JP2622336C - - Google Patents

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JP2622336C
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JP
Japan
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seat
recreational vehicle
roller coaster
passenger
vehicle according
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English (en)
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ボリゲ エ マビラール アンジェニュール コンセイル ソシエテ アノニム
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明はローラーコースター型の娯楽乗り物に関する。 【0002】 【従来の技術】 遊園地はそれが始められたアメリカ合衆国のみならず世界中のその他の国々に
おいても増加を続けるという成功をおさめている。これらの遊園地では、お客に
対して、非常に広い範囲のアトラクションを提供しているが、もっともはなやか
で印象的なものはスウィッチバックまたはローラーコースターという名前で知ら
れているものであろう。伝統的には、ローラーコースターは、この乗り物のレー
ルの上を、幾分かは列車のように動く、1つまたはいくつかの無蓋車両を具備す
る。 【0003】 乗客はこのアトラクションが作り出す強烈な印象によって、これを評価する。
周回線路が造り出す加速度を色々に感知することが現実である限りにおいては、
これらの印象が客観性を有しているということができる。しかし、これらのアト
ラクションを成功させているのはむしろ主観的な印象、すなわち、目が回る、恐
いまたは不安の感じ、スピードの印象、危険の錯覚、であるということは疑う余
地がない。伝統的なローラーコースター、すなわち、レール上を移動するタイプ
のものは、環状やその他の螺旋のような壮大な形をここに述べるように乗り物に
一体化することができた。 【0004】 伝統的なものと並行して、吊り下げ型のローラーコースターが存在する、すな
わち、レールの下側を移動するものであって、乗客はレールから吊り下げられた
車両の中に入れられ、車両の懸垂装置は振子のように、曲線部では車両が横方向
に傾くように、レールの軸に平行な軸のまわりに回動可能に装着される。この場
合に、レールに関する車両のバランシングは、環状や螺旋のような最も壮大な構
造を安全上の理由から禁止する。したがって、周回線路は伝統的なローラーコー
スターに比べて、より穏当なレイアウトが必要である。結果的に、乗客に与えら
れる知覚の範囲は減少する。 【0005】 ローラーコースターが伝統的な型のものか吊り下げ型のものかに拘わらず、第
一のケースにおいては無蓋車両の、第二のケースにおいては吊り下げ車両の流線
型化は相対的に安全感をもたらし、実際、乗客が経験することの出来る主観的な
感覚の度合を減少する。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、伝統的なローラーコースターのための形状の全ての可能性を
与えるだけでなくて、それがもたらす客観的、主観的感覚と同様に、いくつかの
今までに経験したものよりもずっと強烈な感覚を伴ういくつかの感覚を与えるロ
ーラーコースター型の遊園地の乗り物を提案することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】 この目的のために本発明は、ローラーコースター型の娯楽乗り物であって、最
低1本のレールに沿って動く台車に、吊り下げられた、少なくとも1つの座席を
具備し、該座席が座席上の、少なくとも1人の乗客を拘束する装置を備え、ユニ
ットが乗客のまわりに壁や床を設けずに、四肢が空中にあるように乗客を吊り下
げることを特徴とするローラーコースター型の娯楽乗り物を提供する。 【0008】 【実施例】 本発明による遊園地の乗り物は伝統的なローラーコースターが遂行するための
形状のすべての可能性を可能とするだけでなく、とくに最も興奮する垂直や、傾
斜した宙返りや螺旋を可能とする。これらの乗り物の2つの部分が図面上に例に
よって示されている。第一のものは図1に示されている。それは、曲線の低部に
おける乗り物の部分を示しており、乗客は水面すれすれを通り、あたかも水面に
飛び込むような感じを乗客に与える。第二の乗り物の部分図は図2に示され、ル
ープの頂上部で乗客の頭が下向きになっている。 【0009】 2本のレール3,3′に沿って、移動する台車2から固定的に吊り下げられた
座席1に乗客がすわっている。図1上で見られるように、レールは構造4と一体
的であり、構造4自身は支柱5を介して地面6に固定されている。図1の場合に
は構造は支柱5に片持ち支持されている。もちろん、これはほんの一例に過ぎず
遂行しようとする形状にしたがって、構造の他の適当な形を思い描くことができ
る。 【0010】 それぞれの乗客は、座席1に、拘束装置7によって、その身体8が座席1と拘
束装置7の間に四肢は自由となるように、固定される。それにより、乗客は壁や
床のような視界を妨げるもの無しに、空中に吊り下げられる。それにより、乗客
は大きな自由の感覚を楽しみ、前例のない感覚を結果的に得ることができ、それ
は自由の印象によって、伝統的なローラーコースターで体験できる感覚よりも主
観的にずっと強烈なものである。 【0011】 台車2は1つまたは複数の座席1を具備することができる。4つの座席1を支
持している台車2の例が図3と図4に示されている。この台車2はシャシ10を
具備し、該シャシ10の上に、シートの支持要素11が動かないように固定され
、また乗り物のそれぞれ2本のレールと共働する2つの群の車輪12,12′が
装着されている。車輪の群のそれぞれは、3対の車輪を具備する、すなわち、レ
ール3,3′の上側を動く上部の車輪の対13と13′、レールの外側に横向き
に置かれた水平な車輪の対15,15′およびレールの下側に支持された垂直な
車輪の対14,14′である。 【0012】 今まで述べてきた各要素は、その結果、レール3,3′上に支持される1つの
動かないユニットを構成し、結果的にその動きは乗り物の形状に支配される曲線
を忠実にたどる。結果的に乗り物の形状はこれまで作られてきた吊り下げ型ロー
ラーコースターの場合のような制限をうけることは無く、与えられた瞬間だけ乗
客の頭が下向きになることを実行するような形状とすることも可能である。 【0013】 台車2はまたシャシ10の上に固定され、乗客の座席1の上方で前方に突き出
る長手方向の桁16を具備することができる。この桁16は、他の台車2の長手
方向の桁の後部に配設された互いに補足しあう連結部材18と共働するようにさ
れた連結部材17をその前端部に具備する。 【0014】 乗客は空中に吊り下げられるために非常に効果的な方法で座席1に拘束される
ことが必要であり、乗客が座席1から滑り落ちるということがあってはならない
。この目的のために、座席1は例えば、4つの部品を具備する; すなわち、乗客
の臀部、大腿部の形状に形作られた本来の言葉の意味での座席を構成する基底部
の部品20、乗客の背の部分を保持する第2の部品22および側部に配置され、
乗客の臀部の高さで横方向に拘束をおこなう第3,第4の部品である。側部の部
品23,23′は肘掛けの役目もなす。 【0015】 座席1は2つの別個の構成品で作ることができる、すなわち、基底部の部品2
0を構成する構成品と、背の部品22と側部の部品23,23′を構成する構成
品とである。これらの構成品は支持支柱11とその下端部に固定された下側ブラ
ケット11′により形成されるL型の支持部材の上に固定される。 【0016】 ハーネス30は前方に傾く型のもので、その上部31が支持支柱11に蝶着さ
れ、関節接合部が平均的身長の乗客の肩の高さに配列されたハーネスとすること
ができる。休止の位置では、ハーネス30ははね上げられ乗客が座席1に乗り込
むことができる。ハーネス30は2つのハンドル32,32′を有し、乗客が座
席に座っているときに乗客に向けて、ハーネス30を後方に引いて傾けることが
できる。ハーネス30をロックする装置は歯車上で作用する歯止め箱を具備し、
その機構によって、乗客の身長と特に胴回りに合うようにハーネス30の位置を
調節することができる。このような装置は、それ自体が公知であり、したがって
ここではその詳細については述べない。 【0017】 乗客が座席1から滑り出ることが防止される様に、座席1は、ハーネス30が
閉の位置にある時にハーネス30と共に乗客の周囲の拘束を形成する様な形とさ
れていて、この拘束には乗客の四肢が通る様な4つの別々の開口部がある。この
目的のために、ハーネス30の寸法は、その下部33が座席の側方の拘束部品2
3,23′の高さとなるように、またその幅が側方部品23と23′との間の距
離とほぼ等しくなるように選ばれる。一方、座席の基底部の部品20は出っ張っ
中央部分24を有し、それは前部において上方に向かって突き出ており、ハー
ネス30が閉の位置にある時に、その下部33がほぼ座席の突出部分24の高さ
となるようにしてあり、乗客が前方に滑り出ることを防止している。 【0018】進行方向に沿って連結された複数の台車2を有する列車が図5に示されている
。連結された列車の先頭の台車2が明らかに短くされた桁16を具備しているこ
とに注目しなければならない。実際、この桁16の片持ちされた部分は、先頭の
台車2にとっては全く不要のものである。 【0019】 【発明の効果】 本発明による遊園地の乗り物の優位性は、過去に、伝統的なローラーコースタ
ーによって提供された感覚の強さが大幅に増加するところにあるのみならず、よ
り印象的な新しい感覚を提供する可能性にもある。 【0020】 乗り物のレイアウトは大体において車両に周回線路を完走するのに充分な高さ
を得ることができるような勾配から始まる。この勾配の次に最初にくるのは、や
はり、普通は、到達した最大高さから得られる前下がりの突っ込みである。伝統
的なローラーコースターでは、この最初の前下がりの突っ込みでは、最初に強い
加速度の上昇を与え、次に落下の感じを与える、これは、しばしば乗客が腕を上
げることによって強調されるものである。この前下がりの突っ込みの終わったと
ころは、強い圧縮によって特徴づけられる。 【0021】 これらのすべての感覚は、本発明による匹敵する形状によって遭遇することが
できるが、乗客は下方に何も無いために地面に墜落するような感覚がここでは加
わる。さらに、ここでは、伝統的なローラーコースターの場合のように、この乗
り物の他の部分の形状が見えないことからくる不明の感覚もある。それゆえに、
全体の感覚の強さはずーっと強烈であって、その差は例えば同じ周回路を、同じ
速度で最初はオープンカーで、次に自転車で回った時の差よりも大きいだろうと
いうことは疑う余地がない。 【0022】 事実、乗客は胴体の部分の拘束装置7で座席1と一体になっているだけである
ため自由の感じだけでなく、危険の感じも増えたように思う。さらに、乗客は、
個々に、この形状を完遂するのは乗客自身なのだという印象を持ち、高速で飛行
してるような印象を造り出すが、これは今までに全く知られていなかったもので
ある。 【0023】 周回線路の置かれている環境によって、その他の新しい感覚のことを挙げるこ とができる、例えば、最後の瞬間ぎりぎりに水の中に飛び込むのを回避するもの
である、これは一般的には低空飛行であるが、ただ、あらゆる種類の障害物を危
うく回避するというものである。結果的には、乗客は環状や螺旋の形状の中で、
飛行しているような印象を持つ。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の乗り物の前方から見た縦断面図であり、乗客の群が水面の上方を通過
しているところを示す。 【図2】 図1の乗り物を他の場所で横から見た図であり、乗客が垂直宙返り中のところ
を示す。 【図3】 4個の座席を保持する台車の例を前方から見た図である。 【図4】 図3の台車の側方から見た図である。 【図5】 相互に連結された複数の台車を具備する列車の一部分を横から見た図である。 【符号の説明】 1…座席 2…台車 3,3′…レール 7…拘束装置 10…シャシ 11…支持要素 12,12′…車輪群 13,13′…車輪 14,14′…車輪 15,15′…車輪 16…桁 30…ハーネス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 最低1本のレール(3,3′)に沿って重力の作用によって自
    由に移動可能な進行方向に沿って連結された複数の台車(2)を有するローラー
    コースター型の娯楽乗り物であって、 台車(2)に吊り下げられた少なくとも1つの座席(1)を具備し、 各座席(1)が座席(1)内の少なくとも1人の乗客を拘束する拘束装置(7
    )を備え、座席(1)と拘束装置(7)が、乗客のまわりに壁や床を設けずに、
    四肢が空中にあるように乗客を吊り下げることを特徴とするローラーコースター
    型の娯楽乗り物。 【請求項2】 全体が座席(1)の振子運動を避ける構造となっていることを
    特徴とする請求項1に記載のローラーコースター型の娯楽乗り物。 【請求項3】 台車(2)が少なくとも2本のレール(3,3′)に沿って動
    くことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のローラーコースタ
    ー型の娯楽乗り物。 【請求項4】 座席が台車に対して剛に結合されていることを特徴とする前記
    請求項1から3のいずれか1項に記載のローラーコースター型の娯楽乗り物。 【請求項5】 台車(2)が、台車(2)の移動する軸に対して垂直な軸にそ
    って並列する4個の座席(1)を具備することを特徴とする前記請求項1から4
    のいずれか1項に記載のローラーコースター型の娯楽乗り物。 【請求項6】 座席(1)が台車(2)に固定された支持要素(11,11′
    )に固定され、拘束装置(7)が座席(1)の支持要素(11,11′)に乗客
    の肩の高さで関節結合され、乗客が座席(1)に乗降できるように前後に傾ける
    ことのできるハーネス(30)から成ることを特徴とする前記請求項1から5の
    いずれか1項に記載のローラーコースター型の娯楽乗り物。 【請求項7】 座席(1)とハーネス(30)が、ハーネスが閉の位置にある
    時に、共働して乗客の四肢のそれぞれが別々の開口部から出るように乗客の身 体を拘束するような形状としてあることを特徴とする前記請求項6に記載のロー
    ラーコースター型の娯楽乗り物。 【請求項8】 台車(2)が、座席(1)を固定するための支持要素(11,
    11′)が固定され、それぞれのレール(3,3′)と共働するように設計され
    た2つの群の車輪(12,12′)が装着されているシャシ(10)を具備する
    ことを特徴とする前記請求項3から7のいずれか1項に記載のローラーコースタ
    ー型の娯楽乗り物。 【請求項9】 各車輪の群(12,12′)が、レールの上部、下部および外
    側面部とそれぞれ共働するように仕組まれた最低3つの車輪(13,13′;1
    4,14′;15,15′)を具備することを特徴とする前記請求項8に記載の
    ローラーコースター型の娯楽乗り物。 【請求項10】 台車が、そのシャシ上に固定されて、前方向に片持で配置さ
    れ、台車を別の台車と連結する長手方向の桁(16)を具備することを特徴とす
    る前記請求項8または9のいずれか1項に記載のローラーコースター型の娯楽乗
    り物。

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