JP2606872Y2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつInfo
- Publication number
- JP2606872Y2 JP2606872Y2 JP1999006999U JP699999U JP2606872Y2 JP 2606872 Y2 JP2606872 Y2 JP 2606872Y2 JP 1999006999 U JP1999006999 U JP 1999006999U JP 699999 U JP699999 U JP 699999U JP 2606872 Y2 JP2606872 Y2 JP 2606872Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- core
- liquid
- flaps
- elastic member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、使い捨ておむつに関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、使い捨ておむつの脚周りからの体
液漏れを防止するために、おむつの脚周りにフラップを
設ける技術がある。また、その防止効果を高めるため
に、フラップに吸液性コアを包容させる技術がある。こ
の考案は、後者の技術を対象にしている。
液漏れを防止するために、おむつの脚周りにフラップを
設ける技術がある。また、その防止効果を高めるため
に、フラップに吸液性コアを包容させる技術がある。こ
の考案は、後者の技術を対象にしている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来技術で脚周りの漏
れ防止効果を一層高めるには、吸液性コアの素材、例え
ば粉砕パルプ、の使用量を増やし吸液量を高めればよ
い。しかし、これでは、フラップが分厚いものとなり、
内股ではフラップとおむつ本体のそれぞれの吸液性コア
が狭い両脚の間（すなわち股下部位）を占めておむつが
かさ張り、着用感を著しく損ねるという問題が起きる。
また、このフラップが邪魔になって本体の吸液性コアが
局部に密着せず、排出した体液を局部近傍で速やかに吸
収することが難しくなるという問題もある。
れ防止効果を一層高めるには、吸液性コアの素材、例え
ば粉砕パルプ、の使用量を増やし吸液量を高めればよ
い。しかし、これでは、フラップが分厚いものとなり、
内股ではフラップとおむつ本体のそれぞれの吸液性コア
が狭い両脚の間（すなわち股下部位）を占めておむつが
かさ張り、着用感を著しく損ねるという問題が起きる。
また、このフラップが邪魔になって本体の吸液性コアが
局部に密着せず、排出した体液を局部近傍で速やかに吸
収することが難しくなるという問題もある。
【０００４】そこで、この考案は、脚周りフラップに吸
液拡散性などに優れた吸液性コアを使用して、フラップ
が薄くても高い吸液性能を発揮できるようにし、前記問
題を解決することを課題にしてある。
液拡散性などに優れた吸液性コアを使用して、フラップ
が薄くても高い吸液性能を発揮できるようにし、前記問
題を解決することを課題にしてある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案は、透液性表面
シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性の第１コア
が介在し、前記第１コアの各側縁から外側へ各第１フラ
ップが延出していて該各第１フラップにはその縦方向へ
伸縮する各第１弾性部材が取付けられ、前記第１コアの
各側縁と前記各第１フラップの側縁との間には各第２フ
ラップの基縁部が位置していて該各第２フラップの自由
縁部にその縦方向へ伸縮する各第２弾性部材が取付けて
ある使い捨ておむつの改良にある。
シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性の第１コア
が介在し、前記第１コアの各側縁から外側へ各第１フラ
ップが延出していて該各第１フラップにはその縦方向へ
伸縮する各第１弾性部材が取付けられ、前記第１コアの
各側縁と前記各第１フラップの側縁との間には各第２フ
ラップの基縁部が位置していて該各第２フラップの自由
縁部にその縦方向へ伸縮する各第２弾性部材が取付けて
ある使い捨ておむつの改良にある。
【０００６】改良に係るこの考案においては、前記各第
２フラップは、透液性内面シートと不透液性外面シート
との間に吸液性の第２コアが介在してなり、前記各第１
フラップの前記各第１弾性部材が位置する部位上に重な
るように外側へ延在するとともに、該外側かつ前記各第
１フラップ上に倒された状態で、該各第２フラップの縦
方向両端部が固定され、前記両端部間の前記各第２フラ
ップ部分が前記各第２弾性部材の収縮で上方へ起き上が
る性向を有しており、かつ、前記各第２フラップは、前
記各第１フラップの前記各第１弾性部材の収縮で着用者
の身体側へ押圧されることを特徴とする。
２フラップは、透液性内面シートと不透液性外面シート
との間に吸液性の第２コアが介在してなり、前記各第１
フラップの前記各第１弾性部材が位置する部位上に重な
るように外側へ延在するとともに、該外側かつ前記各第
１フラップ上に倒された状態で、該各第２フラップの縦
方向両端部が固定され、前記両端部間の前記各第２フラ
ップ部分が前記各第２弾性部材の収縮で上方へ起き上が
る性向を有しており、かつ、前記各第２フラップは、前
記各第１フラップの前記各第１弾性部材の収縮で着用者
の身体側へ押圧されることを特徴とする。
【０００７】
【実施例】この考案に係る使い捨ておむつの詳細を添付
の図に基づいて説明すると以下のとおりである。
の図に基づいて説明すると以下のとおりである。
【０００８】図１は、この考案に係る使い捨ておむつ１
の平面図であって、一部が切り欠いてある。おむつ１で
は、透液性表面シート２、不透液性裏面シート３、およ
びこれら両シート２，３間に吸液性の第１コア４を介在
させ、脚周り側縁９と後身頃の端縁１０とに伸縮性のゴ
ム糸１１，１２を貼着し、後身頃の両側縁にはテープフ
ァスナ１３の一端が貼着してある。表面シート２の上面
には第２フラップ７が取付けてある。
の平面図であって、一部が切り欠いてある。おむつ１で
は、透液性表面シート２、不透液性裏面シート３、およ
びこれら両シート２，３間に吸液性の第１コア４を介在
させ、脚周り側縁９と後身頃の端縁１０とに伸縮性のゴ
ム糸１１，１２を貼着し、後身頃の両側縁にはテープフ
ァスナ１３の一端が貼着してある。表面シート２の上面
には第２フラップ７が取付けてある。
【０００９】図２は、図１におけるＩＩ−ＩＩ線断面図
であるが、第２フラップ７については、後記ゴム糸２３
が収縮することにより表面シート２からやや浮き上がっ
た状態で示してある。表裏面シート２，３は第１コア４
の側縁から延出して接着剤（図示せず）により互いに接
合し、この延出部で第１フラップ１５が形成してある。
この第１フラップ１５において表面シート２上に設けた
第２フラップ７は、おむつ１の内側に面した透液性内面
シート１６と外側に面した不透液性外面シート１７との
間に吸液性の第２コア２０を介在させ、両シート１６，
１７間の側縁を第２コア２０の両側でそれぞれ接着剤
（図示せず）により接合することにより構成してある。
接合した一方の側縁２１は、第１コア４の側縁６に隣接
して、ホットメルト接着剤２７により表面シート２に接
合してある。他方の側縁２２には、内外面シート１６，
１７間に伸縮性のゴム糸２３を伸長下に貼着し、第２フ
ラップ７に伸縮性を持たせるとともに、おむつ１を着用
したときに図２のごとく表面シート２から浮き上がるよ
うにしてある。第２フラップ７は、第１フラップ１５の
ゴム糸１１が位置する部位上に重なるように外側へ延在
させ、端縁２５，２６において外側方向へ倒伏して斜線
で示す部位を表面シート２に接合し、この接合によりゴ
ム糸２３の両端を表面シート２に固定してある（図１参
照）。
であるが、第２フラップ７については、後記ゴム糸２３
が収縮することにより表面シート２からやや浮き上がっ
た状態で示してある。表裏面シート２，３は第１コア４
の側縁から延出して接着剤（図示せず）により互いに接
合し、この延出部で第１フラップ１５が形成してある。
この第１フラップ１５において表面シート２上に設けた
第２フラップ７は、おむつ１の内側に面した透液性内面
シート１６と外側に面した不透液性外面シート１７との
間に吸液性の第２コア２０を介在させ、両シート１６，
１７間の側縁を第２コア２０の両側でそれぞれ接着剤
（図示せず）により接合することにより構成してある。
接合した一方の側縁２１は、第１コア４の側縁６に隣接
して、ホットメルト接着剤２７により表面シート２に接
合してある。他方の側縁２２には、内外面シート１６，
１７間に伸縮性のゴム糸２３を伸長下に貼着し、第２フ
ラップ７に伸縮性を持たせるとともに、おむつ１を着用
したときに図２のごとく表面シート２から浮き上がるよ
うにしてある。第２フラップ７は、第１フラップ１５の
ゴム糸１１が位置する部位上に重なるように外側へ延在
させ、端縁２５，２６において外側方向へ倒伏して斜線
で示す部位を表面シート２に接合し、この接合によりゴ
ム糸２３の両端を表面シート２に固定してある（図１参
照）。
【００１０】第２コア２０は、第２フラップ７において
端縁２５，２６の近傍を除き、ほぼその全長にわたり延
在させてある。第２コア２０の厚みｔは、第１コア４の
厚みＴより薄く、好ましくは厚みＴの１／４〜３／４に
して着用時の障害にならないようにしてあり、また、こ
のコア２０は、単位表面積当りの吸液量が第１コア４よ
りも高くしてある。
端縁２５，２６の近傍を除き、ほぼその全長にわたり延
在させてある。第２コア２０の厚みｔは、第１コア４の
厚みＴより薄く、好ましくは厚みＴの１／４〜３／４に
して着用時の障害にならないようにしてあり、また、こ
のコア２０は、単位表面積当りの吸液量が第１コア４よ
りも高くしてある。
【００１１】単位表面積当りの吸液量の高い第２コア２
０は、高吸水性ポリマー３６と粉砕パルプ３５との混合
物、高吸水性ポリマー３６と粉砕パルプ３５とレーヨン
繊維などの繊維素材との混合物により得ることができ
る。吸液量は、主として高吸水性ポリマー３６の混合量
により調整し、好ましくは第１コア４の吸液量の１．１
〜５．０倍にする。単位表面積当りの吸液量の高い第２
コア２０であると、脚周りで第１コア４の吸液量が飽和
状態に達しても第２コア２０にまだ多くの吸液を期待す
ることができる。
０は、高吸水性ポリマー３６と粉砕パルプ３５との混合
物、高吸水性ポリマー３６と粉砕パルプ３５とレーヨン
繊維などの繊維素材との混合物により得ることができ
る。吸液量は、主として高吸水性ポリマー３６の混合量
により調整し、好ましくは第１コア４の吸液量の１．１
〜５．０倍にする。単位表面積当りの吸液量の高い第２
コア２０であると、脚周りで第１コア４の吸液量が飽和
状態に達しても第２コア２０にまだ多くの吸液を期待す
ることができる。
【００１２】第２フラップ７は、図２のごとく第１コア
４の側縁６に隣接し、Ｖ字溝２８を形成するように取付
けてある。体液が第１コア４に吸収されずおむつ幅方向
へ流れたときには、ここで一旦せき止められて停滞し、
その間に第１コア４および第２コア２０へ吸収される。
その結果、第２フラップ７を超えて流出しようとする体
液の量が減り、それだけ脚周りからの漏れの可能性が少
なくなる。
４の側縁６に隣接し、Ｖ字溝２８を形成するように取付
けてある。体液が第１コア４に吸収されずおむつ幅方向
へ流れたときには、ここで一旦せき止められて停滞し、
その間に第１コア４および第２コア２０へ吸収される。
その結果、第２フラップ７を超えて流出しようとする体
液の量が減り、それだけ脚周りからの漏れの可能性が少
なくなる。
【００１３】おむつ１において、表裏面シート２，３は
外周を密に接合してある。この接合を含む、この実施例
における接合には、ホットメルト接着剤などの接着剤や
熱可塑性合成樹脂素材を熱融着する技術を利用すること
ができる。透液性の表面シート２と内面シート１６とに
は同一素材を使用することが可能であり、また両シート
２，１６の親水性に差をつけることも可能であり、これ
らの素材には不織布や開孔プラスチックシートが好適で
ある。不透液性の裏面シート３と外面シート１７とに同
一素材を使用することも可能であり、これにはプラスチ
ックシートが好適である。第１コア４には、粉砕パル
プ、レーヨン繊維、熱可塑性合成繊維などの繊維素材を
単独で、またはこの素材と高吸水性ポリマーとを混合
し、必要に応じて賦型して、使用することができる。
外周を密に接合してある。この接合を含む、この実施例
における接合には、ホットメルト接着剤などの接着剤や
熱可塑性合成樹脂素材を熱融着する技術を利用すること
ができる。透液性の表面シート２と内面シート１６とに
は同一素材を使用することが可能であり、また両シート
２，１６の親水性に差をつけることも可能であり、これ
らの素材には不織布や開孔プラスチックシートが好適で
ある。不透液性の裏面シート３と外面シート１７とに同
一素材を使用することも可能であり、これにはプラスチ
ックシートが好適である。第１コア４には、粉砕パル
プ、レーヨン繊維、熱可塑性合成繊維などの繊維素材を
単独で、またはこの素材と高吸水性ポリマーとを混合
し、必要に応じて賦型して、使用することができる。
【００１４】
【考案の効果】この考案においては、おむつの着用状態
では、第１フラップがその第１弾性部材の収縮で吸収性
を有する第２フラップを着用者の身体に押圧するように
してあるから、第２フラップが第２弾性部材の収縮で身
体に密着するうえに、第１弾性部材の収縮でも身体に密
着し、その結果、脚回りからの体液の漏れ防止を有効に
防止することができる。
では、第１フラップがその第１弾性部材の収縮で吸収性
を有する第２フラップを着用者の身体に押圧するように
してあるから、第２フラップが第２弾性部材の収縮で身
体に密着するうえに、第１弾性部材の収縮でも身体に密
着し、その結果、脚回りからの体液の漏れ防止を有効に
防止することができる。
【００１５】また、第２フラップには、第１コアより薄
くて、単位表面積当りの吸液量が高い第２コアを設けた
ことにより、脚周りに流動した体液を速やかに吸収、拡
散して前記漏れ防止を一層有効にすることができる。
くて、単位表面積当りの吸液量が高い第２コアを設けた
ことにより、脚周りに流動した体液を速やかに吸収、拡
散して前記漏れ防止を一層有効にすることができる。
【図１】この考案に係るおむつの平面図。
【図２】脚周りフラップを立ち上がらせて示した図１に
おけるＩＩ‐ＩＩ線断面図。
おけるＩＩ‐ＩＩ線断面図。
１ 使い捨ておむつ ２ 表面シート ３ 裏面シート ４ 第１コア ７ 第２フラップ １１ 第１弾性部材 １５ 第１フラップ １６ 内面シート １７ 外面シート ２０ 第２コア ２３ 第２弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61F 13/49 A61F 5/44 A61F 13/15 A61F 13/494
Claims (1)
- 【請求項１】 透液性表面シートと不透液性裏面シート
との間に吸液性の第１コアが介在し、前記第１コアの各
側縁から外側へ各第１フラップが延出していて該各第１
フラップにはその縦方向へ伸縮する各第１弾性部材が取
付けられ、前記第１コアの各側縁と前記各第１フラップ
の側縁との間には各第２フラップの基縁部が位置してい
て該各第２フラップの自由縁部にその縦方向へ伸縮する
各第２弾性部材が取付けてある使い捨ておむつにおい
て、 前記各第２フラップは、透液性内面シートと不透液性外
面シートとの間に吸液性の第２コアが介在してなり、前
記各第１フラップの前記各第１弾性部材が位置する部位
上に重なるように外側へ延在するとともに、該外側かつ
前記各第１フラップ上に倒された状態で、該各第２フラ
ップの縦方向両端部が固定され、前記両端部間の前記各
第２フラップ部分が前記各第２弾性部材の収縮で上方へ
起き上がる性向を有しており、かつ、前記各第２フラッ
プは、前記各第１フラップの前記各第１弾性部材の収縮
で着用者の身体側へ押圧されることを特徴とする前記お
むつ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1999006999U JP2606872Y2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1999006999U JP2606872Y2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000000015U JP2000000015U (ja) | 2000-02-08 |
| JP2606872Y2 true JP2606872Y2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=18528007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1999006999U Expired - Lifetime JP2606872Y2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2606872Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4599000B2 (ja) * | 2001-07-24 | 2010-12-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て着用物品 |
| JP6044415B2 (ja) * | 2013-03-26 | 2016-12-14 | 王子ホールディングス株式会社 | 使い捨ておむつ |
| JP6813274B2 (ja) * | 2016-03-25 | 2021-01-13 | 大王製紙株式会社 | 吸収性物品 |
-
1999
- 1999-09-10 JP JP1999006999U patent/JP2606872Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000000015U (ja) | 2000-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20001017 |
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