JP2611176B2 - プラズマ生成・加熱装置 - Google Patents

プラズマ生成・加熱装置

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JP2611176B2
JP2611176B2 JP5087621A JP8762193A JP2611176B2 JP 2611176 B2 JP2611176 B2 JP 2611176B2 JP 5087621 A JP5087621 A JP 5087621A JP 8762193 A JP8762193 A JP 8762193A JP 2611176 B2 JP2611176 B2 JP 2611176B2
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隆平 熊澤
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンサイクロトロン
高周波を用いたプラズマ生成・加熱装置において、高周
波発振器の出力回路に周波数負帰還制御整合回路を設
け、時間的に変化するプラズマ負荷抵抗に対し常時周波
数負帰還制御により整合をとり、発振器への反射電力を
極力軽減するようにしたプラズマ生成・加熱装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図9、図10及び図11を用い
て説明する。図9は現在稼働しているJET(Joint Eu
ropean Torus)と呼ばれる核融合実験装置の断面図を示
す。これはトカマクと呼ばれるタイプのプラズマ閉じ込
め装置でありて世界の核融合研究のリーダー的役割を果
たしており、各国でその特徴を活かした装置を考究し、
研究が精力的に行われている。
【0003】図9において、1は1次巻線である内部ポ
ロイダル磁場コイル、2はプラズマを閉じ込めるための
真空容器、3は外部ポロイダル磁場コイル、4は変流
器、5は機械構造物、6はトロイダル磁場コイルを示
す。図10はJET装置におけるプラズマの位置制御によ
る電力反射率軽減実験における諸量を測定した特性図で
ある。図11は同実験装置の整合装置の概念図を示す。図
11において、7は高周波信号発生器、8は高周波発振
器、9は方向性結合器、10,11はスタブチューナー、12
はイオンサイクロトロン加熱アンテナ、13はプラズマを
示す。ジョイントユーロピアントーラス(JET)では
最近のD−T燃焼(重水素と三重水素で生成されたプラ
ズマ)実験で、プラズマに入射された電力と核融合反応
によって生み出された熱出力がほぼ同じになることを証
明した。JETのイオンサイクロトロン高周波加熱実験
では、22MW、10秒のプラズマ加熱に成功しており物理
的に興味のある現象を提供している。このなかでも、イ
オンサイクロトロン高周波加熱実験中にプラズマ閉じ込
め時間の短いLモードからその約2倍閉じ込め時間が長
いHモードへの遷移が起こった。しかしながらこの遷移
によって、装置中に置かれたアンテナと発振器との整合
条件が崩れてしまい、発振器側への高周波電力反射が増
加した。これはアンテナ側から見たプラズマの負荷抵抗
が変化したためである。このような場合発振器の真空管
保護のために発振を停止するが、これを回避するためJ
ETではその外部ポロイダル磁場コイル3の電流を変化
させて、プラズマ13をアンテナ12側(外側)に近付けて
プラズマ負荷抵抗を再び前の状態に戻して高周波電力の
反射を減らすことに成功している。この時の実験データ
を図10に示す。この図10においてイオンサイクロトロン
高周波加熱の途中で、LモードからHモードへの遷移が
起こっている。図10のようにプラズマを2cm程アンテナ
側へ移動させることにより、アンテナの負荷抵抗を常に
3Ωに保ち高周波電力反射が増加することを防止してい
る。この図10から分かるように、プラズマは0.3秒の時
定数で移動している。ここでは周波数も変化させている
が、これはインピーダンスの虚数部を零にするためでイ
ンピーダンスの実数部には影響を与えていない。
【0004】次ぎにこの装置の動作について説明する。
イオンサイクロトロン高周波プラズマ生成・加熱では、
高周波発振器の出力インピーダンス(例えば50Ω)に対
してプラズマ生成および閉じ込め加熱装置の内部真空室
に設置されたアンテナのプラズマ負荷抵抗は高々4〜5
Ωであり、発振器とアンテナの間に整合回路が不可欠で
ある。この整合回路は図11に示すように終端を短絡した
2本のスタブチューナー10,11で構成されている。図11
において、7は高周波信号発生器、8はこれに接続した
高周波発振器である。高周波発振器8は方向性結合器
9、発振器とアンテナ側にそれぞれ設けた2本のスタブ
チューナー10,11を介してアンテナ12に接続する。13は
プラズマ、2はプラズマを取り囲む真空容器である。長
時間のプラズマ生成・加熱実験では、プラズマ13あるい
はスクレイプオフプラズマ13の密度、温度の変化等によ
り、プラズマ負荷抵抗が大きく変動し、整合条件が満た
されなくなりアンテナ12からの高周波電力反射が増え
る。このような場合には、発振管保護のため高周波発振
器8の出力を停止せねばならない。従って、長時間、安
定にプラズマの生成・加熱を行なうために、高周波発振
器8の出力停止が起こらないように負帰還制御できる整
合回路の研究開発が不可欠である。図10に示すように、
プラズマ負荷抵抗の変動には2本のスタブチューナー1
0,11を機械的に動かして、新たな整合点を見出すこと
で原理的には解決する。ここでスタブチューナーとは、
同軸管の内導体と外導体を接線して電気的に終端してい
るチューナーのことをいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタブチューナ
ー10,11を用いた整合回路では、上記のようにプラズマ
負荷抵抗の時間変動に対して高周波電力反射を軽減する
ために2本のスタブチューナー10,11を大電力高周波発
振器8の加熱中に動かす必要がある。しかしながらこれ
には幾つかの解決すべき課題がある。発明が解決すべき
課題をまとめると以下のようになる。
【0006】(1)スタブチューナーの終端部可動 数MWの加熱状態では、スタブチューナーの終端部に1
kA程度の高周波電流が流れており、この終端部を動か
すのは危険である。 (2)高速で応答する制御可能な整合回路 プラズマ状態の時間変化に対して高速で応答して常に電
力反射を小さく高周波発振器の負担を少なくすることが
重要である。したがって機械的に動かすシステムでは応
答時間が長い欠点がある。 (3)整合装置における高周波電力損失 整合装置では大きな定在波が発生しているためスタブチ
ューナーでの高周波電力損失が無視できない。したがっ
て損失の少ない整合装置が望まれる。
【0007】本発明は、上記のような問題を解消するた
めになされたもので、スタブチューナーの終端部を動か
すことなく、高速周波数負帰還制御整合回路を設けるこ
とにより1ms程度の早い時間変動のプラズマ負荷抵抗
に対して高周波電力反射を常時軽減することを目的とす
る。本発明ではさらに整合装置における高周波電力損失
を極力小さくするようにした双子スタブチューナーを発
明したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波信号発
生器と、これに接続した高周波発振器と、その出力側に
接続した方向性結合器と、2本のスタブチューナーより
なる整合器を介して、真空容器に収納されたイオンサイ
クロトロン加熱用アンテナに接続し、プラズマに対向さ
せた前記アンテナから放射されるイオンサイクロトロン
高周波電力を用いたプラズマの生成・加熱装置におい
て、前記2本のスタブチューナーのうち前記高周波発振
器側に設けたスタブチューナーを短いスタブチューナー
と長いスタブチューナーとで構成される双子スタブチュ
ーナーとし、前記方向性結合器と前記高周波信号発生器
との間に負帰還制御電子回路を接続し、前記アンテナか
ら反射してくる高周波電力を前記方向性結合器により取
り出し、前記高周波信号発生器と負帰還制御電子回路と
で周波数負帰還制御回路を構成し、時間的に変化するプ
ラズマ負荷抵抗に対し常に前記周波数負帰還制御回路に
より周波数負帰還制御で整合を取り、前記高周波発振器
への反射電力を極力軽減するよう構成したことを特徴と
したプラズマ生成・加熱装置にある。
【0009】
【作用】本発明にかかわる高速周波数負帰還制御整合回
路では、約10〜20倍の高周波波長のスタブチューナーと
同等の動作特性を持つ双子スタブチューナーを用いる。
【0010】双子スタブチューナーは、従来のスタブチ
ューナーにもう一つの終端部を具備した装置である。こ
の双子スタブチューナーは管内波長の10〜20倍の長さに
匹敵する長いスタブチューナーであり、スタブチューナ
ーはこのように短いスタブチューナーと長いスタブチュ
ーナーとで構成されることを特徴とする。
【0011】
【実施例】実施例1 図1を用いて双子スタブチューナーの動作特性を説明す
る。図1において、14は双子スタブチューナーで、14A
S は短いスタブチューナー、14AL は長いスタブチュー
ナー、15は十字分岐同軸管、16は同軸管、17は可動終端
部を示す。この双子スタブチューナー14は短いスタブチ
ューナー14AS ( 0.1波長以下)と長いスタブチューナ
ー14AL ( 0.4〜0.5 波長)とで構成されている。この
2つのスタブチューナー 14 AS と14AL の長さの組み
合わせにより、従来のスタブチューナーとして作用する
時の合成長さ(Ar)と実効的な長さ(Aeff )が以下
の式で与えられる。ここでAS ,AL ,ArとAeff
の値はすべて高周波波長で規格化された数値である。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】図2に (1)式の計算結果が短いスタブチュ
ーナー14AS と長いスタブチューナー14AL との合成値
で与えられている。この図2(A)は3次元表示になっ
ていて、この双子スタブチューナー14が従来のスタブチ
ューナーとして作用する合成長(Ar)をその高さで示
している。また図2(B)は図2(A)のArの等高線
を表している。この図2(A),図2(B)で分かるよ
うに、14AS の短い方のスタブチューナーが短い程、A
rの等高線が密になっている。このことは14AS 一定
で、14AL を少し変えるだけでその合成長(Ar)を大
きく変化させることができることを示している。このこ
とを定量的に表すために周波数を僅かに変化させた時
に、この双子スタブチューナー14が実効的にどのくらい
長いスタブチューナー14AL に相当するかを (2)式を用
いて計算した結果を図3に示す。図2と同じように、図
3(A)は3次元表示になっており、双子スタブチュー
ナーの14AS と14AL との値によってAeff がどう変わ
って行くかが示されている。図3(A)に示すように短
いスタブチューナー14AS が0.05より0.01の方に短くな
ればなるほど高周波波長が10〜20倍に相当するスタブチ
ューナーとして動作することが分かる。
【0015】実施例2 プラズマ負荷の変動に対して高周波発振器の周波数を僅
か変化させて再び整合を取る方式の検討を行なった。そ
の実験装置の原理的概念図を図4に示す。この整合装置
は2本スタブチューナーシステムを用いる。発振器側と
アンテナ側にはそれぞれ8倍の長さのスタブチューナー
10A1と0.1 波長以下の短いスタブチューナー11A3を
使用した。これらの間隔は1/4波長に設定されてい
る。発振器側のスタブチューナー10A1の長さは波長で
規格化して、A1=7.5 −α(α<1)、アンテナ側の
スタブチューナー11A3はA3=0.0602である。図5は
その実験結果を示す。図5では、周波数42.5MHzで負
荷抵抗が2.2 Ωの時に、電力反射率零の整合条件を満た
している。ここで負荷抵抗を5.6 Ωにすると、電力反射
率は8%に増加する。ここで周波数を42.5MHzから下
げていくに従い反射率は減少し、42.2MHzではほとん
ど電力反射率が零になる。従って、周波数変動率0.7 %
で2.2 Ωから5.6 Ωの負荷抵抗変動率に対して電力反射
率を零にすることができる。
【0016】これと同じ実験を数種類の負荷抵抗で行な
った。図6(A),図6(B)にその結果を示す。負荷
抵抗2.2 Ωの時に、電力反射率零の整合条件を満たして
いる。プラズマ負荷が無い状態(真空状態の負荷と推定
される)から5.6 Ωまで変化させると、反射率は負荷抵
抗の無い状態で8%、5.6 Ωで6.5 %(白丸)と増え
る。この時それぞれのプラズマ負荷に対して最も反射の
少なくなる周波数を選ぶと、黒丸のようにプラズマ負荷
の広範囲の変動に対して反射率を1%以下に軽減でき
る。この場合の改善率(周波数制御のある時の反射率/
周波数制御の無い時の反射率、黒丸)とそれを達成する
ために必要な周波数変化率(df/f、白丸)を図6B
に示す。このように最初に設定した負荷抵抗よりも大き
な値に対しては、高周波電力の反射率を0.2 %以下に減
らすことが可能である。このことはプラズマ負荷抵抗の
時間変化に対する周波数負帰還制御方式の原理実験がで
きたことを示している。
【0017】実施例3 実施例2では高周波波長の8倍のスタブチューナー10を
用いて、高周波抵抗の変化に対する周波数負帰還制御方
式の原理実験を行なった。8倍のスタブチューナーでは
高周波電力損失が大きくプラズマ生成・加熱効率が低い
ので、8倍のスタブチューナー10の代りに図7に示すよ
うに双子スタブチューナー14を用いた。図7に本発明で
開発した高速周波数負帰還制御整合システムの概念図を
示す。
【0018】図7において、19は高周波信号発生器、20
はこれに接続した高周波発振器、21はこの高周波発振器
に接続した方向性結合器を示す。本発明においては、方
向性結合器21に双子チューナー14AS ,14AL とスタブ
チューナー11A3を介してアンテナ18に接続したもの
で、この方向性結合器21よりその出力の一部を分岐して
負帰還制御電子回路29の検波器22に取り出し、反射電力
入力23を検波し、差動増幅器26A,26B,27A,27B,
28A,28Bにより高周波発生器19の周波数変調部へその
出力を入力する。この装置を用いてミリセコンド(m
s)の時定数で高周波電力の反射率を常に最小にする高
速周波数負帰還制御整合回路の模擬実験を行なった。こ
のため高速で変化する高周波負荷抵抗31をピンダイオー
ドを用いて製作した。これを外部から電圧制御すること
により負荷抵抗を1〜7Ωの範囲で変えることができる
よう構成した。図8にその実験結果を示す。ここで用い
られた双子スタブチューナー14AS ,14AL の構成は、
14AS の長さAS =0.025 ,14AL の長さAL =0.465
である。図8(A)において上から高周波入射電力(F
P)、高周波負荷抵抗(RP)、電力反射率(REP)
とを示す。高周波入射電力はほぼ一定である。高周波負
荷抵抗(RP)は2〜6Ωに3msの時定数で変化して
いる。整合は高周波負荷抵抗(RP)が2Ωの時に反射
電力率が零になるように設定している。高周波負荷抵抗
が6Ωになると、電力反射率(REP)は10%となる。
このとき周波数負帰還制御は行なわれていない。一方図
8(B)は周波数負帰還制御が行なわれた場合の結果を
示すものである。高周波負荷抵抗(RP)は図8(A)
と同じように2〜6Ω変化している。この時電力反射率
(REP)は最大0.2 %となっており、それに対応して
周波数変動は±0.05MHzである。ここで使用している
周波数は42.5MHzであるので、周波数変化率は±0.12
%である。
【0019】
【発明の効果】
(1)高周波波長の10〜20倍程度のスタブチューナーの代
用として双子スタブチューナーを発明した。 (2)2本のスタブチューナー整合回路システムにおい
て、発振器側に波長の8倍程度のスタブチューナーを用
いれば、プラズマの負荷抵抗が時間的に変化しても周波
数負帰還制御によって高周波電力反射を軽減する効果が
ある。 (3)双子スタブチューナーを周波数負帰還制御整合回路
に適用することにより、周波数変化率を小さくでき発振
器の負担を軽減する効果がある。また高速で負荷抵抗を
変化させても、ms程度の時定数で応答し負荷抵抗の広
い範囲にわたって電力反射率を0.2 %以下位に小さくで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例1を実施する、双子スタ
ブチューナーの構造の詳細を示した概念図である。
【図2】図2は本発明の実施例1を示す図であり、双子
スタブチューナーが従来のスタブチューナーとして作用
する動作状態を示した特性図である。
【図3】図3は本発明の実施例1において、双子スタブ
チューナーの動作特性がどのくらい長いスタブチューナ
ーに対応するかを示した特性図である。
【図4】図4は本発明の実施例2において、周波数負帰
還制御の原理実験を行なうための整合装置の概念図であ
る。
【図5】図5は本発明の実施例2において、約8倍の波
長の長いスタブチューナーを用いた場合、負荷抵抗の変
化に対し周波数の僅かな変化により再び電力反射率を零
にできることを示す特性図である。
【図6】図6は本発明の実施例2において、色々な負荷
抵抗に対して周波数の調整による反射率最小の値とその
時の周波数変化率を示す特性図である。
【図7】図7は本発明の実施例3の実験装置概念図であ
り、高速周波数負帰還制御を行なうための双子スタブチ
ューナーを用いた整合システムの回路図である。
【図8】図8(A)は本発明の実施例3において、周波
数負帰還制御の無い場合の電力反射率の結果を示す特性
図である。図8(B)は本発明の実施例3において、周
波数負帰還制御の有る場合の電力反射率の結果を示す特
性図である。
【図9】図9はジョイントユーロピアントーラス(JE
T)装置の概略図である。
【図10】図10はジョイントユーロピアントーラス(J
ET)装置におけるプラズマの位置制御による電力反射
率軽減実験の結果を示す特性図である。
【図11】図11は従来の2本スタブチューナーを用いた
整合装置の回路図である。
【符号の説明】
1 1次巻線である内部ポロイダル磁場コイル 2 真空容器 3 外部ポロイダル磁場コイル 4 変流器 5 機械構造物 6 トロイダル磁場コイル 7 高周波信号発生器 8 高周波発振器 9 方向性結合器 10 発振器側スタブチューナー 11 アンテナ側スタブチューナー 12 アンテナ 13 プラズマ 14 双子スタブチューナー 14AS 短いスタブチューナー 14AL 長いスタブチューナー 15 十字分岐同軸管 16 同軸管 17 可動終端部 18 アンテナ 19 高周波信号発生器 20 高周波発振器 21 方向性結合器 22 検波器 23 反射電力入力 24 正オフセット電源端子 25 負オフセット電源端子 26A, 26B, 27A, 27B, 28A, 28B 差動増幅器 29 負帰還制御電子回路 30 低周波信号発生器 31 高周波抵抗(ピンダイオード)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号発生器と、これに接続した高
    周波発振器と、その出力側に接続した方向性結合器と、
    2本のスタブチューナーよりなる整合器を介して、真空
    容器に収納されたイオンサイクロトロン加熱用アンテナ
    に接続し、プラズマに対向させた前記アンテナから放射
    されるイオンサイクロトロン高周波電力を用いたプラズ
    マの生成・加熱装置において、前記2本のスタブチュー
    ナーのうち前記高周波発振器側に設けたスタブチューナ
    ーを短いスタブチューナーと長いスタブチューナーとで
    構成される双子スタブチューナーとし、前記方向性結合
    器と前記高周波信号発生器との間に負帰還制御電子回路
    を接続し、前記アンテナから反射してくる高周波電力を
    前記方向性結合器により取り出し、前記高周波信号発生
    器と負帰還制御電子回路とで周波数負帰還制御回路を構
    成し、時間的に変化するプラズマ負荷抵抗に対し常に前
    記周波数負帰還制御回路により周波数負帰還制御で整合
    を取り、前記高周波発振器への反射電力を極力軽減する
    よう構成したことを特徴としたプラズマ生成・加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 前記双子スタブチューナーは同軸管内波
    長の10〜20倍の長さに匹敵するスタブチューナーとして
    動作することを特徴とする請求項1に記載のプラズマ生
    成・加熱装置。
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