JP2608419B2 - 消防ポンプ装置 - Google Patents

消防ポンプ装置

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JP2608419B2
JP2608419B2 JP62215283A JP21528387A JP2608419B2 JP 2608419 B2 JP2608419 B2 JP 2608419B2 JP 62215283 A JP62215283 A JP 62215283A JP 21528387 A JP21528387 A JP 21528387A JP 2608419 B2 JP2608419 B2 JP 2608419B2
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勇治郎 杉野
憲彦 辻
智義 小柳
和敏 外山
哲郎 小林
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は火災等の緊急事態が生じたときに直ちに消火
作業が行えるようにするため船舶等に装備して用いる消
防ポンプ装置に関するものである。
[従来の技術] 船舶等に装備されている従来の消防ポンプ装置は、第
3図に示す如く、タンク1と消火栓2とをつなぐ消火管
系3と途中に、モータ5により駆動されるポンプ4を設
け、このモータ5としては、定格回転する誘導電動機を
使用し、消火栓2を開けると直ちに消火水が高圧で噴射
できるようにポンプ4は常時運転されているようにして
あり、更に、消火管系3は消火栓2を開けない限り閉鎖
されているので、ほとんどの時間ポンプ4はしめ切り運
転を続けるため、そのときの加熱防止のために消火管系
に水の一部を吐捨する逃し管装置6を設けた構成として
ある。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来の消防ポンプ装置では、前記したよう
に誘導電動機のため定格回転しているモータ5により常
時ポンプ4を運転して消火時に直ちに消火水が高圧で噴
射できるようにしてある構成のため、 消火時に備えて高圧大容量のポンプが常時運転されて
いることから、電力的にロスがあること、 緊急時以外の待機時でもポンプ自体の振動騒音が大き
いこと、 逃し管装置6より発生する主としてキャビテーション
による振動騒音が大きいこと、 長時間ポンプを停止した場合は、火災時に起動しよう
としても消火管系に水が充満していない可能性があり、
直ちに消火水が放出できず、又、甚だしい場合はポンプ
がエアーロックして起動できない場合もあり、したがっ
てポンプは停止しておくわけには行かず、前述の如き問
題があること、 等の欠点があった。
そこで、本発明は、緊急時は高圧の消火水を迅速に噴
射でき、緊急時以外は省エネルギー化、低騒音化等が図
れるようにしようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、給水源と末端
の放水部分とをつなぐ消火管系の途中に、モータにより
運転されるポンプを組み込み、上記モータの回転数を変
えてポンプの運転速度を変化させるインバータを備える
と共に、該インバータとモータとの間に、インバータと
モータとの連結及び起動器とモータとの連結のいずれか
に切り換えるようにしてある自動電源転換器を介在さ
せ、且つ上記消火管系を流れる消火水の流量を計測する
流量計を消火管系の主管部に設置し、更に、予め設定す
る速度指示を上記インバータへ送ると共に消火水の流量
が増加するときに上記流量計からの信号が設定値に達す
ると上記自動電源転換器に指示を与える制御器を備え、
起動器でモータを定格回転速度まで増速させるようにし
てなる構成とする。
[作用] 消火時に消火栓を開けると、消火水流量が増大するの
で、流量計からの流量増加の信号が制御器の設定値に達
すると、該制御器9から自動電源転換器へ指示が出さ
れ、起動器により駆動されるモータの回転数が上がって
ポンプの回転速度が増加され、高速高揚程で運転され
る。これにより全速度域をインバータで行うことがなく
なるので、インバータは小容量のものですむことにな
る。又、消火時以外のときは、消火管系を流れる流量は
少ないので、インバータによりモータの回転数は低く制
御されてポンプは低速で運転され、電力の消費、低騒音
となる。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の実施例を示すもので、タンク1と消
火栓2とをつなぐ消火管系3の途中に、モータ5により
駆動されるポンプ4を組み込み、常時ポンプ4を運転し
て緊急時以外のときは逃し管装置6へ消火水を逃がして
いるようにしてある構成において、上記モータ5の回転
数を制御するVVVFインバータ7を自動電源転換器10を介
しモータ5に接続して、該VVVFインバータ7とモータ5
とが連結された状態と、起動器11とモータ5とが連結さ
れてインバータ7とモータ5との連結が断たれる状態と
に切り換えられるようにすると共に、消火管系3を流れ
る消火水の流量を計測して流量を電気信号に変える流量
発信器付流量計8を、消火管系3の主管部に設置し、該
流量信号を入力して予め設定する速度指示を上記VVVAイ
ンバータ7へ送り、更に、流量発信器付流量計8からの
流量信号と設定信号とを比較して流量の増加量が設定値
に達すると指令を自動電源転換器10に出力するようにし
てある制御器9を設け、流量の増加量が制御器9の設定
値に達すると、該制御器9により自動電源転換器10が切
り換えられて、起動器11によりモータ5を定格回転速度
まで自動的に増速させるようにし、このときインバータ
7は停止しているようにする。
ポンプ4は常時回転していてタンク1内から消火水を
吸入して消火管系3に吐出し、消火栓2が閉じている間
は逃し管装置6を経て消火水は逃がされている。
消火管系3の主管部を流れている消火水の流量は流量
発信器付流量計8により計測されており、その値は電気
信号に変えられて制御器9に送られている。制御器9は
或る流量を設定値として設定してこの設定値に応じた速
度指示を予めVVVFインバータ7へ送るようにしてあり、
該インバータ7は制御器9により指示される回転速度に
見合った周波数の交流をモータ5に送り、モータ5を指
示回転数で回転させるようにしてある。消火栓2が開い
て抵抗が変わりポンプ4の吐出流量が変化することによ
り流量が増加すると、流量増加が流量発信器付流量計8
から制御器9へ伝えられてその流量信号が制御器9の設
定値に達すると、制御器9から自動電源転換器10へ指示
が出され、該自動電源転換器10により起動器11がモータ
5に直結されて、インバータ7とモータ5との連結が断
たれ、起動器11によりモータ5は回転数が変ってポンプ
4の運転速度が増加させられる。
今、緊急時以外のとき、すなわち、待機時には、自動
電源転換器10はインバータ7とモータ5とが連結されて
いる状態になっているので、インバータ7は制御器9に
より指示される回転速度に見合った周波数の交流をモー
タ5に送ることによりポンプがXr.p.mで回転し、その
ときのポンプ性能が第2図に示す曲線Iで表わされると
すると、逃し管装置6の抵抗曲線はIIで表わされるの
で、ポンプ運転点はA点となり、ポンプ4は低速低揚程
で運転される。ここで、消火栓2を開くと、抵抗が変る
のでポンプ吐出流量が変化し、ポンプ運転点はB点とな
る。このときの流量増加は流量発信器付流量計8により
検出され、流量信号として制御器9へ送られる。制御器
9では、設定値と上記流量計8から送られて来る流量信
号とが比較され、流量の増加量ΔQが設定値に等しくな
ると、制御器9から自動電源転換器10に指令が出され、
起動器11によりモータ5は定格回転速度(yr.p.m)ま
で自動的に増速される。最終的にポンプ4は曲線IIIの
性能で高揚程運転となり、消火栓2は全開となり、逃し
管装置6の抵抗曲線はIVとなりポンプ4は運転点C点で
回転させられる。これにより消火時は自動的に高速高揚
程で運転される。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明の消防ポンプ装置によれば、
給水源と末端の放水部分とをつなぐ消火管系の途中に、
モータにより運転されるポンプを組み込み、上記モータ
の回転数を変えてポンプの運転速度を変化させるインバ
ータを備えると共に、該インバータとモータとの間に、
インバータとモータとの連結及び起動器とモータとの連
結のいずれかに切り換えるようにしてある自動電源転換
器を介在させ、且つ上記消火管系を流れる消火水の流量
を計測する流量計を消火管系の主管部に設置し、更に、
予め設定する速度指示を上記インバータへ送ると共に消
火水の流量が増加するときに上記流量計からの信号が設
定値に達すると上記自動電源転換器に指示を与える制御
器を備え、起動器でモータを定格回転速度まで増速させ
るようにしてなる構成としてあるので、次の如き優れた
効果を奏し得る。
(i) 火災等の緊急時に備えてポンプを常時運転して
おくという即応性を損うことなく、通常の待機時におい
て、ポンプの低振動、低騒音、省エネルギー化が実現で
きる。
(ii) 消火水の流量変化信号を使うことにより末端の
多数の消火栓又はこれに類するものからポンプを遠隔操
作することができ、遠隔操作用の電気設備等を特に必要
としない。
(iii) インバータは低速側の回転速度を任意に変え
られるので、待機運転時の回転速度を自由に選択でき、
消火管系の特徴に応じた待機時のポンプ特性が選べる。
(iv) 待機時のポンプ運転速度を低くするので、ポン
プの発生熱と自然放出熱がバランスし、過熱防止用逃し
管が不要となる。
(v) 消火栓が開いて消火水の流量が増加するとき、
流量の増加量が制御器の設定値に達すると自動電源転換
器に指令が出され、該自動電源転換器によりインバータ
とモータとの連結を断って起動器とモータとを直結する
よう切り換え、インバータを停止して起動器によりモー
タを定格回転速度まで増速させるようにするので、イン
バータが小容量のものですむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概要図、第2図は本発明
による待機時と消火時のポンプの性能曲線を示す図、第
3図は従来の例を示す概略図である。 2……消火栓、3……消火管系、4……ポンプ、5……
モータ、7……VVVFインバータ、8……流量発信器付流
量計、9……制御器、10……自動電源転換器、11……起
動器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 憲彦 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川 島播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 小柳 智義 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川 島播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 外山 和敏 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川 島播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 小林 哲郎 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 新有楽町ビル内 富士電機株式会社本社 事務所内 (56)参考文献 特開 昭60−189518(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水源と末端の放水部分とをつなぐ消火管
    系の途中に、モータにより運転されるポンプを組み込
    み、上記モータの回転数を変えてポンプの運転速度を変
    化させるインバータを備えると共に、該インバータとモ
    ータとの間に、インバータとモータとの連結及び起動器
    とモータとの連結のいずれかに切り換えるようにしてあ
    る自動電源転換器を介在させ、且つ上記消火管系を流れ
    る消火水の流量を計測する流量計を消火管系の主管部に
    設置し、更に、予め設定する速度指示を上記インバータ
    へ送ると共に消火水の流量が増加するときに上記流量計
    からの信号が設定値に達すると上記自動電源転換器に指
    示を与える制御器を備え、起動器でモータを定格回転速
    度まで増速させるようにしてなることを特徴とする消防
    ポンプ装置。
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JP4317088B2 (ja) * 2004-07-08 2009-08-19 株式会社荏原製作所 消火ポンプ装置
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