JP2606770Y2 - 防爆型表示装置 - Google Patents

防爆型表示装置

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JP2606770Y2
JP2606770Y2 JP1993050987U JP5098793U JP2606770Y2 JP 2606770 Y2 JP2606770 Y2 JP 2606770Y2 JP 1993050987 U JP1993050987 U JP 1993050987U JP 5098793 U JP5098793 U JP 5098793U JP 2606770 Y2 JP2606770 Y2 JP 2606770Y2
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container
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隆造 吉川
康雄 溝口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、表示面にタッチパネ
ルを備えた表示装置に関し、特に特殊な雰囲気中におい
て使用される防爆型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】制御情報等を表示する表示装置にあって
は、数値等の入力時における制御状態の変化を容易に確
認できるようにするため、表示器の画面上に透明電極に
よって構成したタッチパネルを備えたものがある。ま
た、工場や研究室などにおいて使用される表示装置にあ
っては、引火性の高いガスなどの特殊な雰囲気中におい
て使用される場合があり、このような特殊な雰囲気中で
使用される表示装置では、電気回路中における接点動作
などによって生じた火花が外部に影響を及ぼさないよう
にすべく、耐圧防爆構造の容器内に収納したものがあ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、表示面
にタッチパネルを貼付した表示装置をそのまま耐圧防爆
構造の容器内に収納すると、容器の外部からタッチパネ
ルを操作することができなくなる。また、タッチパネル
を容器の外部に備える場合には、タッチパネル自体も電
気回路であり、これを防爆構造にしなければ危険場所で
使用することができない。さらに、容器の外部に設けら
れたタッチパネルと容器内部の装置とを電気的に接続す
るためには専用の引込み口が必要であり、この引込み口
をどのように設けるかが問題となる。
【0004】この考案の目的は、表示器の制御部とタッ
チパネルとを接続する複数の信号線のそれぞれに電圧電
流制限回路を設けることにより、耐圧防爆構造の容器の
外部に備えられるタッチパネルを本質安全回路とし、危
険場所でのタッチパネルの操作を可能にした防爆型表示
装置を提供することにある。
【0005】また、表示器を収納する耐圧防爆構造の容
器における透明強化ガラスの固着部にタッチパネルの信
号線を貫通させることにより、専用の引込み口を不要に
することができる防爆型表示装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した考案
は、電源部および制御部を含む表示器を内部に収納する
とともに、表示器の表示面が対向する一方の面を透明強
化ガラスにより構成した耐圧防爆構造の容器と、この容
器の透明強化ガラスの外側表面に設けられタッチパネ
ルと、前記透明強化ガラスの外側に設けられ前記タッチ
パネルからの配線と前記容器内の制御部への配線とを接
続するコネクタキットと、前記タッチパネルを前記透明
強化ガラスの外側表面から該透明強化ガラスに押圧する
止め板と、前記容器内に設けられ、前記容器内の制御部
への配線のそれぞれと制御部との間に接続される電圧
電流制限回路と、を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載した考案は、前記容器内の
制御部からの配線を、透明強化ガラスの周囲を容器に固
着する固着部に貫通させたものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載した考案においては、電源部お
よび制御部を含む表示器が耐圧防爆構造の容器内に収納
され、この耐圧防爆構造の容器の一方の面を構成する透
明強化ガラスの外表面にタッチパネルが貼付される。こ
のタッチパネルは複数の信号線を介して容器内の表示器
の制御部に電気的に接続され、この複数の信号線のそれ
ぞれは定電圧ダイオードを介して電源部の接地線に接続
される。従って、電源部からタッチパネルに印加される
電圧および供給される電流が電圧電流制限回路により基
準値以下に制限され、引火、爆発の原因となる火花が発
生することがない。また、タッチパネルからの配線と容
器内の制御部への配線とをコネクタキットにより透明強
化ガラスの外側で接続し、タッチパネルを止め板により
透明強化ガラスの外側表面から該透明強化ガラスに押圧
するように構成しているため、タッチパネルの交換を行
うときに止め板を外してコネクタキットでの配線の接続
を外すだけで良くなり、交換作業が簡単である。さら
に、通常、タッチパネルからは信号線としてフレキシブ
ル基板が用いられ、このフレキシブル基板をそのまま容
器内に引き込むことは防爆検定上認められていないが、
本考案では、容器外にコネクタキットを用いることによ
り、タッチパネルに普通に用いられているフレキシブル
基板を防爆検定上認められている被覆のあるフラットケ
ーブルに代えて容器内に引き込むことが出来る。
【0009】請求項2に記載した考案においては、容器
における透明強化ガラスの固着部に、タッチパネルと表
示器の制御部とを接続する信号線が貫通する。透明強化
ガラスは、容器に対して耐圧防爆構造を維持するように
固着されるため、この固着部を貫通する信号線も容器の
耐圧防爆構造を維持する。したがって、信号線を容器の
外部から内部に引き込むために、専用の耐圧防爆構造の
開口部を設ける必要がない。
【0010】
【実施例】図1は、この考案の実施例である防爆型表示
装置の一部切欠正面図および側面断面図である。防爆型
表示装置1は、アルミニウム合金製の耐圧防爆構造の容
器2内にディスプレイ装置3を収納して構成したもので
ある。容器2の正面には透明強化ガラス4が固着されて
おり、この透明強化ガラス4にディスプレイ3の表示面
3aが対向する。容器2は本体2aおよび蓋体2bによ
って構成されており、正面側に位置する蓋体2bは蝶番
5により本体2aに対して開閉自在にされている。この
蓋体2bにより本体2aの正面を閉塞し、複数の六角穴
付きボルト6により蓋体2bを本体2aに締結すること
により、容器2の内部の耐圧防爆性を確保している。
【0011】透明強化ガラス4の外表面にはタッチパネ
ル7が貼付されており、止め板8により透明強化ガラス
4方向に押圧されている。また、透明強化ガラス4と止
め板8との間の上部にはコネクタキット9が設けられて
いる。このコネクタキット9はタッチパネル7をディス
プレイ3の制御部に接続するフラットケーブル10の接
続に用いられる。
【0012】図2は、上記防爆型表示装置のブロック図
である。タッチパネル7は一例としてX方向に20本、
Y方向に13本の透明電極を配して構成されており、合
計33本の信号線がフラットケーブル10を介してディ
スプレイ3の制御部31に接続されている。この信号線
の接続ライン上にツェナバリア11が設けられている。
このツェナバリア11は各信号線を電源部12のアース
ラインに接続する33個のツェナダイオードおよび電流
制限抵抗によって構成されている。
【0013】即ち、図3に示すように容器2内におい
て、タッチパネル7と制御部31との間に抵抗Rおよび
ヒューズFを介して接続された信号線32は、抵抗Rと
ヒューズFとの間でツェナダイオードDを介して接地線
33において接地されている。
【0014】このツェナダイオードDは信号線32によ
り電源部12からタッチパネル7に印加される電圧値を
基準値以下に制限する。また、抵抗Rは電源部12から
タッチパネル7に供給される電流値を基準値以下に制限
する。ツェナバリア11は、各信号線に対応するツェナ
ダイオードDおよび電流制限用の抵抗Rを並設して構成
されている。
【0015】図4は、上記防爆型表示装置の要部の側面
の拡大断面図である。同図(A)は図1(A)における
M−M線における断面を示し、同図(B)は同じくN−
N線における断面を示している。防爆型表示装置1の容
器2を構成する蓋体2bに透明強化ガラス4が固着され
ている。透明強化ガラス4は、蓋体2bの内側面と押さ
え板42との間にパッキン41を介して挟持されてい
る。この押さえ板42は、サラネジ44により蓋体2b
に締着される。このとき、蓋体2bの凹部45と透明強
化ガラス4の外周との間に間隙が設けられており、この
間隙にエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂43が充填され
る。この熱硬化性樹脂43の充填により蓋体2bと透明
強化ガラス4との間の耐圧防爆構造が確保される。
【0016】透明強化ガラス4の外表面にタッチパネル
7が貼付されており、タッチパネル7の透明電極のリー
ド線46はコネクタキット9に接続されている。このコ
ネクタキット9はリード線46をフラットケーブル10
に接続する。フラットケーブル10はコネクタキット9
の下面から正面側および上面を経由して熱硬化性樹脂4
3を貫通し、容器2の内部側に引き込まれている。凹部
45と透明強化ガラス4との間の間隙に対する熱硬化性
樹脂43の充填は、この間隙を経由してフラットケーブ
ル10を蓋体2bの内側に引き込んだ後に行われる。従
って、熱硬化性樹脂43はフラットケーブル10が貫通
した状態で硬化し、フラットケーブル10はその表面に
熱硬化性樹脂43が密着した状態で固定される。このよ
うに構成することにより、容器2の外部に位置するタッ
チパネル7と容器2の内部に収納されるディスプレイ3
の制御部31との電気的接続に際し、耐圧防爆構造のパ
ッキンを備えた開口部を設ける必要がなく、蓋体2bの
正面側を簡潔に構成することができるとともに、フラッ
トケーブル10の取回しが複雑になることがない。
【0017】
【考案の効果】請求項1に記載した考案によれば、耐圧
防爆構造の容器に収納された表示器の表示面に対向する
透明強化ガラスの外表面に貼付するタッチパネルを定電
圧ダイオードにより本質安全構造化することができ、防
爆構造が要求される危険場所においても制御対象に対す
る設定入力等の操作をタッチパネルを介して容易且つ正
確に行うことができる利点がある。また、容器外にコネ
クタキットを用いることにより、タッチパネルの交換作
業が簡単であり、さらに、タッチパネルに普通に用いら
れているフレキシブル基板を防爆検定上認められている
被覆のあるフラットケーブルに代えて容器内に引き込む
ことが出来る。
【0018】また、請求項2に記載した考案によれば、
容器の外側に位置するタッチパネルと容器の内部に収納
した表示器とを接続する信号線を透明強化ガラスの固着
部に貫通させることにより、タッチパネルの接続のため
に耐圧防爆構造のパッキンを備えた開口部を設ける必要
がなく、また信号線の取回しも容易になり、透明強化ガ
ラス近傍の容器の外表面を簡潔に構成することができ、
さらにコストダウンを実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例である防爆型表示装置の一部
切欠正面図および側面断面図である。
【図2】同防爆型表示装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同防爆型表示装置におけるタッチパネルと表示
器との接続状態を示す回路図である。
【図4】同防爆型表示装置の要部における側面の拡大断
面図である。
【符号の説明】
1−防爆型表示装置 2−容器 3−ディスプレイ 4−透明強化ガラス 7−タッチパネル 10−フラットケーブル 11−ツェナバリア(電圧電流制限回路) 43−熱硬化性樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−295637(JP,A) 特開 平4−130517(JP,A) 特開 平1−158794(JP,A) 実開 平7−5228(JP,U) 実開 平2−24580(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/033 H01H 36/00 H05K 5/00 - 5/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源部および制御部を含む表示器を内部に
    収納するとともに、表示器の表示面が対向する一方の面
    を透明強化ガラスにより構成した耐圧防爆構造の容器
    と、この容器の透明強化ガラスの外側表面に設けられ
    タッチパネルと、前記透明強化ガラスの外側に設けられ
    前記タッチパネルからの配線と前記容器内の制御部への
    配線とを接続するコネクタキットと、前記タッチパネル
    を前記透明強化ガラスの外側表面から該透明強化ガラス
    に押圧する止め板と、前記容器内に設けられ、前記容器
    内の制御部への配線のそれぞれと制御部との間に接続
    される電圧電流制限回路と、を設けたことを特徴とする
    防爆型表示装置。
  2. 【請求項2】前記容器内の制御部からの配線を、透明強
    化ガラスの周囲を容器に固着する固着部に貫通させた請
    求項1に記載の防爆型表示装置。
JP1993050987U 1993-09-20 1993-09-20 防爆型表示装置 Expired - Lifetime JP2606770Y2 (ja)

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JP4615146B2 (ja) * 2001-05-18 2011-01-19 旭化成エンジニアリング株式会社 耐圧防爆構造の操作表示器
KR101307942B1 (ko) * 2013-03-19 2013-09-12 에프엠테크 (주) 방폭 단자함
KR101660693B1 (ko) * 2014-11-26 2016-09-28 (주) 오토이노텍 전원제어장치
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JP6666591B2 (ja) * 2016-06-01 2020-03-18 横河電機株式会社 中継装置、中継装置を用いた無線システム

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