JP2611958B2 - 管路内自走装置 - Google Patents

管路内自走装置

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JP2611958B2 JP18687191A JP18687191A JP2611958B2 JP 2611958 B2 JP2611958 B2 JP 2611958B2 JP 18687191 A JP18687191 A JP 18687191A JP 18687191 A JP18687191 A JP 18687191A JP 2611958 B2 JP2611958 B2 JP 2611958B2
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潔 高塚
克彦 伊藤
宣夫 小林
哲 山口
重喜 吉田
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Fujikura Ltd
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は管路内自走装置、さら
に詳しく言えばケーブル管路内を自走して同管路内を撮
像探査したり、同管路内にケーブルを布設したりする管
路内自走装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーブル管路内を工業用カメラで撮像探
査したり、同管路内にケーブルを牽引布設したりするた
めの管路内自走装置として、従来、図6および図7に示
すものが知られている。これは相互に離隔して対向配置
されている前面板102Aと後面板102Bとの間に、
たとえば合成ゴムによって中空円柱状に形成され、内部
に給排気することによって膨張または収縮させることの
できる複数個の、たとえば3個の膨張・収縮体105,
106,107を管路の内周に沿って配設してなる前方
係止部102と、この前方係止部102から軸方向に離
隔して配置される前方係止部102と同一構造の後方係
止部103とが、両者間に間挿される流体圧シリンダ、
あるいは中空円柱状をなし内部に適宜の気体を給排する
ことによって軸方向に伸縮する特性を利用する加圧式推
進体のような推進装置4に対して、自在継手41を介し
てあらゆる平面内において回動自在に連結されて成るも
のであり、前方係止部102の前部には工業用カメラを
搭載した探査部5が、また後方係止部103の後部には
制御部6が設けられていると共に、装置に給電給排気す
るための制御ケーブル7が接続されている。符号Pは内
蔵、または適宜添設されるホースなどからなる給排気系
統を示している。
【0003】図6の装置の作動を簡単に説明すると、ま
ず給排気系統Pによって後方係止部103の各膨張・収
縮体105,106,107に給気し、これらを膨張さ
せて管路1の内壁面に押しつけて軸方向の移動を抑止し
ておき、推進装置4を一杯に伸長させる。こうすると前
方係止部102は管路1内を推進装置4の1ストローク
分だけ前進する。こんどは前方係止部102の各膨張・
収縮体105,106,107に給気してこれらを膨張
させ、後方係止部103の各膨張・収縮体105,10
6,107からは排気して管路1との係止状態を解除し
た後、推進装置4を短縮させる。こうするとこんどは後
方係止部103が前方係止部102に追随して1ストロ
ーク分前進する。このような、言わば「尺取り虫」的動
作を繰り返して装置全体の前後進がなされるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
は、図7で示す様に前方係止部102においても後方係
止部103においても、各膨張・収縮体105,10
6,107はその軸方向両端の軸部105A,105
B,106A,106B・・・等において前面板102
Aおよび後面板102Bに軸支固定されており、そのた
め、これらの膨張による管路内壁面への係止力を高めよ
うとするときには、その軸支点を半径方向外方に、つま
り管路1の内壁にできるだけ近い側に設けなければなら
ないものとなる。しかしながら、このように各膨張・収
縮体105,106,107の支持点を外側に出すとき
には、破線で示したその収縮時の半径方向外方への拡が
りが大きくなり、そのため図8に示されるように管路1
の接続部に段差部12がある場合には管路1の内径が段
差部12のために実質的に小さくなるので、膨張・収縮
体105,106等がたとえ収縮状態にあってもこれが
前記段差部12に引っ掛かってしまい、装置全体が走行
不能に陥る問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、つまり、膨張・
収縮体の管路内壁面への係止力を高めることができると
共に、管路の接続部に段差部等があっても装置の走行に
支障を来たすことがないようにしたものであって、管路
の軸方向に離隔して対向配置された前面板および後面板
と、それら前面板と後面板との間に支持されると共に、
管路の内部円周に沿って配設された複数個の膨張・収縮
体とから成る前方係止部と、この前方係止部から管路の
軸方向に離隔して設けられた前方係止部と同一構造の後
方係止部と、前記前方係止部および後方係止部との間に
設けられ、それら両係止部を相互に連結している推進装
置とを有する管路内自走装置において、前記各膨張・収
縮体の両端にある軸部が前記前面板および後面板に該前
面板および後面板の半径方向に可動に支持されていると
共に、常に半径方向内方に向かう付勢力を受けており、
各膨張・収縮体の半径方向内側には背当板が設けられて
いる管路内自走装置である。
【0006】またこの発明は、前記管路内自走装置にお
いて、前記前面板および後面板の間に、膨張・収縮体を
軸方向に複連に設けてなる管路内自走装置である。
【0007】
【作用】各膨張・収縮体は、膨張時には背当板による反
抗力によって半径方向外方に向かって移動して管路内壁
に接近し、該管路内壁により強く押圧されることになる
から確実な係止状態が得られる。また収縮時には各膨張
・収縮体は常に半径方向内方に向かう付勢力を受けてい
るので、前面板および後面板に沿って半径方向内方に向
かって移動し、装置全体として半径方向の拡がりが小さ
くなって管路内の段差部などに突き当たることなくその
走行が保証される。
【0008】また膨張・収縮体が前面板と後面板との間
において軸方向に複連に設けられる構成においては、一
つの連の膨張・収縮体がたまたま管路の継ぎ目凹部に対
応する位置に来て係止力が得られなくなるような場合に
も、他の連の膨張・収縮体が管路内壁に係合して全体と
して係止力を失わないですむ。
【0009】
【実施例】図1および図2についてこの発明の一実施例
を説明する。この発明においては、前方係止部2におけ
前面板21および後面板22の各膨張・収縮体23,
24,25の両端にある軸部23A,23B,24A,
24B,25A,25Bを支持する孔が半径方向に延び
る長孔21Aおよび22Aとして形成されており、各軸
23A,23B,24A,24B・・・がそれぞれ対
応する長孔21A,22A内に半径方向に可動に支持さ
れ、かつ線ばねのような適宜の引寄せばね9によって常
に半径方向内方に向かう付勢力を受けている。また各膨
張・収縮体23,24,25の半径方向の内側には、前
面板21と後面板22とを連結する部材を兼ねた形の背
当板26が設けられている。この実施例では3個の膨張
・収縮体23,24,25が円周等分位置に3個設けら
れているので、背当板26は図示のようにちょうど正三
角形の断面形を持つものになっている。
【0010】そして、後方係止部3も前方係止部2と同
一の構造を有しており、これら両係止部2,3が図6に
示されている従前の装置と同様に、両者間に間挿された
推進装置4に対して自在継手41を介してあらゆる平面
内において回動自在に連結されている。
【0011】上記構成の管路内自走装置においては、給
排気系統Pによって各膨張・収縮体23,24,25を
給気膨張させるときは、これらの膨張・収縮体23,2
4,25は図2に示されるように膨張するにつれて背当
板26に当接して半径方向外方に向かって移動し、管路
1の内壁に近接して該管路1の内壁を強く押圧する。ま
た逆に膨張・収縮体23,24,25を排気収縮させる
ときは、引寄せばね9による半径方向内方に向かう付勢
力を受けているので、これらは半径方向内方に向かって
引き込まれ、前方係止部2および後方係止部3は両者共
に全体として半径方向の拡がりが従来装置の場合に比べ
てより小さくなる。このことは膨張・収縮体23,2
4,25の膨張時には管路1に対する係止力が増大し、
また収縮時には管路1内の円滑な走行を保証するという
特性を生み出すことになる。
【0012】図3はこの発明の別の実施例を示す。この
実施例では前方係止部2および後方係止部3において、
膨張・収縮体が前面板21と後面板22の間において管
路1の軸方向に複連に設けられている。図示の例では1
連目の膨張・収縮体群23,24,…に加えて、2連目
の膨張・収縮体群27,28、…が軸方向に連設されて
いる。この実施例の装置では、たとえば図4に示すよう
に管路1に継ぎ目凹部11が存在するとき、一方の連の
膨張・収縮体群23等がたまたまこの凹部に対応する位
置に来て係止力が得られない場合でも、他方の連の膨張
・収縮体群27等が管路1の内壁に係合して総体として
前方係止部2の管路1に対する係止が達成できるもので
ある。
【0013】図5はさらに別の実施例を示すものであっ
て、このものでは前面板と後面板8および背当板13が
管路1の内部の円形領域の一方側に偏って位置する変則
的な形の多角形である点が特徴的である。これは図示の
ように管路1内にケーブルCが既に布設してある場合に
有用な形式の装置である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、膨張・収縮体は、膨
張時には背当板による反抗力によって半径方向外方に向
かって移動して管路内壁に接近し、該管路の内壁により
強く押圧されることになるからより確実な強い係止力の
係止状態が得られる。従って自走装置は大きい推進力を
以って管路内を走行し得、大きなけん引力を要する大型
ケーブル等の布設も容易となる。また逆に収縮時にはこ
れら膨張・収縮体は自身の径を収縮させると共に、半径
方向内方に向かう付勢力によって背当板に当たるまで半
径方向内方に向かって移動するので、装置全体として半
径方向の拡がりが従来に比べて著しく小さくなり、その
ため管路内の段差部などに突き当たって走行不能に陥る
ことなく、その円滑な走行が保証されるものである。
【0015】さらに膨張・収縮体が前面板と後面板との
間において軸方向に複連に設けられる構成においては、
一つの連の膨張・収縮体がたまたま管路の継ぎ目凹部に
対応する位置に来て係止力が得られなくなるような場合
であっても、他の連の膨張・収縮体が管路内壁に係合し
て全体として係止力を失わないですむ効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る管路内自走装置の一実施例を示
す側断面図(図2のI−I線においての断面図)であ
る。
【図2】図1の左側正面図である。
【図3】この発明に係る管路内自走装置の図1,図2と
は別の実施例を示す側断面図である。
【図4】図3に示した実施例装置が管路の継ぎ目凹部に
対応した位置に差し掛かった状態を示す側断面図であ
る。
【図5】この発明のさらに別の実施例を示す正面図であ
る。
【図6】従来の管路内自走装置を示す側断面図である。
【図7】図6の左側正面図である。
【図8】管路内の段差部を示す簡略側断面図である。
【符号の説明】
1 管路 2 前方係止部 3 後方係止部 21 前面板 22 後面板 23,24,25;27,28,29 膨張・収縮体 23A,23B,24A,24B,25A,25B 両
端軸部 4 推進装置 26 背当板 9 引寄せばね P 給排気系統
フロントページの続き (72)発明者 小林 宣夫 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 山口 哲 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 吉田 重喜 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路(1)の軸方向に離隔して対向配置
    された前面板(21)および後面板(22)と、それら
    前面板(21)と後面板(22)との間に支持されると
    共に、管路(1)の内部円周に沿って配設された複数個
    の膨張・収縮体(23,24,25)とから成る前方係
    止部(2)と、この前方係止部(2)から管路(1)の
    軸方向に離隔して設けられた前方係止部(2)と同一構
    造の後方係止部(3)と、前記前方係止部(2)および
    後方係止部(3)との間に設けられ、それら両係止部
    (2),(3)を相互に連結している推進装置(4)と
    を有する管路内自走装置において、前記各膨張・収縮体
    (23,24,25)の両端にある軸部(23A,23
    B,24A,24B,25A,25B)前記前面板
    (21)および後面板(22)に該前面板(21)およ
    び後面板(22)の半径方向に可動に支持されていると
    共に、常に半径方向内方に向かう付勢力を受けており、
    各膨張・収縮体(23,24,25)の半径方向内側に
    は背当板(26,13)が設けられていることを特徴と
    する管路内自走装置。
  2. 【請求項2】 前記前面板(21)および後面板(2
    2)の間に、膨張・収縮体(23,24,25;27,
    28,29)が軸方向に複連に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の管路内自走装置。
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