JP2607398Y2 - バグフイルタ式脱臭装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、無機系多孔質脱臭剤
（人工ゼオライト）を用いて臭気性排ガスの脱臭を行う
脱臭装置に関し、特に、上記の脱臭剤をバグフイルタの
表面に付着させて脱臭するバグフイルタ式脱臭装置の改
良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば実開昭６３−１８９３２７
号公報に見られるように、排ガスの処理方法の一つに、
集塵装置のバグフイルタ（濾布）に消石灰を付着させ、
このバグフイルタの中を排ガスを通すことによって、排
ガスと消石灰とを反応させて排ガスを処理するように構
成したバグフイルタ式排ガス処理装置が存在し、また、
同様な構成でゼオライト等の脱臭剤をバグフイルタの表
面に付着して脱臭を行うバグフイルタ式脱臭装置も存在
する。

【０００３】しかし、以上の如く集塵装置を利用した脱
臭装置では、バグフイルタに付着した脱臭剤がフイルタ
面から遠い部分から先に飽和状態になるのに対し、フイ
ルタ面に近い部分の脱臭剤は未飽和状態のままであっ
て、運転開始当初は高い脱臭効果を発揮できるが、直ぐ
に脱臭効果が低下してしまうため、付着した脱臭剤を未
飽和状態のものも含めて比較的短いサイクルで新しいも
のと交換させる必要があって、大変不経済であった。

【０００４】そこで、各バグフイルタが具備しているパ
ルスジェットエアーによる逆洗手段を利用してフイルタ
面に付着していた脱臭剤を一旦剥離させた後、これを再
び気流に乗せてフイルタ面に再付着させることにより、
バグフイルタに対する脱臭剤の付着に変化を与えてこれ
を活性化することが考えられた。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】ところが、既存の集塵
装置の構成をそのまま利用している従来の脱臭装置は、
パルスジェットエアーによってバグフイルタから払い落
したダストをタンク底部のホッパに溜めてこれを回収
（廃棄）する集塵機本来の構造から、臭気性排ガス及び
脱臭剤を流入させるダクトの流入口が、ホッパに溜めた
ダストを再び舞い上がらせないために、上述した実開昭
６３−１８９３２７号公報或は実開昭６０−１１２３３
２号公報等に記載されている如く、いずれもホッパの底
部よりも上側のタンク側面か、又は、ホッパの側面に開
口されているため、パルスジェットエアーによって払い
落されてホッパ内に溜った脱臭剤を気流に乗せて再びバ
グフイルタに付着させることができなかった。

【０００６】また、バグフイルタに付着させるために臭
気性排ガスと共にダクトを通ってタンク内に流入された
新たな脱臭剤は、ダクトの流入口が上述の如くタンクの
側面又はホッパの側面に開口されている関係で、タンク
内部に均一に分散せず、流入口に近いバグフイルタに比
較的多くの脱臭剤が付着して、流入口から離れた位置の
バグフイルタに付着する脱臭剤の量が少くて、脱臭効果
にバラツキが生じる問題もあった。

【０００７】従って本考案の技術的課題は、パルスジェ
ットエアーで払い落した脱臭剤を、再びバグフイルタに
付着させて脱臭剤を活性化することができ、且つ、ダク
トを通って臭気性排ガスと共にタンクに送り込まれて来
る脱臭剤も、気流に乗せて全てのバグフイルタに対して
均一に付着できるようにすることである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。下
部にホッパを連設した脱臭タンクの内部にパルスジェッ
トエアーによる逆洗手段を備えたバグフイルタを吊下
げ、このバグフイルタの表面に脱臭剤を付着させて、吸
引ブロアーの吸引によって臭気性排ガスがこの脱臭剤層
を通過する時に脱臭するように構成したバグフイルタ式
脱臭装置に於いて、

【０００９】（１） 上記脱臭タンクに連設したホッパ
の下側部に供給室を連設して、この供給室には上記の臭
気性ガスを脱臭タンクに向けて送るダクトの先端流入口
を接続すると共に、上記ダクトの途中に脱臭剤供給タン
クを連設して、この供給タンクの下端口には脱臭剤をダ
クトに向けて任意量供給することができるロータリーバ
ルブを設けること。

【００１０】（２） 脱臭剤供給タンクの下端口に設け
たロータリーバルブの真下のダクト底面部に、開閉自在
に構成した排出弁を介して脱臭剤の回収タンクを取付け
ること。

【００１１】（３） 脱臭タンクのホッパの下側部に連
設した供給室の内部に、脱臭剤をフイルタに付着させる
時にエアーをフイルタに向けて上向きに噴出する補助エ
アーノズルを設けること。

【００１２】（４） 脱臭タンクのホッパに連設した供
給室の下側部に、底部に輸送用エアーパイプを連設した
小型ホッパを取付けて、この輸送用エアーパイプの先端
を脱臭剤供給タンクに接続すること。

【００１３】（５） 脱臭タンクのホッパの下側部に連
設した供給室の底面に、回転方向を正逆自在に切換える
ことができるスクリュー式コンベヤを内蔵した排出管を
水平に接続し、且つ、この排出管の一端口には回収タン
クを取付け、他端口には循環用タンクを取付けて、上記
スクリュー式コンベヤの回転方向を切換ることにより、
供給室内部の脱臭剤を回収タンクと循環用タンクのいず
れかに送り込むことができるように構成すると共に、循
環用タンクには先端を脱臭剤供給タンクに連結した輸送
用エアーパイプを接続すること。

【００１４】

【作用】上記の手段は以下の如く作用する。

【００１５】上記（１）で述べた手段によれば、パルス
ジェットエアーによってバグフイルタから払い落された
脱臭剤は、タンク下側面のホッパに向けて降下（沈降）
するが、ダクトの流入口をこのホッパよりも下側に設け
た供給室に開口しているため、運転の再開と共に吸引ブ
ロアーの吸引作用によってこの流入口から流入される気
流によって脱臭剤がタンクの上部に向けて舞い上げられ
るから、一旦払い落された脱臭剤を再び活性化した状態
でバグフイルタのフイルタ面に再付着させることがで
き、更に、ダクトを通して流入口より臭気性排ガスと共
に流入して来る新たな脱臭剤も、ホッパの下側よりタン
クの上方に向けて吹き上げられて、全てのバグフイルタ
に均一に付着させることを可能にする。

【００１６】更に上記（１）で述べた手段によれば、脱
臭剤供給タンクの供給口に設けたロータリーバルブの回
転数を調節することによって、希望する量の脱臭剤を脱
臭タンクに供給してバグフイルタに付着できるため、処
理する臭気性排ガスの成分とか量に応じて使用する脱臭
剤の量を自由に加減調整することを可能にする。

【００１７】上記（２）で述べた手段によれば、循環使
用によって脱臭剤供給タンクに収容した脱臭剤の性能が
低下した場合は、脱臭運転を一旦停止して排出弁を開
き、且つ、ロータリーバルブを回転すれば、供給タンク
内の脱臭剤を回収タンクに回収することができる。

【００１８】上記（３）で述べた手段によれば、パルス
ジェットエアーによって払い落された脱臭剤をバグフイ
ルタに再付着させる時に、吸引ブロアーの運転に合せて
供給室内に設けた補助エアーノズルよりエアーを上向き
に噴射させれば、脱臭剤を勢い良く脱臭タンク上部に吹
き上げてこれを攪拌するから、脱臭剤の活性化をより促
進し、且つ、この脱臭剤を短時間の内にバグフイルタに
再付着させることを可能にする。

【００１９】上記（４）で述べた手段によれば、ダクト
の流入口から流入する気流によって再付着が果たされな
かった脱臭剤は、供給室に連設した小型ホッパから輸送
用エアーパイプを通って脱臭剤供給タンクに循環される
から、脱臭剤の再使用が可能となる。

【００２０】上記（５）で述べた手段によれば、ダクト
の流入口から流入する気流によってフイルタに対して再
付着が果たされずに供給室内に溜った脱臭剤は、これを
スクリュー式コンベヤによって循環タンクに送り、更に
脱臭剤供給タンクに循環させて再利用することができ、
また、使用を終えた脱臭剤は、スクリュー式コンベヤの
送り方向を変えるだけで、回収タンクに送り込んでこれ
を回収することを可能にする。

【００２１】以上の如くであるから、上記の手段によっ
て上述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の問
題点を解消することができる。

【００２２】

【実施例】以下に、上述した本考案に係るバグフイルタ
式脱臭装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に
説明すると、図１は本考案に係るバグフイルタ式脱臭装
置の全体構成を示した一部断面正面図であって、図中、
１は内部を仕切板２によって浄化ガス室１ａと臭気ガス
室１ｂの上下２室に仕切った脱臭タンクで、このタンク
１の下側部にはホッパ１Ｈが連設され、また、仕切板２
には複数本のバグフイルタ４…が吊下げられていて、浄
化ガス室１ａ側に設けた吸引ブロアー３をモータ３Ｍで
回転すると、後述するダクトを通って臭気ガス室１ｂ内
に吸引されて来た臭気性排ガスが各バグフイルタ４を通
って濾過されるのであるが、この時、各バグフイルタ４
の表面に付着していた脱臭剤Ｚ（ゼオライト等）が排ガ
スと接触してこれを脱臭し、脱臭後の浄化ガスのみが浄
化ガス室１ａを通って外部に排気される仕組に成ってい
る。

【００２３】また、５はヘッダパイプ６を通して送られ
て来るパルスジェットエアー（圧縮エアー）を各ノズル
５ａ…よりバグフイルタ４…の内部に吹込んで、各バグ
フイルタ４…の面に付着している脱臭剤Ｚをホッパ１Ｈ
に向けて払い落すブローチューブであって、８はこのホ
ッパ１Ｈの下側に連設した供給室、７はその先端流入口
７ａを供給室８の側面に開口した臭気性排ガスと脱臭剤
Ｚの供給ダクトを示す。

【００２４】９は下端口９ａを上記ダクト７の上面に接
続した脱臭剤Ｚの供給タンクであって、その下端口９ａ
には脱臭剤Ｚの供給量を加減調節できるロータリーバル
ブ９Ｒが取付けられ、上面部にはモータ１０Ｍによって
回転して脱臭剤Ｚを吸引パイプ９ｂを通してタンク９内
に吸引することができる吸引ファン１０が取付けられて
いる。

【００２５】１３は上述した脱臭剤供給タンク９の下端
口９ａが接続されているダクト７の真下の底面に、開閉
操作自在に構成した排出弁１３ａを介して接続した回収
タンクであって、供給タンク９内に収容した脱臭剤Ｚを
排出する場合は、先ず吸引ブロアー３の吸引運転を停止
し、次いで、開閉弁１３ａを開いてロータリーバルブ９
Ｒを回転すれば、供給タンク９内の脱臭剤Ｚを回収タン
ク１３に回収することができる。また、この排出に当た
っては、下端口９ａの左右両側にフリーに取付けた左右
の弁板１１，１２が図示の如く自重で垂れ下がってダク
ト７の左右の口を塞ぐから、排出される脱臭剤Ｚが左右
の口からダクト７内に流れ込むことを防止できる。

【００２６】供給タンク９に新たな脱臭剤Ｚを補給する
場合は、上記吸引パイプ９ｂの先端部に設けたインレッ
トバルブ９ｃの部分に取入れチューブ９ｄを接続し、こ
の取入れチューブの先端を袋等Ａの中に差込んで上述し
た吸引ファン１０を回転すればよい。尚、上記のインレ
ットバルブ９ｃには、通常の場合、前述した供給室８の
下側に連設した小型ホッパ１５の底面部に取付けられて
いる輸送用エアーパイプ１６の先端部１６ｂが接続され
ていて、ホッパ１Ｈ及び供給室８を通って小型ホッパ１
５内に落込んだ脱臭剤Ｚを、二次エアーによってこの輸
送用エアーパイプ１６を通して供給タンク９内に循環供
給するように構成されている。而して図中、１６ａは輸
送用エアーパイプ１６の途中に設けたインレットバルブ
を示す。

【００２７】次に、１４は上述した供給室８の内部に上
向きに取付けた補助エアーノズルであって、上述したパ
ルスジェットエアーの噴出によってバグフイルタ４…か
ら払い落されてホッパ１Ｈ及び供給室８の部分に溜った
脱臭剤Ｚを、吸引ブロアー３の再運転によって再び臭気
ガス室１ｂ内に吸引してバグフイルタ４…に再付着させ
る時に、この補助エアーノズルからエアーを上向きに噴
射することによって、脱臭剤Ｚを舞い上げて再付着を促
進し、且つ、脱臭剤Ｚを攪拌してその活性化を更に進め
ることができる。尚、１４ａは上記エアーノズル１４の
エアーパイプに取付けインレットバルブである。

【００２８】図２は本考案の第２実施例を示したもので
あって、図中、２０は前述した供給室８の底面に水平に
取付けた排出管、２１はこの排出管２０の内部に取付け
た回転方向を正逆切換自在に構成したスクリュー式コン
ベヤ、２１ａはこのコンベヤ２１用のモータであって、
排出管２０の一端口には接続パイプ２２を介して循環用
タンク２３が取付けられ、他端口には同じく接続パイプ
２４を介して回収タンク２５が接続されていて、スクリ
ュー式コンベヤ２１の回転方向を切換えることによっ
て、供給室８内に落込んだ脱臭剤Ｚを循環用タンク２３
と回収タンク２５のいずれにも送り込むことができる仕
組になっている。また、循環用タンク２３内に送り込ま
れた脱臭剤Ｚは、輸送用エアーパイプ２３ａを通して再
び供給タンク９に循環供給されて再使用されるように構
成されている。尚、図中８ａは供給室８の内部に取付け
た気流の流れを速くするガイド板である。

【００２９】本考案に係るバグフイルタ式脱臭装置は以
上述べた如き構成であるから、通常は吸引ブロアー３の
回転に従って図１に示した状態で脱臭運転が行われて、
ダクト７を通して脱臭タンク１内に吸引された臭気性排
ガスがバグフイルタ４…に付着した脱臭剤Ｚの層を通過
する際に、臭気が脱臭剤Ｚに捕集されて脱臭され、脱臭
後の浄化ガスをバグフイルタ４…を通して浄化ガス室１
ａから脱臭タンク１の外に排出するように成っている。

【００３０】一方、上記各バグフイルタ４…に付着した
脱臭剤Ｚを払い落して再付着（活性化）させるには、先
ず吸引ブロアー３による吸引運転を停止し、次いで、ブ
ローチューブ５の各ノズル５ａよりパルスジェットエア
ーを各バグフイルタ４…内に吹込めば、脱臭剤Ｚはフイ
ルタ面から払い落されて下方のホッパ１Ｈ及び供給室８
に向けて降下する。次いで、吸引ブロアー３を再運転
し、合せて、補助エアーノズル１４からエアーを上向き
に吹き上げれば、降下していた脱臭剤Ｚが攪拌されなが
ら吹き上げられ、且つ、ダクト７を通って吸引されて来
る気流の流れに乗ってバグフイルタ４…の各表面に充分
に活性化された状態で均一に再付着して、再び脱臭作用
を発揮する。

【００３１】また、バグフイルタ４…に付着している脱
臭剤Ｚの量を増したり、新たな脱臭剤Ｚをバグフイルタ
４…に付着させる場合には、吸引ブロアー３による吸引
運転を続けながらロータリーバルブ９Ｒを回転してダク
ト７内に供給タンク９内の脱臭剤Ｚを供給すれば、あと
は気流に乗ってこの供給した脱臭剤Ｚを自然に各バグフ
イルタ４…に付着させることができる。

【００３２】更に、ダクト７からの気流と補助エアーノ
ズルからのエアーの吹上げから洩れて下側の小型ホッパ
１５、又は、排出管２０に降下した脱臭剤Ｚは、再び供
給タンク９に循環供給されて再使用され、また、役目の
済んだ脱臭剤Ｚは夫々回収タンク１３又は２５に回収さ
れる。

【００３３】

【考案の効果】以上述べた次第で、本考案に係るバグフ
イルタ式脱臭装置によれば、臭気性排ガスと脱臭剤を送
るダクトの流入口を脱臭タンクのホッパの下側に連設し
た供給室内に開口して、臭気性排ガスをこの流入口から
上に向けて供給するように構成した関係で、パルスジェ
ットエアーによってフイルタ面から払い落されてホッパ
に降下した脱臭剤を、運転の再開と共にこの気流に乗せ
て上方に舞い上げて各バグフイルタの面に均一に付着さ
せることができるから、脱臭剤を活性化させながら繰返
し再利用できる利点を発揮できるものであって、ダクト
を通して新たに流入して来る脱臭剤も全てのバグフイル
タに均一に付着させることができる点、パルスジェット
エアーで払い落した脱臭剤を供給タンクに循環させて再
利用できる点、降下した脱臭剤を補助エアーノズルから
吹き上げる補助エアーで強制的に舞い上げて、バグフイ
ルタへの付着と活性化を更に促進する点、並びに、既存
のパルスジェット式集塵機のホッパの下側部に供給室を
接続するだけで容易に実施できる点で、臭気性排ガスの
脱臭コストを大幅に低減できる実用的利点を発揮できる
ものであって、各種の臭気性排ガスの脱臭に用いて洵に
好適なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るバグフイルタ式脱臭装置の全体構
成を示した一部断面正面図である。

【図２】本考案の他の実施例の要部構成のみを抜き出し
て示した側面図である。

【符号の説明】

１ 脱臭タンク １Ｈ ホッパ ３ 吸引ブロアー ４ バグフイルタ ５ パルスジェットエアー用ブローチュー
ブ ７ ダクト ７ａ 流入口 ８ 供給室 ９ 脱臭剤供給タンク ９Ｒ ロータリーバルブ １３ 回収タンク １３ａ 排出弁 １４ 補助エアーノズル １５ 小型ホッパ １６ 輸送用エアーパイプ ２０ 排出管 ２１ スクリュー式コンベヤ ２３ 循環用タンク ２５ 回収タンク Ｚ 脱臭剤

Claims (5)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下部にホッパを連設した脱臭タンクの内
   部にパルスジェットエアーによる逆洗手段を備えたバグ
   フイルタを吊下げ、このバグフイルタの表面に脱臭剤を
   付着させて、吸引ブロアーの吸引によって臭気性排ガス
   がこの脱臭剤層を通過する時に脱臭するように構成した
   バグフイルタ式脱臭装置に於いて、上記脱臭タンクに連設したホッパの下側部に供給室を連
   設して、この供給室には上記の臭気性ガスを脱臭タンク
   に向けて送るダクトの先端流入口を接続すると共に、上
   記ダクトの途中に脱臭剤供給タンクを連設して、この供
   給タンクの下端口には脱臭剤をダクトに向けて任意量供
   給することができるロータリーバルブを設けた ことを特
   徴とするバグフイルタ式脱臭装置。
2. 【請求項２】 脱臭剤供給タンクの下端口に設けたロー
   タリーバルブの真下のダクト底面部に、開閉自在に構成
   した排出弁を介して脱臭剤の回収タンクを取付けたこと
   を特徴とする請求項１記載のバグフイルタ式脱臭装置。
3. 【請求項３】 脱臭タンクのホッパの下側部に連設した
   供給室の内部に、脱臭剤をフイルタに付着させる時にエ
   アーをフイルタに向けて上向きに噴出する補助エアーノ
   ズルを設けたことを特徴とする請求項１記載のバグフイ
   ルタ式脱臭装置。
4. 【請求項４】 脱臭タンクのホッパに連設した供給室の
   下側部に、底部に輸送用エアーパイプを連設した小型ホ
   ッパを取付け、この輸送用エアーパイプの先端を脱臭剤
   供給タンクに接続したことを特徴とする請求項１記載の
   バグフイルタ式脱臭装置。
5. 【請求項５】 脱臭タンクのホッパの下側部に連設した
   供給室の底面に、回転方向を正逆自在に切換えることが
   できるスクリュー式コンベヤを内蔵した排出管を水平に
   接続し、且つ、この排出管の一端口には回収タンクを取
   付け、他端口には循環用タンクを取付けて、上記スクリ
   ュー式コンベヤの回転方向を切換ることにより、供給室
   内部の脱臭剤を回収タンクと循環用タンクのいずれかに
   送り込むことができるように構成すると共に、循環用タ
   ンクには先端を脱臭剤供給タンクに連結した輸送用エア
   ーパイプを接続したことを特徴とする請求項１記載のバ
   グフイルタ式脱臭装置。