
部から、前記各半球状凹部42、42、52、52・・
・72、72を分離して単位アスクリ−ム容器とし、該
各単位アイスくリ−ム容器の各半球状凹部42、42、
52、52・・・72、72まわりの平板部41A、4
1A、51A、51A・・・71A、71Aに設けた一
対の切れ目43、43、53、53・・・73、73間
の把持部44、44、54、54・・・74、74を引
張ることにより、前記半球状周壁42A、52A、62
A、72Aの一部42Aa、52Aa、62Aa、72
Aaを引き裂いて分離した後、各半球状周壁42A、5
2A、62A、72Aの残る頂部42AA、52AA、
62AA、72AA近傍を外側から押圧し、又は前記半
球状周壁42A、52A、62A、72Aの下部を外側
へ引張することにより、当該半球状凹部42、52、6
2、72内に充填、成形された半球状アイスクリ−ム
A、A・・・を型崩れなく排出でき、しかも、複数個の
半球状アイスクリ−ムA、A・・・を同時に成形可能な
アイスクリ−ム容器を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な課題を解決するため、樹脂製薄平板11、21・・・
71に形成した半球状凹部12、22・・・72まわり
の平板部11A、21A・・・71Aに指掛部17、2
7・・・77を設けると共に、前記平板部11A、21
A・・・71A側縁の中央部に、前記半球状凹部12、
22・・・72の半球状周壁12A、22A・・・72
Aに向う一対の切れ目13、13、23、23・・・7
3、73を適宜間隔を存して設け、かつ、該切れ目1
3、13、23、23・・・73、73の延長線に対応
する前記半球状周壁12A、22A・・・72A下部
に、当該半球状周壁12A、22A・・・72Aの頂部
12AA、22AA・・・72AA方向へ立上がる短凸
条15、15、25、25・・・75、75等の切裂き
ガイドを設けたアイスクリ−ム容器であり、また、前記
半球状凹部22、53まわりの平板部21A、51Aに
形成した一対の切れ目23、23・・・、53、53・
・・を外開きV状に形成したものであり、また、前記短
凸条15、15、25、25・・・75、75等の切裂
き用ガイドが、前記半球状周壁12A、22A・・・7
2A下部で、前記一対の切れ目13、13、23、23
・・・73、73の延長線の外側隣接位置に配設したも
のである。
【0010】さらに、帯状の樹脂製薄平板41、51、
61、71をほぼ等分するように、適宜間隔を存して複
数の半球状凹部42、42、52、52・・・72、7
2を形成すると共に、該各半球状凹部42、42、5
2、52・・・72、72まわりの平板状部41A、4
1A、51A、51A・・・71A、71Aに適宜形状
の指掛部47、47、57、57・・・77、77を形
成し、かつ、前記平板状部41A、41A、51A、5
1A・・・71A、71Aの側縁に、適宜間隔を存して
一対の切れ目43、43、53、53・・・73、73
を設け、該切れ目43、43、53、53・・・73、
73の延長線に対応する、前記各半球状凹部42、4
2、52、52・・・72、72を形成する半球状周壁
42A、42A、52A、52A・・・72A、72A
下部に、当該半球状周壁42A、42A、52A、52
A・・・72A、72Aの頂部42AA、42AA、5
2AA、52AA・・・72AA、72AA方向に立上
がる短凸条45、45、55、55・・・75、75等
の切裂きガイドを設けたアイスクリ−ム容器であり、ま
た、前記帯状の樹脂製薄平板41、51、61をほぼ等
分するように適宜間隔を存して設けた複数の半球状凹部
42、42、52、52、62、62の相隣るものの側
縁部に、分離用切欠部48、48、58、58、68、
68を設けたものであり、また、前記帯状の樹脂製薄平
板61に形成した複数の半球状凹部62、62・・・ま
わりの平板部61A、61A・・・に形成した指掛部6
7、67・・・の、当該帯状樹脂製薄平板61の巾方向
の側縁部67A、67Aが、同帯状樹脂製薄平板61の
中央部近傍まで直線状に延設したものである。
【0011】(作用)この発明は、前記のような構成を
有するからアイスクリ−ムの発泡状原料を樹脂製薄平板
11、21・・・71の半球状凹部12、22・・・7
2に予め注入した後、必要に応じてその開口側に透明又
は半透明フィルム19、29・・・79を張り付け、図
示しない適宜の冷凍装置により冷凍してアイクリ−ム入
り容器とし、しかる後、このアイスクリ−ム容器の半球
状凹部12、22・・・72まわりの平板状部11A、
21A・・・71Aの指掛部17、27・・・77を把
持する一方、同平板状部11A、21A・・・71Aに
設けた一対の切れ目13、13、23、23・・・、7
3、73間の把持部14、24・・・74を引張り、半
球状周壁12A、22A・・・62Aの一部12Aa、
22Aa・・・72Aaを引き裂き用ガイド15、1
5、25、25・・・75、75に沿って、その頂部1
2AA、22AA・・・72AA近傍まで引き裂く。次
いで、半球状周壁12A、22A・・・72Aの残る頂
部12AA、22AA・・・72AA近傍をその外側か
ら押圧し、又は同半球状周壁12A、22A・・・72
Aの下部を外側へ引張ることにより、同半球状周壁12
A、22A・・・72A内の半球状アイスクリ−ムA、
A・・・を、半球状凹部12、22・・・72外へ排出
する。
【0012】また、帯状の樹脂製薄平板41、51、6
1、71に形成した複数の半球状凹部42、42、5
2、52、62、62、72、72に、アイスクリ−ム
の発泡状原料を予め注入し、必要に応じてその開口部外
側に透明又は半透明フィルム49、59、69、79を
張り付け、図示しない適宜冷凍装置により冷凍して、半
球状アイクリ−ムの複数個充填されたアイスクリ−ム容
器とした後、帯状の樹脂製薄平板41、51、61、7
1の相隣る半球状凹部42、42、52、52、62、
62、72、72まわりの平板部41A、41A、51
A、51A、61A、61Aに設けた指掛け部47、4
7、57、57、67、67を把持して両側へ引張るこ
とにより、帯状の樹脂製薄平板41、51、61をそ側
縁の分離用切欠部48、48・・・、58、58・・
・、68、68・・・から引き裂き、又は相隣る指掛部
77、77間の帯状樹脂製薄平板71を挾み等により切
り裂くことにより、半球状アイスクリ−ムA、A・・の
充填された半球状凹部42、52、62、72を備える
単位アイスクリ−ム容器の必要個数を、帯状の樹脂製薄
平板41、51、61、71から分離する。
【0013】分離後の単位アイスクリ−ム容器の半球状
凹部42、52、62、72まわりの平板部41A、5
1A、61A、71Aに設けた一対の切れ目43、4
3、53、53、63、63、73、73間の把持部4
4、54、64、74を引張り、半球状凹部42、5
2、62、72の半球状周壁42A、52A、62A、
72Aの一部42Aa、52Aa、62Aa、72Aa
を、その下部の切り裂きガイドとしての短凸条45、4
5、55、55、65、65、75、75に沿って、そ
の頂部42AA、52AA、62AA、72AA近傍ま
で引き裂く等、以後は前記ほぼ同様な操作要領により、
半球状アイスクリ−ムA、A・・を半球状凹部42、5
2、62、72外へ排出する。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係るアイスクリ−ム容器の
第1〜第7実施例を、図1〜図9を参照して説明する。
なお、ここでは各実施例を略示する全図面を通して、共
通ないし対応する部分には同一名称を用い、また、各部
の符号については共通ないし対応する部分の符号の1位
数を同一数とし、それらの10位数の1〜7により第1
〜第7実施例を区別して説明する。
【0015】
【第1実施例】図1〜図3はこの発明に係るアイスクリ
−ム容器の第1実施例の模式説明図で、図1はその模式
平面説明図、図2は図1の矢印線〔2〕−〔2〕に沿う
模式縦断説明図、図3は図2の状態から切れ目線13、
13間の把持部14を把持して外側へて引張った状態の
模式縦断面説明図である。
【0016】図1〜図3において、11は平板状の樹脂
製薄平板、11Aは樹脂製薄平板11の平板状部、12
は平板状部11Aの中央に形成した半球状凹部、12A
は半球状凹部12の半球状周壁、12AAは半球状周壁
12Aの頂部、13は平板状部11Aの外側から内側に
達するように適宜の間隔を存して設けた一対の切れ目、
13Aは面取り部、14は両切れ目13、13間の把持
部、15、15は半球状周壁12Aの下部(図2)にお
いて、同半球状周壁12Aの外側へ突出するように設け
た短凸条で、この短凸条15は半球状周壁12Aの頂部
12AAに向い、前記切れ目13、13の延長線上に位
置するように設けられ、半球状周壁12Aの一部12A
aを引き裂く際にえけるガイド機能を奏する。
【0017】前記切れ目13、13の間隔は同切れ目1
3、13間の把持部14の把持に支承がない限り狭く構
成できる。また、前記短短凸条15は図示しないが、後
述の図5に示す第3実施例のように切れ目13(図5で
は33)の延長線の外側に位置するように設けることも
でき、この場合には同短凸条15による引き裂きガイド
機能が一層増進される。
【0018】なお、図1〜3では球状周壁12Aの一部
12Aaの引き裂きガイドとしての短凸条15を、半球
状周壁12Aの外側へ突設する例を略示したが、この短
凸条15は図示しないが同半球状周壁12A下部の内側
に突出する凹条として形成してもよく、この場合におい
ても前記図示例とほぼ同様な引き裂きガイド機能を期待
できる。
【0019】(第1実施例の作用)樹脂製薄板11の平
面部11A中央に形成した半球状凹部12にアイスクリ
−ムの発泡状原料を予め注入し、その上部(図2では下
側)に透明又は半透明のフィルム19を張り付けた後、
図示しない冷凍装置により冷凍して半球状アイスクリ−
ムAの充填されたアイスクリ−ム容器とする。
【0020】このアイスクリ−ム容器を図示しない冷凍
庫、冷凍室等に収納し、又はそのまま適所へ輪送し、必
要に応じてこのアイスクリ−ム容器を冷凍庫等から取出
し、その半球状凹部12まわりの平板状部11Aの指掛
部17等を片手で把持し、他方の手で透明又は半透明フ
ィルム19を剥離した後、平板状部11Aに設けた一対
の切れ目13、13間の把持部14を上外側(図2、
3)へ引張ると、引張力が短凸条15、15部を介して
半球状周壁12Aの頂部12AA方向に伝達され、その
応力集中により同半球状周壁12Aが図1に一点破線で
略示する仮想破断線13AAのように破断され、図3に
一点鎖線12Aaで略示するように半球状周壁12Aの
一部(引き裂き部)12Aaが分離される。
【0021】半球状周壁12Aからのこの引き裂き部1
2Aaの分離により、剛性の低下した同半球状周壁12
Aの残る頂部12AAの両側(図1では上下両側、図
2、3では紙面の手前側とその向い側)を押圧するか、
又は同半球状周壁12A下部まわりの平板状部11A、
11Aを外側へ引張ると、半球状凹部12内の半球状ア
イスクリ−ムAの上部がその上外側から下方へ押出さ
れ、何れの場合にも半球状アイスクリ−ムAに人手を触
れることなく、半球状凹部12の外側(図2、3では下
側)へ排出する。
【0022】なお、本発明者の実験によれば、前記把持
部14を引張って半球状周壁12Aの一部12Aaを引
き裂いた際、前記左右の引裂き部12Aa、12Aaの
頂部、したがって、仮想破断線13AA、13AAの頂
部が前記半球状周壁12Aの頂部12AA部の最上位ま
で達する例は殆ど見られなかった。また、仮に、この半
球状周壁12Aが前記引き裂き部12Aa、12Aaに
より左右の分離された場合においても、同半球状周壁1
2Aの残る頂部12AAをその両側から押圧することに
より、又は同半球状周壁12A下部の平板状部11A、
11Aを両側へ引張ることにより、半球状アイスクリ−
ムAを同半球状凹部12外へ前記と同様に排出できた。
【0023】
【第2実施例】図4はこの発明に係るアイスクリ−ム容
器の第2実施例の模式平面説明図で、樹脂製薄平板21
の中央部に半球状凹部22を形成し、該半球状凹部22
まわりの平板部21Aの両側(図4)対向位置に一対の
切れ目23、23をほぼ外開きV状をなすように設け、
この切れ目23、23の延長線上で、半球状周壁22A
の下部(図4では左右両側部)に、同半球状周壁22A
の頂部22AAに向う引き裂きガイドとしての短凸条2
5、25を設けたものである。
【0024】この第2実施例では平板状部21Aに一対
の切れ目23、23を外開きV状に形成したから、該切
れ目23、23間に形成される把持部24、24の基部
(半球状周壁22Aの下部寄り)を広げることなく、持
ち易い広巾に形成できる外、把持部24を引張る際の引
張力が同切れ目23、23線の延長方向への伝達性が向
上し、したがって、同半球状周壁22Aから引き裂かれ
る部分22Aaの大きさ、形状等を、前記第1実施例の
引き裂き部12Aaより小さく構成でき、ひいては、半
球状周壁22Aを不用意に大きく破断する恐れがない。
なお、23Aは面取り部、29は透明又は半透明フィル
ムであり、その他の構造及び作用等は前記第1実施例と
ほぼ同様である。
【0025】
【第3実施例】図5はこの発明に係るのアイスクリ−ム
容器の第3実施例の模式平面説明図で、半球状周壁32
Aの下部に設ける引き裂きガイドしての短凸条35、3
5を、半球状周壁32Aまわりの平板状部31Aに設け
た一対の切れ目33、33の延長線の外側(図5では上
側及び下側)に隣接し、かつ、半球状周壁32Aの頂部
32AAへ向って起立するうように形成したので、把持
部34を張引すると半球状周壁32Aの引き裂き部32
Aaが、同短凸条33、33の内側に沿って、その頂部
32AA方向に引き裂かれ、これにより同半球状周壁3
2Aへの不規則な引き裂き発生が、前記第2実施例より
さらに抑制される。
【0026】なお、この第3実施例は前記第1実施例の
アイスクリ−ム容器における半球状周壁12A下部に設
けた短凸条15、15を、同半球状周壁12Aまわりの
平板状部11Aに設けた一対の切れ目13、13の延長
線の外側に隣接するように配設するすると共に、同半球
状周壁12Aの頂部12AA方向に立上がるよう形成し
たものに当る。33Aは面取り部、39は透明又は半透
明のフィルムである。その他の構造及び作用は前記第
1、第2実例とほぼ同様である。
【0027】
【第4実施例】図6はこの発明に係るアイスクリ−ム容
器の第4実施例の模式平面説明図で、帯状の樹脂製薄平
板41に所要間隔を存して複数の半球状凹部42、42
・・・を形成し、該半球状凹部42、42・・・まわり
の平板状部41A、41A・・・に指掛部47、47・
・・を形成すると共に、該平板状部41A、41A・・
・の中央部に適宜間隔を存して一対の切れ目43、43
を設け、該切れ目43、43の延長線上の外側隣接位置
に当る前記半球状周壁43Aの下部に、同半球状周壁4
3Aの引き裂きガイドとしての短凸条45、45を、当
該半球状周壁42Aの頂部42AA方向に立上がるよう
に形成する。
【0028】43Aは面取部、48、48は前記帯状の
樹脂製薄平板41の両側に所要間隔を存して設けた同帯
状の樹脂製薄平板41の分離用切欠部で、この分離用切
欠部48、48・・・は前記半球状凹部42A、42A
の相隣るものの中間部に設けられる。49は透明又は半
透明のフィルムである。
【0029】なお、第4実施例は前記図5に略示した第
3実施例の半球状凹部32を有する単位のアイスクリ−
ム容器を、図5の状態から同図形中心に時計又は反時計
方向に90°回転されせたものを5個横並びに連設し、
相隣る単位アイスクリ−ム容器の側縁部相当位置の上下
縁部に、分離用切欠部48、48・・を形成したものと
いえる。
【0030】(第4実施例の作用)帯状の樹煩製平板4
1に形成した5個の半球状凹部42、42・・・にアイ
スクリ−ムの発泡状原料を予め注入、充填した後、必要
に応じてその開口部に透明又は半透明フィルム49を張
り付け、図示しない冷凍装置により冷凍して半球状アイ
スクリ−ムA、A・・・の充填されたアイスクリ−ム容
器とする。
【0031】この半球状アイスクリ−ム入り容器を冷凍
装置等から取出し、半球状凹部42、42・・・周縁の
平板状部41A、41A・・・の相隣る指掛部47、4
7を把持して両側(図6では左右両側)へ引張って、分
離用切欠部48から同帯状の樹脂製薄平板41を引き裂
き、必要個数の単位アイスクリ−ム容器をその都度分離
して使用するもので、引き裂き後の単位アイスクリ−ム
容器の半球状凹部42、42・・・からの半球状アイス
クリ−ムA、A・・・の排出要領は、前記第3実施例と
ほぼ同様である。
【0032】なお、帯状の樹脂製薄平板41の広さ(巾
及び長さ)と分離用切欠部48、48・・・等を増減す
ることにより、半球状凹部42、42・・を4個又は6
個、若しくは8個、10個、12個・・・等を具備する
よう構成できる。また、前記分離用切欠部48、48の
大きさ、間隔、形状等は適宜に選択できる。
【0033】また、前記帯状樹脂製平板41の両側縁に
設けた対向する切欠部48と48との間に、肉薄部又は
ミシン目(図示省略)等を設ければ、この帯状の樹脂製
薄平板41からの単位アイスクリ−ム容器の分離を前記
実施例より一層容易に行なえるが、係る薄肉部又はミシ
ン目入りアイスクリ−ム容器の製造には、同薄肉部又は
ミシン目形成のため、当該アイスクリ−ム容器の成型用
金型に対応する形状変更を要し、相応のコスト高を招く
きらいがある。
【0034】
【第5実施例】図7はこの発明に係るアイスクリ−ム容
器の第5実施例の模式平面説明図で、この第5実施例は
前記図4に略示した第2実施例の単位アイスクリ−ム容
器を5個横並びに配列し、隣接する単位アイスクリ−ム
容器間の両側に、分離用切欠部58、58を形成したも
のに当る。
【0035】第5実施例のアイスクリ−ム容器は、帯状
の樹脂製薄平板51に連設した5個の半球状凹部52、
52・・・にアイスクリ−ムの発泡状原料を予め充填し
た後、図示しない適宜冷凍装置により冷凍させてアイス
クリ−ム入り容器とし、必要に応じて所要個数分の透明
又は半透明フイルム59を引き離した後、対応する半球
状凹部52、52まわりの平板部51A、51Aの指掛
部57、57を図7において左右に引張っると、帯状樹
脂製薄平板51の側縁に設けた切欠部58から同帯状樹
脂製薄平板51が引き裂かれ、必要個数の単位アイスク
リ−ム容器を分離する。
【0036】分離された単位アイスクリ−ム容器の半球
凹部52まわりの平板部51Aの指掛部57を把持する
一方、同平板部51Aの一対の切れ目53、53間の把
持部54を引張ると、その引張力が引き裂きガイドとし
ての短凸条55、55に沿って半球状周壁52Aへ伝達
され、その一部52Aaが仮想破断線(一点鎖線)53
AA、53AAのように引き裂く。次いで、引き裂き部
52Aaの欠落した半球状周壁52Aの残る頂部52A
Aをその上外側から押圧し、又は半球状周壁52A下部
の平板状部51A、51Aを左右(図7では上下)へ引
張ると、半球状アイスクリ−ムAが半球状凹部52外へ
排出される。
【0037】第5実施例では切れ目53、53を外開き
V状に形成すると共に、短凸条55、55を同外開きV
状切れ目53、53の延長線の外側に隣接するよう、半
球状周壁52Aの下部に形成したので、V状把持部54
の引張りにより発生する引張力が半球状周壁52Aに鋭
角状(図7の仮破断線53AA、53AAの頂角)に伝
達され、同半球状周壁52Aの下部が比較的小範囲52
Aa切り裂かれ、同半球状周壁52Aの不用意な過大引
き避き発生が阻止される。なお、この外開きV状切れ目
54、54の外開き角(頂角)は任意に選択できるが、
過小、過大に選択することは望ましくない。その他の構
造及び作用は前記第2実施例及び第4実施例とほぼ同様
である。
【0038】
【第6実施例】図8はこの発明に係るアイスクリ−ム容
器の第6実施例の模式平面説明図で、帯状の樹脂製薄平
板61に5個の半球状凹部62、62・・・をほぼ等間
隔に形成すると共に、各半球状凹部62、62・・・ま
わりの平板状部61A、61A・・・に形成する指掛部
67、67・・・、例えば、同図8の左側2個の隣接す
る半球状凹部62、62まわりの指掛部67、67の互
いに対向する側縁部67A、67Aを直線状に形成する
と共に、同帯状樹脂製薄平板61の巾(図8では上下)
方向の中央部近傍まで長く形成したものである。
【0039】第6実施例は図6に略示した第4実施例に
おける平板部41に形成した指掛部47の外側部を、隣
接する半球状凹部42、42まわりに設けた指掛け部4
7に対向する側を、帯状樹脂製薄平板41の中央部近傍
まで長く形成したものに対応する。
【0040】(第6実施例の作用)第6実施例は相隣る
半球状周壁62A、62Aまわりの平板部61A、61
Aから僅かに上方(下方でも同様)へ突出するように設
けた指掛部67、67の側壁部67A、67Aが、当該
帯状樹脂製薄平板61の巾(図8では上下)方向の中央
部近傍まで長く形成されているから、同指掛部67、6
7を左右に引張ることにより、それらの間に設けられ切
欠部68に掛かる引張力が、隣接する指掛部67、67
の長い直線状側縁67A、67Aを越えて、同指掛け部
67、67内に達する恐れが少なく、相隣る2つの指掛
部67、67の対向する長い直線状側縁67A、67A
に誘導されながら帯状樹脂製上平板61の対側側縁まで
伝達され、帯状樹脂製薄平板61からの単位アイスクリ
−ム容器の分離を、隣接するアイスクリ−ム容器の半球
状周壁62Aの不用意な引き裂きを招く恐れなく行な
え、そ分離を前記第4、5実施例より一層無理なく行な
える。なお、第6実施例のその他の構造及び作用は前記
第4実施例及び第5実施例とほぼ同様である。
【0041】
【第7実施例】図9はこの発明に係るアイスクリ−ム容
器の第7実施例の模式平面説明図で、帯状樹脂製薄平板
71に適宜間隔を存して5個の半球状凹部72、72・
・・をほぼ均等に形成すると共に、各半球状凹部72、
72・・・まわりの平板状部71A、71A・・・の中
央部に適宜間隔を存して一対の切れ目73、73を設
け、該切れ目73、73の延長線の外側隣接位置に当る
前記半球状周壁73A下部に、引き裂きガイドとしての
短凸条75、75を、同半球状周壁72Aの頂部72A
A方向に立上がるように形成したものである。73Aは
面取部、79は透明又は半透明のフィルムである。
【0042】なお、第7実施例は前記図6に略示した第
4実施例のアイスクリ−ム容器の各半球状凹部42、4
2・・・間の切欠部48、48を欠除したものに当り、
単位アイスクリ−ム容器の構造及び作用は同第4実施と
ほぼ同様である。しかし、この第7実施例では、図9の
帯状樹脂製薄平板71に設けた複数の半球状凹部72、
72・・・相互間の仮想分離線78A、78A・・・、
すなわち、相隣る半球状凹部72、72まわりの互いに
隣接する指掛部72、72の中間部の仮想分離線78
A、78A・・・に沿って、例えば、挾み等の適宜分離
具により分離して単位アイスクリ−ム容器とするもの
で、帯状の樹脂製薄平板71部の構造が前記第4実施例
(第5、6実施例も同様)よりさらに単純化される反
面、単位アイスクリ−ム容器への分離に多少の手間のか
かるきらいはある。分離後の単位アイスクリ−ム容器の
作用等は前記各実施例とほぼ同様である。
【0043】また、図示しないが、切目73、73を外
開きV状に形成すると共に、該外開きV形切れ目の延長
線の外側に隣接する前記半球状周壁72Aの下部に短凸
条73、73を設けることができる。さらに、この帯状
樹脂製薄平板71に設けた複数の半球状凹部72、72
・・・まわりの平板状部71A、71A・・・の指掛部
77、77・・・、例えば、図9の左側2個の隣接する
半球状凹部72、72まわりの指掛部77、77の互い
に対向する側縁部(図8の符号67A、67Aに対応す
る側縁部)を直線状に長く形成し、当該帯状樹脂製薄平
板71の巾(図9では上下)方向の中央近傍まで形成す
るこもでき、何れの場合にも単位アイスクリ−ム容器と
しては前記実施例とほぼ同様な作用をする。
【0044】なお、帯状の樹脂製薄平板71の広さ(巾
及び長さ)を増減させることにより、半球状凹部72、
72・・・の個数を増減させることができる外、その他
の構造及び作用は前記第4〜6実施例とほぼ同様であ
る。
【0045】
【発明の効果】この発明は前記のような構成を有し作用
をするから、次のような効果が得られる。
【0046】(1) 樹脂製薄平板11、21・・・7
1に形成した半球状凹部12、22・・・72まわりの
平板状部11A、21A・・・71Aに設けた一対の切
れ目13、13、23、23・・・73、73間の把持
部14、24・・・74を把持して引張ると、半球状周
壁12A、22A・・・72Aの一部12Aa、22A
a・・・72Aaが引き裂きガイドとしての短凸条1
5、15、25、25・・・75、65を介して引き裂
かれ、半球状周壁12A、22A・・・72Aの剛性が
低下した残る頂部12AA、22AA・・・72AAを
その両側から押圧し、又は同半球状周壁下部の平板状部
11A、12A・・・71Aを外側へ引張ることによ
り、半球状アイスクリ−ムA、A・・・を半球状凹部1
2、22・・・72外へ、その型くずれ発生を招く恐れ
なく、しかも、人手を半球状アイスクリ−ムAに触れる
ことなく、また、アイスクリ−ムディシュ等を併用する
ことなく、簡易、迅速に排出できる。
【0047】(2) 樹脂製薄平板11、21・・・7
1に設けた半球状凹部12、22・・・72まわりの平
板状部11A、21A・・・71Aに、指掛け部17、
27・・・77を設けると共に、該指掛部17、17、
27、27・・・77、77間に設けた一対の切れ目1
3、13、23、23・・・73、73間の把持部1
4、24・・・74をを把持して引張ると、前記一対の
切れ目13、13、23、23・・・73、73の延長
線上で、前記半球状凹部12、22・・・72の半球状
周壁12A、22A・・・72A下部に形成された引き
裂きガイドとしての短凸条15、15、25、25・・
・75、75を設けるだけの極めて簡易な構成であるか
ら、このアイスクリ−ム容器の形成型を同種の従来例に
比べて著しく簡易化でき、ひいては、このアイスクリ−
ム容器をロ−コストで提供できる。
【0048】(3) 半球状周壁12A、22A・・・
72Aまわりの平板状部11A、21A・・・71Aに
設けた、把持部14、24・・・74を構成するための
一対の切れ目13、13、23、23・・・73、73
の両側に指掛部17、17、27、27・・・77、7
7を形成したから、同指掛部17、17、27、27・
・・77、77による操作性が確保されると共に、同指
掛部17、17、27、27・・・77、77により把
持部14、24・・・74まわりが補強され、ひいては
所要強度のアイスクリ−ム容器を構成する樹脂製薄平板
11、21・・・71の厚さを、同種の従来例より肉薄
に構成できる。
【0049】(4) 半球状凹部12、22・・・72
を形成した樹脂製薄平板11、21・・・71の対向位
置に適宜間隔を存して、当該半球状周壁の頂部12A
A、22AA・・・72AA中心に向う一対の切れ目1
3、13、23、23・・・73、73を設けると共
に、該切れ目13、13、23、23・・・73、73
の延長線の外側隣接位置に短凸条15、25・・・75
又は短凹条等の切り裂きガイド設けたから、前記一対の
切れ目13、13、23、23・・・73、73間の把
持部14、24・・・74を引張ることにより、半球状
周壁部12A、22A・・・72Aが同切れ目13、1
3、23、23・・・73、73の延長線方向に引き裂
かれ、同半球状周壁12A、22A・・・72Aを不規
則に引き裂く恐れがなく、ひいては半球状アイスクリ−
ムAの型崩れを招く恐れなく排出できる。
【0050】(5) 樹脂製薄平板11、21・・・7
1の半球状凹部12、22・・・72にアイスクリ−ム
の発泡状原料を注入した後、その上面に必要に応じて透
明又は半透明フィルム19、29・・・69を張付け、
冷凍して容器入りアイスクリ−ムを製造できるから、同
透明又は半透明フィルム19、29・・・79の張着に
より、アイスクリ−ム容器の平板状部とアイスクリ−ム
A、A・・・上面に密着し、臭気等がアイスクリ−ム
A、A・・・内に侵入する恐れのないものを、格別の大
規模な装置を用いることなく容易に提供できる。
【0051】(6) 広面積の帯状の樹脂製薄平板4
1、51、61に所要の間隔を存し設けた切欠部48、
48、58、58・・・68、68を形成すれば、帯状
等の広面積の樹脂製薄板41、51、61に形成した多
数の半球状凹部42、42・・・、52、52・・・、
62、62・・・にアイスクリ−ムの発泡状原料を注入
した後、必要に応じて透明フィルム29、39、49を
張付け、冷凍後の複数個の容器入りアイスクリ−ムA、
A・・・を、刃物等を用いることなく、その切欠部4
8、48・・・、58、58・・・、68、68・・・
に沿って容易に分離でき、分離後のものは単位のアイス
クリ−ム入り容器として、残余はものは複数のアイスク
リ−ム入り容器として、それぞれ良好な取扱い性を確保
できるものを容易に量産できる。
【0052】(7) 帯状樹脂製薄板61に設けた複数
の半球状凹部62、62・・・の相隣るものまわりの平
板部61A、61A・・・に設けた指掛部67、67・
・・の対向する側壁67A、67A・・・を、当該帯状
樹脂製薄平板の巾方向に長く延びる直線状に形成すると
共に、該指掛部67、67・・・の対向する側壁67
A、67A間に当該帯状樹脂製薄平板61の分離用切欠
部68、68・・・を設ければ、帯状樹脂製薄板61に
引き裂き用のミシン目、凹条等を設けることなく、同帯
状樹脂製薄板61を規則的に引き裂くことができ、ひい
ては、半球状周壁62Aの不用意、不規則な引き裂きに
基づく半球状アイスクリ−ムの型崩れ発生を招く恐れの
ないものを提供できる。
【0053】(8) 帯状樹脂製薄可板71にほぼ等間
隔に設けた複数の半球状凹部72、72・・・まわりの
平板状部71A、71A・・・に指掛部77、77・・
・設けると共に、前記半球状凹部72、72・・・の相
隣るものの指掛部77、77の対向する側壁77A、7
7A間の仮想分離線78Aまわりから、挾み等の適宜切
断分離手段により分離することにより、必要個数の単位
アイスクリ−ム入り容器を随時分離できるものを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第1実
施例の模式平面説明図である。
【図2】 この発明の第1実施例の図1の矢印線〔2〕
−〔2〕に沿う模式縦断説明図である。
【図3】 指掛部を引張った状態における図2と同様な
模式縦断説明図である。
【図4】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第2実
施例の模式平面説明図である。
【図5】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第3実
施例の模式平面説明図である。
【図6】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第4実
施例の模式平面説明図である。
【図7】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第5実
施例の模式平面説明図である。
【図8】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第6実
施例の模式平面説明図である。
【図9】 この発明に係るアイスクリ−ム容器の第7実
施例の模式平面説明図である。
【符号の名称】
11、21、31……樹脂製薄板 11A、21A、31A、41A、51A、61A、7
1A……平板状部 11AA、21AA、31AA、41AA……頂部 12、22、32、42、52、62、72……半球状
凹部 12A、22A、32A、42A、52A、62A、7
2A……半球状周壁 12Aa、22Aa、32Aa、42Aa……引き裂き
部(半球状周壁の) 13、23、33、43、53、63……切れ目 13A、23A、33A、43A、53A、63A……
面取り部 13AA、23AA、33AA、43AA、53AA、
63AA……仮想破断線 14、14a、24、34、44、54、64、74…
…把持部 15、25、35、45、55、65、75……短凸条
(切り避きガイド) 17、27、37、47、57、67、77……指掛部 18、28、38、48、58、68……切欠部 19、29、39、49、59、69、79……透明
(又は半透明)フィルム 41、51、61、71……帯状の樹脂製薄板 48A、58A、68A……仮想破断線 51AA、61AA、71AA……頂部 52Aa、62Aa、72Aa……引き裂き部(半球状
周壁の) 67A……指掛部67の長い直線状側壁 73AA……仮想切断線 78A……仮想分離線 A……アイスクリ−ム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 51/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製薄平板11、21・・・71に形
    成した半球状凹部12、22・・・72まわりの平板部
    11A、21A・・・71Aに指掛部17、27・・・
    77を設けると共に、前記平板部11A、21A・・・
    71A側縁の中央部に、前記半球状凹部12、22・・
    ・72の半球状周壁12A、22A・・・72Aに向う
    一対の切れ目13、13、23、23・・・73、73
    を適宜間隔を存して設け、かつ、該切れ目13、13、
    23、23・・・73、73の延長線に対応する前記半
    球状周壁12A、22A・・・72A下部に、当該半球
    状周壁12A、22A・・・72Aの頂部12AA、2
    2AA・・・72AA方向へ立上がる短凸条15、1
    5、25、25・・・75、75等の切裂きガイドを設
    けたことを特徴とするアイスクリ−ム容器。
  2. 【請求項2】 前記半球状凹部22、53まわりの平板
    部21A、51Aに形成した一対の切れ目23、23・
    ・・、53、53・・・を外開きV状に形成したことを
    特徴とする請求項1記載のアイスクリ−ム容器。
  3. 【請求項3】 前記短凸条15、15、25、25・・
    ・75、75等の切裂き用ガイドが、前記半球状周壁1
    2A、22A・・・72A下部で、前記一対の切れ目1
    3、13、23、23・・・73、73の延長線の外側
    隣接位置に配設されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載のアイスクリ−ム容器。
  4. 【請求項4】 帯状の樹脂製薄平板41、51、61、
    71をほぼ等分するように、適宜間隔を存して複数の半
    球状凹部42、42、52、52・・・72、72を形
    成すると共に、該各半球状凹部42、42、52、52
    ・・・72、72まわりの平板状部41A、41A、5
    1A、51A・・・71A、71Aに適宜形状の指掛部
    47、47、57、57・・・77、77を形成し、か
    つ、前記平板状部41A、41A、51A、51A・・
    ・71A、71Aの側縁に、適宜間隔を存して一対の切
    れ目43、43、53、53・・・73、73を設け、
    該切れ目43、43、53、53・・・73、73の延
    長線に対応する、前記各半球状凹部42、42、52、
    52・・・72、72を形成する半球状周壁42A、4
    2A、52A、52A・・・72A、72A下部に、当
    該半球状周壁42A、42A、52A、52A・・・7
    2A、72Aの頂部42AA、42AA、52AA、5
    2AA・・・72AA、72AA方向に立上がる短凸条
    45、45、55、55・・・75、75等の切裂きガ
    イドを設けたことを特徴とするアイスクリ−ム容器。
  5. 【請求項5】 前記帯状の樹脂製薄平板41、51、6
    1をほぼ等分するように適宜間隔を存して設けた複数の
    半球状凹部42、42、52、52、62、62の相隣
    るものの側縁部に、分離用切欠部48、48、58、5
    8、68、68を設けたことを特徴とする請求項4記載
    のアイスクリ−ム容器。
  6. 【請求項6】 前記帯状の樹脂製薄平板61に形成した
    複数の半球状凹部62、62・・・まわりの平板部61
    A、61A・・・に形成した指掛部67、67・・・
    の、当該帯状樹脂製薄平板61の巾方向の側縁部67
    A、67Aが、同帯状樹脂製薄平板61の中央部近傍ま
    で直線状に延設されていることを特徴とする請求項5記
    載のアイスクリ−ム容器。
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