JP2607376Y2 - 塩水製造装置 - Google Patents

塩水製造装置

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JP2607376Y2
JP2607376Y2 JP1993050335U JP5033593U JP2607376Y2 JP 2607376 Y2 JP2607376 Y2 JP 2607376Y2 JP 1993050335 U JP1993050335 U JP 1993050335U JP 5033593 U JP5033593 U JP 5033593U JP 2607376 Y2 JP2607376 Y2 JP 2607376Y2
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智之 西尾
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塩水を電解するために
使用するための塩水、生鮮食料品の塩水処理に使用する
ための塩水等を製造するための塩水製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】塩水製造装置としては、例えば特開平4
−75576号公報に示されているように、飽和塩水で
ある高濃度塩水を製造する製造装置がある。当該塩水製
造装置においては、内部を2つの区画部に分割された貯
溜槽を備え、一方の区画部には固体の塩が貯溜されてい
て、同区画部に給水することにより固体塩を溶解して飽
和塩水として他方の区画部に流出させて貯溜し、同区画
部の飽和塩水を必要により供給する構成となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、当該塩水製
造装置においては、飽和濃度またはこれに近似する塩濃
度の塩水を迅速に製造し得ることが好ましが、これを達
成するには各槽内で塩水を十分に撹拌して均一な濃度に
することが肝要であり、一般にはプロペラ型の撹拌機が
採用される。しかしながら、上記したごとく内部が複数
に分割されているタイプの貯溜槽を使用する塩水製造装
置においては、撹拌機を設置し得ない場合がある。ま
た、貯溜槽に撹拌機を設置し得る場合においても、貯溜
槽内に撹拌機の軸部を支持するための軸受を配設しなけ
ればならず、また貯溜槽の中央部に駆動モータを配設し
なければならない等、貯溜槽の構造が複雑になるととも
に高価になり、また貯溜槽内に設置すべき既存の各種部
品、例えばフロートスイッチのボールタップ、濃度セン
サの配置部位が制約されるという問題がある。貯溜槽が
大きい場合には、撹拌機も大型で強力な撹拌力を有する
ものを採用しなければならない。
【0004】従って、これらの問題に対処するには、貯
溜槽内の水を撹拌機を要することなく十分に撹拌して均
一な濃度の塩水とする手段を採ることが好ましく、本考
案の目的はかかる手段を採用した塩水製造装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、底部側に塩ま
たは同塩を含む高濃度の塩水からなる第1層と、同塩の
飽和塩水からなり前記第1層の上方に位置する第2層を
収容する貯溜槽と、同貯溜槽内の塩水を吸出して同貯溜
槽内の上部に還流させる循環ポンプを備えた塩水製造装
置であり、前記循環ポンプにおける還流側開口部が、前
記貯溜槽内の前記第2層内にて同貯留槽の内壁に沿って
開口し、かつ、前記循環ポンプにおける吸入側開口部が
前記貯溜槽内の前記第2層内にて開口していて、前記還
流側開口部から流出する塩水流が前記貯溜槽内の前記第
2層内に旋回流を形成することを特徴とするものであ
る。
【0006】しかして、当該塩水製造装置においては、
前記循環ポンプにおける還流側開口部が絞部に形成され
ていることが好ましい。
【0007】
【考案の作用・効果】このように構成した塩水製造装置
は、飽和塩水等の高濃度の塩水を製造する装置であっ
、循環ポンプにおける還流側開口部が貯溜槽内の塩ま
たは同塩を含む高濃度の塩水からなる第1層の上方に位
置する第2層内にて貯留槽の内壁に沿って開口し、か
つ、循環ポンプにおける吸入側開口部が貯溜槽内の第2
層内に開口しているため、貯溜槽内の第2層を形成して
いる塩水が循環している間第2層内には、循環ポンプに
おける還流側開口部から貯溜槽内の内壁に沿って流動し
て循環ポンプにおける吸入側開口部に至る塩水の旋回流
が形成されることになり、かかる塩水の旋回流が貯溜槽
の第2層の塩水を十分に撹拌して濃度の均一化を図
る。これにより、第2槽内で均一な飽和塩水またはこれ
に近似する高濃度の塩水が形成される。
【0008】このように、本発明に係る塩水製造装置に
おいては、循環ポンプにより形成される旋回流により貯
溜槽内の第2層を形成している塩水を十分に撹拌して供
給すべき塩水を均一な濃度とするものであるため、塩水
を撹拌するための撹拌機を設置する必要がなく、また撹
拌機の設置に起因する上記した各問題の発生を防止する
ことができる。当該塩水製造装置におていて、循環ポン
プにおける還流側開口部が絞部に形成されている場合に
は、貯溜槽内で発生する旋回流の流速が高くなり、旋回
流の撹拌能力が一段と増大する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
するに、図1には本考案に係る塩水製造装置の一例が示
されている。当該塩水製造装置10は、飽和塩水である
高濃度塩水の塩水製造装置であり、貯溜槽である貯溜タ
ンク11、循環ポンプ12および給送ポンプ13を備え
るとともに、給水ポンプ14を備えている。循環ポンプ
12は吸出パイプ12aと還流パイプ12bとを備え、
吸出パイプ12aは貯溜タンク11の底部を貫通した状
態で同底部に接続されていて、貯溜タンク11の内部を
上方に延びている。また、循環ポンプ12の還流パイプ
12bは貯溜タンク11の側部を貫通した状態で同側部
に接続されていて、貯溜タンク11の内部の上方に延び
ているとともに、貯溜タンク11の内壁に沿って僅かに
延びている。両パイプ12a,12bは略同一レベルに
位置している。
【0010】給送ポンプ13は吸出パイプ13aと流出
パイプ13bとを備え、吸出パイプ13aは貯溜タンク
11の底部を貫通した状態で同底部に接続されていて、
貯溜タンク11の内部を上方に延びている。吸出パイプ
13aは循環ポンプ12の吸出パイプ12aと一部共通
のものである。流出パイプ13bは高濃度の塩水が必要
な部位に接続されている。給水ポンプ14は給水源に接
続された給水パイプ14aと給水パイプ14bを備えた
もので、貯溜タンク11内へ水を供給する。なお、符号
15a,15bは貯溜タンク11内の上方に配置された
水位レベルスイッチである。
【0011】当該塩水製造装置10においては、貯溜タ
ンク11内には固体の塩が所定量添 加されて塩の上段レ
ベルL1が確保され、またこの上に水が供給されて水の
上段レベルL2が確保される。水位レベルスイッチ15
a,15bは両レベルL1,L2間に配置されており、ま
た循環ポンプ12の吸出パイプ12a、還流パイプ12
b、給送ポンプ13の吸出パイプ13aは両レベルL
1,L2間に開口している。このため、両レベルL1,L2
間の水には固体塩が溶解して最大限飽和塩水となり、塩
水層となっている。この塩水層は本考案の第2層16b
に該当し、またその下の固体塩層は本考案の第1層16
aに該当する。
【0012】かかる構成の当該塩水製造装置10におい
ては、循環ポンプ12の吸出パイプ12aおよび還流パ
イプ12bが貯溜タンク11の塩水層である第2層16
b内に開口しているため、循環ポンプ12を駆動させる
と第2層16b内での循環流は還流パイプ12bの開口
部から吸出パイプ12aに至る旋回流となり、第2層1
6b内の塩水を十分に撹拌して均一濃度の飽和塩水とな
る。従って、貯溜タンク11内の第2層16bから給送
ポンプ13の駆動により給送される塩水は均一濃度の飽
和塩水である。また、飽和塩水が漸次給送されることに
より貯溜タンク11の第2層16b内の飽和塩水は漸次
減少するが、給水ポンプ14からの水の供給と第1層1
6aからの塩の溶解により塩水が補われて均一な濃度の
飽和塩水となる。
【0013】このように、当該塩水製造装置10におい
ては、循環ポンプ12により形成される旋回流により貯
溜タンク11内の第2層16bを形成する塩水を十分に
撹拌して、供給すべき塩水を均一で高濃度とするもので
あるため、塩水を撹拌するための撹拌機を設置する必要
がなく、また撹拌機の設置に起因する各問題の発生を防
止することができる。
【0014】図2には、当該塩水製造装置の循環ポンプ
における還流パイプの変形例が示されている。当該変形
例の還流パイプ12cにおいては、パイプの先端部が偏
平状に絞り加工された絞部12dとなっている。このた
め、塩水の循環時には循環流速を高めることができて、
撹拌効率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る塩水製造装置の縦断面図
ある。
【図2】同塩水製造装置の循環ポンプにおける還流パイ
プの変形例を示す部分斜視図である。
【符号の説明】10…塩水製造装置、11…貯溜タンク、12…循環ポ
ンプ、12a…吸出パイプ、12b,12c…還流パイ
プ、12d…絞部、13…給送ポンプ、13a…吸出パ
イプ、14…給水ホンプ、14a,14b…給水パイ
プ、15a,15b…水位レベルスイッチ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部側に塩または同塩を含む高濃度の塩水
    からなる第1層と、同塩の飽和塩水からなり前記第1層
    の上方に位置する第2層を収容する貯溜槽と、同貯溜槽
    内の塩水を吸出して同貯溜槽内の上部に還流させる循環
    ポンプを備えた塩水製造装置であり、前記循環ポンプに
    おける還流側開口部が、前記貯溜槽内の前記第2層内に
    て同貯溜槽の内壁に沿って開口し、かつ、前記循環ポン
    プにおける吸入側開口部が前記貯溜槽内の前記第2層内
    にて開口していて、前記還流側開口部から流出する塩水
    流が前記貯溜槽内の前記第2層内に旋回流を形成するこ
    とを特徴とする塩水製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の塩水製造装置において、
    前記循環ポンプにおける還流側開口部が絞部に形成され
    ていることを特徴とする塩水製造装置。
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