JP2607566B2 - 音響光学ｑスイッチ - Google Patents
音響光学ｑスイッチInfo
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- JP2607566B2 JP2607566B2 JP62309137A JP30913787A JP2607566B2 JP 2607566 B2 JP2607566 B2 JP 2607566B2 JP 62309137 A JP62309137 A JP 62309137A JP 30913787 A JP30913787 A JP 30913787A JP 2607566 B2 JP2607566 B2 JP 2607566B2
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- acousto
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- light
- optic
- optic medium
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はレーザから強力な短いパルス発振を取り出す
ために用いる音響光学Ｑスイッチに関するものである。
ために用いる音響光学Ｑスイッチに関するものである。
従来の技術 従来、この種の音響光学Ｑスイッチは第２図に示すよ
うな構成であった。第２図において21は音響光学媒体、
22は超音波トランスジューサ、23はこの超音波トランス
ジューサ22により音響光学媒体21内に発生される超音波
進行波、24は超音波トランスジューサ22を駆動する高周
波発振器、25は入射光、26は回折光、28は非回折光、29
は音響光学媒体21の入出射面にほどこされた反射防止膜
である。
うな構成であった。第２図において21は音響光学媒体、
22は超音波トランスジューサ、23はこの超音波トランス
ジューサ22により音響光学媒体21内に発生される超音波
進行波、24は超音波トランスジューサ22を駆動する高周
波発振器、25は入射光、26は回折光、28は非回折光、29
は音響光学媒体21の入出射面にほどこされた反射防止膜
である。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、反射防止膜29を光の入出
射面にほどこさなければならないので、コスト高にな
り、また反射防止膜の耐久性も悪いという問題があっ
た。
射面にほどこさなければならないので、コスト高にな
り、また反射防止膜の耐久性も悪いという問題があっ
た。
本発明はこのような問題点を解決するもので、反射防
止膜を必要とせず、低コストで、耐久性の良い音響光学
Ｑスイッチを提供することを目的とするものである。
止膜を必要とせず、低コストで、耐久性の良い音響光学
Ｑスイッチを提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、入射光が音響
光学媒体の入射面の法線に対し、前記音響光学媒体の屈
折率がＮのときψ＝tan-1Nで表わされるブリュースター
角で入射するように傾斜された入射面と、前記音響光学
媒体内を進行する入射光と平行となるような超音波波面
を発生させて前記音響光学媒体内を進行させる超音波ト
ランスジューサと、前記入射面と平行に設けられた出射
面とを有する第１の素子を設け、前記第１の素子から出
射する光が入射され、この入射光に直交する面を対称面
として、前記第１の素子と対称な位置に配置され、かつ
第１の素子と対称な形状を有する同等の第２の素子を設
け、前記２素子の超音波トランスジューサを電気的に並
列接続する高周波発振器を設けたものである。
光学媒体の入射面の法線に対し、前記音響光学媒体の屈
折率がＮのときψ＝tan-1Nで表わされるブリュースター
角で入射するように傾斜された入射面と、前記音響光学
媒体内を進行する入射光と平行となるような超音波波面
を発生させて前記音響光学媒体内を進行させる超音波ト
ランスジューサと、前記入射面と平行に設けられた出射
面とを有する第１の素子を設け、前記第１の素子から出
射する光が入射され、この入射光に直交する面を対称面
として、前記第１の素子と対称な位置に配置され、かつ
第１の素子と対称な形状を有する同等の第２の素子を設
け、前記２素子の超音波トランスジューサを電気的に並
列接続する高周波発振器を設けたものである。
作用 上記構成により、第１の素子の入射面に平行な偏光状
態を有する入射光は、ψ＝tan-1Nのブリュースター角で
第１の素子に入射すると、反射率が０で音響光学媒体内
に入射し、入射面に平行な出射面でも反射率が０で第１
の素子外に出射し、さらにこの出射光は第２の素子に再
びブリュースター角を満足して入射し、第１の素子と同
様の現象により反射率０で出射し、この非回折光は入射
光と同一の光軸に戻る。したがって音響光学媒体の入出
射面には反射防止膜が不要となり、低コスト化が行える
とともに、光耐久性も良くなる音響光学Ｑスイッチが得
られることになる。
態を有する入射光は、ψ＝tan-1Nのブリュースター角で
第１の素子に入射すると、反射率が０で音響光学媒体内
に入射し、入射面に平行な出射面でも反射率が０で第１
の素子外に出射し、さらにこの出射光は第２の素子に再
びブリュースター角を満足して入射し、第１の素子と同
様の現象により反射率０で出射し、この非回折光は入射
光と同一の光軸に戻る。したがって音響光学媒体の入出
射面には反射防止膜が不要となり、低コスト化が行える
とともに、光耐久性も良くなる音響光学Ｑスイッチが得
られることになる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本発明の一実施例の音響光学Ｑスイッチを示
す原理構成図である。第１図において、１は音響光学媒
体、２は音響光学媒体１に設けられた超音波トランスジ
ューサ、３はこの超音波トランスジューサ２により音響
光学媒体１内に発生される超音波進行波、４は超音波ト
ランスジューサ２を駆動する高周波発振器、５は入射
光、６は回折光、７は入射面の法線であり、この入射光
５が入射面の法線７に対し、音響光学媒体１の屈折率を
Ｎとしたときψ＝tan-1Nで表わされるブリュースター角
で入射されるように、この入射面は傾斜して設けられ、
かつ音響光学媒体１内を進行する入射光が超音波進行波
３の波面と平行となるように超音波トランスジューサ２
により超音波進行波３が形成され、かつ前記入射面に平
行に出射面が設けられて、第１の素子Ａが構成されてい
る。この第１の素子７から出射する光が入射される第２
の素子Ｂは、この中間入射光５′に直交する面を対称面
として、第１の素子Ａと対称な位置に配置され、かつ第
１の素子Ａと対称な形状の音響光学媒体１′および超音
波トランスジューサ２′を有し、この第２の素子Ｂの超
音波トランスジューサ２′は第１の素子Ａの超音波トラ
ンスジューサ２と共に高周波発振器４に並列接続されて
駆動される。第２の素子Ｂにおいて、３′は超音波進行
波６′は回折光である。
す原理構成図である。第１図において、１は音響光学媒
体、２は音響光学媒体１に設けられた超音波トランスジ
ューサ、３はこの超音波トランスジューサ２により音響
光学媒体１内に発生される超音波進行波、４は超音波ト
ランスジューサ２を駆動する高周波発振器、５は入射
光、６は回折光、７は入射面の法線であり、この入射光
５が入射面の法線７に対し、音響光学媒体１の屈折率を
Ｎとしたときψ＝tan-1Nで表わされるブリュースター角
で入射されるように、この入射面は傾斜して設けられ、
かつ音響光学媒体１内を進行する入射光が超音波進行波
３の波面と平行となるように超音波トランスジューサ２
により超音波進行波３が形成され、かつ前記入射面に平
行に出射面が設けられて、第１の素子Ａが構成されてい
る。この第１の素子７から出射する光が入射される第２
の素子Ｂは、この中間入射光５′に直交する面を対称面
として、第１の素子Ａと対称な位置に配置され、かつ第
１の素子Ａと対称な形状の音響光学媒体１′および超音
波トランスジューサ２′を有し、この第２の素子Ｂの超
音波トランスジューサ２′は第１の素子Ａの超音波トラ
ンスジューサ２と共に高周波発振器４に並列接続されて
駆動される。第２の素子Ｂにおいて、３′は超音波進行
波６′は回折光である。
次にその動作について説明する。第１の素子Ａの入射
面に平行な偏光状態を有する入射光２は、ψ＝tan-1Nの
ブリュースター角で第１の素子Ａに入射すると、反射率
が０で音響光学媒体１内に入射する。入射面と出射面は
平行であるので、出射面でも音響光学媒体１内を進む入
射光２は上記現象が逆方向に生じ、反射率が０で第１の
素子Ａ外に出射する。次に第１の素子Ａから出射した光
は第２の素子Ｂに再びブリュースター角を満足して入射
し、第１の素子Ａと同様の現象により反射率が０で出射
し、この非回折光８は第１の素子Ａへの入射光２と同一
の光軸に戻ることとなる。また、反射防止膜をほどこし
ておらず、結晶自体への直接入出射であるので、光耐久
性も反射防止膜をほどこした場合より優れることとな
る。
面に平行な偏光状態を有する入射光２は、ψ＝tan-1Nの
ブリュースター角で第１の素子Ａに入射すると、反射率
が０で音響光学媒体１内に入射する。入射面と出射面は
平行であるので、出射面でも音響光学媒体１内を進む入
射光２は上記現象が逆方向に生じ、反射率が０で第１の
素子Ａ外に出射する。次に第１の素子Ａから出射した光
は第２の素子Ｂに再びブリュースター角を満足して入射
し、第１の素子Ａと同様の現象により反射率が０で出射
し、この非回折光８は第１の素子Ａへの入射光２と同一
の光軸に戻ることとなる。また、反射防止膜をほどこし
ておらず、結晶自体への直接入出射であるので、光耐久
性も反射防止膜をほどこした場合より優れることとな
る。
この音響光学媒体1,1′内を進む光は、これと平行な
超音波進行波3,3′の波面によりラマン・ナス回折され
る。したがって高周波発振器４の信号の有無によって入
射光５の光軸方向に進む光量を変えることができ、レー
ザ発振器内に挿入すればＱスイッチとして使用できるこ
とになる。
超音波進行波3,3′の波面によりラマン・ナス回折され
る。したがって高周波発振器４の信号の有無によって入
射光５の光軸方向に進む光量を変えることができ、レー
ザ発振器内に挿入すればＱスイッチとして使用できるこ
とになる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、音響光学媒体に反射率
０で入出射させることができるので、音響光学媒体に、
反射防止膜をほどこす必要がなくなり、低コスト化が行
なえ、しかも優れた光耐久性が得られるとともに、非回
折光を入射光と同一の光軸に戻すことができるので、音
響光学Ｑスイッチに適用できるものである。
０で入出射させることができるので、音響光学媒体に、
反射防止膜をほどこす必要がなくなり、低コスト化が行
なえ、しかも優れた光耐久性が得られるとともに、非回
折光を入射光と同一の光軸に戻すことができるので、音
響光学Ｑスイッチに適用できるものである。
第１図は本発明の一実施例による音響光学Ｑスイッチを
示す原理構成図、第２図は従来の音響光学Ｑスイッチを
示す原理構成図である。 1,1′……音響光学媒体、2,2′……超音波トランスジュ
ーサ、3,3′……超音波進行波、４……高周波発振器、
５……入射光、５′……中間入射光、6,6′……回折
光、７……入射面の法線、８……非回折光、Ａ……第１
の素子、Ｂ……第２の素子。
示す原理構成図、第２図は従来の音響光学Ｑスイッチを
示す原理構成図である。 1,1′……音響光学媒体、2,2′……超音波トランスジュ
ーサ、3,3′……超音波進行波、４……高周波発振器、
５……入射光、５′……中間入射光、6,6′……回折
光、７……入射面の法線、８……非回折光、Ａ……第１
の素子、Ｂ……第２の素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−54395（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−208027（ＪＰ，Ａ) 特開 昭47−18293（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−3397（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−155545（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】入射光が音響光学媒体の入射面の法線に対
し、前記音響光学媒体の屈折率がＮのときψ＝tan-1Nで
表わされる角度で入射するように傾斜させた入射面と、
前記音響光学媒体内を進行する入射光と平行となるよう
な超音波波面を発生させて前記音響光学媒体内を進行さ
せる超音波トランスジューサと、前記入射面と平行に設
けられた出射面とを有する第１の素子を設け、前記第１
の素子から出射する光が入射され、この入射光に直交す
る面を対称面として、前記第１の素子と対称な位置に配
置され、かつ第１の素子と対称な形状を有する同等の第
２の素子を設け、前記第２素子の超音波トランスジュー
サを電気的に並列接続する高周波発振器を設けた音響光
学Ｑスイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62309137A JP2607566B2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 音響光学ｑスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62309137A JP2607566B2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 音響光学ｑスイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01149023A JPH01149023A (ja) | 1989-06-12 |
| JP2607566B2 true JP2607566B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=17989346
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62309137A Expired - Lifetime JP2607566B2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 音響光学ｑスイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2607566B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103311795B (zh) * | 2013-06-18 | 2015-05-13 | 中国电子科技集团公司第二十六研究所 | 两维声光q开关 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5154395A (ja) * | 1974-11-08 | 1976-05-13 | Hitachi Ltd | Reezahatsushinki |
| JPS523397A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-11 | Nec Corp | Mode synchronism laser device |
| JPS61208027A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-16 | Hamamatsu Photonics Kk | 超音波光変調装置 |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP62309137A patent/JP2607566B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01149023A (ja) | 1989-06-12 |
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