JP2606892Y2 - キーボ−ド操作補助用キャスタ−付き手乗せ台 - Google Patents
キーボ−ド操作補助用キャスタ−付き手乗せ台Info
- Publication number
- JP2606892Y2 JP2606892Y2 JP1993058788U JP5878893U JP2606892Y2 JP 2606892 Y2 JP2606892 Y2 JP 2606892Y2 JP 1993058788 U JP1993058788 U JP 1993058788U JP 5878893 U JP5878893 U JP 5878893U JP 2606892 Y2 JP2606892 Y2 JP 2606892Y2
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- Japan
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- keyboard
- hand rest
- casters
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、パソコンあるいはワー
ドプロセッサのキーボードを操作する時の労働的疲労を
軽減する器具に関するものである。
ドプロセッサのキーボードを操作する時の労働的疲労を
軽減する器具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、パソコンあるいはワードプロセッ
サのキーボードを操作する時には、腕を宙に浮かせ手首
（掌と腕とがつながるところ）や肘（上椀と前腕とをつ
なぐ関節）で腕の重さを支えながら、指先で軽く触れる
ようにキー入力作業を行っている。
サのキーボードを操作する時には、腕を宙に浮かせ手首
（掌と腕とがつながるところ）や肘（上椀と前腕とをつ
なぐ関節）で腕の重さを支えながら、指先で軽く触れる
ようにキー入力作業を行っている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】パソコンあるいはワ一
ドプロセッサのキーボードを操作する時の姿勢による手
首や肘にかかる負担は大きく、その上、作業は連続長時
間に及ぶことが多い。このため、手首・肘の関節や腕の
筋肉を痛めたり、肩こりや頭痛の原因となることがあ
り、ひどい時には手の痛みが悪化し腕が利かなくなり、
いわゆる反復性疲労障害を生じ、キーボードが打てなく
なることがあった。また、上肢の障害等によりキーボー
ドの操作において手や指の運動に困難を強いられる人の
場合の労働的負担は、さらに大きいものである。
ドプロセッサのキーボードを操作する時の姿勢による手
首や肘にかかる負担は大きく、その上、作業は連続長時
間に及ぶことが多い。このため、手首・肘の関節や腕の
筋肉を痛めたり、肩こりや頭痛の原因となることがあ
り、ひどい時には手の痛みが悪化し腕が利かなくなり、
いわゆる反復性疲労障害を生じ、キーボードが打てなく
なることがあった。また、上肢の障害等によりキーボー
ドの操作において手や指の運動に困難を強いられる人の
場合の労働的負担は、さらに大きいものである。
【０００４】これに対して、キー入力作業中に手を乗せ
て休息できるよう、ワードプロセッサの所定の機種によ
っては持ち運び用のハンドルをワードプロセッサから引
き出して手乗せ台としたり、あるいはキーボードの前に
配置して用いる独立した手乗せ台がある。しかし、いず
れも固定式で、手を置いた位置から指の届くキーは限ら
れ、入力作業を行うには、やはり腕を宙に持ち上げなけ
ればならない。なお、実開平３一３５７５７号公報に
は、キーボードを操作する時に、腕を乗せる腕受けに関
する技術が開示されているが、構造が複雑で簡単に使用
することができない。
て休息できるよう、ワードプロセッサの所定の機種によ
っては持ち運び用のハンドルをワードプロセッサから引
き出して手乗せ台としたり、あるいはキーボードの前に
配置して用いる独立した手乗せ台がある。しかし、いず
れも固定式で、手を置いた位置から指の届くキーは限ら
れ、入力作業を行うには、やはり腕を宙に持ち上げなけ
ればならない。なお、実開平３一３５７５７号公報に
は、キーボードを操作する時に、腕を乗せる腕受けに関
する技術が開示されているが、構造が複雑で簡単に使用
することができない。
【０００５】そこで本考案は、キーボードの操作時にお
ける手や腕の労働的疲労を軽減できるとともに操作が容
易になり、さらには障害者のキー入力作業を容易にする
福祉機器用品となるキーボード操作補助用キャスター付
き手乗せ台を提供することを目的とする。
ける手や腕の労働的疲労を軽減できるとともに操作が容
易になり、さらには障害者のキー入力作業を容易にする
福祉機器用品となるキーボード操作補助用キャスター付
き手乗せ台を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、パソコ
ンあるいはワードプロセッサのキーボード手前の卓上に
配置される手乗せ台であって、該手乗せ台は８５〜９０
mmの横幅および３５〜４０mmの奥行を有する全体が左右
に細長い形状であるとともに、キーボードへのキー入力
に適した２５〜３５mmの中央部高さを有しており、その
上面は中央部分が手首を乗せるための平坦な形状の手受
け部であり、該手受け部の左右の端部が４〜６mm上方に
反り上がって中央部分よりも高くなった手掛り部となっ
ており、前記手乗せ台の底面の四隅部に前記卓上表面を
任意の方向に移動可能とするボールキャスターがそれぞ
れ取り付けられていることを特徴とするキーボード操作
補助用キャスター付き手乗せ台により上記目的を達成し
た。
ンあるいはワードプロセッサのキーボード手前の卓上に
配置される手乗せ台であって、該手乗せ台は８５〜９０
mmの横幅および３５〜４０mmの奥行を有する全体が左右
に細長い形状であるとともに、キーボードへのキー入力
に適した２５〜３５mmの中央部高さを有しており、その
上面は中央部分が手首を乗せるための平坦な形状の手受
け部であり、該手受け部の左右の端部が４〜６mm上方に
反り上がって中央部分よりも高くなった手掛り部となっ
ており、前記手乗せ台の底面の四隅部に前記卓上表面を
任意の方向に移動可能とするボールキャスターがそれぞ
れ取り付けられていることを特徴とするキーボード操作
補助用キャスター付き手乗せ台により上記目的を達成し
た。
【０００７】
【作用】本考案の手乗せ台は８５〜９０mmの横幅および
３５〜４０mmの奥行を有し左右に細長い形状であり、片
方の手首のみを乗せることができる程度の横幅しかな
く、奥行が小さく、キーボードの手前の狭いスペースで
使用できる。手乗せ台は２５〜３５mmの中央部高さを有
しており、その上面は中央部分が平坦な形状の手受け部
であり、該手受け部の左右の端部が４〜６mm上方に反り
上がって中央部分よりも高くなった手掛り部となってお
り、上面の手受け部に手首を乗せて、安定した状態で、
しかも置いた手は固定されることなく使用できるととも
に手が僅かに浮いた状態では、この手掛り部に手が引っ
掛かるので、手の移動とともに手乗せ台も動き、手乗せ
台から手首が落ちたりすることがない。しかも、本考案
の手乗せ台では、その底面の四隅部に取り付けたボール
キャスターによる滑らかな動きで、指が打つべきキーに
届く位置まで手乗せ台ごと卓上表面を移動させることが
できる。以上のように、本考案の手乗せ台は細長い形状
であり、左右には特に動かし易い形状としているが、ボ
ールキャスターはその細長い形状の四隅部にのみある。
このため、仮に机の縁から手乗せ台の左右の端部がはみ
出してしまっても、手乗せ台の底面が机の縁にぶつか
り、その状態で止まる。しかも、手乗せ台の落ちそうに
なった側と反対側の手掛り部に手首が当たるため、その
反対側に僅かに力を掛けるだけで、手乗せ台をまた再び
机の上に乗せることができ、机の下に落としてしまうよ
うなことがないので、手、腕を延ばして手乗せ台を拾わ
ないでよい。特に、腱鞘炎などに掛かっていて手の痛い
人には非常に便利である。これらにより、本考案の手乗
せ台を用いることにより、キーボードの操作時における
手や腕の労働的疲労を軽減できるとともに操作が容易に
なり、さらには障害者のキー入力作業を容易にする福祉
機器用品となる。
３５〜４０mmの奥行を有し左右に細長い形状であり、片
方の手首のみを乗せることができる程度の横幅しかな
く、奥行が小さく、キーボードの手前の狭いスペースで
使用できる。手乗せ台は２５〜３５mmの中央部高さを有
しており、その上面は中央部分が平坦な形状の手受け部
であり、該手受け部の左右の端部が４〜６mm上方に反り
上がって中央部分よりも高くなった手掛り部となってお
り、上面の手受け部に手首を乗せて、安定した状態で、
しかも置いた手は固定されることなく使用できるととも
に手が僅かに浮いた状態では、この手掛り部に手が引っ
掛かるので、手の移動とともに手乗せ台も動き、手乗せ
台から手首が落ちたりすることがない。しかも、本考案
の手乗せ台では、その底面の四隅部に取り付けたボール
キャスターによる滑らかな動きで、指が打つべきキーに
届く位置まで手乗せ台ごと卓上表面を移動させることが
できる。以上のように、本考案の手乗せ台は細長い形状
であり、左右には特に動かし易い形状としているが、ボ
ールキャスターはその細長い形状の四隅部にのみある。
このため、仮に机の縁から手乗せ台の左右の端部がはみ
出してしまっても、手乗せ台の底面が机の縁にぶつか
り、その状態で止まる。しかも、手乗せ台の落ちそうに
なった側と反対側の手掛り部に手首が当たるため、その
反対側に僅かに力を掛けるだけで、手乗せ台をまた再び
机の上に乗せることができ、机の下に落としてしまうよ
うなことがないので、手、腕を延ばして手乗せ台を拾わ
ないでよい。特に、腱鞘炎などに掛かっていて手の痛い
人には非常に便利である。これらにより、本考案の手乗
せ台を用いることにより、キーボードの操作時における
手や腕の労働的疲労を軽減できるとともに操作が容易に
なり、さらには障害者のキー入力作業を容易にする福祉
機器用品となる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案を図示の一実施例により具体的
に説明する。図１は本考察実施例の手乗せ台の断面図、
図２は本考案実施例の手乗せ台の底面図、図３は本考案
実施例の手乗せ台の平面図、図４は本考案実施例の手乗
せ台の側面図である。
に説明する。図１は本考察実施例の手乗せ台の断面図、
図２は本考案実施例の手乗せ台の底面図、図３は本考案
実施例の手乗せ台の平面図、図４は本考案実施例の手乗
せ台の側面図である。
【０００９】これらの図において、手乗せ台本体１０
は、例えば、木材等の材料からなり上面に手を乗せるこ
とができる程度の大きさで、特に図３に示すように全体
が左右に細長い形状で奥行が小さく、両端部の側面が円
筒面に形成されたほぼ板状体であり、パソコンあるいは
ワードプロセッサのキーボード手前の卓上表面の狭いス
ペースに配置して使用される。この手乗せ台本体１０の
上面は、左側または右側の一方の手首を乗せるに適した
手受け部１１に形成されており、その中央部分が平坦
で、その左右の端部には手首の座りが良く左右に動かし
易いように、上方に反り上がった形状の手掛り部１２が
形成されている。この手掛り部１２は図１に示すよう
に、中央部分の手受け部１１よりも高くなっている。ま
た、手乗せ台本体１０は、キーボード手前の卓上表面に
配置して、手受け部１１に手首を乗せた時に、キー操作
し易く手首が安定する高さに形成されている。このよう
な手乗せ台本体１０の高さは、パソコンあるいはワード
プロセッサのキーボードの位置（あるいは卓上表面から
の高さ）に応じて適宜決められる。手乗せ台本体１０の
底部１３は、略長方形形状に形成されており、その四隅
部にどの方向にも移動できるようそれぞれボールキャス
ター１４が取り付けられている。実施例においては、手
乗せ台本体１０の底部１３の四隅部に溝１４ａを形成
し、鋼球からなるボール１４ｂを図１に示すように底部
１３の下面からやや突出するよう溝１４ａに収納し、そ
の突出したボール１４ｂの周囲を図２に示すようにリン
グ形状をしたワッシャー１４ｃで抜け止めして、ボール
キャスター１４としている。このボール１４ｂの下側へ
の突出量は、底部１３の底面と卓上表面との隙間が小さ
くなるように設定される。また、手乗せ台本体１０の上
下辺縁の角部１５は、接触がやわらかくなるように丸み
を付ける。
は、例えば、木材等の材料からなり上面に手を乗せるこ
とができる程度の大きさで、特に図３に示すように全体
が左右に細長い形状で奥行が小さく、両端部の側面が円
筒面に形成されたほぼ板状体であり、パソコンあるいは
ワードプロセッサのキーボード手前の卓上表面の狭いス
ペースに配置して使用される。この手乗せ台本体１０の
上面は、左側または右側の一方の手首を乗せるに適した
手受け部１１に形成されており、その中央部分が平坦
で、その左右の端部には手首の座りが良く左右に動かし
易いように、上方に反り上がった形状の手掛り部１２が
形成されている。この手掛り部１２は図１に示すよう
に、中央部分の手受け部１１よりも高くなっている。ま
た、手乗せ台本体１０は、キーボード手前の卓上表面に
配置して、手受け部１１に手首を乗せた時に、キー操作
し易く手首が安定する高さに形成されている。このよう
な手乗せ台本体１０の高さは、パソコンあるいはワード
プロセッサのキーボードの位置（あるいは卓上表面から
の高さ）に応じて適宜決められる。手乗せ台本体１０の
底部１３は、略長方形形状に形成されており、その四隅
部にどの方向にも移動できるようそれぞれボールキャス
ター１４が取り付けられている。実施例においては、手
乗せ台本体１０の底部１３の四隅部に溝１４ａを形成
し、鋼球からなるボール１４ｂを図１に示すように底部
１３の下面からやや突出するよう溝１４ａに収納し、そ
の突出したボール１４ｂの周囲を図２に示すようにリン
グ形状をしたワッシャー１４ｃで抜け止めして、ボール
キャスター１４としている。このボール１４ｂの下側へ
の突出量は、底部１３の底面と卓上表面との隙間が小さ
くなるように設定される。また、手乗せ台本体１０の上
下辺縁の角部１５は、接触がやわらかくなるように丸み
を付ける。
【００１０】本考案の手乗せ台本体１０の寸法は、奥行
が３５〜４０ｍｍ、横幅が８５〜９０ｍｍ、中央部の高
さが２５〜３０ｍｍ、手掛り部１２の反り上がり高さが
４〜６ｍｍの範囲である。またボール１４ｂは、例え
ば、直径が５〜８ｍｍ、ワッシャー１４ｃは、ボール１
４ｂの直径に応じて、内径が４〜７ｍｍ、外径が１０〜
１６ｍｍ程度である。
が３５〜４０ｍｍ、横幅が８５〜９０ｍｍ、中央部の高
さが２５〜３０ｍｍ、手掛り部１２の反り上がり高さが
４〜６ｍｍの範囲である。またボール１４ｂは、例え
ば、直径が５〜８ｍｍ、ワッシャー１４ｃは、ボール１
４ｂの直径に応じて、内径が４〜７ｍｍ、外径が１０〜
１６ｍｍ程度である。
【００１１】上記構成の手乗せ台を使用する場合、例え
ば、パソコンあるいはワードプロセッサのキーボード手
前の卓上表面に、両手用として同じ形状の２台の手乗せ
台を配置し、それぞれの手乗せ台の上面の手受け部１１
に左右の手首の重心を置く。そして、キー入力作業時に
キーボードの指で打つべきキーに対して自然に構えた手
の位置になるように手乗せ台ごと手を右または左に移動
させてキー入力作業を行う。また、必要に応じて手を浮
かせてキー入力作業を行う。従って、キー入力作業時
に、腕の重さを手乗せ台上面の手受け部１１に預けてキ
ーを打つ位置に手を素早く移動することができるため、
キーボードの操作時における手や腕の労働的疲労を軽減
できるとともにキー入力操作が容易になる。手乗せ台本
体１０の左右の端部には、上方に反り上がった形状の手
掛り部１２が形成されているために、手首の座りが良
く、左右に動かし易くなるとともに手が僅かに浮いた状
態では、この手掛り部に手が引っ掛かるので、手の移動
とともに手乗せ台も動き、手乗せ台から手首が落ちたり
することがない。
ば、パソコンあるいはワードプロセッサのキーボード手
前の卓上表面に、両手用として同じ形状の２台の手乗せ
台を配置し、それぞれの手乗せ台の上面の手受け部１１
に左右の手首の重心を置く。そして、キー入力作業時に
キーボードの指で打つべきキーに対して自然に構えた手
の位置になるように手乗せ台ごと手を右または左に移動
させてキー入力作業を行う。また、必要に応じて手を浮
かせてキー入力作業を行う。従って、キー入力作業時
に、腕の重さを手乗せ台上面の手受け部１１に預けてキ
ーを打つ位置に手を素早く移動することができるため、
キーボードの操作時における手や腕の労働的疲労を軽減
できるとともにキー入力操作が容易になる。手乗せ台本
体１０の左右の端部には、上方に反り上がった形状の手
掛り部１２が形成されているために、手首の座りが良
く、左右に動かし易くなるとともに手が僅かに浮いた状
態では、この手掛り部に手が引っ掛かるので、手の移動
とともに手乗せ台も動き、手乗せ台から手首が落ちたり
することがない。
【００１２】また、上肢の障害等によりキーボードの操
作において手や指の運動に困難を強いられる人の場合で
も、本考案の手乗せ台を用いることにより手や腕の労働
的疲労を軽減でき、障害者のキー入力作業を容易にする
福祉機器用品となる。更に、本考案の手乗せ台は形状や
構造も簡単で製造が容易にでき、かつ小型にできるため
携帯に便利である。また、本考案の手乗せ台は細長い形
状であり、左右には特に動かし易い形状としているが、
ボールキャスターはその細長い形状の四隅部にのみあ
る。このため、四隅部のボールキャスター１４のうち一
方側（右側または左側）のボールキャスター１４が卓上
の端部から外れたときでも、手乗せ台の底面の中央部分
が卓上の端部に接触するので、手乗せ台が卓上から落下
することがなく、その状態で止まり、しかも、細長い形
状であるため反対側に僅かに力を掛けるだけで、手乗せ
台をまた再び机の上に乗せることができる。この場合、
ボールキャスター１４のボールの手乗せ台の底面からの
突出量を少なくすることが好ましい。このように反対側
に力を掛ける際に、本考案の手乗せ台は手掛り部があ
り、手乗せ台の落ちそうになった側と反対側の手掛り部
に手首が当たるため、容易に力が掛けられ、従って、机
の下に落としてしまうようなことがなく、特に、腱鞘炎
などに掛かっていて手の痛い人には非常に便利である。
作において手や指の運動に困難を強いられる人の場合で
も、本考案の手乗せ台を用いることにより手や腕の労働
的疲労を軽減でき、障害者のキー入力作業を容易にする
福祉機器用品となる。更に、本考案の手乗せ台は形状や
構造も簡単で製造が容易にでき、かつ小型にできるため
携帯に便利である。また、本考案の手乗せ台は細長い形
状であり、左右には特に動かし易い形状としているが、
ボールキャスターはその細長い形状の四隅部にのみあ
る。このため、四隅部のボールキャスター１４のうち一
方側（右側または左側）のボールキャスター１４が卓上
の端部から外れたときでも、手乗せ台の底面の中央部分
が卓上の端部に接触するので、手乗せ台が卓上から落下
することがなく、その状態で止まり、しかも、細長い形
状であるため反対側に僅かに力を掛けるだけで、手乗せ
台をまた再び机の上に乗せることができる。この場合、
ボールキャスター１４のボールの手乗せ台の底面からの
突出量を少なくすることが好ましい。このように反対側
に力を掛ける際に、本考案の手乗せ台は手掛り部があ
り、手乗せ台の落ちそうになった側と反対側の手掛り部
に手首が当たるため、容易に力が掛けられ、従って、机
の下に落としてしまうようなことがなく、特に、腱鞘炎
などに掛かっていて手の痛い人には非常に便利である。
【００１３】なお、上記実施例において、手乗せ台本体
１０を木材等の材料で形成した例を説明したが、同様の
形状をプラスティック等の材料で成型することもでき
る。また、手乗せ台本体１０上面の手受け部１１は、少
なくとも手首を安定して乗せることができる大きさや形
状であればよく、実施例に限定されず任意にすることが
できる。更に、２台の手乗せ台を両手用として使用した
例を説明したか、片手のみ使用することもできる。
１０を木材等の材料で形成した例を説明したが、同様の
形状をプラスティック等の材料で成型することもでき
る。また、手乗せ台本体１０上面の手受け部１１は、少
なくとも手首を安定して乗せることができる大きさや形
状であればよく、実施例に限定されず任意にすることが
できる。更に、２台の手乗せ台を両手用として使用した
例を説明したか、片手のみ使用することもできる。
【００１４】
【考案の効果】本考案の手乗せ台は、片方の手首のみを
乗せることができる程度の横幅を有する全体に左右に細
長い形状であり、キーボードへのキー入力に適した高さ
を有しており、その上面は中央部分が手首を乗せるため
の平坦な形状の手受け部であり、左右の端部が上方に反
り上がって中央部分よりも高くなった手掛り部となって
いるので、手乗せ台上面の手受け部に手首を乗せて、安
定した状態で、しかも置いた手は固定されることなく使
用できる。また、上面の左右の端部は中央部分の手受け
部よりも高くなった手掛り部となっているので、手首の
座りが良く且つ左右に動かし易い。すなわち、キー入力
のために手の位置を左右に移動させる際に、手が手乗せ
台の手受け部から少し浮いてしまうことが生じても、左
右の端部の手掛り部に手が引っ掛かる。このため、手乗
せ台から手が離れて落ちてしまうことがなく、安定して
キー入力することができる。本考案の手乗せ台は、片方
の手首のみを乗せることができる程度の横幅を有する全
体に左右に細長い形状であり、その底面の四隅部に前記
卓上表面を任意の方向に移動可能とするボールキャスタ
ーがそれぞれ取り付けられているので、ガタガタせずに
安定した状態で左右に移動させることができ、指が打つ
べきキーに届く位置まで手乗せ台ごと卓上表面を滑らか
な動きで移動させることができる。また、本考案の手乗
せ台は細長い形状であり、左右には特に動かし易い形状
としているが、ボールキャスターはその細長い形状の四
隅部にのみある。このため、仮に机の縁から手乗せ台の
左右の端部がはみ出してしまっても、手乗せ台の底面が
机の縁にぶつかり、その状態で止まる。しかも、手乗せ
台の落ちそうになった側と反対側の手掛り部に手首が当
たるため、その反対側に僅かに力を掛けるだけで、手乗
せ台をまた再び机の上に乗せることができ、机の下に落
としてしまうようなことがなく、手、腕を延ばして手乗
せ台を拾う必要もない。特に、腱鞘炎などに掛かってい
て手の痛い人には非常に便利である。このように、本考
案のキーボード操作補助用キャスター付手乗せ台によれ
ば、腕の重さを台に預けてキーを打つ位置に手を素速く
移動することができるので、キーボードの操作時におけ
る手や腕の労働的疲労を軽減できるとともに操作が容易
になる。更には、障害者のキー入力作業を容易にする福
祉機器用品としても使用できる。また、本考案の手乗せ
台は片方の手首のみを乗せることができる程度の横幅し
かない全体が左右に細長い形状であって、奥行が小さく
ため、キーボードの手前の狭いスペースで使用できる。
また、このように小型であるので、携帯に便利であり、
特定のパソコンやワードプロセッサに限定されずに使用
できる。しかも、本考案の手乗せ台は、形状や構造が簡
単であるので、その製造を容易に行える。
乗せることができる程度の横幅を有する全体に左右に細
長い形状であり、キーボードへのキー入力に適した高さ
を有しており、その上面は中央部分が手首を乗せるため
の平坦な形状の手受け部であり、左右の端部が上方に反
り上がって中央部分よりも高くなった手掛り部となって
いるので、手乗せ台上面の手受け部に手首を乗せて、安
定した状態で、しかも置いた手は固定されることなく使
用できる。また、上面の左右の端部は中央部分の手受け
部よりも高くなった手掛り部となっているので、手首の
座りが良く且つ左右に動かし易い。すなわち、キー入力
のために手の位置を左右に移動させる際に、手が手乗せ
台の手受け部から少し浮いてしまうことが生じても、左
右の端部の手掛り部に手が引っ掛かる。このため、手乗
せ台から手が離れて落ちてしまうことがなく、安定して
キー入力することができる。本考案の手乗せ台は、片方
の手首のみを乗せることができる程度の横幅を有する全
体に左右に細長い形状であり、その底面の四隅部に前記
卓上表面を任意の方向に移動可能とするボールキャスタ
ーがそれぞれ取り付けられているので、ガタガタせずに
安定した状態で左右に移動させることができ、指が打つ
べきキーに届く位置まで手乗せ台ごと卓上表面を滑らか
な動きで移動させることができる。また、本考案の手乗
せ台は細長い形状であり、左右には特に動かし易い形状
としているが、ボールキャスターはその細長い形状の四
隅部にのみある。このため、仮に机の縁から手乗せ台の
左右の端部がはみ出してしまっても、手乗せ台の底面が
机の縁にぶつかり、その状態で止まる。しかも、手乗せ
台の落ちそうになった側と反対側の手掛り部に手首が当
たるため、その反対側に僅かに力を掛けるだけで、手乗
せ台をまた再び机の上に乗せることができ、机の下に落
としてしまうようなことがなく、手、腕を延ばして手乗
せ台を拾う必要もない。特に、腱鞘炎などに掛かってい
て手の痛い人には非常に便利である。このように、本考
案のキーボード操作補助用キャスター付手乗せ台によれ
ば、腕の重さを台に預けてキーを打つ位置に手を素速く
移動することができるので、キーボードの操作時におけ
る手や腕の労働的疲労を軽減できるとともに操作が容易
になる。更には、障害者のキー入力作業を容易にする福
祉機器用品としても使用できる。また、本考案の手乗せ
台は片方の手首のみを乗せることができる程度の横幅し
かない全体が左右に細長い形状であって、奥行が小さく
ため、キーボードの手前の狭いスペースで使用できる。
また、このように小型であるので、携帯に便利であり、
特定のパソコンやワードプロセッサに限定されずに使用
できる。しかも、本考案の手乗せ台は、形状や構造が簡
単であるので、その製造を容易に行える。
【図１】本考案実施例の手乗せ台の断面図である。
【図２】本考案実施例の手乗せ台の底面図である。
【図３】本考案実施例の手乗せ台の平面図である。
【図４】本考案実施例の手乗せ台の側面図である。
１０ 手乗せ台本体 １１ 手受け部 １２ 手掛り部 １３ 底部 １４ ボールキャスター １４ａ 溝 １４ｂ ボール １４ｃ ワッシャー １５ 角部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 3/02
Claims (1)
- 【請求項１】 パソコンあるいはワードプロセッサのキ
ーボード手前の卓上に配置される手乗せ台であって、該
手乗せ台は８５〜９０mmの横幅および３５〜４０mmの奥
行を有する全体が左右に細長い形状であるとともに、キ
ーボードへのキー入力に適した２５〜３５mmの中央部高
さを有しており、その上面は中央部分が手首を乗せるた
めの平坦な形状の手受け部であり、該手受け部の左右の
端部が４〜６mm上方に反り上がって中央部分よりも高く
なった手掛り部となっており、前記手乗せ台の底面の四
隅部に前記卓上表面を任意の方向に移動可能とするボー
ルキャスターがそれぞれ取り付けられていることを特徴
とするキーボード操作補助用キャスター付き手乗せ台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993058788U JP2606892Y2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-10-06 | キーボ−ド操作補助用キャスタ−付き手乗せ台 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1123693 | 1993-02-04 | ||
| JP5-11236 | 1993-02-04 | ||
| JP1993058788U JP2606892Y2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-10-06 | キーボ−ド操作補助用キャスタ−付き手乗せ台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0675028U JPH0675028U (ja) | 1994-10-21 |
| JP2606892Y2 true JP2606892Y2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=26346650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993058788U Expired - Lifetime JP2606892Y2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-10-06 | キーボ−ド操作補助用キャスタ−付き手乗せ台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2606892Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP1993058788U patent/JP2606892Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0675028U (ja) | 1994-10-21 |
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