JP2621759B2 - 型枠の脱着装置 - Google Patents

型枠の脱着装置

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JP2621759B2
JP2621759B2 JP13000393A JP13000393A JP2621759B2 JP 2621759 B2 JP2621759 B2 JP 2621759B2 JP 13000393 A JP13000393 A JP 13000393A JP 13000393 A JP13000393 A JP 13000393A JP 2621759 B2 JP2621759 B2 JP 2621759B2
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plate
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clamp
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潤 沢田
勇 柳野
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型枠の脱着装置に関
し、特に、脱着可能に構成された定盤と側板から成るA
LC(水蒸気養生軽量気泡コンクリート)製造用型枠を
脱着する型枠の脱着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パネル巾が900mm以上の大型
ALCパネルを製造する場合は、所望外径寸法の型枠を
使用して1枚ずつ製造している。そのためALC製造用
型枠(以下単に型枠という場合もある)は、ALCの寸
法に合わせて異なった寸法の種々の側板を定盤に装着し
て型枠を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の型枠で
は、製造しようとするALCの寸法に対応して多数の側
板を用意しなけらばならないので、コスト高となり、ま
た異なった寸法の側板は定盤に対して互換性がなく、自
動化の妨げとなっていた。この問題を解決するために、
本出願人は、本願と同日出願の特許出願(発明の名称:
ALC製造用型枠、特開平6−317012号)で脱着
可能に構成された定盤と側板から成るALC製造用型枠
を提案している。
【0004】本発明の目的は、この新たなタイプの型枠
を考慮して、脱着可能に構成された定盤と側板から成る
ALC製造用型枠の脱着を行う型枠の脱着装置を提供す
ることにある。
【0005】前述の目的を達成するために、本発明は、
キャリッジと、キャリッジに上下移動可能に支持された
架台と、架台に支持されて型枠の側板を上下移動させる
リフティング装置と、架台に支持されて側板を定盤にク
ランプするクランプ手段を駆動するクランプ装置とを有
することを特徴とする型枠の脱着装置を採用するもので
ある。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例を説明する。図1は、本発明の型枠の脱着装置を概略
的に示す正面図であり、図2は、型枠の脱着装置の平面
図であり、図3は、定盤と側板を組み合わせて固定した
状態の型枠全体の平面図であり、図4は、型枠の縁部の
側面図であり、図5は型枠の正面図であり、図6は、ク
ランプ手段を示す図1の線6−6に沿った断面図であ
り、図7は、型枠の脱着装置の主要な部分を示す部分正
面図であり、図8は、型枠の脱着装置のクランプ装置と
リフティング装置を拡大して示す側面図である。
【0007】最初に、図1、図2を参照して、型枠の脱
着装置の概略的な構成と全体の動作を説明する。型枠の
脱着装置(以下単に脱着装置という)50は、車輪52
aを持つキャリッジ52を有する。このキャリッジ52
は、この車輪52aによって、型枠10の定盤12と側
板14とを分離する分離ステーションAと定盤に側板を
装着する装着ステーションDの間で、レール60上を走
行可能になっている。分離ステーションAと装着ステー
ションDの間には、予備のステーションB及び分離した
側板の掃除、離型材の塗布、仕切板調整等の整備を行う
整備ステーションCが設けられている。脱着装置50
は、リフティング装置(図7、図8参照)とクランプ装
置(図7、図8参照)を支持する架台54を有し、この
架台54は、スプロケット57に掛けられたチェーン5
5によって吊り下げられており、スプロケット57が減
速機59介してモータ61によって駆動されることによ
って、垂直に昇降できるように構成されている。
【0008】一方のレール60の内側には、キャリッジ
52を位置決めするための位置決め手段63、65、6
7、69(詳細には後述する)が各ステーションに設け
られている。また、分離ステーションAと装着ステーシ
ョンDにおいて、定盤12を位置決めする位置決め手段
(図示せず)が設けられており、この位置決め手段は、
幅方向の位置決め手段と移動方向の位置決め手段から成
る。幅方向の位置決め手段は、定盤の両側部をガイドす
るガイドローラから成り、移動方向の位置決め手段は、
移動方向前方に配置された定盤の先端を停止させるスト
ッパと、定盤をストッパに押圧した後に定盤の後端をク
ランプするように後端位置に配置されたクランプ装置か
ら成る。
【0009】次に、本発明の型枠の脱着装置の動作の理
解を助けるために、図3〜図6を参照して、型枠の構造
を説明する。
【0010】図3を参照すると、型枠10は、ALC用
スラリを支持するための水平な底面となる定盤12と、
定盤12に対して脱着可能に固定される4つの部分14
a〜14dを有する四角形の側板14とから成る。図4
に示すように、型枠10の定盤12と側板14の両方に
は、定盤12に対して側板14を位置決めするための位
置決め手段34と、位置決め後に定盤12に対して側板
をクランプする例えばコッターのようなクランプ手段3
6(詳細には後述する)とが設けられている。これらの
位置決め手段34およびクランプ手段36は側板の短い
部分14aと14cの両端近辺の相対する位置に4つ設
けられている。また、図5に示すように、定盤12の長
手方向の2つの縁部のそれぞれに、定盤を運搬する際に
脱着装置のリフティング装置(図7、図8))によって
持ち上げるための2つの係止部分38が設けられてお
り、また側板14の長い部分14b、14dには、リフ
ティング装置によって側板14を定盤から分離して持ち
上げるための係止部分40が同様に設けられている。
【0011】次に、図6を参照すると、図6はクランプ
手段を示す図1の線6−6に沿った断面図である。側板
14の下端外方には、ガイド中空部材37gが固定され
ており、そのガイド中空部材37gには、クランプレバ
ー軸36dが挿入されて上下方向に移動可能にかつ回転
可能に配置されている。クランプレバー軸36dの下端
にはクランプレバー36cが外方に突出するように固定
されており、またクランプレバー軸36dの上端のフラ
ンジ部とガイド中空部材37gの間には、クランプレバ
ー軸36dを介してクランプレバー36cを上方に付勢
するバネ36eが配置されている。また、クランプレバ
ー軸36gの上端36fは例えばボルトヘッドのような
6角形状に形成されている。
【0012】このため、例えば、脱着装置50のクラン
プ装置62(図8参照)に設けた6角レンチをクランプ
レバー軸の上端に嵌合して回転させることにより、クラ
ンプレバーを図示の位置から紙面に垂直な方向に90°
回転させて、定盤12に設けた係合部(図示せず)に堅
く係合させてクランプを行うことができる。また、クラ
ンプレバーを反対方向に回転させることにより、図示の
位置にもたらし、クランプ解除することができる。
【0013】次に、図7、図8を参照して、脱着装置5
0のリフティング装置60とクランプ装置62を説明す
る。リフティング装置60とクランプ装置62の各部
は、脱着装置50の前後、左右に対称にそれそれ1つず
つ設けられている。なお、後述する架台を上下方向に移
動させる機構も駆動源であるモータを除いては前後、左
右対称に構成されている。図7、図8は、対称な1つの
部分だけを示すものである。リフティング装置60とク
ランプ装置62は、前述のように、架台54に取付けら
れており、前述のように、チェーン55、スプロケット
57、減速機59を介してモータ(図7には図示せず)
によって上下方向に移動できるように構成されている。
【0014】リフティング装置60は、レバー70を有
し、このレバー70は、シリンダ(図示せず)によっ
て、リンク機構を介して回動されるようになっている。
また、レバー70にはリフティングアーム76が固定さ
れている。このため、シリンダ74を作動させると、例
えば、矢印Xの方向に回動し、リフティングアーム76
を側板14の側板用係止部分40に係合できる。また、
矢印Xとは反対方向にリフティングアーム76を回動さ
せて、側板14の側板用係止部分40から分離できる。
【0015】クランプ装置62自体はシリンダ58によ
って上下方向に移動するように構成されている。クラン
プ装置62は、例えば、6角レンチ90のような側板1
4のクランプ軸36の上部の6角ヘッド36fに係合可
能な係合工具を有し、この6角レンチ90は軸80の下
端に支持されており、軸80は弾性のあるカップリング
82を介して他の軸84に支持されている。カップリン
グ82は、軸84に対して軸80をある程度揺動でき、
6角ヘッド36fと6角レンチ90の位置がある程度ず
れても調整して係合できるようにするためのものであ
る。軸84は、シリンダ86によって回動され、このた
め、6角レンチ90を回動できる。
【0016】再び、図7を参照して、キャリッジの位置
決め手段を説明すると、位置決め手段69は、溝73が
形成されたブラケット71がレール60の内側(図2参
照)に取付けられている。キャリッジにはシリンダ(図
示せず)によって上下方向に移動する突起(図示せず)
が取付けられている。キャリッジが各ステーションに搬
送されてラフな位置決めがなされると、突起は溝73の
ほぼ上方にくる。その後、シリンダを動作させると、突
起が溝に嵌入し、精密な位置決めとクランプがなされ
る。
【0017】次に、型枠の脱着装置の動作を概略する。
最初に定盤12から側板14を分離する動作を説明する
と、分離ステーションAにクランプされた定盤12と側
板14の型枠10がもたらされ、位置決めされてその位
置にクランプされる。次に、脱着装置50のキャリッジ
52がレール60上を移動されて分離ステーションにも
たらされ、位置決めされてその位置にクランプされる。
モータ61の駆動により、チェーン55によって架台5
4が下げられる。リフティング装置60のリフティング
アーム76がシリンダ78の動作によって側板14の係
止部分40に係合し、次に、シリンダ58の動作によっ
てクランプ装置62が下げられ、クランプ装置62の6
角レンチ90が側板14の6角ヘッド36fと係合す
る。その後、シリンダ86が動作され、6角レンチ90
が回転されて、側板14は定盤12からクランプ解除さ
れ、分離可能な状態になる。すると、シリンダ58は逆
作動してクランプ装置62を引き上げる。次に、モータ
の駆動によりチェーンによって架台54が持ち上げられ
て、側板14が定盤から分離される。なお、分離されて
定盤12にも係止部分38が設けられているので、定盤
もこの脱着装置によって持ち上げられて運搬できるよう
になっている。
【0018】次に、装着動作を説明すると、定盤12は
装着ステーションDにもたらされて位置決めされてその
位置にクランプされる。リフティング装置60のリフテ
ィングアーム76によって側板14を保持した架台54
を持つキャリッジ52がレール60上を移動されて装着
ステーションDにもたらされ、キャリッジの位置決め手
段69によって、クランプされた定盤12に対して位置
決めされる。側板14を保持した架台54がモータ61
の駆動によってチェーンを介して下げられ、側板14は
位置決め手段34(図2参照)によって位置決めされ
て、定盤12の上に載置される。次に、シリンダ58の
動作によって、クランプ装置62が下げられ、クランプ
装置62の6角レンチ90が側板14の6角ヘッド36
fに係合する。その後、シリンダ86の動作によって6
角レンチ90が90°回転され、クランプされる。する
とシリンダ58が逆作動してクランプ装置62が引き上
げられる。それから、リフティングアーム76がシリン
ダ74の動作によって矢印Xとは反対方向に回動され側
板から分離される。このようにして、クランプされた型
枠10はその後スラリ装填がされる他のステーション
(図示せず)に運ばれる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、脱
着可能な新たなタイプの型枠の脱着を機械的に行う型枠
の脱着装置が得られる。したがって、型枠の定盤と側板
の仕様をそれぞれ一定にしておけば、不特定の定盤と側
板を自動動作で脱着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の型枠の脱着装置を概略的に示
す正面図である。
【図2】図2は、型枠の脱着装置の平面図である。
【図3】図3は、定盤と側板を組み合わせて固定した状
態の型枠全体の平面図である。
【図4】図4は、型枠の縁部の側面図である。
【図5】図5は、型枠の正面図である。
【図6】図6は、クランプ手段を示す図1の線6−6に
沿った断面図である。
【図7】図7は、型枠の脱着装置の主要な部分を示す部
分正面図である。
【図8】図8は、クランプ装置とリフティング装置を拡
大して示す側面図である。
【符号の説明】
10 型枠 12 定盤 14 側板 16 仕切板 18 第2の仕切板 20 スラリ 22 目盛板 24 目盛板 30 クランプ装置 32 クランプ装置 34 位置決め手段 34 クランプ手段 50 型枠の脱着装置 52 キャリッジ 54 架台 60 リフティング装置 62 クランプ装置 69 キャリッジの位置決め手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジと、キャリッジに上下移動可
    能に支持された架台と、架台に支持されて型枠の側板を
    上下移動させるリフティング装置と、架台に支持されて
    側板を定盤にクランプする側板のクランプ手段を駆動し
    て、側板を定盤にクランプし、かつ側板から定盤をクラ
    ンプ解除するクランプ装置とを有することを特徴とする
    型枠の脱着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の型枠の脱着装置におい
    て、キャリッジは側板を定盤から分離する分離ステーシ
    ョンと側板を定盤に装着する装着ステーションの間で移
    動可能であることを特徴とする型枠の脱着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の型枠の脱着装置におい
    て、所定位置の定盤に対してキャリッジを位置決めする
    位置決め手段をさらに有することを特徴とする型枠の脱
    着装置。
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