JP2614910B2 - 土工装置並びに土工装置の保持ピン及び保持手段 - Google Patents

土工装置並びに土工装置の保持ピン及び保持手段

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JP2614910B2 JP63502360A JP50236088A JP2614910B2 JP 2614910 B2 JP2614910 B2 JP 2614910B2 JP 63502360 A JP63502360 A JP 63502360A JP 50236088 A JP50236088 A JP 50236088A JP 2614910 B2 JP2614910 B2 JP 2614910B2
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ディーケバース、マーク・スティーブン
フィドラー、ジェリー・デール
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キャタピラー・インク
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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    • E02F9/28Small metalwork for digging elements, e.g. teeth scraper bits
    • E02F9/2808Teeth
    • E02F9/2816Mountings therefor
    • E02F9/2833Retaining means, e.g. pins
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術領域 本発明は一般的に土工チップを土工装置のアダプタに
固定するためのピン保持アセンブリに関し、さらに詳し
くはピンをチップの開口部及びアダプタのノーブ部分
(先端部分)のボア中に積極的に固定するための保持手
段に関する。
背景技術 リッパー、ローダのバケット及び溝堀り機械に通常使
用されている交換可能な土工用チップ或いは歯は、支持
アダプタ上に強固に固定されなければならないとともに
交換のために素早く除去される必要がある。チップが紛
失すると金銭的な問題に加えて、チップのロスによりア
ダプタが損傷し、時間を要する高価な修繕及び/又は交
換を必要とする。岩石破砕装置に使用されているチップ
が紛失し装置を詰まらせてしまうと、装置に大きな損傷
を与えることになる。
特に衝撃リッパーと組合せて使用されたときには、土
工用チップをそのアダプタに固定するための従来の保持
ピンは完全に成功しているとは言えない。このような応
用においては、保持ピンは極度な振動にさらされ、ピン
が破壊されるか、或いは保持機構が緩んでピン及びチッ
プを紛失することになる。
英国特許第1,518,824号はエラストマ物質により実質
上包囲されている捻じりスプリングリテイナを有するピ
ン保持機構を教示している。捻じりスプリング及びエラ
ストマアセンブリがアダプタノーズの凹部中に配置さ
れ、ピンがアダプタノーズの横方向ボアを通して摺動可
能に配置されるとともにチップの穴と軸方向に整列して
いる。ピンは捻じりスプリングにより押されその力によ
り所定位置に保持されている。上述した機構の1つの実
施態様においては、ピンは溝を有しており、組立てられ
たときに捻じりスプリングがこの溝中に位置するように
なっている。
一般的な保持装置は、保持するための係合表面の間の
摩擦に依存している。1971年11月30日にRichard K.Lies
s等に対して発行された米国特許第3,624,827号は、ピン
に形成された深くて広い中央溝中に取り付けられた摩擦
リングを有する保持ピンを開示している。ピンはアダプ
タのノーズ部分に画成されたボア中に、リング及びボア
との間の摩擦のみによって保持される。このタイプのピ
ンは通常のリッパー及びバケットチップの保持には有効
であるが中央溝がピンの強さを極度に減少させ、特に過
酷な条件下では早期に破損することになる。加えるに
は、ピンは積極的に保持されていないのでボアから振動
により抜け出すことがある。
1976年6月1日にGene R.Klettに対して発行された米
国特許第3,959,901号は、ピンが保持ピンとロックリン
グとの間の摩擦係合のみによって保持されている他の摩
擦タイプの保持装置を開示している。上述した装置と同
様に、振動によりピンが緩くなり、その結果ピンが紛失
しチップがアダプタから分離することになる。
1976年4月27日にLloyd K.Heinold等に対して発行さ
れた米国特許第3,952,433号及び1976年11月9日にLloyd
K.Heinold等に対して発行された米国特許第3,990,162
号は、保持ピンの両端にまたがったスプリングクリップ
を開示しており、これにより拡張された摩擦係合を提供
している。クリップは、スプリングクリップとピンとの
摩擦係合を維持するのを助けるエラストマ物質のカプセ
ルに実質上包まれている。望ましくないことは、スプリ
ングクリップはただピンに部分的に係合しているだけで
あり、スプリングクリップが拡がることによりピンは容
易に除去されてしまう。
よって、土工用チップ及びアダプタのボア中の整列さ
れた開口部中に積極的に保持されるピンにより、土工用
チップがアダプタのノーズ部分に保持されているように
構成されている改良された土工装置が提供される。望ま
しくは、土工装置の作動中の軸方向外側の動きに対して
ピンを維持するとともにその構造が簡単で経済的である
保持手段により、保持ピンは積極的に固定される。
本発明は上述した1つ或いはそれ以上の問題を克服す
ることを目的とする。
発明の開示 本発明の1つの側面によると、ピン保持アセンブリが
提供される。ピン保持アセンブリは外周面を有しその外
周面上に環状溝の形成されたピンと、ピン上に摺動可能
に配置され内周面上に環状溝の形成されたワッシャー
と、組立てられたときピンの溝とワッシャーの溝中でロ
ック係合するように配置されている弾性保持リングを含
んでいる。保持リングは所定の半径方向の厚さを有する
断面を有しており、ピン及びワッシャー中の一方の溝は
保持リングの所定の半径方向厚さと等しいかそれより大
きい深さを有している。
本発明の他の側面によると、土工装置は横方向ボアを
画成したノーズを有するアダプタと、ノーズに入れ子式
に取り付けられ一対の離間した側壁及び該側壁中に軸方
向に整列した一対の穴を有する土工チップを含んでい
る。アダプタのノーズに形成されたボアとチップの側壁
に形成された穴とは実質上軸方向に整列している。ノー
ズ或いはチップに凹部が形成されており、この凹部はボ
ア及び穴と軸方向に整列している。アダプタ上にチップ
を保持するために、一端部に配置された溝を有する保持
ピンが整列されたボア及び穴中に摺動可能に配置され
る。ピンをボア中に固定するための保持手段が凹部中に
配置されアダプタとチップの側壁との間に捕獲されてお
り、この保持手段はボア及びボアに連通した溝を画成す
る内部表面を有する金属製ワッシャーを含んでいる。所
定の半径方向厚さの断面を有する弾性保持リングがピン
及びワッシャーの溝の一方の中に捕獲されており、この
弾性保持リングは保持リングと他方の溝の固定係合のた
めにピンをボア及び穴中に摺動させて挿入するのに適合
している。ピン及びワッシャーの一方の溝は保持リング
の所定の半径方向厚さと等しいかそれ以上の深さを有し
ており、他方の溝は保持リングが溝中から抜け出すのを
防止する十分な深さと形状を有している。保持リング及
びワッシャーは、分解中に保持リングが剪断されるか或
いはワッシャーが破壊されるような形状をしている。
図面の簡単な説明 第1図は保持ピン及び本発明の保持手段によりアダプ
タのノーズに保持される土工チップから構成される土工
装置の展開された等角投影図; 第2図は組立てられた土工装置の拡大断面図; 第3図は第2図のIII−III線に沿った拡大部分断面
図; 第4図はピンの溝及びワッシャーの溝中に位置してい
る弾性保持リングの拡大断面図; 第5図は弾性保持リングの代替実施態様の拡大断面
図; 第6図は本発明の代替実施態様の拡大断面図である。
発明を実施するための最良の態様 第1図、第2図、第3図及び第4図を参照すると、土
工装置10はピン保持アセンブリ15によりその前端部又は
ノーズ16に着脱可能に取り付けられたチップ14を有する
支持部材又はアダプタ12を具備している。ピン保持アセ
ンブリ15は外周表面20及び外周表面に形成された環状溝
21を有する円筒状ピン17を含んでいる。外周表面20とピ
ンの両端部との交点に一対の傾斜した表面18及び19が形
成されている。望ましくは楔形状のノーズ16が、横方向
ボア22と前端部で収斂する一対の側壁24及び26を画成し
ている。アダプタ12の種類によっては、側壁24及び26は
前方で収斂することなく実質上平行であるようなアダプ
タもある。端部壁29を有する凹部28がボア22と同軸にノ
ーズ16の横方向側壁24に形成されている。
楔状ソケット30がアダプタ12の同様な形状を有するノ
ーズ16を収容するためにチップ14に形成されている。望
ましくはその頂部が表面32で終端しているノーズ16は、
チップ14の凹部30の頂部に形成された表面34に少なくと
も部分的に当接するようになっている。
チップ14は一対の前方で収斂する離間した側壁36及び
38と外周面41,42により画成された、一対の横方向に整
列した穴39及び40を有している。側壁36及び38は通常は
ノーズ16の側壁24及び26に適合するように設計されてい
る。穴39及び40はノーズ16のボア22をまたぎ、実質上ボ
アと軸方向に整列している。
第2図及び第3図に最も良く示されているように、ピ
ン保持アセンブリ15はさらに、ピン17をノーズ16のボア
22中で固定するためにノーズ16の横方向側壁24中に形成
された凹部28中に取り付けられた保持手段44を含んでい
る。本発明を逸脱せずして、凹部28はノーズ16の横方向
側壁26に形成されても良く又はチップの側壁36又は38の
一方に形成されても良いことが理解される。
保持手段44はボア48を画成する内部表面47を有するワ
ッシャー46を含んでおり、ワッシャー中にはボアに連通
する半径方向の環状溝50が形成されている。ワッシャー
46は望ましくは金属物質が形成されるが、他の適当な物
質から形成されても良い。ワッシャー46はさらにカウン
ターボア28の端部壁29に隣接した平らな内部側面52と、
チップ14の側壁36に隣接した円錐台形状の外部側面54を
有している。本発明の本質を逸脱せずして、同様な外部
円錐台形状表面をワッシャー46の反対側にも形成しうる
ことが理解される。
第4図に最も良く示されているように、ワッシャー46
の溝50は一対の概略平行な側壁56及び58と、ボア48から
離間された溝の所定の深さAを画成する底部表面60を有
している。
ピン17の溝21は一対の概略平行な側壁62及び64と、ピ
ン17の外部表面20から離間された溝の所定の深さBを画
成する底部表面66を有している。
保持手段44はさらに金属製の割られた弾性保持リング
68を含んでいる。弾性リング68は所定の幅Cを画成する
一対の概略平行な側壁70及び72と所定の半径方向厚さD
を画成する一対の概略平行な内部及び外部表面74及び76
により画成された概略長方形状の断面を有している。リ
ング68はワッシャー46の溝50中に摺動可能に捕獲され
る。リング68はピンを保持する目的に要求される望まし
い弾性、硬さ及びスプリングバックの能力を発揮する通
常のバネ鋼或いはこれに類似する物質から形成すること
ができる。
ピン17は組立てられた位置ではノーズ16のボア22及び
ワッシャー46のボア48中に摺動可能に配置され、チップ
14の側壁36及び38の穴39及び40を実質上貫通して伸長し
ている。リング68はピン17の溝21のワッシャー46の溝50
に固定(ロック)係合する状態で取り付けられる。
望ましくは、ワッシャー46の溝50の深さAはリング68
の所定の半径方向厚さDと等しいか或いはそれより深
い。ピン17に形成された溝21の所定の深さBはリング68
の所定の半径方向厚さDの概略半分に等しい。
第5図を参照すると、本発明の代替実施態様が示され
ており、この代替実施態様は所定の半径方向厚さEを有
する概略円形断面を有する割られた弾性保持リング78を
含んでいる。
リング78はワッシャー46の溝50中に摺動可能に捕獲さ
れる。ボア48から離間した溝50の底面80は、リング78の
円形断面に概略対応する形状をしており溝の深さFを画
成している。
ピン17中に形成された溝21はリング78の円形断面に概
略対応する形状をしており、溝の所定の深さGを画成し
ている。
リング78はピン17の溝21とワッシャー46の溝50に固定
係合するように配置される。
溝50の底面80及びピン17に形成された溝21の形状82は
リング78の円形断面に丁度対応する必要はなく、実際上
第4図に示すような形状でも良い。
望ましくは、ワッシャー46に形成された溝50の深さF
はリング78の所定の半径方向厚さEに等しいか又はそれ
より深く、ピン17に形成された溝21の所定の深さGはリ
ング78の所定の半径方向厚さEの概略半分の深さであ
る。
次に第6図を参照すると、本発明のさらに他の代替実
施態様が示されている。ピン17の溝21はリング68の所定
の半径方向厚さDに望ましくは等しいか或いはそれより
大きな深さHを有している。リング68はピン17の溝21中
に摺動可能に捕獲される。ワッシャー46の半径方向環状
溝50はリング68の半径方向厚さDの概略半分の深さJを
望ましくは有している。一対の傾斜した表面48及び86は
ボア48とワッシャー46の側面52及び54の交差部に設けら
れている。傾斜表面84及び86はカム機能を提供するよう
に寸法付けられており、組立て中にリング68を溝21に押
し付ける。
概略円形断面を有する割られた弾性リング68は溝21中
に摺動可能に捕獲されることが理解される。
産業上の利用可能性 本発明の土工装置10は支持アダプタ上に土工用チップ
或いは歯を着脱可能に積極的に保持するのに特に適して
おり、溝堀り機械或いはローダーバケットの切断縁に使
用されるチップの保持にも同様に有用である。チップ及
びピンは極度の曲げ、捻じり及び振動にさらされるの
で、周期的な交換を可能にしながら積極的なピンの保持
を提供することは非常に困難なことである。
第1図、第2図、第3図及び第4図を参照して作用を
説明すると、保持手段44は最初凹部28中に配置され、チ
ップ14はアダプタ12のノーズ16上に入れ子式に取り付け
られる。これにより保持手段44が凹部28の端部壁29とチ
ップ24の側壁36の間に捕獲される。ワッシャー46の平ら
な内側表面52は凹部の端部壁29に隣接して配置され、円
錐状外側表面54がチップの側壁36に隣接して配置され
る。次いでピン17が大ハンマー又は類似した工具によ
り、チップ14に設けられた整列した穴39及び40、アダプ
タ12のノーズ16に設けられたボア22及び保持手段44のワ
ッシャー46に設けられたボア48を通して手動により打ち
込まれる。ワッシャー46のボア48を通してピン17を打ち
込むと、ピン17の溝21が溝50と半径方向に整列するま
で、割られた保持リング68をピン17の周りに取り付けら
れたワッシャーの溝50の中に押し拡げる。溝が整列した
時点で、保持リング68は内側方向に圧縮されピンの溝21
に係合する。これによりピン17が所定位置に積極的に固
定されチップ14がアダプタ12に保持される。ボア48を通
してピン17を打ち込む方向により、傾斜表面18又は19の
一方がリング68を溝50中に押し拡げるためのカム機能を
提供する。
第1図、第2図、第3図及び第4図に示されたデザイ
ンにおいては、リング68は、概略平行な側壁70及び72が
ワッシャー46に設けられた溝50の概略平行な側壁56及び
58とピン17に設けられた溝21の概略平行な側壁62及び64
に係合する、概略長方形の断面形状を有している。図示
されているように組立状態においては、リング68の所定
の厚さDのうちの概略半分がピン17の溝21中に位置し、
概略半分がワッシャー56の溝50中に位置している。ピン
17に設けられた溝21はリング68が溝21から抜け出すのを
十分に防止する深さBを有していれば良いことが理解さ
れる。望ましくは、土工装置10の作動中に、ピン17を捕
獲されたワッシャー46のボア48から抜け出させようとす
るピン17の端部に印加される軸方向力は、リング68の最
大厚さCが剪断変形して溝21及び50にオーバーラップし
ているリング68により抵抗される。
チップ14を周期的に交換するためにノーズ16のボア22
からピン17を抜き出すためには、大ハンマー等によりピ
ンの端部に力を加え、リング68を溝21及び50の境界で物
理的に十分に剪断するか或いはワッシャー46に破壊を起
こさせる必要がある。リング68を剪断する力或いはワッ
シャー46を破壊する力は、リング或いはワッシャーの断
面積、それらを形成する物質の型及び/或いは熱処理を
変更することにより変更可能若しくは制御可能であるこ
とが理解される。1つの具体的実施例では、保持リング
68に剪断破壊を起こさせるのに必要な力は143〜257KN
(32,200〜57,700lbs)の範囲内である。これは剪断部
分の断面厚さCが概略3.0mm(0.118インチ)であること
に基づいている。
ピン17がチップ14の側壁36方向に打ち込まれると、ワ
ッシャー46の円錐台外側側面54が、側面54と側壁36との
接触点がピンの外周表面20側に実質上なるように、前方
向に収斂する側壁36と共働する。これによりワッシャー
46がピン17に対して上方に引き起こされる傾向が少なく
なり、リング68を溝21及び50の界面近傍で剪断するため
により多くの力を集中することができる。ワッシャー46
の両側表面を円錐台形状にすることにより、ワッシャー
の後ろ向きの取り付けを防止できることが理解される。
上述したデザインと同様な方法で、第5図はリング78
が溝21及び50から抜け出すのを防止するために、リング
の所定の半径方向厚さEの約半分がワッシャー46の溝50
中に位置し、他の約半分がピン17の溝21中に位置する概
略断面円形状を有する割られた弾性保持リング78を開示
している。望ましくは、作動中にピンをワッシャー46の
ボア48から抜け出させようとするピン17の端部に加わる
軸方向力は、リングの最大半径方向断面厚さEが剪断変
形して、溝21及び50中でオーバーラップしているリング
78により抵抗される。
ピン17を抜き出すためには、リング78が剪断されるか
或いはワッシャー46が破壊されなければならない。
第6図の代替実施態様では、リング68はピン17の溝21
中に摺動可能に捕獲される。溝21の深さHはリング68の
所定の半径方向厚さDと等しいか或いはそれより深いの
が望ましく、ワッシャー46の溝50の深さJはリング68の
半径方向厚さDの約半分に等しいのが望ましい。組立状
態では、リングの所定厚さDの約半分がピン17の溝21中
に位置し、約半分がワッシャー46の溝50中に位置する。
上述したように、ワッシャー46の溝50はリング68が溝50
から抜け出すのを防止するために十分な深さHを有して
いれば良いことが理解される。
ピン17がワッシャー46のボア48を通して打ち込まれる
と、ワッシャー46に設けられた溝50が溝21と半径方向に
整列するまで、割られた弾性リング68は溝21中に圧縮さ
れる。溝が整列した時点で、保持リング68はスプリング
バックにより元に戻りワッシャー46の溝50に係合する。
ピン17がボア48を通して打ち込まれる方向により、傾斜
表面84或いは86のうちの一方がカム作用を提供してリン
グ68を溝21中に圧縮させる。
上述した記載より明らかなように、本発明は土工チッ
プ14をアダプタ12上に積極的に保持する手段を提供す
る。
他の側面、目的及び利益は図面、詳細な説明及び添付
請求の範囲を研究することにより得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 ジェンセン、ブライアン・ディ アメリカ合衆国、61525 イリノイ、ダ ンラップ、エス・フレンチ・ドライブ 402 (56)参考文献 実開 昭48−63501(JP,U) 米国特許3856359(US,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノーズ(16)とノーズ(16)に入れ子式に
    取り付けられるチップ(14)を有し、ノーズ(16)は横
    方向ボア(22)と横方向から収斂する側壁(24,26)を
    有し、チップ(14)はボア(22)と軸方向に整列した一
    対の整列した穴(39,40)を画成する横方向に離間した
    収斂する側壁(36,38)を有するソケット(30)を画成
    しており、凹部(28)がボア(22)及び穴(39,40)に
    軸方向に整列してノーズ(16)及びチップ(14)の一方
    に画成されており、保持ピン(17)はその上に環状溝
    (21)の形成された外周面(20)を有している、土工装
    置(10)に使用するのに適した保持ピン(17)及び保持
    手段(44)であって、 保持手段(44)は弾性金属保持リング(68,78)と、円
    錐台側面(54)と内周面(47)を有し内周面(47)中に
    環状溝(50)の形成された金属ワッシャー(46)を有し
    ており、ピン(17)及びワッシャー(46)中の一方の溝
    (21,50)は保持リング(68,78)の所定の半径方向厚さ
    に等しいか或いはそれ以上の深さを有しており、金属ワ
    ッシャー(46)はチップ(14)の穴(39,40)よりも大
    きな外径を有しており、保持手段(44)は組立てられる
    と凹部(28)中に配置され、ピン(17)はノーズ(16)
    上にチップ(14)を保持するために整列されたボア(2
    2)及び穴(39,40)中に配置され、ワッシャー(46)は
    ピン(17)上に摺動可能に配置され、リング(68,78)
    は所定の半径方向厚さの断面を有しピン(17)の溝(2
    1)及びワッシャー(46)の溝(50)の両方に固定係合
    するように配置されており、リング(68,78)は使用状
    態時においては、ワッシャー(46)の一方の側部(54,5
    2)がノーズ(16)及びチップ(14)の横方向側壁(24,
    26,36,38)の1つと共働してピン(17)に加えられる外
    力を溝(21,50)の界面近傍に有効に集中してリング(6
    8,78)を剪断するか或いはワッシャー(46)を破壊しな
    い限り、ピン(17)及びワッシャー(46)中の溝(21,5
    0)と共働してピン(17)のワッシャー(46)からの抜
    け出しを防止するように構成されていることを特徴とす
    る保持ピン(17)及び保持手段(44)。
  2. 【請求項2】保持リング(68)の前記断面は概略長方形
    状である請求の範囲第1項記載の保持ピン(17)及び保
    持手段(44)。
  3. 【請求項3】溝(21,50)のうちの他方は保持リング(6
    8,78)の所定の半径方向厚さの半分の深さを有している
    請求の範囲第2項記載の保持ピン(17)及び保持手段
    (44)。
  4. 【請求項4】前記保持リング(68,78)は円形断面を有
    している請求の範囲第3項記載の保持ピン(17)及び保
    持手段(44)。
  5. 【請求項5】ピン(17)の溝(21)の深さは保持リング
    (68,78)の所定の半径方向厚さの概略半分であり、ワ
    ッシャー(46)中の溝(50)は保持リング(68,78)の
    所定の半径方向厚さに等しいかそれ以上の深さを有して
    いる請求の範囲第1項記載の保持ピン(17)及び保持手
    段(44)。
  6. 【請求項6】弾性保持リング(68,78)は割られた円形
    状である請求の範囲第1項記載の保持ピン(17)及び保
    持手段(44)。
  7. 【請求項7】前方に収斂する横方向側壁(24,26)を具
    備し横方向ボア(22)を画成するノーズ(16)を有する
    アダプタ(12)と、一対の離間した前方に収斂する横方
    向側壁(36,38)と側壁(36,38)中に形成された一対の
    横方向に整列した穴(39,40)を有し、ボア(22)と穴
    (39,40)は実質上軸方向に整列しており、凹部(28)
    がノーズ(16)及び土工チップ(14)の一方に形成され
    てボア(22)及び穴(39,40)と実質上軸方向に整列し
    ている、アダプタ(12)のノーズ(16)上に入れ子式に
    取り付けられた土工チップ(14)と、溝(21)を有し、
    組立てられた状態においてはチップ(14)をアダプタ
    (12)上に保持するためにボア(22)及び穴(39,40)
    中に摺動可能に配置される円筒状ピン(17)を含む土工
    装置(10)であって、 保持手段(44)は金属ワッシャー(46)と割られた弾性
    金属保持リング(68,78)を含んでおり、金属ワッシャ
    ー(46)は土工チップ(14)の一対の離間した前方に収
    斂する横方向側壁(36,38)の一方の近傍か或いはノー
    ズ(16)の前方に収斂する横方向側壁(24,26)の一方
    の近傍に配置された円錐台側面(54)と、ボア(48)及
    びボア(48)に開口する溝(50)を画成する内側表面
    (47)を有しており、金属ワッシャー(46)のボア(4
    8)はノーズ(16)のボア(22)と軸方向に整列可能で
    あり、金属ワッシャー(46)はチップ(14)の穴(39,4
    0)よりも大きな外径を有しており、弾性保持リング(6
    8,78)はピン(17)及びワッシャー(46)の溝(21,5
    0)の一方に捕獲された所定の半径方向厚さの断面を有
    しているとともに、組立て状態においては保持リング
    (68,78)を溝(21,50)の一方に固定係合するためにボ
    ア(22)及び穴(39,40)中にピン(17)を摺動させて
    挿入するのに適しており、ピン(17)及びワッシャー
    (46)中の溝(21,50)のうちの1つの保持リング(68,
    78)の所定の半径方向厚さに等しいか或いはそれ以上の
    深さを有しており、溝(21,50)の深さ及び形状はリン
    グ(68,78)が溝(21,50)から抜け出すのを防止するの
    に十分な深さ及び形状をしており、保持リング(68,7
    8)及びワッシャー(46)はワッシャー(46)の各々の
    側部(52,54)が溝(21,50)の界面近傍に有効に力を集
    中させて保持リング(68,78)を剪断するか或いはワッ
    シャー(46)を破壊するのに十分な外力が印加されない
    限り、ピン(17)の抜け出しを十分に防止するような形
    状をしていることを特徴とする土工装置(10)。
  8. 【請求項8】保持リング(68)は長方形断面を有してい
    る請求の範囲第7項記載の土工装置(10)。
  9. 【請求項9】ワッシャー(46)の溝(50)は一対の平行
    側壁(56,58)を有しており、ピン(17)の溝(21)は
    一対の平行側壁(62,64)を有しており、保持リング(6
    8,78)はピン(17)中の溝(21)及びワッシャー(46)
    中の溝(50)の側壁に係合する一対の平行側壁(70,7
    2)を有している請求の範囲第8項記載の土工装置(1
    0)。
  10. 【請求項10】ピン(17)中の溝(21)の深さは保持リ
    ング(68,78)の所定の半径方向厚さの概略半分の深さ
    であり、ワッシャー(46)中の溝(50)は保持リング
    (68,78)の所定の半径の方向厚さに等しいか或いはそ
    れ以上の深さを有している請求の範囲第7項記載の土工
    装置(10)。
  11. 【請求項11】凹部(28)がノーズ(16)中に形成され
    ている請求の範囲第7項記載の土工装置(10)。
  12. 【請求項12】溝(21,50)のうちの他方は保持リング
    (68,78)の所定の半径方向厚さの概略半分の深さを有
    している請求の範囲第7項記載の土工装置(10)。
  13. 【請求項13】保持リング(68,78)は円形断面を有し
    ている請求の範囲第12項記載の土工装置(10)。
JP63502360A 1987-01-20 1987-11-30 土工装置並びに土工装置の保持ピン及び保持手段 Expired - Lifetime JP2614910B2 (ja)

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US4,515 1987-01-20
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ES2006269A6 (es) 1989-04-16
AU605268B2 (en) 1991-01-10
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JPH02502033A (ja) 1990-07-05

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