JP2623056B2 - 熱電併給システム - Google Patents

熱電併給システム

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JP2623056B2
JP2623056B2 JP5014842A JP1484293A JP2623056B2 JP 2623056 B2 JP2623056 B2 JP 2623056B2 JP 5014842 A JP5014842 A JP 5014842A JP 1484293 A JP1484293 A JP 1484293A JP 2623056 B2 JP2623056 B2 JP 2623056B2
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典之 山内
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱電併給システムに関
し、たとえば熱機関あるいは燃料電池によって電力を得
るシステムにおいて、熱機関あるいは燃料電池から発生
する高温の排気ガスおよび冷却水排熱を熱負荷に供給す
ることによって省エネルギを達成する熱電併給システム
(COGENERATION SYSTEM :以下、CGSと称する)に関
する。
【0002】
【従来の技術】CGSの熱機関から発生する排気ガスの
温度は通常500℃以上にもなり、熱機関の冷却水の排
熱温度は85℃以上になる。また、燃料電池は、化学反
応を利用して燃料から直接電気エネルギを得るシステム
であるため、高温の排気ガスや冷却水が発生する。省エ
ネルギを目的とするCGSでは、この高温排気ガスや高
温冷却水などの排熱を安定した状態で有効に利用する必
要がある。通常、電力を得るために発電機を駆動する熱
機関あるいは燃料電池から排出される排熱から熱負荷が
回収できる熱量は、発電機あるいは燃料電池の発生電力
とほぼ比例する。
【0003】したがって、電力負荷が必要とする電力を
発生するとき熱機関または燃料電池から回収できる熱量
が、熱負荷が必要とする熱量に等しい場合は効率よく運
転できる。しかし、一般的には両方の熱量が等しい場合
は少なく、また、いずれの負荷も変動する可能性がある
ため、効率のよい運転をするのは困難である。電力負荷
が所定の値より少ない場合は、熱負荷に供給される排熱
量も少ないため、熱負荷が十分に機能しない。このよう
な場合には、発電機あるいは燃料電池の端子にダミーの
負荷を接続して電力負荷を増やすことによって排熱量を
増やして補償する方法や、CGS以外の熱源、たとえば
補助ボイラーを運転したりして補償する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような補償の方法
によれば、前者の場合はダミーの負荷に消費される電力
が無駄になり、後者の場合は補助ボイラーの設備費や管
理費が余分に必要となる。さらに、熱機関または燃料電
池からの排熱量が少ない場合、排熱の温度や熱負荷の温
度を測定してダミー負荷を作動させる技術があるが、こ
の場合はダミー負荷が動作するまでに時間遅れがあるた
めに、特に電力負荷が急変した場合などは熱負荷が安定
して動作できないという問題点がある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、外
部電力が必要とする負荷に対応させて発電機を駆動する
熱機関あるいは燃料電池から発生する排熱量が不足する
場合に、少ないロスで不足熱量を補償し得るとともに、
外部電力の負荷に変動があっても迅速に対応して熱負荷
を安定した状態で運転できる熱電併給システムを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
熱機関で駆動される発電機と、発電機に接続される電力
外部負荷と、熱機関より発生する排熱を熱源とする熱負
荷とからなる熱電併給システムであって、電力外部負荷
の負荷を検知する検知手段と、発電機を電源としかつ発
生する熱を熱負荷に供給する発熱手段と、検知手段によ
って検知された電力外部負荷の負荷に応じて発熱手段を
制御する制御手段とを備え、制御手段は発電機の負荷と
熱負荷が熱機関から回収できる熱量との関係を記憶する
記憶手段と、電力外部負荷の負荷が少なく、熱機関から
熱負荷が回収できる熱量が所定の値より小さいことに応
じて、熱負荷が熱機関の排熱と発熱手段の発熱とから回
収できる熱量の和が所定の値になるように発熱手段への
供給電力を演算する演算手段とを含む。
【0007】請求項2に係る発明では、制御手段は演算
手段の演算結果に応じて、発電機から発熱手段に与えら
れる電圧を制御する電圧制御手段を含む。
【0008】請求項3に係る発明では、熱機関は冷却水
によって冷却されるものであって、熱機関によって加熱
された冷却水の熱を熱負荷に与えるための熱交換器を含
む。
【0009】請求項4に係る発明では、熱機関は排ガス
を発生し、熱機関からの排ガスによって加熱された温水
または蒸気を熱負荷に与えるためのボイラーを含む。
【0010】請求項5に係る発明は、燃料電池と燃料電
池に接続される電力外部負荷と燃料電池より発生する排
熱を熱源とする熱負荷とからなる熱電併給システムであ
って、電力外部負荷の負荷を検知する検知手段と、燃料
電池を電源としかつ発生する熱を熱負荷に供給する発熱
手段と、検知手段により検知され電力外部負荷の負荷に
応じて発熱手段を制御する制御手段とを備え、制御手段
は、燃料電池の負荷と熱負荷が燃料電池から回収できる
熱量との関係を記憶する記憶手段と、電力外部負荷の負
荷が少なく、燃料電池から熱負荷が回収できる熱量が所
定の値より小さいことに応じて、熱負荷が燃料電池の排
熱と発熱手段の発熱とから回収できる熱量の和が所定の
値になるように発熱手段の消費電力を演算する演算手段
とを含む。
【0011】請求項6に係る発明では、制御手段は演算
手段の演算結果に応じて、燃料電池から発熱手段に与え
られる電圧を制御する電圧制御手段を含む。
【0012】請求項7に係る発明では、燃料電池は燃料
電池本体によって加熱された冷却水の熱を熱負荷に与え
るための熱交換器を含む。
【0013】請求項8に係る発明では、燃料電池から発
生する排ガスによって加熱される温水または蒸気を熱負
荷に与えるための排ガス用熱交換器を含む。
【0014】
【作用】この発明に係る熱電併給システムは、電力外部
負荷の負荷が少なく、熱機関あるいは燃料電池から熱負
荷が回収できる熱量が所定の値より小さい場合、その不
足分を発電機または燃料電池に接続された発熱手段を動
作させたときに発生する熱量と、発熱手段を動作させる
ことによって出力が増える熱機関または燃料電池からの
排熱の増加熱量とによって補償する。その方法は、電力
外部負荷の負荷を検知する検知手段が負荷を検知し、発
熱手段を制御する制御手段に記憶されている、発電機あ
るいは燃料電池の負荷と熱負荷が熱機関または燃料電池
から回収できる熱量との関係から熱負荷が熱機関または
燃料電池の排熱と発熱手段の発熱とから回収できる熱量
の和が所定の値になるように発熱手段への供給電力を演
算し、その結果に応じて発熱手段を制御する。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図であり、
図2は発電機の出力と熱負荷が熱機関から回収できる熱
量との関係を示す図である。
【0016】図1を参照して、ディーゼル機関である熱
機関1は発電機2を駆動し、電力を発生して外部負荷3
に電力を供給する。このとき、熱機関1は発生した電力
に比例する出力を発生し、それに相当する熱量を有する
排気ガスFおよび冷却循環水Dを発生する。熱機関1の
排気ガスFはボイラー4に供給され、ボイラー4におい
て温水または蒸気Gが作られ、温水または蒸気Gは熱負
荷5に供給される。冷却循環水Dの有する熱は熱交換器
6に通され、二次側から温水Hが熱負荷5に供給され
る。熱負荷5にはたとえば給湯器のようなものが考えら
れる。
【0017】発電機2の出力端子には、外部負荷3およ
び電熱ヒータ7が電力負荷として接続され、さらに電熱
ヒータ7を制御する自動電圧調整器8と外部負荷3の負
荷検知器9および自動電圧調整器8の出力を指令する計
算機内蔵の出力設定器10とが制御装置として接続され
ている。電熱ヒータ7で発生する熱量は熱負荷5に供給
される。
【0018】出力設定器10は、外部負荷3の負荷が所
定の値E0 kW未満のとき動作するように設定されてい
る。所定の値E0 kWとは、熱負荷5が必要とする熱量
0kcal/hを熱機関1から回収するのに必要な発
電機出力であって、電熱ヒータ7が作動していないとき
は外部負荷3の電力負荷となる。出力設定器10に内蔵
される計算機には、発電機2の出力と熱負荷5が熱機関
1から熱損失の考慮された回収できる熱量との関係とし
て、予め図2に示す直線Zの式がメモリに記憶されてい
る。これは、通常、ディーゼル機関などの熱機関におい
ては、発電機出力と熱負荷が熱機関から回収できる熱量
との関係がほぼ比例しているからである。
【0019】次に、図1および図2を参照して、この発
明の一実施例の具体的な動作について説明する。熱機関
1が運転され、発電機2から外部負荷3に必要な電力E
1 kWを供給している状態で、自身が必要とする熱量A
0 kcal/hを越える熱量A1 kcal/hを熱負荷
5が熱機関1から回収できる状態にある。このとき余っ
た熱は図示しない蓄熱器に蓄熱したり、場合によっては
利用せずに放出している。この状態から外部負荷3の負
荷が減少して発電機2の出力が減少してE2 kW(<E
0 kW)となったとき、熱負荷5が熱機関1から回収で
きる熱量が低下してA2 kcal/h(<A0 kcal
/h)となる。したがって、熱負荷5としては(A0
2 )kcal/hの熱量が補償される必要がある。
【0020】出力設定器10は負荷検知器9によって負
荷がEkWより低下した情報を得て自動電圧調整器8
を介して以下に述べる方法によって求められる電力で電
熱ヒータ7を作動させる。電熱ヒータ7を作動させたと
きの発電機2の総出力をEkWとし、このとき熱負荷
5が熱機関1から回収できる熱量をAkcal/hと
すると、熱負荷5は電熱ヒータ7から(A−A)k
cal/hの熱量を回収する必要がある。この条件を満
たす電熱ヒータの供給電力(E−E)kWを出力設
定器10に内蔵される計算機によって次の第(1)式を
演算して求め、自動電圧調整器8の出力を調整する。
【0021】 EX −E2 ={(A0 −A2 )(E0 −E2 )}/{860(E0 −E2 )+ (A0 −A2 )}…(1) なお、上述の第(1)式は次の第(2)式および第
(3)式より導出される。すなわち、図2において、X
軸に発電機出力をとり、Y軸に熱負荷5が熱機関1から
回収できる熱量をとり、直線X=E0 ,E2 およびEX
と直線Zとの交点をそれぞれB0 ,B2 およびBX
し、直線X=E0 およびEX と直線Y=A2 との交点を
それぞれC0 およびCX とする。
【0022】ΔB2 X X とΔB2 0 0 におい
て、BX X /B2 X =B0 0 /B2 0 の関係が
あるので、BX X =AX −A2 ,B2 X =EX −E
2 ,B0 0 =A0 −A2 ,B2 0 =E0 −E2 を代
入して、次の第(2)式が得られる。
【0023】 (AX −A2 )/(EX −E2 )=(A0 −A2 )/(E0 −E2 )…(2) さらに、熱負荷5が補償されるべき熱量(A0 −A2
kcal/hは、電熱ヒータ7を作動することによって
熱負荷5が回収できる熱機関1からの排熱の増量分熱量
(AX −A2 )kcal/hと電熱ヒータ7の発熱量8
60(EX −E2)kcal/hとの和に等しいので、
次の第(3)式が成立する。
【0024】 A0 −A2 =(AX −A2 )+860(EX −E2 ) …(3) ここで、1kWあたりの熱量は860kcal/hとし
ている。
【0025】上述の説明は、外部負荷3が減少して熱負
荷5が必要とする熱量が熱機関1から得られなくなった
場合であるが、逆に、この状態から外部負荷の負荷が増
加した場合も電熱ヒータ7の供給電力を調整してきめの
細かい運転ができるほか、このシステムを起動する当初
から外部負荷3の負荷がEkWより小さい場合も同様
に動作することは当然である。
【0026】また、熱負荷5が必要とする熱量A0 kc
al/hは必要に応じて変更することができる。
【0027】なお、この実施例では、発電機2の出力と
熱負荷5が熱機関1から熱損失も考慮された回収できる
熱量との関係が比例するとして、その関係が図2に示す
直線Zの式の形で計算機のメモリに記憶されているが、
その関係が直線でない場合も関係データをメモリに記憶
しておき、最適値を計算もしくは最適値をサーチするこ
とによって得ることができる。このようにして決定され
た条件で電熱ヒータ7を運転すると、熱機関1の排熱お
よび電熱ヒータ7の発熱を合理的に利用できる。
【0028】さらに、上述の実施例では、熱機関として
ディーゼル機関のように冷却水を必要とするものを使用
したが、ガスタービンのように冷却水を必要としないも
のにも適用できる。
【0029】なお、上述の実施例では、電熱ヒータ7を
熱負荷5に接続したが、これに限ることなく、ボイラー
4の入力の排気ガスFもしくは出力の温水または蒸気
G,または熱交換器6の一次側の循環冷却水Dの冷却前
の高温の部分もしくは二次側の温水Hを加熱するよう
に、それぞれ図1に示すJ,K,LまたはMの部分に電
熱ヒータ7を設けてもよい。
【0030】図3はこの発明の他の実施例を示す図であ
る。この図3に示した実施例は、2個の熱負荷51,5
2が設けられ、一方の熱負荷51にはボイラー4によっ
て排気ガスFで加熱された温水または蒸気Gが供給さ
れ、他方の熱負荷52には熱交換器6からの温水Hが供
給される。このような熱電併給システムにおいて、いず
れか一方の熱負荷に安定した動作が要求される場合、そ
の熱負荷に電熱ヒータ7を設けるようにしてもよい。た
だし、この場合他方の熱負荷は動作が変動する。
【0031】図4は図3に示した実施例の動作を説明す
るための図である。この図4は発電機2の出力に対する
熱負荷51が排気ガスFから回収する熱量の関係を示す
直線Z1と、熱負荷52が冷却水から回収する熱量の関
係を示す直線Z2を示したものであり、この関係は出力
設定器10の計算機のメモリに記憶されている。図4に
おいて、たとえば排気ガスFの熱が供給される熱負荷5
1にヒータ7が設けられ、外部負荷3がEkwからE
kwに低下した場合、補償すべき熱量(A01−A
21)kcal/hを得るために、電熱ヒータ7へ供給
される電力(E−E)kwは前述の第(1)式と同
様の方法で、次の第(4)式から求めることができる。
【0032】 E−E={(A01−A21)(E−E)}/{860(E−E )+(A01−A21)} …(4) 同様にして、冷却水の熱が供給される熱負荷52にヒー
タが設けられ、外部負荷3がEkwからEkwに低
下した場合、補償すべき熱量(A02−A22)kca
l/hを得るために、電熱ヒータ7へ供給される電力
(E−E)kwは前述の第(2)式と同様の方法
で、次の第(5)式から求めることができる。
【0033】 Ex −E2 ={(A02−A22)(E0 −E2 )}/{860(E0 −E2 )+ (A02−A22)} …(5) いずれの場合も、図3では熱負荷51または52にヒー
タ7を設けた場合について説明したが、熱負荷51に対
してはヒータ7をボイラー4の入力の排気ガスFの部分
Jもしくは出力の温水または蒸気Gの部分Kのいずれに
設けてもよく、熱負荷52に対しては、熱交換器6の一
次側の循環冷却水Dの冷却前の高温の部分Lもしくは二
次側の温水Hの部分Mのいずれに設けられてもよい。
【0034】図5はこの発明のさらに他の実施例を示す
図である。この図5に示した実施例は、2個の熱負荷5
1,52が接続されたシステムにおいて、出力設定器1
0によって制御される2個の自動電圧調整器81,82
を設けるとともに、これらの自動電圧調整器81,82
によって電圧が制御される電熱ヒータ71,72を設け
たものである。この図5に示した実施例では、前述の図
4に示した排気ガス回収熱量直線Z1と冷却水回収熱量
直線Z2に示されるように、排気ガスFから回収する場
合と冷却水から回収する場合の回収特性が異なるため、
外部負荷3がE 0 kwからE2 kwへ低下したとき、熱
負荷51,52を安定動作させるために、ヒータ71お
よび72によって補償する熱量はヒータが1個の場合と
同じではない。すなわち、電熱ヒータ71にEk1
w,電熱ヒータ72にEk2 kwの電力消費があれば、
両方の熱負荷51,52が変動しないと考えると、この
場合の発電機の総負荷EX kwは、 EX =E2 +(Ek1 +Ek2 ) …(6) 熱負荷51の熱量=Ax1+860Ek1 …(7) 熱負荷52の熱量=Ax2+860Ek2 …(8) 上述の第(6)式〜第(8)式を満足するEk1およびE
k2を出力設定器10に含まれる計算機によって算出する
ことができる。
【0035】この場合、一方のヒータ71は、熱負荷5
1またはボイラー4の入力の排気ガスFの部分Jもしく
は出力の温水または蒸気Gの部分Kのいずれに設けても
よく、他方のヒータ72は、熱負荷52,熱交換器6の
一次側の循環冷却水の冷却前の高温の部分Lもしくは二
次側の温水Hの部分Mのいずれに設けてもよい。
【0036】図6はこの発明のさらに他の実施例を示す
図である。この図6に示した実施例は、ボイラー4を省
略し、直接排気ガスの熱を熱負荷51に供給するように
したものであり、ボイラー4および温水または蒸気Gを
除いて、前述の各実施例と同じである。
【0037】図7はこの発明の他の実施例を示す図であ
る。この図7に示した実施例は、図1に示した熱機関1
と発電機2に代えて燃料電池15を設けたものである。
燃料電池15は燃料から水素ガスを分離するガス改質装
置11と、分離した水素ガスと酸素が化学反応して電力
を発生する電池本体12と、排気ガス用熱交換器13
と、冷却水用熱交換器14とから成り、同一筐体あるい
は状況によってはそれぞれ分離されて配置される。この
燃料電池15からは発生する電力に比例する熱量を有す
る排気ガスFおよび冷却循環水Dが発生する。燃料電池
15の排気ガスFは排気ガス用熱交換器13に供給さ
れ、排気ガス用熱交換器13において温水または蒸気G
がつくられ、温水または蒸気Gは熱負荷5に供給され
る。冷却循環水Dの有する熱は冷却水用熱交換器14に
通され、二次側から温水Hが熱負荷5に供給される。な
お、排気ガスFは燃料から水素ガスを分離するときに使
用した高温ガスの排気であり、冷却循環水Dは高温で分
離された水素ガスの冷却や化学反応によって発熱する電
池本体12の冷却に使用される。
【0038】燃料電池15の出力端子には、図1と同様
にして、外部負荷3と電熱ヒータ7が電力負荷として接
続され、さらに電熱ヒータ7を制御する自動電圧調整器
8,外部負荷3の負荷検知器9および自動電圧調整器8
の出力を指令する計算機内蔵の出力設定器10とが制御
装置として接続されている。電熱ヒータ7で発生する熱
量は熱負荷5に供給される。
【0039】上述のごとく構成された燃料電池15を用
いたCGSにおいても、図1の実施例と同様にして、燃
料電池15の出力と熱負荷5が燃料電池15から熱損失
の考慮された回収できる熱量との関係は比例するとし
て、その関係を図2に示す直線Zを式の形で計算機のメ
モリに記憶しておき、その関係が直線でない場合も関係
データをメモリに記憶しておき、最適値を計算もしくは
最適値をサーチすることによって得ることができ、その
ようにして決定された条件で電熱ヒータ7を運転する
と、燃料電池15の排熱および電熱ヒータ7の発熱を合
理的に利用することができる。
【0040】なお、図7に示した実施例では、燃料電池
15として、ガス改質装置11,電池本体12,排気ガ
ス用熱交換器13および冷却水用熱交換器14を含んで
いるが、大きさや設置場所の都合からそれぞれが分離し
て配置されるようにしてもよい。
【0041】また、燃料電池15を用いたシステムにお
いても、前述の図3,図4,図5および図6の実施例と
同様の構成をとることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、CG
Sにおける電力負荷と熱負荷の必要量がマッチングしな
い状態においても、ロスが少なくかつ安定した状態で熱
負荷に熱を供給でき、省エネルギの目的を達成できる。
また、電力負荷が急変した場合でも迅速に補償して熱負
荷に変動を与えることなく安定した状態で運転すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図である。
【図2】発電機2の出力と熱負荷5が熱機関1から回収
できる熱量との関係を示す図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す図である。
【図4】図3に示した実施例の動作を説明するための図
である。
【図5】この発明のさらに他の実施例を示す図である。
【図6】この発明のさらにその他の実施例を示す図であ
る。
【図7】この発明の他の実施例を示す図である。
【符号の説明】 1 熱機関 2 発電機 3 外部負荷 4 ボイラー 5,51,52 熱負荷 6 熱交換器 7 電熱ヒータ 8 自動電圧調整器 9 負荷検知器 10 出力設定器 11 ガス改質装置 12 電池本体 13 排気ガス用熱交換器 14 冷却水用熱交換器 15 燃料電池

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱機関で駆動される発電機と、前記発電
    機に接続される電力外部負荷と、前記熱機関より発生す
    る排熱を熱源とする熱負荷とからなる熱電併給システム
    において、 前記電力外部負荷の負荷を検知する検知手段と、 前記発電機を電源としかつ発生する熱を前記熱負荷に供
    給する発熱手段と、 前記検知手段により検知された前記電力外部負荷の負荷
    に応じて前記発熱手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記発電機の負荷と前記熱負荷が前記熱機関から回収で
    きる熱量との関係を記憶する記憶手段と、 前記電力外部負荷の負荷が少なく、前記熱機関から前記
    熱負荷が回収できる熱量が所定の値より小さいことに応
    じて、前記熱負荷が前記熱機関の排熱と前記発熱手段の
    発熱とから回収できる熱量の和が所定の値になるように
    前記発熱手段への供給電力を演算する演算手段とを含
    み、前記演算の結果に応じて、前記発熱手段を制御する
    ことを特徴とする、熱電併給システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記演算手段の演算結
    果に応じて、前記発電機から前記発熱手段に与えられる
    電圧を制御する電圧制御手段を含む、請求項1の熱電併
    給システム。
  3. 【請求項3】 前記熱機関は冷却水によって冷却される
    ものであって、 前記熱機関によって加熱された冷却水の熱を前記熱負荷
    に与えるための熱交換器を含む、請求項1の熱電併給シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記熱機関は排ガスを発生し、さらに 前記熱機関からの排ガスによって加熱された温水または
    蒸気を前記熱負荷に与えるためのボイラーを含む、請求
    項1の熱電併給システム。
  5. 【請求項5】 燃料電池と、前記燃料電池に接続される
    電力外部負荷と、前記燃料電池より発生する排熱を熱源
    とする熱負荷とからなる熱電併給システムにおいて、 前記電力外部負荷の負荷を検知する検知手段と、 前記燃料電池を電源としかつ発生する熱を前記熱負荷に
    供給する発熱手段と、 前記検知手段により検知された前記電力外部負荷の負荷
    に応じて前記発熱手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記燃料電池の負荷と前記熱負荷が前記燃料電池から回
    収できる熱量との関係を記憶する記憶手段と、 前記電力外部負荷の負荷が少なく、前記燃料電池から前
    記熱負荷が回収できる熱量が所定の値より小さいことに
    応じて、前記熱負荷が前記燃料電池の排熱と前記発熱手
    段の発熱とから回収できる熱量の和が所定の値になるよ
    うに前記発熱手段への供給電力を演算する演算手段とを
    含み、 前記演算の結果に応じて、前記発熱手段を制御すること
    を特徴とする、熱電併給システム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記演算手段の演算結
    果に応じて、前記燃料電池から前記発熱手段に与えられ
    る電圧を制御する電圧制御手段を含む、請求項5の熱電
    併給システム。
  7. 【請求項7】 前記燃料電池は、燃料電池本体によって
    加熱された冷却水の熱を前記熱負荷に与えるための熱交
    換器を含む、請求項5の熱電併給システム。
  8. 【請求項8】 前記燃料電池から発生する排ガスによっ
    て加熱された温水または蒸気を前記熱負荷に与えるため
    の排ガス用熱交換器を含む、請求項5の熱電併給システ
    ム。
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