JP2612959B2 - 塗料臭気測定方法 - Google Patents

塗料臭気測定方法

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康子 熊野
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塗料を塗布した際に、塗布面から発せられる
臭気の測定方法に係るものである。
(従来の技術) 従来、塗装を行なう際の臭気測定は、塗装現場で塗装
部から発生する気体を採取し、実験室において各種ガス
の検知管、またはガスクロマトグラフイー等を用いて塗
料の臭気の成分を行っている。
また臭気の強さに関しては、採取した気体を人間の嗅
覚によって測定する三点比較式臭袋法が一般的である。
(発明が解決しようとする課題) 従来、塗装を行なう際の臭気の測定は、実際に現場で
施工して塗装部からの発生気体を採取して測定しなけれ
ばならないため、手軽に測定することができない。
また三点比較式臭袋法は、嗅覚の個人差が大きく、誤
差が可成り大きい。またこの測定を行なうためには、資
格者を要するため、一般的な方法とはいえない。
更に、現在市販されているにおいセンサーでは、測定
時の温度や湿度を制御しながら臭気強度を測定できるも
のがない。
本発明はこのような実情に鑑みて提案されたもので、
その目的とする処は、施工現場の環境条件を再現し、同
条件の下に塗料の臭気を効果的に測定しうる塗料臭気の
測定方法を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る塗料臭気測
定方法によれば、板状基片に塗料を塗布して供試体を作
成したのち、同供試体を温度センサー、湿度センサー及
び同各センサーによって夫々制御されるヒーター、及び
冷凍機、加湿器とにおいセンサーとを具えた臭気測定装
置の試料室内に設置し、前記においセンサーによって塗
料塗布後の臭気強度を測定するものである。
(作用) 本発明によれば前記したように、板状基片に塗料を塗
布して供試体を作製し、臭気測定室の試料室内に設置す
ることによって、塗料には実際の施工と同様の乾燥が行
なわれ、短時間で高精度の臭気強度が測定される。
また前記試料室には温度、湿度のセンサー、及び同各
センサーによって制御されるヒーター、冷凍機、加湿器
及びにおいセンサーが配設されているので、種々の損
度、あるいは湿度の下での塗料の臭気強度の測定が可能
となる。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(1)は臭気測定装置本体、(2)は試料室で、同試
料室(2)は周壁及び天井並に床部を断熱材(3)で断
熱され、天井部にはにおいセンサー(4)と、温度セン
サー(5)及び湿度センサー(6)とが配設され、内壁
部にヒーター(7)が配設され、更に冷凍機(8)が内
蔵されている。
前記温度センサー(5)及び湿度センサー(6)には
温度制御装置(9)及び湿度制御装置(10)が接続さ
れ、前記温度センサー(5)の検知信号を受けた温度制
御装置(9)によって前記ヒーター(7)及び冷凍機
(8)が作動される。
また前記湿度センサー(6)の検知信号を受けた加湿
器(11)によって、試料室(2)内に水蒸気(12)が供
給されるように構成されている。
(A)は供試体で、アルミニウムより構成された2.4
×1.2cmで厚さ0.1cmの方形の板状基片(13)に塗料(1
4)を0.02g/cm2塗布して製作し、第4図に示すように時
計皿(15)上に設置し、試料室(2)内に入れて供試体
(A)の塗料(14)から発生する臭気をにおいセンサー
(4)で測定した。
試料室(2)内部に設置されたヒーター(7)、冷凍
機(8)、及び試料室(2)に隣接して配設された加湿
器(11)は、すべて温度センサー(5)及び湿度センサ
ー(6)によって制御され、設置値に応じて作動し、試
料室(2)内の雰囲気を所要の状態に設定し、前記にお
いセンサーによって臭気強度を測定しうるようになって
いる。
測定時間は試料室(2)内に供試体(A)を入れてか
ら10分間とした。
第5図及び表−1は温度24℃、湿度60%でA、N2社の
水性塗料の臭気測定を行った結果を示すものである。
両社の水性塗料を比較するとA社の水性塗料の方が初
期の臭気強度が低く、なおかつ速やかに臭気強度が低下
していくことが測定できた。
実際に温度24℃、湿度60%の室内において、両者の水
性塗料の施工を行ったところ、A社の水性塗料の方が臭
気が少なく、また施工後の臭いもN社の水性塗料よりも
速やかに消えた。
また比較例として、N社とA社の水性塗料を各10g、5
00mlの三角フラスコ(21)にとり、10分間密封したの
ち、生成した空気をテドラパツク(22)にとり、3点比
較臭袋法により臭気測定をした。
図中(23)は三角フラスコ(21)から臭気をテドラパ
ツク(22)に吸引するポンプである。(第6図参照) 10人のパネラーによって測定を行ったが、個人差によ
るバラツキが多く、N社の水性塗料の方がA社の水性塗
料よりも臭気強度が大きいというデータは得られなかっ
た。
(発明の効果) 本発明によれば、板状基片に塗料を塗布して臭気測定
装置の試料室内に設置される供試体を作製するため、塗
料が実際の施工と同じように乾燥するので、短時間で高
精度の臭気強度が実験室内で同室内に設置されたにおい
センサーによって測定できる。
また前記試料室は温度センサー、湿度センサー及び同
各センサーによって制御されるヒーター、冷凍機、加湿
器を具えているので、これらによって試料室内の雰囲気
を制御することにより、施工時の条件を再現し、におい
センサーによって同条件下における塗料の臭気強度を得
ることができる。
また同一の塗料について種々の温度、あるいは湿度の
下で臭気強度の測定が可能であり、更にまた塗布後の経
時変化の測定も可能であり、従って塗布を行なう際の最
適条件の測定を行なうこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る塗料臭気測定方法が実施される臭
気測定装置を示す正面図、第2図はその試料室の縦断面
図、第3図は供試体の斜視図、第4図は供試体を時計皿
に設置した状態を示す斜視図、第5図は水性塗料の経時
変化の測定例を示す図、第6図は比較例試験状況を示す
斜視図である。 A……供試体、(1)……臭気測定装置本体、 (2)……試料室、(4)……においセンサー、 (5)……温度センサー、(6)……湿度センサー、 (7)……ヒーター、(8)……冷凍機、 (9)……温度制御装置、(10)……湿度制御装置、 (11)……加湿器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状基片に塗料を塗布して供試体を作成し
    たのち、同供試体を温度センサー、湿度センサー及び同
    各センサーによって夫々制御されるヒーター、及び冷凍
    機、加湿器とにおいセンサーとを具えた臭気測定装置の
    試料室内に設置し、前記においセンサーによって塗料塗
    布後の臭気強度を測定することを特徴とする塗料臭気測
    定方法。
JP26038790A 1990-10-01 1990-10-01 塗料臭気測定方法 Expired - Lifetime JP2612959B2 (ja)

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