JP2618562B2 - コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部 - Google Patents
コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部Info
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- JP2618562B2 JP2618562B2 JP4140408A JP14040892A JP2618562B2 JP 2618562 B2 JP2618562 B2 JP 2618562B2 JP 4140408 A JP4140408 A JP 4140408A JP 14040892 A JP14040892 A JP 14040892A JP 2618562 B2 JP2618562 B2 JP 2618562B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機絶縁ケーブル本体
がコルゲート金属管内に収容されているコルゲート金属
管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部に関するものであ
る。
がコルゲート金属管内に収容されているコルゲート金属
管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】化学プラント工場,火力発電所,又は溶
鉱炉等で使用され、且つ耐熱性及び耐冷性に優れたケー
ブルとしては、無機絶縁ケーブル(MIケーブル)やコ
ルゲート金属管被覆プラスチックケーブルが一般的であ
る。
鉱炉等で使用され、且つ耐熱性及び耐冷性に優れたケー
ブルとしては、無機絶縁ケーブル(MIケーブル)やコ
ルゲート金属管被覆プラスチックケーブルが一般的であ
る。
【0003】無機絶縁ケーブルは、銅製の導体と、この
導体の外周に被せられた銅又はアルミニウムよりなる金
属管との間に酸化マグネシウム等の無機絶縁粉末が充填
された構造である。
導体の外周に被せられた銅又はアルミニウムよりなる金
属管との間に酸化マグネシウム等の無機絶縁粉末が充填
された構造である。
【0004】また、コルゲート金属管被覆プラスチック
ケーブルは、金属導体の外周にポリエチレン樹脂等が被
覆された絶縁心線を備え、該絶縁心線の外周にコルゲー
ト金属管が被覆された構造のものである。
ケーブルは、金属導体の外周にポリエチレン樹脂等が被
覆された絶縁心線を備え、該絶縁心線の外周にコルゲー
ト金属管が被覆された構造のものである。
【0005】無機絶縁ケーブルは、BS規格(British
Standard Institution:英国標準規格)にもあるよう
に、約1000℃にもおよぶ耐熱性能と、極低温(約−190
℃)に耐え得る特性を具備してはいるものの、構造的に
局部的な衝撃に弱く、そのため布設の際には衝撃を受け
そうな箇所を縞鋼板で覆ったり、その一部を鋼管の中に
埋設する等して保護しなければならず、布設作業が煩雑
になっていた。
Standard Institution:英国標準規格)にもあるよう
に、約1000℃にもおよぶ耐熱性能と、極低温(約−190
℃)に耐え得る特性を具備してはいるものの、構造的に
局部的な衝撃に弱く、そのため布設の際には衝撃を受け
そうな箇所を縞鋼板で覆ったり、その一部を鋼管の中に
埋設する等して保護しなければならず、布設作業が煩雑
になっていた。
【0006】一方、コルゲート金属管被覆プラスチック
ケーブルにおいては、絶縁心線をコルゲート金属管で保
護はしているものの、1000℃以上の高温下においてはコ
ルゲート金属管内の絶縁心線が熱劣化してしまい、ケー
ブル全体の耐熱性が十分ではなかった。
ケーブルにおいては、絶縁心線をコルゲート金属管で保
護はしているものの、1000℃以上の高温下においてはコ
ルゲート金属管内の絶縁心線が熱劣化してしまい、ケー
ブル全体の耐熱性が十分ではなかった。
【0007】そこで本出願人は、無機絶縁ケーブル本体
をコルゲートステンレス管の如きコルゲート金属管内に
収容したコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルを提案
した。このようなコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブ
ルは、無機絶縁ケーブル本体がコルゲート金属管で保護
されているので、構造的に局部的な衝撃に強くなる。ま
た、コルゲート金属管は可撓性に富むので、ケーブル全
体の可撓性もよく、布設作業も容易となる。
をコルゲートステンレス管の如きコルゲート金属管内に
収容したコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルを提案
した。このようなコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブ
ルは、無機絶縁ケーブル本体がコルゲート金属管で保護
されているので、構造的に局部的な衝撃に強くなる。ま
た、コルゲート金属管は可撓性に富むので、ケーブル全
体の可撓性もよく、布設作業も容易となる。
【0008】このようなコルゲート金属管被覆無機絶縁
ケーブル1の端部を、図9に示すように取付け相手であ
る防爆接続箱2に挿入し、取付けて使用する場合、該防
爆接続箱2のケーブル導入口3をエポキシ樹脂等の充填
物やテープ等の処理層4で封止処理していた。図におい
て、5はコルゲート金属管、6はこのコルゲート金属管
5内に収容されている無機絶縁ケーブル本体である。
ケーブル1の端部を、図9に示すように取付け相手であ
る防爆接続箱2に挿入し、取付けて使用する場合、該防
爆接続箱2のケーブル導入口3をエポキシ樹脂等の充填
物やテープ等の処理層4で封止処理していた。図におい
て、5はコルゲート金属管、6はこのコルゲート金属管
5内に収容されている無機絶縁ケーブル本体である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コルゲ
ート金属管被覆無機絶縁ケーブル1では、その表面に凹
凸のあるコルゲート金属管5が存在しているので、処理
層4の形成が行い難く、しかもコルゲート金属管5が可
撓性に富むので、曲り易くこのとき処理層4のシールが
破れて防爆性能が低下してしまう問題点があった。ま
た、プラスチックよりなる処理層4では、耐熱性が悪い
問題点があった。
ート金属管被覆無機絶縁ケーブル1では、その表面に凹
凸のあるコルゲート金属管5が存在しているので、処理
層4の形成が行い難く、しかもコルゲート金属管5が可
撓性に富むので、曲り易くこのとき処理層4のシールが
破れて防爆性能が低下してしまう問題点があった。ま
た、プラスチックよりなる処理層4では、耐熱性が悪い
問題点があった。
【0010】本発明の目的は、コルゲート金属管被覆無
機絶縁ケーブルであっても、取付け相手に対する挿入部
での防爆封止処理を容易に行うことができ、しかも耐熱
性もよいコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆
端末部を提供することにある。
機絶縁ケーブルであっても、取付け相手に対する挿入部
での防爆封止処理を容易に行うことができ、しかも耐熱
性もよいコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆
端末部を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の構成を説明すると、次の通りである。
発明の構成を説明すると、次の通りである。
【0012】請求項1に記載の発明は、無機絶縁ケーブ
ル本体がコルゲート金属管内に収容されているコルゲー
ト金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部において、
前記コルゲート金属管の先端側外周に筒形端末処理金具
の基端側が螺着され且つ該筒形端末処理金具の基端が該
コルゲート金属管の外周にろう付け部で封止され、前記
筒形端末処理金具の先端内周には封止金具が嵌合されて
ろう付け部で該筒形端末処理金具との間が封止され、前
記封止金具の貫通孔から前記無機絶縁ケーブル本体の先
端部が導出され且つ該封止金具の貫通孔の周囲はろう付
け部で前記無機絶縁ケーブル本体の外周に封止接続さ
れ、前記筒形端末処理金具の先端側外周にはバックナッ
トとコンプレッションリングと防爆グランドとが嵌合さ
れ、前記防爆グランドとその基端側外周に螺合される前
記バックナットとにより前記コンプレッションリングが
加圧挾持されて該コンプレッションリングにより該防爆
グランドと該筒形端末処理金具との間の封止がなされて
いることを特徴とする。
ル本体がコルゲート金属管内に収容されているコルゲー
ト金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部において、
前記コルゲート金属管の先端側外周に筒形端末処理金具
の基端側が螺着され且つ該筒形端末処理金具の基端が該
コルゲート金属管の外周にろう付け部で封止され、前記
筒形端末処理金具の先端内周には封止金具が嵌合されて
ろう付け部で該筒形端末処理金具との間が封止され、前
記封止金具の貫通孔から前記無機絶縁ケーブル本体の先
端部が導出され且つ該封止金具の貫通孔の周囲はろう付
け部で前記無機絶縁ケーブル本体の外周に封止接続さ
れ、前記筒形端末処理金具の先端側外周にはバックナッ
トとコンプレッションリングと防爆グランドとが嵌合さ
れ、前記防爆グランドとその基端側外周に螺合される前
記バックナットとにより前記コンプレッションリングが
加圧挾持されて該コンプレッションリングにより該防爆
グランドと該筒形端末処理金具との間の封止がなされて
いることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記筒形端末処理金具には前記コルゲート金属管内
へ入れる冷却媒体の入出口が設けられていることを特徴
とする。
て、前記筒形端末処理金具には前記コルゲート金属管内
へ入れる冷却媒体の入出口が設けられていることを特徴
とする。
【0014】
【作用】請求項1の構成にすると、防爆グランドを利用
してネジ結合等により取付け相手に防爆状態に取付ける
ことができる。
してネジ結合等により取付け相手に防爆状態に取付ける
ことができる。
【0015】このようなコルゲート金属管被覆無機絶縁
ケーブルの防爆端末部では、取付け相手内での火花等の
発生時には、その火花等の洩れを、筒形端末処理金具の
基端でのコルゲート金属管との間のろう付け部と、筒形
端末処理金具の先端での封止金具との間のろう付け部
と、封止金具の先端での無機絶縁ケーブル本体との間の
ろう付け部と、筒形端末処理金具の先端側外周でのバッ
クナットとコンプレッションリングと防爆グランドとに
よる封止部とで確実に阻止することができる。従って、
壊れ難い防爆封止処理を容易に行うことができる。
ケーブルの防爆端末部では、取付け相手内での火花等の
発生時には、その火花等の洩れを、筒形端末処理金具の
基端でのコルゲート金属管との間のろう付け部と、筒形
端末処理金具の先端での封止金具との間のろう付け部
と、封止金具の先端での無機絶縁ケーブル本体との間の
ろう付け部と、筒形端末処理金具の先端側外周でのバッ
クナットとコンプレッションリングと防爆グランドとに
よる封止部とで確実に阻止することができる。従って、
壊れ難い防爆封止処理を容易に行うことができる。
【0016】また、この防爆端末部は金属製なので、耐
熱性もよい利点がある。
熱性もよい利点がある。
【0017】請求項2の構成にすると、筒形端末処理金
具の冷却媒体の入出口を利用して、コルゲート金属管内
へ冷却水の如き冷却媒体を入れて冷却をすることができ
る。従って、火災発生時などに無機絶縁ケーブル本体を
熱から効果的に保護することができ、コルゲート金属管
被覆無機絶縁ケーブルの耐熱性を著しく向上させること
ができる。
具の冷却媒体の入出口を利用して、コルゲート金属管内
へ冷却水の如き冷却媒体を入れて冷却をすることができ
る。従って、火災発生時などに無機絶縁ケーブル本体を
熱から効果的に保護することができ、コルゲート金属管
被覆無機絶縁ケーブルの耐熱性を著しく向上させること
ができる。
【0018】
【実施例】図1〜図8は、本発明に係るコルゲート金属
管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部の一実施例を示し
たものである。
管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部の一実施例を示し
たものである。
【0019】本実施例のコルゲート金属管被覆無機絶縁
ケーブル1は、螺旋形の波付けが施されているコルゲー
トステンレス管等よりなるコルゲート金属管5の中に2
条の無機絶縁ケーブル本体6が一括して銅テープ巻き層
(図示せず)で保護されて収容されている。無機絶縁ケ
ーブル本体6は、銅製の導体6aと、この導体6aの外
周に被せられた銅又はアルミニウムよりなる金属管6b
との間に酸化マグネシウム等の無機絶縁粉末(図示せ
ず)が充填された構造となっている。
ケーブル1は、螺旋形の波付けが施されているコルゲー
トステンレス管等よりなるコルゲート金属管5の中に2
条の無機絶縁ケーブル本体6が一括して銅テープ巻き層
(図示せず)で保護されて収容されている。無機絶縁ケ
ーブル本体6は、銅製の導体6aと、この導体6aの外
周に被せられた銅又はアルミニウムよりなる金属管6b
との間に酸化マグネシウム等の無機絶縁粉末(図示せ
ず)が充填された構造となっている。
【0020】コルゲート金属管5の先端側外周には、図
3(A)(B)に示す如き形状のステンレス製の筒形端
末処理金具7の基端側が図1に示す如く螺着され且つ該
筒形端末処理金具7の基端が該コルゲート金属管5の外
周にろう付け部8で封止されている。即ち、該筒形端末
処理金具7は、外径が異なる大径筒部7aとその先端に
連設されている小径筒部7bとで構成され、大径筒部7
aの内周にはコルゲート金属管5の波付けピッチに合わ
せて雌ネジ部7cが設けられ、また小径筒部7に隣接し
た部分の大径筒部7aには冷却媒体の入出口7dが径方
向に貫通して設けられている。該筒形端末処理金具7の
大径筒部7a内の雌ネジ部7cにコルゲート金属管5の
先端側が螺着され、該筒形端末処理金具7の基端が該コ
ルゲート金属管5の外周にろう付け部8で封止されてい
る。小径筒部7bの先端内周には、封止金具嵌合部7e
が設けられている。
3(A)(B)に示す如き形状のステンレス製の筒形端
末処理金具7の基端側が図1に示す如く螺着され且つ該
筒形端末処理金具7の基端が該コルゲート金属管5の外
周にろう付け部8で封止されている。即ち、該筒形端末
処理金具7は、外径が異なる大径筒部7aとその先端に
連設されている小径筒部7bとで構成され、大径筒部7
aの内周にはコルゲート金属管5の波付けピッチに合わ
せて雌ネジ部7cが設けられ、また小径筒部7に隣接し
た部分の大径筒部7aには冷却媒体の入出口7dが径方
向に貫通して設けられている。該筒形端末処理金具7の
大径筒部7a内の雌ネジ部7cにコルゲート金属管5の
先端側が螺着され、該筒形端末処理金具7の基端が該コ
ルゲート金属管5の外周にろう付け部8で封止されてい
る。小径筒部7bの先端内周には、封止金具嵌合部7e
が設けられている。
【0021】筒形端末処理金具7の先端側の小径筒部7
bの先端内周における封止金具嵌合部7eには、図4
(A)(B)に示す如き形状の封止金具9が図1に示す
如く嵌合されてろう付け部10で該筒形端末処理金具7
との間が封止されている。
bの先端内周における封止金具嵌合部7eには、図4
(A)(B)に示す如き形状の封止金具9が図1に示す
如く嵌合されてろう付け部10で該筒形端末処理金具7
との間が封止されている。
【0022】封止金具9の図4(A)(B)に示す如き
2つの貫通孔9aから図1に示す如く各無機絶縁ケーブ
ル本体6の先端部が導出されている。該封止金具9の各
貫通孔9aの周囲は、ろう付け部11で各無機絶縁ケー
ブル本体6における金属管6bの外周に封止接続されて
いる。
2つの貫通孔9aから図1に示す如く各無機絶縁ケーブ
ル本体6の先端部が導出されている。該封止金具9の各
貫通孔9aの周囲は、ろう付け部11で各無機絶縁ケー
ブル本体6における金属管6bの外周に封止接続されて
いる。
【0023】筒形端末処理金具7の先端側の小径筒部7
bの外周には、図6(A)(B)に示す如き形状でステ
ンレス製のバックナット12と、図7(A)(B)に示
す如き形状でステンレス製のコンプレッションリング1
3と、図5(A)(B)に示す如き形状でステンレス製
の防爆グランド14とが図1に示す如く嵌合されてい
る。防爆グランド14の基端と先端とには、雄ネジ筒部
14aと雄ネジ筒部14bとが設けられている。これら
防爆グランド14とその基端の雄ネジ筒部14aの外周
に螺合されるバックナット12とによりコンプレッショ
ンリング13が加圧挾持されて、該コンプレッションリ
ング13により防爆グランド14と該筒形端末処理金具
7との間の封止がなされている。
bの外周には、図6(A)(B)に示す如き形状でステ
ンレス製のバックナット12と、図7(A)(B)に示
す如き形状でステンレス製のコンプレッションリング1
3と、図5(A)(B)に示す如き形状でステンレス製
の防爆グランド14とが図1に示す如く嵌合されてい
る。防爆グランド14の基端と先端とには、雄ネジ筒部
14aと雄ネジ筒部14bとが設けられている。これら
防爆グランド14とその基端の雄ネジ筒部14aの外周
に螺合されるバックナット12とによりコンプレッショ
ンリング13が加圧挾持されて、該コンプレッションリ
ング13により防爆グランド14と該筒形端末処理金具
7との間の封止がなされている。
【0024】封止金具9の各貫通孔9aから導出された
各無機絶縁ケーブル本体6の先端には、図1及び図2に
示す如くセラミックスリーブ15が嵌着されて、金属管
6bからの導体6aの気密導出が行われている。即ち、
無機絶縁ケーブル本体6は、その先端で金属管6bが無
機絶縁粉末と共に所定長さ除去されて導体6aが露出さ
れ、この導体6aの露出部分にセラミックスリーブ15
が嵌合されている。該セラミックスリーブ15の基端側
では、該セラミックスリーブ15と金属管6bとに跨が
って金属スリーブ16が嵌合され、該金属スリーブ16
と金属管6bとはろう付け部17で封止接続され、該金
属スリーブ16とセラミックスリーブ15とはろう付け
部18で封止接続されている。該セラミックスリーブ1
5の先端側では、該セラミックスリーブ15と導体6a
とに跨がって金属スリーブ19が嵌合され、該金属スリ
ーブ19と導体6aとはろう付け部20で封止接続さ
れ、該金属スリーブ16とセラミックスリーブ15とは
ろう付け部21で封止接続されている。
各無機絶縁ケーブル本体6の先端には、図1及び図2に
示す如くセラミックスリーブ15が嵌着されて、金属管
6bからの導体6aの気密導出が行われている。即ち、
無機絶縁ケーブル本体6は、その先端で金属管6bが無
機絶縁粉末と共に所定長さ除去されて導体6aが露出さ
れ、この導体6aの露出部分にセラミックスリーブ15
が嵌合されている。該セラミックスリーブ15の基端側
では、該セラミックスリーブ15と金属管6bとに跨が
って金属スリーブ16が嵌合され、該金属スリーブ16
と金属管6bとはろう付け部17で封止接続され、該金
属スリーブ16とセラミックスリーブ15とはろう付け
部18で封止接続されている。該セラミックスリーブ1
5の先端側では、該セラミックスリーブ15と導体6a
とに跨がって金属スリーブ19が嵌合され、該金属スリ
ーブ19と導体6aとはろう付け部20で封止接続さ
れ、該金属スリーブ16とセラミックスリーブ15とは
ろう付け部21で封止接続されている。
【0025】このような構造のコルゲート金属管被覆無
機絶縁ケーブルの防爆端末部では、防爆グランド14の
雄ネジ筒部14bを利用してネジ結合等により取付け相
手に防爆状態に取付けることができる。
機絶縁ケーブルの防爆端末部では、防爆グランド14の
雄ネジ筒部14bを利用してネジ結合等により取付け相
手に防爆状態に取付けることができる。
【0026】このようなコルゲート金属管被覆無機絶縁
ケーブルの防爆端末部では、取付け相手内での火花等の
発生時には、その火花等の洩れを、筒形端末処理金具7
の基端でのコルゲート金属管5との間のろう付け部8
と、筒形端末処理金具7の先端での封止金具9との間の
ろう付け部10と、封止金具9の先端での無機絶縁ケー
ブル本体6との間のろう付け部11と、筒形端末処理金
具7の先端側外周でのバックナット12とコンプレッシ
ョンリング13と防爆グランド14とによる封止部とで
確実に阻止することができる。従って、壊れ難い防爆封
止処理を容易に行うことができる。
ケーブルの防爆端末部では、取付け相手内での火花等の
発生時には、その火花等の洩れを、筒形端末処理金具7
の基端でのコルゲート金属管5との間のろう付け部8
と、筒形端末処理金具7の先端での封止金具9との間の
ろう付け部10と、封止金具9の先端での無機絶縁ケー
ブル本体6との間のろう付け部11と、筒形端末処理金
具7の先端側外周でのバックナット12とコンプレッシ
ョンリング13と防爆グランド14とによる封止部とで
確実に阻止することができる。従って、壊れ難い防爆封
止処理を容易に行うことができる。
【0027】図8は、本発明に係るコルゲート金属管被
覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部の他の実施例を示した
ものである。
覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部の他の実施例を示した
ものである。
【0028】本実施例のコルゲート金属管被覆無機絶縁
ケーブル1は、筒形端末処理金具7の冷却媒体の入出口
7dに冷却媒体通路管22が接続されている。該コルゲ
ート金属管被覆無機絶縁ケーブル1の反対側にも図示し
ないが同様にして筒形端末処理金具が設けられ、該筒形
端末処理金具の冷却媒体の入出口にも冷却媒体通路管が
接続されている。
ケーブル1は、筒形端末処理金具7の冷却媒体の入出口
7dに冷却媒体通路管22が接続されている。該コルゲ
ート金属管被覆無機絶縁ケーブル1の反対側にも図示し
ないが同様にして筒形端末処理金具が設けられ、該筒形
端末処理金具の冷却媒体の入出口にも冷却媒体通路管が
接続されている。
【0029】かかる構造で、火災等が発生した場合に
は、火災検知器等からの信号で冷却媒体通路管22から
該コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブル1のコルゲー
ト金属管5内に冷却水の如き冷却媒体を流通させる。
は、火災検知器等からの信号で冷却媒体通路管22から
該コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブル1のコルゲー
ト金属管5内に冷却水の如き冷却媒体を流通させる。
【0030】実験によると、コルゲート金属管5内に冷
却媒体を入れない場合には、銅の融点(1083℃)までし
か耐熱性が得られないが、冷却水を入れると1300℃で1
時間は耐えられることが確認された。
却媒体を入れない場合には、銅の融点(1083℃)までし
か耐熱性が得られないが、冷却水を入れると1300℃で1
時間は耐えられることが確認された。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るコルゲ
ート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部によれ
ば、下記の効果を得ることができる。
ート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部によれ
ば、下記の効果を得ることができる。
【0032】請求項1に記載の発明では、防爆グランド
を利用してネジ結合等により取付け相手に防爆状態に取
付けることができる。
を利用してネジ結合等により取付け相手に防爆状態に取
付けることができる。
【0033】特に、このようなコルゲート金属管被覆無
機絶縁ケーブルの防爆端末部では、取付け相手内での火
花等の発生時には、その火花等の洩れを、筒形端末処理
金具の基端でのコルゲート金属管との間のろう付け部
と、筒形端末処理金具の先端での封止金具との間のろう
付け部と、封止金具の先端での無機絶縁ケーブル本体と
の間のろう付け部と、筒形端末処理金具の先端側外周で
のバックナットとコンプレッションリングと防爆グラン
ドとによる封止部とで確実に阻止することができる。従
って、壊れ難い防爆封止処理を容易に行うことができ
る。
機絶縁ケーブルの防爆端末部では、取付け相手内での火
花等の発生時には、その火花等の洩れを、筒形端末処理
金具の基端でのコルゲート金属管との間のろう付け部
と、筒形端末処理金具の先端での封止金具との間のろう
付け部と、封止金具の先端での無機絶縁ケーブル本体と
の間のろう付け部と、筒形端末処理金具の先端側外周で
のバックナットとコンプレッションリングと防爆グラン
ドとによる封止部とで確実に阻止することができる。従
って、壊れ難い防爆封止処理を容易に行うことができ
る。
【0034】また、この防爆端末部は金属製なので、耐
熱性もよい利点がある。
熱性もよい利点がある。
【0035】請求項2に記載の発明では、筒形端末処理
金具の冷却媒体の入出口を利用して、コルゲート金属管
内へ冷却水の如き冷却媒体を入れて冷却をすることがで
きる。従って、火災発生時などに無機絶縁ケーブル本体
を熱から効果的に保護することができ、コルゲート金属
管被覆無機絶縁ケーブルの耐熱性を著しく向上させるこ
とができる。
金具の冷却媒体の入出口を利用して、コルゲート金属管
内へ冷却水の如き冷却媒体を入れて冷却をすることがで
きる。従って、火災発生時などに無機絶縁ケーブル本体
を熱から効果的に保護することができ、コルゲート金属
管被覆無機絶縁ケーブルの耐熱性を著しく向上させるこ
とができる。
【図1】本発明に係るコルゲート金属管被覆無機絶縁ケ
ーブルの防爆端末部の一実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
ーブルの防爆端末部の一実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図2】図1の無機絶縁ケーブル本体の先端におけるセ
ラミックスリーブ取付け部の縦断面図である。
ラミックスリーブ取付け部の縦断面図である。
【図3】(A)(B)は図1で用いている筒形端末処理
金具の正面図及び一部縦断側面図である。
金具の正面図及び一部縦断側面図である。
【図4】(A)(B)は図1で用いている封止金具の正
面図及び一部縦断側面図である。
面図及び一部縦断側面図である。
【図5】(A)(B)は図1で用いている防爆グランド
の正面図及び一部縦断側面図である。
の正面図及び一部縦断側面図である。
【図6】(A)(B)は図1で用いているバックナット
の正面図及び一部縦断側面図である。
の正面図及び一部縦断側面図である。
【図7】(A)(B)は図1で用いているコンプレッシ
ョンリングの正面図及び一部縦断側面図である。
ョンリングの正面図及び一部縦断側面図である。
【図8】本発明に係るコルゲート金属管被覆無機絶縁ケ
ーブルの防爆端末部の他の実施例の縦断側面図である。
ーブルの防爆端末部の他の実施例の縦断側面図である。
【図9】従来のコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブル
の防爆端末部の接続箱に対する取付け状態を示す縦断面
図である。
の防爆端末部の接続箱に対する取付け状態を示す縦断面
図である。
1 コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブル 2 防爆接続箱 3 ケーブル導入口 4 処理層 5 コルゲート金属管 6 無機絶縁ケーブル本体 6a 導体 6b 金属管 7 筒形端末処理金具 7a 大径筒部 7b 小径筒部 7c 雌ネジ部 7d 冷却媒体の入出口 7e 封止金具嵌合部 8 ろう付け部 9 封止金具 9a 貫通孔 10,11 ろう付け部 12 バックナット 13 コンプレッションリング 14 防爆グランド 14a,14b 雄ネジ筒部 15 セラミックスリーブ 16 金属スリーブ 17,18 ろう付け部 19 金属スリーブ 20,21 ろう付け部 22 冷却媒体通路管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 勝 神奈川県横浜市金沢区並木1−12−4− 404 (72)発明者 遠藤 卓三 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (72)発明者 大内 秀幸 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 無機絶縁ケーブル本体がコルゲート金属
管内に収容されているコルゲート金属管被覆無機絶縁ケ
ーブルの防爆端末部において、 前記コルゲート金属管の先端側外周に筒形端末処理金具
の基端側が螺着され且つ該筒形端末処理金具の基端が該
コルゲート金属管の外周にろう付け部で封止され、 前記筒形端末処理金具の先端内周には封止金具が嵌合さ
れてろう付け部で該筒形端末処理金具との間が封止さ
れ、 前記封止金具の貫通孔から前記無機絶縁ケーブル本体の
先端部が導出され且つ該封止金具の貫通孔の周囲はろう
付け部で前記無機絶縁ケーブル本体の外周に封止接続さ
れ、 前記筒形端末処理金具の先端側外周にはバックナットと
コンプレッションリングと防爆グランドとが嵌合され、
前記防爆グランドとその基端側外周に螺合される前記バ
ックナットとにより前記コンプレッションリングが加圧
挾持されて該コンプレッションリングにより該防爆グラ
ンドと該筒形端末処理金具との間の封止がなされている
ことを特徴とするコルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブ
ルの防爆端末部。 - 【請求項2】 前記筒形端末処理金具には前記コルゲー
ト金属管内へ入れる冷却媒体の入出口が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のコルゲート金属管被
覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140408A JP2618562B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140408A JP2618562B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05336644A JPH05336644A (ja) | 1993-12-17 |
JP2618562B2 true JP2618562B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=15268062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140408A Expired - Lifetime JP2618562B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | コルゲート金属管被覆無機絶縁ケーブルの防爆端末部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618562B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105387946A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-09 | 苏州华旃航天电器有限公司 | 一种耐高温的温度传感器 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP4140408A patent/JP2618562B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105387946A (zh) * | 2015-12-11 | 2016-03-09 | 苏州华旃航天电器有限公司 | 一种耐高温的温度传感器 |
CN105387946B (zh) * | 2015-12-11 | 2018-02-23 | 苏州华旃航天电器有限公司 | 一种耐高温的温度传感器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05336644A (ja) | 1993-12-17 |
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