JP2613983B2 - 複合機能ポール - Google Patents

複合機能ポール

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JP2613983B2
JP2613983B2 JP3062200A JP6220091A JP2613983B2 JP 2613983 B2 JP2613983 B2 JP 2613983B2 JP 3062200 A JP3062200 A JP 3062200A JP 6220091 A JP6220091 A JP 6220091A JP 2613983 B2 JP2613983 B2 JP 2613983B2
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一男 森田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、庭園や緑地等で水や
電気を使う上で非常に役立つ便利な複合機能ポールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、一般家庭の庭園や緑地等における
庭仕事や緑地手入等の具体的な作業には、例えば、涼を
とるための散水や植木や草花等への灌水、あるいは、芝
刈りや植木等への殺虫剤散布と様々な作業がある。散水
や灌水の場合には水が要るので、地面に埋め込まれた散
水栓や止水柱に先端に適当なノズル(例えば、スプリン
クラーヘッド)を取着した中継ホースで水を引き、散水
・灌水する。
【0003】芝刈りや殺虫剤散布の場合には電源が要る
ので、建屋側壁のコンセントから中継コード等を用いて
電気を引いて動力として使っている。この他に庭でバー
ベキューをしたり、車の清掃をしたりする場合も、庭で
電源や水を必要とする。しかし、散水栓やコンセントが
直ぐ傍にあればよいが、普通、庭園等では散水栓やコン
セントは手近にはない。そのため、長いコードやホース
で電気や水を一々引かなければならず、段取りに手間が
かかる。慣れていない人間が作業をする場合は、勝手が
分からずいっそう手間どる。
【0004】もちろん、屋外での電気供給は安全に一層
の注意が必要である。特に水が近くにある場合は気をつ
けなければならない。また、水は様々な目的で使われる
ため、散水・非散水の二つの水供給態様が直に行えるよ
うであると大変便利である。庭園内等に照明ポールが立
っていることもあるが、これは単に夜間照明用の光源が
先端に取り付けられているだけで、水や電源の供給に役
立つようなものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記事情
に鑑み、庭園や緑地等で必要な水と電気が楽にとれると
ともに散水・非散水の二つの水供給態様が直にとれる安
全な複合機能ポールを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の複合機
能ポールは、ポール本体と給電部と非散水式給水部と散
水式給水部と配線と第1配管と第2配管とを備えてい
る。ポール本体は、設置面に立設されるパイプ状であ
る。給電部はポール本体に設けられている。非散水式給
水部は、給電部より下方でポール本体に設けられてい
る。散水式給水部は、給電部より下方でポール本体に設
けられ、それぞれ異なる方向を向いた複数の噴出ノズル
を有する。配線はポール本体内を通り、給電部へつなが
る。第1配管はポール本体内を通り、非散水式給水部へ
つながる。第2配管は、ポール本体内を通り、散水式給
水部へつながる。
【0007】請求項2に記載の複合機能ポールは、ポー
ル本体と給電部と非散水式給水部と散水式給水部と配線
と配管と水量調節部とを備えている。ポール本体は、設
置面に立設されるパイプ状である。給電部はポール本体
に設けられている。非散水式給水部は、給電部より下方
の位置でポール本体に形成された第1凹部内に収容され
ている。散水式給水部はポール本体において給電部より
下方の位置に設けられ、それぞれ異なる方向を向いた複
数の噴出ノズルを有する。配線はポール本体内を通り、
給電部へつながる。配管はポール本体内を通り、非散水
式給水部及び散水式給水部へつながる。水量調節部は
ール本体に形成された第2凹部内に収容され、給水部か
らの供給水量を変えるためのものである。
【0008】請求項3に記載の複合機能ポールは、ポー
ル本体と給電部と非散水式給水部と散水式給水部と配線
と配管とを備えている。ポール本体は、設置面に立設さ
れるパイプ状である。給電部はポール本体に設けられて
いる。非散水式給水部は給電部より下方でポール本体に
設けられている。散水式給水部は給電部より下方でポー
ル本体に設けられ、それぞれ異なる方向を向いた複数の
噴出ノズルを有する。配線はポール本体内を通り、給電
部へつながる。配管はポール本体内を通り、非散水式給
水部及び散水式給水部へつながる。ポール本体の内外を
通じる連通孔が給水部より下方の位置に形成されてい
る。
【0009】請求項4に記載の複合機能ポールでは、請
求項3に記載の複合機能ポールにおいて、連通孔は設置
面に近接して形成されている。複合機能ポールは、ポー
ル本体内で設置面に沿って配置された仕切りをさらに備
えている。
【0010】請求項5に記載の複合機能ポールは、ポー
ル本体と給電部と非散水式給水部と散水式給水部と配線
と配管と仕切りとを備えている。ポール本体は、設置面
に立 設されるパイプ状である。給電部はポール本体に設
けられている。非散水式給水部は給電部より下方でポー
ル本体に設けられている。散水式給水部は給電部より下
方でポール本体に設けられ、それぞれ異なる方向を向い
た複数の噴出ノズルを有する。配線はポール本体内を通
り、給電部へつながる。配管はポール本体内を通り、非
散水式給水部及び散水式給水部へつながる。仕切りはポ
ール本体内で設置面に沿って配置されている。
【0011】
【作用】この発明の複合機能ポールを使えば、水や電気
が楽にとれるようになる。この発明の複合機能ポールは
ポール本体に給水部と給電部が併設されているので、こ
れを庭園の適当な何箇所かの位置に配しておけば、長い
中継用のホースやコードを一々引き回さずとも、ポール
から水も電気も簡単にとれる。
【0012】さらに、この発明の複合機能ポールは、電
気と水が近接していても、給電部が給水部の上方に位置
しており、給水部まわりの水が給電部の方に侵入し難い
構造であるため、給電部の電気的絶縁が損なわれず、そ
の結果、適正な照明・給電機能が確実に維持されること
は勿論、危険な漏電が避けられ安全性が高い。それに、
給電部への配線と給水部への配管が共にポール本体を通
っているため、配線や配管が損傷し難く、この点も安全
性を高めている。
【0013】非散水式と散水式の両方の供給部があっ
て、非散水式放水と散水式放水が簡単に行えるため非常
に便利である。また、給電部への配線と給水部への配管
が共にポール本体を通っている場合、複合機能ポールの
外観もスッキリとして、ポールが目障りとなって庭園の
美観を損ねるといった不都合もない。散水式給水部が複
数の噴出ノズルを備え、これら噴出ノズルがそれぞれ異
なる方向を向いているようであると、広い領域への散水
式放水が可能である。
【0014】請求項1に記載の複合機能ポールでは、非
散水式給水部への配管と散水式給水部への配管とが別々
に設けられていると、散水式給水部を自動化し所定時間
だけ放水するようにしておいて、非散水式給水部からは
随時に放水するという高度な利用形態が可能となる。
【0015】請求項2に記載の複合機能ポールでは、給
水部からの供給水量を変えるための水量調節部(バル
ブ)がポール本体に設けられている場合には、簡単に適
切な量で水が出せるので便利である。この水量調節部は
給水部とは別個に設けられており、ポール本体に形成さ
れている第1及び第2凹部内にそれぞれ収容される。こ
のうようにして、非散水式給水部及び水量張設部がポー
ル本体の周壁とほぼ面一になる。したがって複合機能ポ
ールの美観が向上するとともに、安全性が高くなる。こ
れらの突出度が高い場合は、物や人が突出部分に衝突し
やすくなり、人体の負傷またはポールの損壊が生じやす
くなる。
【0016】請求項3に記載の複合機能ポールでは、ポ
ール本体の内外に通じる連通孔が給水部より下方の位置
に形成されている場合、給水部への配管が万一破損しポ
ール本体内で漏水が起こっても直ちに連通孔より漏水が
排出されるので、給電部が水に漬かるという事態が避け
られる。
【0017】請求項4に記載の複合機能ポールでは、請
求項3に記載の複合機能ポールにおいて、連通孔が設置
面に近接して配置されておりさらに仕切りがポール本体
内で設置面に沿って配置されているため、ポール本体内
の漏水は速やかに排出される。
【0018】請求項5に記載の発明では、仕切りがポー
ル本体内で設置面に沿って配置されているため、設置面
からの湿気がポール本体内に侵入するのを防止できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の複合機能ポールにかかる実
施例を、図面を参照しながら詳しく説明する。図1は、
実施例にかかる複合機能ポールの要部を縦に断面してあ
らわす。図2は、図1の複合機能ポールの照明部および
給電部まわりを拡大してあらわし、図3は、図1の複合
機能ポールの給水部まわりを拡大してあらわす。図4
は、図1の複合機能ポールの散水式給水部の配置状態を
あらわす。図5は、図1の複合機能ポールの給電部と給
水部の外観を側面からみた状態をあらわす。
【0020】この複合機能ポール1は、地面(設置面)
に立設されるパイプ状のポール本体2を備えている。ポ
ール本体2は、普通、断面が円形あるいは四角形のパイ
プからなり、設置状態では下部2b側が地中に埋め込ま
れ、頭部2a側は光透過性蓋体(グローブ)10で塞が
れている。ポール本体2には、照明部4と給電用コンセ
ント(給電部)5、給水用蛇口(非散水式給水部)6お
よび3個のシャワーノズル(散水式給水部)7が上から
下へ設けられており、配線9、11が下方のコード引込
口(図示省略)からポール本体2内を通って照明部4と
コンセント5に達するとともに、配管12、配管16が
配管取入口2k、2iからポール本体2内を通って蛇口
6とシャワーノズル7に達している。
【0021】コンセント5は常時むき出し状態だと雨水
により電気的絶縁が損なわれ給電端子の短絡・漏電事故
が発生する恐れがある。そのため、この複合機能ポール
1では、使用しない(電気をとらない)時は、図5に示
すように、コンセント5の差し込み口5aにチェーン3
9で吊設されたキャップ14を被せ雨水がかからないよ
うにして保護する。なお、コンセント5に接続するプラ
グも防水キャップ付きのものを使えば、使用中の水侵入
による短絡事故等の防止が図れる。
【0022】照明部4の点灯用スイッチはポール本体2
に設けられていてもよいし、電源の元スイッチで共用さ
せるようにしてもよい。蛇口6の手前には水量を変化さ
せるバルブ20が設けられている。バルブ20のツマミ
20aを回すことにより、配管12内を流れる水量が調
整できるのである。ツマミ20a先端に目印をポール本
体2表面に水量目盛を設けて供給水量の見当がつくよう
にしておくとよい。バルブ20は蛇口6とは別個に設け
られているため、両部材の突出度が低減される。したが
って複合機能ポールの美観が向上するとともに、安全性
が高くなる。これらの突出度が高い場合は、物や人が突
出部分に衝突し易くなり、人体の負傷まはたポールの損
壊が生じやすくなる。
【0023】シャワーノズル7の配管16への水の導入
はタイマーによる電磁弁制御で自動化してもよい。電磁
弁制御機構はポール本体2に設けてもよいし、ポール1
外の元栓のところに設けてもよい。蛇口6への配管12
はシャワーノズル7とは別に設けられているので、タイ
マと関係なく蛇口6からは随時に水がとれる。ポール本
体2における地面より少し上となる位置には内外に通じ
る連通孔18が形成されている。配管12、16が凍結
等で破裂するようなことがあっても、ポール本体2内に
漏れ出す水は直ちに連通孔18から外部に排出される。
ポール本体2内における連通孔18内の直ぐ下のほぼ地
表位置には、発砲スチロール製の仕切り19が設置され
ており、地下からの湿気等も侵入し難くなっている。ま
た、この仕切り19に対して連通孔18が近接して配置
されているため、ポール本体2内の漏水は速やかに連通
孔18から外部に排出される。
【0024】蛇口6の取り付けは以下のようになってい
る。ポール本体2の側面には取付孔2eが開いていて、
ここに蛇口用中継カップ31が嵌め込まれており、一
方、配管12の先端には90°の曲がり部12aが設け
られており、この曲がり部12aの内壁に形成された雌
ネジ部12bが中継カップ31の底の貫通孔31aから
覗いていて、蛇口6の雄ネジ部6aを中継カップ31の
貫通孔31aを通して雌ネジ部12bにねじ込んでゆ
く。蛇口6は外周面に鍔部6bを有していて、蛇口6の
ねじ込みに伴い鍔部6bにより中継カップ31が押され
て、中継カップ31の鍔部31bがポール本体2の周表
面にしっかり係止して中継カップ31が止められる。蛇
口6のねじ込みが進むと、今度は、配管12の周囲にポ
ール本体2内径形状に合わせ少し小さ目に形成された鍔
部12cがポール本体2内壁面に当接する。この時点か
ら、さらに蛇口6をねじ込めば、鍔部31bと鍔部12
cがポール本体2を内と外からしっかり挟み付けて、結
果的に蛇口6が強固に固定される。
【0025】以上の説明及び図3から明らかなように、
蛇口6は中継カップ31内に収容され、ポール本体2の
壁面とほぼ面一になっている。したがって複合機能ポー
ル1の美観が向上するとともに、安全性が高くなる。
お、配管12の鍔部12cは、図6にみるように、えり
巻き状に形成されており、配管12がポール本体2内壁
面に引きつけられても、配管12はポール本体2のほぼ
中央の位置を保つ。蛇口6をポール本体2の周方向に沿
って複数個取り付ける場合は、配管12がポール本体2
のほぼ中央に位置していると蛇口6のねじ込み取り付け
が問題なく行える。
【0026】シャワーノズル7の取り付けも蛇口6と同
様であるので詳細な説明は省略する。ただ、3個のシャ
ワーノズル7は、図4にみるように、120°で等角配
置されており、3方に向けて広い範囲に放水できるよう
になっている。配管16の鍔部16aには適当な孔や切
り欠きを設け、他の配管12や配線9、11を通すよう
にすることは言うまでもない。一方、コンセント5の取
り付けは、以下のようになっている。ポール本体2の側
面にはコンセントの取付孔2fが開いているとともに、
図7にみるように、配管12上部にはコンセント取付座
12eが設けられている。取付座12eはコンセント5
を軸方向の半割した下半分が嵌合する凹部を有する。
【0027】まず、電源につながるゴムコード22をポ
ール本体2の下部にあるコード引込口2hより引き込
み、取付孔2fから外にいったん引き出し、ポール本体
2の外でコンセント5に接続する。なお、ポール本体2
内には波付ケーブル保護管23が波と波の間を鍔部12
cの谷部12hに嵌まり込ませることでずり落ちないよ
うに設けられており、ゴムコード22は波付保護管23
を通して引き出される。コード22を接続した後、コン
セント5に絶縁保持枠26を嵌め込む。この保持枠26
の内径はコネクタ5のボディより僅かに大き目になって
いるだけでプラグの着脱でコンセント5が抜けたり回転
したりしないように強固に取り付けできるようになって
いる。このコード22および保持枠26付のコンセント
5を取付孔2fに嵌め込む。保持枠26の鍔部26aの
ポール本体2の周表面に当接する面が周表面の曲面に合
う曲面形状になっていて、鍔部26aはポール本体2の
周表面に密着する。
【0028】保持枠26の胴部26bは取付孔2fの直
径程度の外径であり、胴部26cは取付座12eの凹部
に丁度嵌まる程度の外径である。コンセント5を取付座
12eの凹部に嵌め、その上から図8に示す取付カバー
28を貫通孔28aを通して取付座12eにねじ止めす
ることにより、コンセント5を固定する。取付カバー2
8はコンセント5を軸方向の半割した上半分が嵌合する
凹部を有することはいうまでもない。ただ、取付カバー
28は、図9にみるように、寸法Hだけ浅くなってお
り、取付カバー28の凹部の方がコンセント5より少し
小さ目でねじ止めした場合にコンセント5を確実に締め
付ける状態となるようになっている。取付座12eの凹
部の方がコンセント5より少し小さめであったり、取付
カバー28の凹部と取付座12eの凹部の両方がコンセ
ント5より少し小さめであって、コンセント5を確実に
締め付ける状態となるようになっていてもよい。そし
て、この実施例の場合、さらに取付カバー28内面の凹
み28bに保持枠26の突起26eが嵌まり込むことで
容易に回転しないようになっている。コンセント5は、
このようにして強固に取り付けられるのである。
【0029】バルブ20の取り付けも蛇口6の場合とほ
ぼ同様にしてなされる。ポール本体2の側面には取付孔
2gが開いていて、ここにバルブ用中継カップ33が嵌
め込まれており、一方、配管12側には鍔部12cと同
様の位置決め用の鍔部12eが設けられていて、先端に
90°の曲がり部12fが設けられており、この曲がり
部12fに形成された雌ネジ部12gが中継カップ33
の底の貫通孔33aから覗いていて、バルブ20の雄ネ
ジ部20を中継カップ33底の貫通孔33aを通して
雌ネジ部12gにねじ込んでゆく。蛇口6の場合と同様
に鍔部33bと鍔部12eがポール本体2を内と外の両
側からしっかり挟み付けてゆき、結果的にバルブ20が
強固に固定されることとなる。
【0030】以上の説明及び図3から明らかなように、
バルブ20は中継カップ33内に収容され、バルブ20
はポール本体2の壁面とほぼ面一になっている。したが
って複合機能ポール1の美観が向上するとともに、安全
性が高くなる。照明部の取り付けは、以下の通りであ
る。防水隔壁40を隔壁取付片12mに固定するととも
にコード41を防水ケーブルクランプ42を通して引き
出しポール本体2の外で安定器取付板51の下側にねじ
止めされている端子台52へ接続する。なお、ポール本
体2内には波付ケーブル保護管24が波と波の間を鍔部
12cの谷部12hに嵌まり込ませることでずり落ちな
いように設けられており、コード41は波付保護管24
を通して引き出される。
【0031】安定器取付板51自体は取付ベース45の
下側にねじ止めされ安定器55を固定保持している。そ
して、取付ベース45をポール本体2の頭部内部に嵌め
込んだ状態でねじ止めする。取付ベース45の上側には
蛍光灯用ソケット56が取り付けられているので、これ
に蛍光灯57を取り付ける。最後に雨水侵入防止用の光
透過性蓋体10が取り付けられる。取付ベース45のね
じ部45aに光透過性蓋体10のねじ部10aが防水パ
ッキン36を挟み付けるようにしてねじ込まれているの
である。このように取り付けられている蛇口6やシャワ
ーノズル7、バルブ20、コンセント5および蛍光灯5
7は容易に新品と取り替え可能である。
【0032】以上のように構成された複合機能ポールを
建柱する場合は、例えば、以下の要領で行う。 ポール本体内部の配管にエルボ等を介してホース又
はパイプを接続する。 庭等に穴を堀り、ポールを立てる。 ホース又はパイプを着脱自在の継ぎ手を使って元栓
側に接続する。 コードの他端側を建屋側の電源に接続する。 露出している配管やコードを埋め込む。 この発明は上記の実施例に限らない。ポール本体は埋め
込み式である必要はない。三脚等で地表に立設するタイ
プでもよい。露出している配管やコードを埋め込まずに
地表を這わしておいてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、この発明の複合機
能ポールは、ポール本体に給水部と給電部が併設されて
いるので、水と電気が楽にとれ、しかも、複合機能ポー
ルにおいて電気と水が近接していても、照明部と給電部
が給水部の上方に位置していて給水部まわりの水が給電
部の方に侵入し難い構造であるため、適正な照明・給電
機能が確実に維持されることは勿論、危険な漏電が避け
られ安全性が高く、かつ、散水・非散水の二つの水供給
態様がとれるため大変に便利である。
【0034】散水式給水部が複数の噴出ノズルを備え、
これら噴出ノズルがそれぞれ異なる方向を向いているよ
うであると、広い領域への散水式放水が可能となる利点
がある。非散水式給水部への配管と散水式給水部への配
管とが別々に設けられていると、散水式給水部を自動化
し所定時間だけ放水するようにしておいて、非散水式給
水部からは随時に放水するという高度な利用形態が可能
となるため、より便利である。
【0035】給水部からの供給水量を変えるための水量
調節部(バルブ)がポール本体に設けられている場合に
は、簡単に適切な量で水が出せるのて便利である。この
水量調節部は給水部とは別個に設けられており、ポール
本体に形成されている第1及び第2凹部内にそれぞれ収
容されている。このようにして、給水部及び水量調節部
がポール本体の周壁とほぼ面一になる。したがって複合
機能ポールの美観が向上するとともに、安全性が高くな
る。これらの突出度が高い場合は、物や人が突出部分に
衝突しやすくなり、人体の負傷またはポールの損壊が生
じやすくなる。ポール本体の内外に通じる連通孔が給水
部より下方の位置に形成されている場合、ポール本体内
の漏水が直ちに連通孔より排出されるため、安全面や給
電機能がよりしっかりしている。連通孔が地表面に近接
して配置されておりさらに仕切 りがポール本体内で設置
面上に配置されている場合は、設置面からポール本体内
に湿気が侵入しにくくなっており、さらにポール本体内
の漏水は速やかに排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる複合機能ポールの要部の縦断面
図である。
【図2】実施例にかかる複合機能ポールの照明部および
コンセントまわりの拡大断面図である。
【図3】実施例にかかる複合機能ポールの蛇口およびシ
ャワーノズルまわりの拡大断面図である。
【図4】実施例にかかる複合機能ポールのシャワーノズ
ルの配置説明図である。
【図5】実施例にかかる複合機能ポールのコンセントと
蛇口およびシャワーノズルまわりの外観をあらわす側面
図である。
【図6】実施例にかかる複合機能ポールの配管における
鍔部部分まわりをあらわす部分平面図である。
【図7】実施例にかかる複合機能ポールの配管における
コンセント用の取付座まわりをあらわす部分正面図であ
る。
【図8】実施例にかかる複合機能ポールにおけるコンセ
ントの取付カバーの平面図である。
【図9】図8の取付カバーのB−B断面図である。
【符合の説明】
1 複合機能ポール 2 ポール本体 4 照明部 5 コンセント(給電部) 6 蛇口(非散水式給水部) 7 シャワーノズル(散水式給水部) 18 連通孔 20 バルブ(水量調節部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−148026(JP,A) 実開 昭52−95877(JP,U) 実願 昭54−74133号(実開 昭55− 173237号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置面に立設されるパイプ状ポール本体
    と、 前記ポール本体に設けられた給電部と、 前記給電部より下方で前記ポール本体に設けられた、非
    散水式給水部と、 前記給電部より下方で前記ポール本体に設けられ、それ
    ぞれ異なる方向を向いた複数の噴出ノズルを有する散水
    式給水部と、 前記ポール本体内を通る、前記給電部への配線と、 前記ポール本体内を通る、前記非散水式給水部への第1
    配管と、 前記ポール本体内を通る、前記散水式給水部への第2配
    管と、 を備えた複合機能ポール。
  2. 【請求項2】 設置面に立設されるパイプ状ポール本体
    と、 前記ポール本体に設けられた給電部と、 前記給電部より下方の位置で前記ポール本体に形成され
    た第1凹部内に収容された非散水式給水部と、前記ポール本体において前記給電部より下方の位置に設
    けられ、 それぞれ異なる方向を向いた複数の噴出ノズル
    を有する散水式給水部と、 前記ポール本体内を通る、前記給電部への配線と、 前記ポール本体内を通る、前記非散水式給水部及び散水
    散水式給水部への配管と、前記ポール本体に形成された第2凹部内に収容され、
    記非散水式給水部からの供給水量を変えるための水量調
    節部と、 を備えた複合機能ポール。
  3. 【請求項3】 設置面に立設されるパイプ状ポール本体
    と、 前記ポール本体に設けられた給電部と、 前記給電部より下方で前記ポール本体に設けられた、非
    散水式給水部と、 前記給電部より下方で前記ポール本体に設けられ、それ
    ぞれ異なる方向を向いた複数の噴出ノズルを有する散水
    式給水部と、 前記ポール本体内を通る、前記給電部への配線と、 前記ポール本体内を通る、前記非散水式給水部及び散水
    散水式給水部への配管とを備え、 前記ポール本体の内外に通じる連通孔が給水部より下方
    の位置に形成されている、複合機能ポール。
  4. 【請求項4】 前記連通孔は前記設置面に近接して形成
    され、 前記ポール本体内で前記設置面に沿って配置された仕切
    りをさらに備えている、請求項3に記載の複合機能ポー
    ル。
  5. 【請求項5】 設置面に立設されるパイプ状ポール本体
    と、 前記ポール本体に設けられた給電部と、 前記給電部より下方で前記ポール本体に設けられた、非
    散水式給水部と、 前記給電部より下方で前記ポール本体に設けられ、それ
    ぞれ異なる方向を向いた複数の噴出ノズルを有する散水
    式給水部と、 前記ポール本体内を通る、前記給電部への配線と、 前記ポール本体内を通る、前記非散水式給水部及び散水
    式給水部への配管と、 前記ポール本体内で前記設置面に沿って配置された仕切
    りと、 を備えた複合機能ポール。
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