JP2615528B2 - 抵抗溶接機用制御装置 - Google Patents
抵抗溶接機用制御装置Info
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- JP2615528B2 JP2615528B2 JP7023868A JP2386895A JP2615528B2 JP 2615528 B2 JP2615528 B2 JP 2615528B2 JP 7023868 A JP7023868 A JP 7023868A JP 2386895 A JP2386895 A JP 2386895A JP 2615528 B2 JP2615528 B2 JP 2615528B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空圧式の抵抗溶接機用
制御装置に関するものである。
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の抵抗溶接機、例えばスポット溶接
機(加圧ヘッドを使用して、被溶接物を加圧して、溶接
電流を流し、被溶接物間に発生するジュール熱で溶接を
している)においては、加圧力をコントロールするため
に、手動または電動のエアレギュレータで空気圧を調整
し、また、加圧の立ち上がりや立ち下がりは、スピード
コントローラにて流量を絞ってコントロールしていた。
機(加圧ヘッドを使用して、被溶接物を加圧して、溶接
電流を流し、被溶接物間に発生するジュール熱で溶接を
している)においては、加圧力をコントロールするため
に、手動または電動のエアレギュレータで空気圧を調整
し、また、加圧の立ち上がりや立ち下がりは、スピード
コントローラにて流量を絞ってコントロールしていた。
【0003】すなわち、図3において、31はレギュレ
ータ、32は上昇スピードコントローラ、33は下降ス
ピードコントローラ、34は加圧バルブ、35は加圧ヘ
ッド、36は溶接ワーク、37は抵抗溶接機用制御装置
である。
ータ、32は上昇スピードコントローラ、33は下降ス
ピードコントローラ、34は加圧バルブ、35は加圧ヘ
ッド、36は溶接ワーク、37は抵抗溶接機用制御装置
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスポット溶
接機において、溶接加圧力を一定の空気圧で制御するた
めに、図4に示すように、被溶接物(以下、溶接ワーク
という)が受ける加圧力は、バルブ信号から十数サイク
ル(商用周波数において)遅れて立ち上がる(T 0)ため
に、通電するまでの加圧時間を十分に長くしないと、爆
飛などが発生し、溶接不良となっていた。
接機において、溶接加圧力を一定の空気圧で制御するた
めに、図4に示すように、被溶接物(以下、溶接ワーク
という)が受ける加圧力は、バルブ信号から十数サイク
ル(商用周波数において)遅れて立ち上がる(T 0)ため
に、通電するまでの加圧時間を十分に長くしないと、爆
飛などが発生し、溶接不良となっていた。
【0005】また、突起溶接などでは、図5に示すよう
に、加圧力の低い所から溶接電流を流すため、加圧力に
スロープを設けて通電していたが、加圧力をコントロー
ルするために、スピードコントローラなどで絞って溶接
しているために、溶接ワークの形状が変わった場合など
は、何度も溶接テストを実施しながら、スピードコント
ローラを調整するなどわずらわしさが発生し、作業性、
信頼性に欠けていた。
に、加圧力の低い所から溶接電流を流すため、加圧力に
スロープを設けて通電していたが、加圧力をコントロー
ルするために、スピードコントローラなどで絞って溶接
しているために、溶接ワークの形状が変わった場合など
は、何度も溶接テストを実施しながら、スピードコント
ローラを調整するなどわずらわしさが発生し、作業性、
信頼性に欠けていた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、調整
の容易な抵抗溶接機用制御装置を提供することを目的と
する。
の容易な抵抗溶接機用制御装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の抵抗溶接機用制御装置は、空圧によって被
溶接物の加圧を行う加圧手段と、溶接加圧力に対応した
入力電流または入力電圧によって前記空圧の調整が行わ
れる空圧調整手段と、前記入力電流または入力電圧を制
御する空圧制御手段とを備え、通電時の設定溶接加圧力
に対応する入力電圧または入力電流より小なる入力電圧
または入力電流から、通電時の設定溶接加圧力に対応す
る入力電圧または入力電流に向かって、入力電圧または
入力電流を増加させない区間と、入力電圧または入力電
流を増加させる区間を繰り返して段階的に前記入力電圧
または入力電流を大きくしたものである。
に、本発明の抵抗溶接機用制御装置は、空圧によって被
溶接物の加圧を行う加圧手段と、溶接加圧力に対応した
入力電流または入力電圧によって前記空圧の調整が行わ
れる空圧調整手段と、前記入力電流または入力電圧を制
御する空圧制御手段とを備え、通電時の設定溶接加圧力
に対応する入力電圧または入力電流より小なる入力電圧
または入力電流から、通電時の設定溶接加圧力に対応す
る入力電圧または入力電流に向かって、入力電圧または
入力電流を増加させない区間と、入力電圧または入力電
流を増加させる区間を繰り返して段階的に前記入力電圧
または入力電流を大きくしたものである。
【0008】
【作用】上記構成により、溶接加圧力を任意に制御する
ことが可能となるため、低い加圧力から通電を開始して
も、通電開始のタイミングのズレによる加圧力の変化を
少なくすることができ、調整が容易に可能となる。
ことが可能となるため、低い加圧力から通電を開始して
も、通電開始のタイミングのズレによる加圧力の変化を
少なくすることができ、調整が容易に可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1、図2を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0010】図1は本実施例のブロック図、図2は本実
施例のタイミングチャートを示す。図1において、1は
電空レギュレータ、2は加圧バルブ、3は加圧ヘッド、
4は溶接ワーク、5は抵抗溶接機用制御装置である。
施例のタイミングチャートを示す。図1において、1は
電空レギュレータ、2は加圧バルブ、3は加圧ヘッド、
4は溶接ワーク、5は抵抗溶接機用制御装置である。
【0011】上記構成における動作を図2を参照して説
明する。図2(A)はバルブ信号と、抵抗溶接の一般的
なシーケンスを示し、図2(B)は時間t1の間、溶接
加圧vsの1.0〜9.9倍のv1を出力した場合を示
す。図2(C)は、上記設定により、溶接ワークの加圧
力を示し、設定圧P0に達するまでに従来例の場合より
Δtだけ早く立ち上がることを示している。
明する。図2(A)はバルブ信号と、抵抗溶接の一般的
なシーケンスを示し、図2(B)は時間t1の間、溶接
加圧vsの1.0〜9.9倍のv1を出力した場合を示
す。図2(C)は、上記設定により、溶接ワークの加圧
力を示し、設定圧P0に達するまでに従来例の場合より
Δtだけ早く立ち上がることを示している。
【0012】具体的に、シリンダ径120mmにおいてP
0を200kg/cm2に設定し、v1=1.5×vsの場合
に、Δtが、3〜4サイクルとなり、20〜30%効率
アップすることが確認される。
0を200kg/cm2に設定し、v1=1.5×vsの場合
に、Δtが、3〜4サイクルとなり、20〜30%効率
アップすることが確認される。
【0013】図2(D)は、時間t2の間、設定圧vsの
0.3〜1.0倍の基準下限値v2よりスロープ制御し
た場合を示し、図2(E)は、溶接ワークの加圧力を示
しており、加圧の途中から通電に入る状態を示してい
る。
0.3〜1.0倍の基準下限値v2よりスロープ制御し
た場合を示し、図2(E)は、溶接ワークの加圧力を示
しており、加圧の途中から通電に入る状態を示してい
る。
【0014】また、図1のブロック図の加圧バルブに
は、従来例にあった上昇、下降スピードコントローラは
なくなり、図2に示すように、v0で上昇させているこ
とを示し、v0は、ヘッド上昇圧を任意に設定すること
になる。
は、従来例にあった上昇、下降スピードコントローラは
なくなり、図2に示すように、v0で上昇させているこ
とを示し、v0は、ヘッド上昇圧を任意に設定すること
になる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
効果が奏される。
効果が奏される。
【0016】(1)加圧制御の再現性、信頼性の向上(2)溶接加圧力の適正制御や加圧スピードの適正コン
トロールが可能 (3)経済性の向上
トロールが可能 (3)経済性の向上
【図1】本発明の一実施例における抵抗溶接機用制御装
置の概略構成図
置の概略構成図
【図2】同装置のタイミングチャート
【図3】従来の抵抗溶接機用制御装置の概略構成図
【図4】同装置のタイミングチャート
【図5】溶接ワークの一例を示す断面図
1 電空レギュレータ 2 加圧バルブ 3 加圧ヘッド 4 溶接ワーク 5 抵抗溶接機用制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】空圧によって被溶接物の加圧を行う加圧手
段と、溶接加圧力に対応した入力電流または入力電圧に
よって前記空圧の調整が行われる空圧調整手段と、前記
入力電流または入力電圧を制御する空圧制御手段とを備
え、通電時の設定溶接加圧力に対応する入力電圧または
入力電流より小なる入力電圧または入力電流から、通電
時の設定溶接加圧力に対応する入力電圧または入力電流
に向かって、入力電圧または入力電流を増加させない区
間と、入力電圧または入力電流を増加させる区間を繰り
返して段階的に前記入力電圧または入力電流を大きくし
た抵抗溶接機用制御装置。 - 【請求項2】通電時の設定溶接加圧力に達する前に通電
を開始した請求項1記載の抵抗溶接機用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7023868A JP2615528B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 抵抗溶接機用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7023868A JP2615528B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 抵抗溶接機用制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1200582A Division JPH0780050B2 (ja) | 1989-08-01 | 1989-08-01 | 抵抗溶接機用制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07204859A JPH07204859A (ja) | 1995-08-08 |
JP2615528B2 true JP2615528B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=12122429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7023868A Expired - Fee Related JP2615528B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 抵抗溶接機用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615528B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4436633A (en) * | 1981-08-14 | 1984-03-13 | Robinsky Eli I | Filtration thickening method and apparatus |
JPS5890383A (ja) * | 1981-11-25 | 1983-05-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 抵抗溶接機の制御方法 |
JPS60223669A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-08 | Nissan Motor Co Ltd | 抵抗溶接機の加圧力制御装置 |
JPS6234681A (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-14 | Miyachi Denshi Kk | スポツト溶接機 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP7023868A patent/JP2615528B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07204859A (ja) | 1995-08-08 |
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Legal Events
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