JP2611286B2 - 複数機械の運転状況モニタ装置 - Google Patents

複数機械の運転状況モニタ装置

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JP2611286B2
JP2611286B2 JP62309291A JP30929187A JP2611286B2 JP 2611286 B2 JP2611286 B2 JP 2611286B2 JP 62309291 A JP62309291 A JP 62309291A JP 30929187 A JP30929187 A JP 30929187A JP 2611286 B2 JP2611286 B2 JP 2611286B2
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machine
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machines
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修司 山本
好純 二村
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、工場内等に設置された複数の機械の稼動率
等運転状況をモニタする装置に関するものである。
従来の技術 特定の機械の稼動率運転状況を把握することは、その
機械自体並びにその機械を含むライン全体の改善を図る
上で必要となる。この場合に、最も一般的には、機械の
運転状況を人が監視し、所定の運転状況の継続時間をス
トップウォッチ等で測定することが行われているが、こ
の方法は複数の機械を含むラインを改善するためのデー
タを得るための方法としては工数がかかり過ぎて望まし
いものとは言えない。
そこで、アンドンの表示状況をビデオテープに収録
し、再生して複数の機械の運転状況を把握することが行
われている。アンドンは複数の機械に多重伝送線によっ
て接続され、それら複数の機械の運転状況をランプの点
灯等によって表示するものである。例えば、赤色のラン
プが機械に異常が発生したことを、黄色のランプが作業
者を呼出中であることを、白色のランプが何らかの処理
の実行中であることをそれぞれ示すものとすれば、それ
らのランプの点灯時間をストップウォッチ等によって測
定すれば、アンドンに接続されている複数の機械の運転
状況を把握することができるのである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ビデオテープに収録し、後に再生して
運転状況を把握するのであるため、収録から状況把握ま
でのリードタイムが長くなり、また相当な工数がかか
る。その上、アンドンの複数のランプが同時に点灯した
場合にはビデオテープを複数回繰り返して再生しなけれ
ばならず、面倒であるという問題もある。
問題点を解決するための手段 本発明はこの問題を解決するために、複数の機械の運
転状況を自動的にモニタし得る装置を得ることを目的と
して為されたものであり、このモニタ装置は、第1図に
示すように、(a)複数の機械の運転状況を表す状況デ
ータを伝送する多重伝送線に接続され、その多重伝送線
から供給される状況データを記憶する状況データメモリ
と、(b)前記複数の機械の各々からの状況データと多
重伝送チャンネル・ビットとを対応付ける対応付け手段
と、(c)その対応付け手段と前記状況データメモリに
記憶された状況データとに基づいて、所定の運転状況の
継続時間を測定する計時手段と、(d)その測定された
時間のデータを記憶する時間データメモリとを含み、複
数の機械の運転状況を自動的かつ並行的にモニタするよ
うに構成される。
作用 このように構成されたモニタ装置においては、複数の
機械から多重伝送線を経て供給される各機械の状況デー
タが自動的にかつ並行的に処理され、複数の機械の運転
状況が一挙に把握される。
例えば、多重伝送線を経て供給される状況データが単
純に機械の運転中と停止中とを表すデータである場合に
は、機械の稼動率を把握することができ、状況データ
が、例えば機械の入口に設置されているリミットスイッ
チからの入口ワーク有り信号、機械の出口に設置されて
いるリミットスイッチからの出口フルワーク信号、機械
の制御盤から出力される機械異常信号や工具交換予報信
号、コンベア制御盤から出力される品質チェック予報信
号等、機械の停止原因毎に区別されている場合には、機
械の停止原因をも把握することができる。
発明の効果 このように、本発明に従えば、多重伝送線に接続され
ている複数の機械の運転状況を自動的に把握することが
でき、大幅な工数低減を図ることができる。また、リー
ドタイムが大幅に短縮されるため、機械またはラインに
支障が発生した場合に速やかに対応策を講ずることがで
きる。しかも、人がストップウォッチ等で時間を測定
し、その測定結果から運転状況を表すデータを作成する
場合に比較して、間違いの発生する可能性が少なく、信
頼性の高い情報を得ることができる。
特に、機械の停止原因別に停止時間を知ることができ
る場合には、的確な対策を講ずることが容易となり、各
機械並びにそれらを含むラインを適正な状態に保つこと
が一層容易となる効果が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を詳細に説明するが、これは
文字通り例示であり、本発明はこの他にも当業者の知識
に基づいて種々の変形,改良を施した態様で実施するこ
とができ、以下の実施例に限定して解釈されるべきもの
ではない。
第3図に、本発明の一実施例である運転状況モニタ装
置を設置するに好適な制御システムを示す。この制御シ
ステムは多数の機械をシーケンスコントローラ10によっ
て多重伝送路12を介して時分割制御するシステムであ
る。多重伝送路12には、その伝送路12のチャンネルを制
御するマスタコントロールユニット14と、各機械に配設
された送信ユニット16と、受信ユニット18とが接続され
ている。20は多重伝送インタフェイスである。
マスタコントロールユニット14は、チャンネルカウン
タ22を備えている。チャンネルカウンタ22は発振器24か
ら供給されるパルス信号をカウントし、カウント値が一
定値に達する毎に多重伝送線12にチャンネルカウントパ
ルスを出力する。チャンネルカウンタ22には比較器26が
接続されており、この比較器26はディップスイッチ28の
操作によりレジスタ30にセットされた値と、チャンネル
カウンタ22のカウント値とが等しくなったとき、多重伝
送線12にリセットパルスを供給する。チャンネルカウン
トパルスが正のパルスであるのに対して、リセットパル
スは負のパルスとされ、両パルスの判別が可能とされて
いる。
送信ユニット16もチャンネルカウンタ36を備えてお
り、ラインドライバレシーバ38を介して多重伝送線12か
ら受信したチャンネルカウンタパルスをカウントする。
このチャンネルカウンタ36には比較器40が接続されてお
り、ディップスイッチ42によりレジスタ44に設定されて
いる値とチャンネルカウンタ36のカウント値とが等しく
なったとき、アンド回路46にハイレベル信号を供給す
る。このアンド回路46にはさらに、機械に付随して設け
られた複数のスイッチ48がラッチ50およびパラレル/シ
リアル変換器52を介して接続されている。複数のスイッ
チ48の作動状況に応じて供給されたハイレベルの信号
(以下、ON信号という)あるいはローレベルの信号(以
下、OFF信号という)がラッチ50に保持され、パラレル
/シリアル変換器52によりシリアル信号に変換されて、
アンド回路46に供給されるようになっているのである。
アンド回路46は、比較器40からON信号が供給されている
間、つまりマスタコントロールユニット14によって指定
されている多重伝送線12のチャンネル番号が、送信ユニ
ット16のレジスタ44に設定されている各マシンに特有の
数値に等しい間、スイッチ48の作動状況に関する信号を
ラインドライバレシーバ38を経て多重伝送線12へ供給す
る。
受信ユニット18も送信ユニット16と同様な構成のもの
であり、チャンネルカウンタ5のカウント値に対応する
多重伝送線12のチャンネル番号とレジスタ58に設定され
ている各機械に特有の数値とが等しい間、多重伝送線12
から信号を受信する。
そして、シーケンスコントローラ10は、各機械の送信
ユニット16から供給される信号を多重伝送インタフェイ
ス20を介して受信し、また、逆に多重伝送インタフェイ
ス20および多重伝送線12を経て各機械の受信ユニット18
へ指令信号を供給することにより、複数の機械を時分割
制御する。シーケンスコントローラ10および多重伝送イ
ンタフェイス20は良く知られたものであり、また、本発
明の理解に不可欠なものではないため、詳細な説明は省
略する。
本発明の一実施例である運転状況モニタ装置66(以
下、単にモニタ装置66という)は、第4図に示すように
アンドン68およびアンドン制御盤70と共に上記多重伝送
線12に接続される。アンドン68は、受信ユニット72を介
して多重伝送線12に接続され、その多重伝送線12に接続
されている多数の機械の運転状況を赤,黄および白のラ
ンプで表示するものである。赤色のランプは機械の異常
を示し、黄色のランプは作業者を呼出中であることを示
し、白色ランプは何等かの処理の実行中であることを示
す。アンドン制御盤70は、各機械の送信ユニット16から
多重伝送線12を経て供給される各種の信号に基づいて、
上記3色のランプを点灯させるための信号を作成するも
のである。アンドン68に多数表示された番号に対応して
上記3色のランプが点灯されることにより、多数の機械
の運転状況が一個所で表示される。
各装置の送信ユニット16から機械の運転状況を示すデ
ータとして送られてくる信号は、第5図に示す入口ワー
ク有り信号,機械異常信号,工具交換予報信号、品質チ
ェック予報信号および出口フルワーク信号の5種類であ
り、これら5種類の信号とアンドン制御盤70において作
成される工程異常信号との6種類の信号が、各機械の運
転状況を表す運転状況データとしてモニタ装置66に供給
される。入口ワーク有り信号は、機械の入口に設置され
ているリミットスイッチ76から出力される信号であり、
機械74の入口側のコンベア78上に待機しているワーク80
が存在することを示す。工具交換予報信号は、機械74の
制御盤から出力される信号であり、機械74において工具
の交換が行われることを示す信号である。品質チェック
予報信号は、機械74の出口側のコンベア82のコンベア制
御盤84から出力され、機械74で加工された製品の品質チ
ェックが行われることを示す。出口フルワーク信号はリ
ミットスイッチ86からの信号であり、機械74による処理
後のワークがコンベア82上に最大予定数だけ待機してい
る状態にあることを示す。工程異常信号は、入口ワーク
有り信号がONで出口フルワーク信号がOFFである状態が
一定時間経過するか、あるいは機械異常信号がONである
場合にONとなる信号であり、現にモニタされている機械
74自体の工程に何らかの異常が発生していることを示す
信号である。これに対して、入口ワーク有り信号のOFF
状態(入口ワークなしの状態)および出口フルワーク信
号のON状態はそれぞれ前工程および後工程の異常を示す
信号である。
前記モニタ装置66は、上記6種類の信号に基づいて機
械別かつ原因別に機械停止時間および件数を自動集計す
るものであり、第2図および第4図に示すように、多重
伝送インタフェイス90,モニタリングインタフェイス92,
パーソナルコンピュータ94,プリンタ96,CRTディスプレ
イ98およびキーボード100から構成されている。
多重伝送インタフェイス90は、多重伝送線12から状況
データを受信し、それをモニタリングインタフェイス92
に入力するものであり、モニタリングインタフェイス92
の状況データバッファ106は、入力された状況データを
保持するためのメモリである。また、停止カウント処理
部108は、停止カウント信号表110に記憶されている多重
伝送チャンネル・ビットに対応する状況データバッファ
106内の状況データを、後に詳述するプログラムに従っ
て処理し、各機械毎に原因別機械停止時間および件数を
求め、停止カウントデータバッファ112のデータに加算
する。この測定および加算は、多重伝送線12に接続され
ている全機械(最大200台)について、時分割的に行わ
れ、全機械に対する一巡の処理が1秒毎行われる。
パーソナルコンピュータ94の信号割付表118は、各機
械74の送信ユニット16から出力される諸信号と多重伝送
チャンネル・ビットとの対応を記憶するメモリであり、
この信号割付表118は機械登録表120,異常検出表122およ
び信号表124に基づいてパーソナルコンピュータ94によ
り作成される。機械登録表120,異常検出表122および信
号表124は、キーボード100からの入力により作成され、
かつ必要に応じてキーボード100の操作により変更され
る。機械登録表120は第6図に示すように、運転状況を
モニタされるべき機械の名称とその機械が属するライン
の名称との一覧表である。異常検出表122は、上記機械
登録表に登録されている各機械の前記6種類の信号に割
り当てられているページおよび行の番号の一覧表であ
る。例えば、第7図のNo.1の機械TS1915の機械異常信号
には、第27ページ第8行が割り当てられているのであ
る。第7図の右端に記載されているタイマ値は、各機械
の公称サイクルタイムの2割増の値であり、単位は秒で
ある。信号表124は、第8図に例示するように、第7図
のページおよび行の番号と多重伝送線12のチャンネルお
よびビットの番号との対応を示す一覧表である。例え
ば、第7図の異常検出表において第27ページ第8行が割
り当てられている機械TS1915の機械異常信号は、第54チ
ャンネルの第5ビットに対応づけられているのである。
第8図の表の右端に記載されている1または0の数値
は、各信号の論理値を示し、例えば第27ペーシ第8行が
割り当てられている機械TS1915の機械異常信号の論理値
は(ON)であることを示している。すなわち、第54チャ
ンネルの第5ビットがON状態にあれば、機械TS1915から
機械異常信号が発せられていることとなる。なお、第77
7チャンネルの第7ビットは、信号が存在しない場合に
用いられる。例えば、第7図の異常信号表によれば、第
27ページ第10行は機械TS1915の工具交換予報信号に割り
当てられているが、第8図によれば第27ページ第10行は
第777チャンネルの第7ビットに対応付けられており、
機械TS1915から工具交換予報信号が発せられることは予
定されていないことになる。
パーソナルコンピュータ94は、以上詳記した機械登録
120,異常検出表122および信号表124に基づいて信号割付
表118を作成するのであるが、その一例を第9図に示
す。この信号割付表118から、機械TS1915の機械異常信
号は第54チャンネル第5ビットに割り付けられており、
その論理値が1であり、かつ、機械TS1915のタイマ値が
36秒であることが判る。
上記信号割付表1186における多重伝送チャンネル・ビ
ットと論理値およびタイマ値との対応関係が、モニタリ
ングインタフェイス92の停止カウント信号表110にも記
憶されており、停止カウント処理部118はこの停止カウ
ント信号表110内の各多重伝送チャンネル・ビットに対
応する状況データを状況データバッファ106から読み出
し、第10図ないし第14図のフローチャートで表されるプ
ログラムを実行することにより、機械別および原因別に
停止時間および件数を測定するのであり、以下、この処
理について詳細に説明する。
第10図は、その処理の全体の流れを示し、まずステッ
プS1(以下、単にS1で表す。他のステップについても同
様とする)において、入口ワークなしの時間測定が行わ
れる。すなわち、第1図に示すように、ある機械74につ
いて入口ワーク有り信号が割り付けられているか否かが
判定され、割り付けられていれば、S22において入口ワ
ーク有り信号が発せられていないかどうかの判定が行わ
れ、発せられていなければS23において一定時間(本実
施例においては1秒)が加算されるのである。現にモニ
タされている機械74に入口ワーク有り信号が割り付けら
れていない場合には、S21の判定結果がNOとなり、S24に
おいて時間データがクリアされる。
上記S1の実行後、S2において出口フルワークの時間測
定が行われる。この時間測定は、第12図のS31ないしS34
の実行によって行われるものであるが、上記入口ワーク
なしの時間測定と同様であるため詳細な説明は省略す
る。
次に、S3において、品質チェック予報保持信号ならび
に工具交換予報保持信号が作成される。品質チェック予
報保持信号は、第15図に示されるように、品質チェック
予報信号が出されている間ならびにその消滅後、一定時
間の間に工程異常信号が発生した場合には、その工程異
常は品質チェックに起因するものであると判定するため
に品質チェック予報信号が出されている間ならびにその
消滅後一定時間(本実施例においてはタイマ値の2倍の
時間)品質チェック予報保持信号がON状態に保たれるよ
うにされている。すなわち、第13図のフローチャートに
おいて、まず品質チェック予報信号の割付けが有るか否
かが判定される。第9図の信号割付表118に品質チェッ
ク予報信号の割付けがなく、停止カウント信号表110の
多重伝送チャンネル・ビットが第777チャンネルの第7
ビットとされている場合は、S41の判定結果がNOとなる
のであるが、品質チェック予報信号が割り付けられてい
れば判定結果がYESとなり、S42において品質チェック予
報信号がON状態にあるか否かが判定される。そして、ON
状態にあればS43において品質チェック予報保持信号がO
Nとされるとともに、ディレイタイマに品質チェック予
報信号用保持時間がセットされる。品質チェック予報信
号がON状態に保たれている間はS43が1秒間に一度ずつ
実行されるのであるが、品質チェック予報信号がOFF状
態となった後はS42の判定結果がNOとなり、S44において
品質チェック保持信号がON状態にあるか否かが判定され
る。当初はこの判定の結果がYES,次のS45の判定結果がN
OであるためS46が実行され、ディレイタイマの内容が1
秒減じられる。品質チェック予報信号がOFF状態となっ
た後、S43においてセットされた保持時間が経過した
時、ディレイタイマの内容が0となり、S46の判定結果
がYESとなって、S47において品質チェック予報保持信号
がOFFとされる。
工具交換予報保持信号の作成は第13図におけるS48な
いしS56の実行により、上記品質チェック予報保持信号
の作成とほぼ同様に行われるが、S50およびS51のステッ
プが付加されている点、並びにS52においてディレイタ
イマにセットされる保持時間が12分と長くされている点
において異なっている。保持時間が長くされているの
は、工具交換後は、機械74を1サイクル作動させ、得ら
れた最初のワークの品質チェックを行うようにされてお
り、第16図に示すように工具交換に起因する工程異常と
最初のワークの品質チェックに起因する工程異常とが発
生した場合に、これらを合わせて工具交換に起因する工
程異常が1件発生したとして処理するためである。ま
た、S50およびS51が付加されているのは、工具交換予報
保持信号がON状態にある間に工程異常信号が複数回ON,O
FFした場合でも1件の工程異常であると見なすために、
工具交換立ち上がりフラグをONとするためである。この
工具交換立ち上がりフラグの機能については後に説明す
る。
以上、第10図におけるS1ないしS3の実行によって準備
が完了し、S4において原因別停止時間および停止件数の
カウント処理が行われる。この処理の詳細は第14図に示
すが、まず、S61において工程異常信号の割付けが有る
か否かが判定され、有ればS62において工程異常信号がO
N状態にあるか否かが判定される。ON状態にあればS63に
おいて品質チェック予報信号の割付けが有るか否かが判
定され、有ればS64において品質チェック予報保持信号
がON状態にあるか否かが判定される。そして、ON状態に
あればS65ないしS68において品質チェックに起因する機
械の停止であるとして、停止件数のカウントと停止時間
の測定とが行われる。具体的には、S65において品質チ
ェックフラグがON状態にあるか否かが判定されるのであ
るが、当初はOFF状態にあるためS66が実行される。品質
チェックフラグのみがONとされ、工具交換フラグ等他の
フラグはすべてOFFとされるのであり、その後S67におい
て停止カウントデータバッファ112の品質チェックに起
因する機械停止件数を記憶する領域の件数が1件加算さ
れた上、S68において停止時間が1秒加算される。S65の
実行はS64の判定結果がYESである間1秒毎に繰り返され
るが、2回目以降の実行に際しては判定の結果がYESと
なるため、件数の加算は行われず停止時間の加算のみが
行われる。
また、S62の判定結果がYESとなった後、S63またはS64
の判定結果がNOとなった場合には、S69において工具交
換予報信号の割付けが有るか否かが判定され、有ればS7
0において工具交換予報信号がON状態にあるか否かが判
定される。ON状態にあれば工具交換に起因する工程異常
(機械停止)の発生であるとして、S71なしいS77におい
て機械停止件数のカウントと停止時間の測定が行われ
る。具体的には、S71において工具交換フラグがON状態
にあるか否かが判定されるが、当初は判定結果がNOであ
り、S72が実行され、工具交換フラグのみがON、他のフ
ラグがOFFとされる。続いてS73において工具交換立上が
りフラグがON状態にあるか否かが判定されるが、工具交
換立上りフラグは第13図のS51においてONとされている
ためこの判定の結果はYESとなり、S74において工具交換
に起因する機械停止の件数が1件加算させられ、S75に
おいて工具交換立上りフラグがOFFとされた後、S77にお
いて工具交換に起因する機械停止時間が1秒加算させら
れる。そして、2回目以降にS71が実行される場合に
は、判定の結果がYESとなり、件数の加算は行われず、
停止時間の加算のみが行われる。
工具交換の終了後、最初のワークの加工が開始されれ
ば工程異常信号はなくなるため、後に説明するように、
工具交換フラグがS101において他のフラグと共にOFFと
される。したがって、S71の判定結果はNOとなるが、工
具交換立上がりフラグはOFFであるため、S74は実行され
ず、停止件数は加算されることなく停止時間の加算のみ
が行われる。これにより、工具交換予報保持信号がON状
態に保たれる12分間の間は工程異常信号が複数回ON,OFF
し、工具交換フラグも複数回ON,OFFしても機械停止件数
は1件とカウントされることとなる。
また、工具交換予報保持信号がOFF状態となってS70の
判定結果がNOとなっても、工程異常信号が発生し続けて
工具交換フラグがON状態に保たれている限り、S76の判
定結果がYESとなってS71以降が実行されるため、工具交
換に起因する停止時間の測定は続行される。
S62の判定結果がYESとなった後、S63またはS64の判定
結果がNOで、S69,S70またはS76の判定結果がNOであった
場合には、S78において機械異常信号の割付けが有るか
否かが判定され、有ればS79において機械異常信号がON
状態にあるか否かが判定されて、判定結果がYESであれ
ばS80ないしS84において機械異常に起因する工程異常
(機械停止)の発生件数のカウントと停止時間の測定が
行われる。このカウントおよび測定は前記品質チェック
に起因する場合と同様であるため、詳細な説明は省略す
る。ただし、S83が設けられているため、機械異常信号
がOFF状態となってS79の判定結果がNOとなっても、工程
異常信号が発生し続けている限り機械異常に起因する停
止時間の測定が続行される点については、工具交換に起
因する場合と同様である。
S62の判定結果がYESとなったにもかかわらず、S64,S7
0,S79等の判定結果がNOとなった場合には、S85ないしS8
8においてその他の異常に起因する機械停止の発生とし
て、停止件数のカウントと停止時間の測定が行われる。
このカウントおよび測定も前記品質チェックに起因する
場合と同様に行われる。
S62における判定結果がNO、すなわち工程異常信号がO
FF状態にあった場合には、S89において入口ワーク有り
信号の割付けが有るか否かが判定され、有ればS90にお
いて、S1で測定された入口ワークなしの時間が設定値、
すなわち第9図のタイマ値をオーバしているか否かが判
定され、オーバしていればS91ないしS94において入口ワ
ークなしに起因して機械が停止したものとして、停止件
数のカウントおよび停止時間の測定が行われる。
また、S89またはS90の判定結果がNOであった場合に
は、S95において出口フルワーク信号の割付けが有るか
否かが判定され、有ればS96において出口フルワーク時
間、すなわちS2において測定された時間が設定値(タイ
マ値)をオーバしているか否かの判定が行われ、オーバ
していればS97ないしS100において出口フルワークに起
因する機械の停止として発生件数のカウントおよび停止
時間の測定が行われる。
そして、S95またはS96の判定結果がNOであった場合に
は、S101において品質チェックフラグ,工具交換フラ
グ,機械異常フラグ,その他の異常フラグ,入口ワーク
なしフラグおよび出口フルワークフラグがすべてOFFと
される。すなわち、これらのフラグは現にモニタされて
いる機械74が正常に作動している間はすべてOFF状態に
保たれ、各原因に基づく機械停止が発生する毎にそれら
原因に対応するフラグがONとされるのである。
この第14図のフローチャートから明らかなように、品
質チェック,工具交換,機械異常,その他の異常,入口
ワークなしおよび出口フルワークの6種類の停止原因に
は上記記載の順序で優先順位が与えられている。すなわ
ち、第17図に示すようにもし各信号が時期を同じくして
発生した場合には、機械の停止は第17図の最下部に記載
されている原因によるものとして処理されることとなる
のである。
以上のようにカウントされ、停止カウントデータバッ
ファ112に記憶されている原因別の機械停止件数および
停止時間は、コンピュータ94により適宜処理され、プリ
ンタ96からプリントアウトされ、あるいはCRTディスプ
レイ98に表示される。プリントアウトされた結果の一例
を第18図に示し、表示の一例を第19図に示す。これらプ
リントアウトあるいは表示された結果は、各機械もしく
はラインを改善するための情報として有益なものであ
る。
本実施例においては、200台弱の機械の10直分(5日
間)の稼動状況を約50時間で把握することができた。従
来、同じ把握を行うために約750時間必要であったのに
対して大幅な工数低減が可能となったこととなる。ま
た、本実施例においては、停止時間および停止件数が原
因別に把握できるため、稼動率のみしか把握できなかっ
た従来に比較して遥かに的確な改善対策を講じ得ること
となる。
以上の説明から明らかなように、状況データバッファ
106が状況データメモリを構成し、停止カウント信号表1
10が複数の機械の各々からの状況データと多重伝送チャ
ンネル・ビットとを対応付ける対応付け手段を構成し、
停止カウント処理部108が所定の運転状況の継続時間を
測定する計時手段を構成し、停止カウントデータバッフ
ァ112がその測定された時間のデータを記憶するデータ
メモリを構成している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示す図である。第2図
は本発明の一実施例である運転状況モニタ装置の構成を
示すブロック図である。第3図は、上記運転状況モニタ
装置を好適に接続し得る機械制御システムの一例を示す
ブロック図である。第4図は上記運転状況モニタ装置の
外観をアンドンおよびアンドン制御盤とともに示す斜視
図である。第5図は1台の機械から上記運転状況モニタ
装置に供給される6種類の信号を示す図である。第6
図,第7図,第8図および第9図はそれぞれ、第2図に
おける機械登録表,異常検出表,信号表および信号割付
表の各一例を示す図である。第10図ないし第14図は、第
2図における停止カウント処理部の処理フローを示すフ
ローチャートである。第15図ないし第17図は上記運転状
況モニタ装置に供給され、あるいはその中で作成される
各種信号のタイムチャートである。第18図は第2図にお
けるプリンタからプリントアウトされたリストの一例を
示す図であり、第19図は第2図におけるCRTディスプレ
イ98の表示の一例を示す図である。 12:多重伝送線 66:運転状況モニタ装置 68:アンドン、70:アンドン制御盤 106:状況データバッファ 108:停止カウント処理部 110:停止カウント信号表 112:停止カウントデータバッファ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機械の運転状況を表す状況データを
    伝送する多重伝送線に接続され、その多重伝送線から供
    給される状況データを記憶する状況データメモリと、 前記複数の機械の各々からの状況データと多重伝送チャ
    ンネル・ビットとを対応付ける対応付け手段と、 その対応付け手段と前記状況データメモリに記憶された
    状況データとに基づいて、所定の運転状況の継続時間を
    測定する計時手段と、 その測定された時間のデータを記憶する時間データメモ
    リと を含み、前記複数の機械の運転状況を自動的かつ並行的
    にモニタすることを特徴とする複数機械の運転状況モニ
    タ装置。
JP62309291A 1987-12-07 1987-12-07 複数機械の運転状況モニタ装置 Expired - Lifetime JP2611286B2 (ja)

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