JP2606705B2 - 内側クラッド管状製品の製造方法 - Google Patents

内側クラッド管状製品の製造方法

Info

Publication number
JP2606705B2
JP2606705B2 JP62265205A JP26520587A JP2606705B2 JP 2606705 B2 JP2606705 B2 JP 2606705B2 JP 62265205 A JP62265205 A JP 62265205A JP 26520587 A JP26520587 A JP 26520587A JP 2606705 B2 JP2606705 B2 JP 2606705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular
clad
cladding
host
nickel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62265205A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63183789A (ja
Inventor
シー ターナ ウィリアム
Original Assignee
シー ターナ ウィリアム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US06/920,593 external-priority patent/US5000368A/en
Application filed by シー ターナ ウィリアム filed Critical シー ターナ ウィリアム
Publication of JPS63183789A publication Critical patent/JPS63183789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606705B2 publication Critical patent/JP2606705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 ねじ切り(threading)によって連結し、且つシール
することができる掘削用のクラッド管状(down hole cl
ad tubulars)の必要が存在する。このような必要の一
つは酸性ガス井戸のケーシング用である。もう一つのこ
のような必要は、地熱さく井検層用井戸(geothermal w
ells)のケーシング用である、基礎的な必要は、鋼の強
度及び経済性を有するが、ニッケルベース合金またはそ
の他の更に高価な材料の腐蝕抵抗性を有する管状製品に
ついての必要である。管の全長についてのクラッディン
グ(cladding)の厚さは、周囲の事柄のみによって指図
され、一般に0.070インチないし0.120インチ(0.1778な
いし0.3048cm)の範囲にある。腐蝕の環境にある掘削用
の管状体(downhole tubulars)は、ねじ切り及びシー
ル(threading and sealing)によって連結されねばな
らない。ねじの形状は、管状体の長さの釣合いに対して
必要とされる厚さをはるかに超過するクラッド(clad)
の厚さを必要とする。価格、強度及び設計上の要件は、
全長さをその端部において必要とされる厚さに迄クラッ
ドすることをさせない。
機械的応力は、クラッド円筒(cladding cylinders)
が金属的に管状ホスト部材に接合すべきであることを強
いる。金属接合は腐蝕のメカニズムの影響を受けること
がなく、またそれによって左右されることもない。この
ような金属接合(metallic bond)を得るために、非常
に清浄な表面を有する二つの金属を互に親密に接触させ
て、且つこの段階中清浄さを維持させながら、温度及び
圧力の共同作用を受けさせる。低圧においてかつある温
度及び圧力の範囲で、前記金属接合に影響を及ぼすため
に、第3の金属、拡散活性剤(diffusion activator)
が用いられる。
本発明は、液体界面拡散接合(liquid interface dif
fusion bonding)を使用して、管状製品をクラッドされ
た加工する方法、特にねじ切り及びシール(thread and
seal)の設計によって必要とされる形状を有する、以
前にクラッドされた管状体(previously clad tubula
r)の端部をクラッドする方法を提供する。エキスパン
ド成形用マンドレ(expanding mandrel)によって作ら
れるクラッド管状体(clad tubular)は、同時に必要な
形状で端部においてクラッドすることができる。それ
故、このような製品は、この開示においては記載されな
い。ここで、当然にこの方法によって作られるクラッド
継目なし管状体は、均一な薄壁のクラッド(cladding)
を有して作られる。
いくつかのねじすじの設計は別の継手を組込む、それ
らの管状体は、両端部に同様におすねじを有する。他の
ねじすじの設計(一体ねじ(integral threads))は、
一端部のおすねじ(ピン)を組込むための端部と、他端
部のめすねじ(ボックス)を組込むための端部の両端部
において、より厚い壁を必要とする。このようなより厚
い壁は、水圧或は機械プレスに取付けられた特殊なダイ
スによって局部的に加熱された端部をすえ込み鍛造(up
set forging)することによって作られる。加熱は、誘
導コイル或はスロット炉(slot furpace)によって行わ
れる。
最大に節約するために、ねじの設計者は内側の密封面
のみにクラッドすることを選択することができる。より
大きな信頼度のために、ねじの設計者はねじが切られる
部分と共に何らかの外側のシールもクラッドすることを
選択することができる。本発明はいかなる選択にも適す
る。端部をクラッドすることは、端部のすえ込みに続い
て、しかも応力緩和、熱処理、焼入れ、ひずみ取り等の
仕上げ操作の前に行われる。端部のクラッド材料(clad
materials)は、焼入れ及び焼もどしによる管状ホスト
部材の熱処理サイクル中に折出硬化による熱処理に対し
て選択することができ、また時には選択されるであろ
う。本発明につき、それが内側シール部からねじ部を介
して外側シール部に迄のびているクラッド(cladding)
を有する一体ねじのボックス端部(box end)に適合す
るように説明する。
本発明を実施する際、管状ホスト部材はすえ込み後に
穿孔され、表面仕上げされる(taced)。クラッド円筒
は、形状変形され(turned)且つ表面仕上げされ、次い
ですべての接合面上に活性剤を用いて無電解析出(elec
troless deposition)によってめっき被覆される。クラ
ッド円筒は管状ホスト部材内に組み合わされ、適所に軽
度にタック溶接される。短いツーリングマンドレル(to
oling mandrel)が、サブアセンブリー内にぴったり合
うように組み合わされる。ツーリングマンドレルはマン
ドレルがホストの熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数25
ないし50%を有するように304ステンレススチール或は
ハイネス合金#188などの合金よりなる。
加熱及びハウジングの組立てが与えられる。加熱方法
は誘電コイルによる。ハウジングは工程を完全にみるこ
とができるようにプレキシグラス(plexiglas)で作ら
れるのが好ましい。ガスケットがサブアセンブリーが挿
入される開口端部に使用される。一般の、完全でないシ
ールは、必要とされるすべてである。ハウジング内の空
間は10-2トル(1.3×10-5気圧)迄圧力が下げられ(pum
peddown)、次いでハウジングにアルゴンが充満せしめ
られる。この操作は水分及び酸素の露点が約−60゜F
(−51.1℃)である雰囲気純度を得るように繰返され
る。アルゴン源は、次の手段の間中、圧力はわずか大気
圧よりも上に維持しながら、ハウジングの内側へ連絡さ
れる。このように、すべてのガスの漏れはこのシステム
からなくなり、そしてハウジング内の雰囲気の純度が維
持される。
サブアセンブリー(subassembly)は誘導コイルによ
って1650゜F(898.9℃)ないし2100゜F(1148.9℃)迄
加熱される。活性剤は融解され、マンドレルは管状ホス
ト部材よりも大きく膨張する。金属接合が管状ホスト部
材とクラッド筒の間に達成される。最大圧力は管状ホス
ト部材の温度における耐力強度によって制限される。よ
り高い圧力が望まれるときは、ODの上に第2の中空マン
ドレルを組込むことによってそれを達成することができ
る。この第2のマンドレルは、管状ホスト部材よりも、
より少ない熱膨張係数を組み入れるようにモリブデンよ
りなるのが好ましい。アセンブリギャップ(assembly g
aps)はツーリングマンドレルの塑性変形を最小にする
か、もしくは避けるように設計することができる。
マンドレルとサブアセンブリー間に置かれるステンレ
ススチールの箔(代表的に0.002インチ(0.00508cm))
がマンドレルのサブアセンブリーへの接合を防止する。
この箔は、サブアセンブリーに部分的に接合されるの
で、次の機械加工の間に、ねじ切りの一部として除去さ
れる。
添附の図面を用いてのべられた、好ましい実施例につ
いて次の説明及び特許請求の範囲を参照することによっ
て、本発明についてのより良い理解が得られるであろ
う。
発明の好ましい実施例の説明 第1図は、サブアセンブリーがミルにおいてまさに加
熱され、次いで熱間圧延される工程の段階を示す内部ク
ラッド管状製品の製造方法において用いられるサブアセ
ンブリーの部分的断面図である。
第2図は、誘導加熱とクラッド円筒の管状ホスト部材
への液体界面拡散接合に対して準備されたボックス端の
部分的断面図である。
本発明は管状製品の内側をクラッドする方法に関し、
特にめねじ切りに備えるために内側クラッド管状製品
(internally clad tubular product)の端をクラッド
する方法に関する。管状製品の内側をクラッドする方法
を先ず説明する。
本発明は、他の方法でも実施できるが、マンドレルミ
ルで継目なし管を作る公知の製造方法と共に本発明が特
に内側クラッド管状製品の製造に適用できるように、本
発明につき説明する。マンドレルミルにおいて、継目な
し管は、回転炉床炉(rotatary hearth furnace)で加
熱される固体円筒状ビレットを鋳造によって先ず作るこ
とによって製造される。このビレットは、次いで中空シ
ェル(hollow shell)を形成するように、穿孔機によっ
て、長さ方向に穿孔される。この中空シェルはマンドレ
ルミルにおいて圧延され、かくして母管(mother pip
e)と呼ばれるものが形成される。この母管は、未だ加
熱されている間に引張り縮小変形(stretch reducing)
によって要求された直径に形成される。
本発明は管状ホスト部材を形成する中空シェルを製造
するように穴があけられた後の丸形ビレットで始まる。
若干の製造工程においては、ビレットは、二度穿孔され
るが、本例においては、中空シェル又はホスト製品を第
の穿孔が行われたのちに用いる。
第1図を参照すると、中空管状ホスト部材は、参照番
号10によって示されており、一般的には、管状製品の最
終の意図される用途に応じて、規定された組成を有する
鋼により形成される。この管状ホスト部材は、管状製品
の最終の直径より大きい直径を有し、且つ最終管状製品
の最終の長さより短い長さを有する。さらに、壁の厚さ
は、最終製品のものよりも厚くなっている。
管状ホスト部材10は、標準のマンドレルミル工程から
移され、内面10Aが、低融点接合金属合金12の層でめっ
き被覆される。これは、管状ホスト部材10を洗浄浴に沈
め、次いで無電解めっき浴によって最も良好に達成され
る。
低融点接合金属合金は、ニッケル燐、ニッケル硼素、
ニッケルクロム燐、クロム燐或はこれらの合金の混合物
とすることができる。好ましい合金は、約88ないし98重
量パーセントのニッケルと約2ないし12重量パーセント
の燐とからなるニッケル燐である。若干の例において
は、付加的浸潤助剤(additional wetting aid)が有効
であり、このような場合には、約0.5ないし1重量パー
セントの硼素がめっき合金に使用される。めっきの厚さ
は、臨界的ではないが、約0.0005インチ(0.00127cm)
ないし0.002インチ(0.00508cm)の厚さとすることがで
きる。正確な組成は、熱間圧延のパラメータによって決
定される。
管状クラッド部材14は、次にめっきされたホスト部材
10中に入れ子式に挿入される。管のクラッド部材14は、
クラッド部材がホスト内の位置に自由に滑るように管状
ホスト部材の内径10Aよりも僅かに小さい外径14Aを有し
ている。若干の例において、フラックスが使用されるの
が好ましいが、その場合、フラックスは管状クラッド部
材の外側円筒面14Aに多分塗布されることになる。他の
フラックス材料が使用されるが、好ましい材料は氷晶石
である。
金属的に接合(joined)されるべき冶金学的術語の表
面は、接合面(faying surface)と呼ばれている。従っ
て、本発明の実施の態様において、図解で説明され、且
つ詳述されているように、その上にめっきされた接合金
属合金12を有するホストの円筒状内面10Aが一方の接合
面であり、その上にフラックス16を有するか或は有して
いない管状クラッド部材の外面14Aが他方の接合面であ
る。
管状クラッド部材14Aの挿入後に、その第1の端14B
が、ホスト部材の第1の端10Bに隣接して、ホスト部材1
0に溶接される。この溶接18は、気密な密封を形成する
ように、クラッド部材14及びホスト部材10の全円周にわ
たっている。この溶接18は、クラッド部材14の端に正確
に仕上げられる必要はない。すなわち、クラッド部材14
は、多分、ホスト部材の端10Bを幾分越えて延びるであ
ろう。この溶接段階の要点は、ホスト部材の内面10Aと
クラッド部材の外面14Aの間の環状空間20の一端を密封
することであり、この環状空間は、他端において、ガス
溜(gas reseservoir)を内蔵し、且つ接合面を密封す
るように、溶接により閉じられる。第1の端における溶
接は、また、構造用でもあり、圧延中二つの円筒の間で
応力を移す。
次の段階は、水蒸気及び酸素を環状空間20から取り除
くことである。これは、まず環状空間20を真空にするこ
とによって達成される。環状空間との閉鎖された連絡を
提供する一つの手段は、円筒状の袋22を使用するもので
ある。要素22は、「袋」(bag)又は溜め(reservoir)
と呼ばれるが、これは、管状ホスト部材の内径10Aに少
なくとも等しい内径の金属材料であるのが好ましい。袋
22は、部分22Aを有している。適所に袋22がある場合に
は、溶接24は、袋の全円周端22Dの周りに、それをホス
トの第2の端10Bに密封するように施される。次いで、
第2の溶接26は、クラッド部材の外面14Aに袋を付着さ
せるように円周に施される。かくして袋22が適所に溶接
され、閉鎖された連絡が、袋内の環状空間28と、管状ホ
スト部材と管状クラッド部材間の環状空間20の間に設け
られる。
小径の開口部30は、ピンチ管(pinch tube)となるも
ので、袋22に形成され、袋を通して配管(図示せず)が
取り付けられる。
配管手段(図示せず)によって、環状空間20及び28
は、先ずホスト部材の内面10Aとクラッド部材の外面14A
間から空気を抜き取るように、真空にされる。
次に、アルゴンのような不活性ガスが、該環状空間20
に入り該環状空間に充満するように、開口部30を通して
注入される。
ホスト管の内面とクラッド部材の外面間の環状空間20
に、水分及び酸素が実質上なくなることが絶対に必要で
ある。「実質上なくなること(substantially free)」
は、該空間が、水分及び酸素の露点が、−60゜F(−51.
1℃)以下にある状態下にあることを意味している。こ
のような結果をもたらすために、該空間は、排気され、
不活性ガスが充満され、数回に亘って、排気及び再充満
がなされなければならない。環状空間内の水分及び酸素
レベルが、容認されるレベルまで低下せしめられたとき
には、環状空間内に残る不活性ガスの圧力は、比較的低
くすることができ、またその圧力は、袋を支持するのを
手伝うのに充分であり、即ち、次のサブアセンブリーを
加熱し圧延する段階の間中、袋がつぶされないように耐
えるのに充分であるのが好ましい。この段階において、
5重量パーセントのような分量の水素が不活性ガスに添
加されても良い。
ホスト部材は、18のところで溶接されたホスト部材内
に挿入された管状クラッド部材14と共に、また適当な位
置に位置せしめられ、且つ24及び26において溶接された
袋22と共に、サブアセンブリーを形成する。上記したよ
うに、排気し、且つ環状空間20に不活性ガスを充満した
後、サブアセンブリーは、クラッド管状部材を形成する
最終段階の準備ができる。このサブアセンブリーは、次
に、ミルに戻され、続く段階は、例えば穿孔されたビレ
ットを用い、継目なし管の品目の製造を完了する。この
サブアセンブリーは、圧力をかけて接合が効果的に起こ
るような温度に加熱される。
本発明の本質は、熱間圧延の通例の実施例の範囲内
で、管状製品の金属接合を達成するように、液体界面拡
散接合を適用するにある。LIDBは、約1650゜F(約898.9
℃)以上の温度とある接触圧及び非常に清浄な状態を要
する。ニッケルベース合金は2200゜F(1204.4℃)以上
の空気にさらされるべきではない。このために、約1650
゜F(約898.9℃)ないし2100゜F(約1148.9℃)の範囲
の接合金属合金12が溶解する温度にアブアセンブリーが
加熱される。接合金属合金がニッケル燐合金である場合
は、サブアセンブリーを約1950゜F(約1065.6℃)まで
加熱される。
クラッドされた管がマンドレルミル上で製造される本
発明の模範的な応用例において、マンドレルは加熱され
たサブアセンブリー内に挿入され、二つの材料が一緒に
金属的に接合されるように、即ち、サブアセンブリーが
所要の温度に加熱されたのち圧力がクラッド部材14とホ
スト部材10の間に加えられる。それはクラッド部材14を
ホスト部材の内面10Aに金属的に接合するように、対向
ロールのバンク(bank)によって熱間圧延される。その
ときホスト部材は、内側がクラッドされる。その後、ク
ラッド管状部材はマンドレルミル上での継目なし管の製
造において使用される正規の段階を通過せしめられる。
即ち、予め選択された内径及び外径並びに長さを提供す
るように、引張り縮小変形(stretch reduced)され
る。その後、クラッド管は、長さに切断され、ひずみ取
りが行われ(straightened)、検査され、熱処理などが
なされる。
袋22の使用は、本発明の重要な段階の実施を大層容易
にする。すなわち、この袋は、環状空間20から、酸素及
び水分を除去すると共に、非大気制御された炉(non−a
tmosphere controlled furnace)での加熱中及び熱間圧
延中に、そのような汚染物質の再導入を妨げることを容
易にする。さらに、この袋は、圧延中に、接合面の間か
ら移動する総てのガスを受け入れるように膨張する。ク
ラッドする段階を完了した後に、管状ホスト部材の端を
越えて延びる管状クラッド部材の部分14及び袋22は、切
り離されて捨てられる。したがって、袋22は、一時使用
されるにすぎない。袋22は図で説明された形状を有する
ことを必要としない。これは断面外形でアーチ形であっ
てもよく、或は截頭円錐形であってもよい。総て必要な
ことは、既に記載された作業に適当な装置である。
艶出し機(reeler)のような圧延装置をマンドレルミ
ルの代わりに容易に用いることができる。選択される正
確な装置は鋼用ミルの都合による。非常に大きな径の大
きさについては、ホストよりもずっと大きな熱膨張係数
を有する金属、ステンレススチールのような金属よりな
るぴったり合うマンドレル(close fitting mandrel)
を圧延によらずにクラッドするために使用することがで
きることが予想される。そのかね合いは経済上の問題の
みであり、すべての選択は発明の本質を必要とする。
内側がクラッドされた内側クラッド管が完成したの
ち、ガス袋22が除去され、クラッド円筒14が管の端で切
り放されるか、或は全内側クラッド管が複数の特定の長
さのものに切断分離される。他の一定長さに切った管の
おねじが切られた端、或はピン端を受け入れるように管
の端を修正するために、管端を拡大するか、或は標準の
鍛造によりすえ込み加工しなければならない。拡大され
た直径の、内側クラッド管10と一体の端は、第2図にお
いて、参照番号32で示されている。すえ込み加工された
端は、鍛造後、三つの接合面(fayingsurfaces)32A、3
2B及び32Cを与えられるように加工される。
クラッド円筒34は、図示の形状に形状変形され三つの
接合面34A、34B、34Cに沿って表面仕上げされる。この
三つの接合面には、先にのべたような低融点接合金属合
金がめっきされる。クラッド円筒は、管状ホスト部材の
内部に組み合わせされ、例えば軽いタック溶接(light
tack welding)によって、適所に保持される。
かくして、管状ホスト部材、或は管10のすえ込みされ
た端32は、前記クラッド円筒34の三つの接合面34A、34B
及び34Cと接合金属合金36をはさんで整合される三つの
接合面32A、32B及び32Cを有する。フラックスを先に述
べたように使用することができる。
再利用できる膨張筒状マンドレル38がクラッド円筒34
の位置に組み合わせされる。過剰の接合金属の流れによ
ってサブアセンブリーにマンドレルがろう付けされるこ
とがおこらないことを保証するために、必要に応じて、
使いすて箔40A及び40Bを用いることができる。再利用で
きるマンドレル38は管状ホスト部材10よりも大きな熱膨
張係数を有する金属より作られている。それは取扱い及
び加熱に便利なように中空とするのが好ましい。
クラッド円筒34は、その上に接合金属合金36を有し、
管状ホスト部材10及びマンドレル38と共に、管のすえ込
み端内に位置せしめられ、サブアセンブリーを形成す
る。
筒状プラグ42は、アルミナなどの非熱伝導材料よりな
るもので、パイプ10内に位置せしめられる。誘導コイル
44がサブアセンブリーのまわりに位置せしめられ、次い
でサブアセンブリー及び誘導コイルがハウジング46でか
こまれる。このハウジングは管10の外側のまわりに位置
するスプリットリング(split ring)48を含む。筒状プ
ラグ42は、管状ホスト部材の内側をふさぐのに使用さ
れ、スプリットリング48は、ハウジング46と管状ホスト
部材10の間の隙間をふさぐのに使用される。ハウジング
は第1の端板44A、スプリットリング上に適合する分離
できる端板44Bを備えているのが好ましい。マンドレル
のようなすべての工具要素は、再利用することができ
る。
ハウジング46を貫通してガス管50が設けられており、
このガス管50は先ず、囲いの内側を真空にするために用
いられる。次いで、それは、第1図示のガス袋が排気さ
れ、次いで、液体界面拡散接合に必要とされる露点−60
゜F(−51.1℃)の清浄な雰囲気を得るように不活性ガ
スが充満されるのと同様なやりかたで囲い内部にアルゴ
ンを充填するのに用いられる。この清浄度は、0.2ない
し0.5PSI(14.062ないし35.155g/cm2)の差で大気圧よ
りもわずかに高いハウジング内の圧力を維持することに
より、加熱及び接合サイクル中保つことができる。それ
故、漏れが生じても、不活性ガスの損失のみで、工程に
影響を及ぼすことはない。ガスケットを適当に用いるこ
とができる。
サブアセンブリーは、誘導コイル44によって、約1650
゜F(約898.9℃)ないし2100゜F(1148.9℃)迄加熱さ
れる。合金36は融解される。フイットアップのギャップ
(fitups gap)が除かれ、次いでマンドレル38の膨張に
よって、接合圧力が得られる。液体界面拡散接合(liqu
id diffusion bonding)が第1図を参照して先にのべら
れたのと同様なやりかたで行われる。
サブアセンブリーは、クラッド円筒34を管状ホスト部
材管10のすえ込み加工された端32へ接合するように規定
された温度に加熱され、次いでほぼ室温に冷却されたの
ち、サブアセンブリーはハウジング46から除かれてスプ
リットリング48から取り外される。次いで管のすえ込み
された端は内側ねじ切りの準備ができ、ねじすじとシー
ル部がクラッド円筒34につくられる。このように、内側
にねじ切りされたすえ込み加工された端32及び32Cを含
む管状ホスト部材10の内面のすべてが合金より形成さ
れ、管内を流れる液体または気体が管状ホスト部材それ
自身と接触するのを防止する合金により形成される。
本発明は、ある程度の特殊性を持って記載したけれど
も、この開示の精神及び範囲からはずれることなく、多
くの変化を構造の詳細及び構成要素の配列に関して行う
ことができることは明白である。本発明が、例証のため
にここにのべられた実施態様に限定されることはなく、
添附の一つもしくは複数の特許請求の範囲及びその各要
素が占める資格がある同等の全範囲によってのみ限定さ
れるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、サブアセンブリーがミルにおいてまさに加熱
され、次いで熱間圧延される工程の段階を示す内部クラ
ッド管状製品の製造方法において用いられるサブアセン
ブリーの部分的断面図である。 第2図は、誘導加熱とクラッド円筒の管状ホスト部材へ
の液体界面拡散接合に対して準備されたボックス端の部
分的断面図である。 10……中空管状ホスト部材 10A……中空管状ホスト部材の内面 10B……中空管状ホスト部材の第1の端 12……低融点接合金属合金 14……管状クラッド部材 14A……管状クラッド部材の外面 14B……管状クラッド部材の第1の端 16……フラックス 18……溶接 20……空間 22A……袋 22D……袋の全円周端 24……溶接 26……第2の溶接 28……袋内の管状空間 30……小径り開口部 32……配管 32A、32B、32C……接合面 34……クラッド円筒 34A、34B、34C……接合面 36……接合金属合金 38……マンドレル 40A、40B、40C……箔 42……筒状プラグ 44A……第1の端板 44B……分離できる端板 48……スプリットリング 50……ガス管

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すえ込み加工された端部を有する内側クラ
    ッド管状ホスト部材を用いる拡大された直径の、すえ込
    み加工された端部を有する内側クラッド管状製品の製造
    方法において、 (a) その外側表面に低融点接合金属合金めっきを有
    する管状クラッド部材(34)を管状ホスト部材(10)の
    すえ込み加工された端部(32)内に位置させ、 (b) 前記管状ホスト部材(10)よりも大きな熱膨張
    係数を有する筒状マンドレル(38)を前記管状クラッド
    部材(34)内に置き、管状ホスト部材(10)のすえ込み
    加工された端部(32)、前記接合金属合金を有するクラ
    ッド部材(34)及び前記マンドレル(38)でサブアセン
    ブリーを形成し、 (c) 前記サブアセンブリーの管状ホスト部材(10)
    のすえ込み加工された端部(32)のまわりに誘導コイル
    (44)を位置させ、 (d) 前記サブアセンブリーの管状クラッド部材(3
    4)が内部に位置されている管状ホスト部材(10)のす
    え込み加工された端部(32)を、誘導コイル(44)と、
    スプリットリング(48)が適合される第1の端板(44
    A)と分離可能な端板(44B)とを備えるハウジング(4
    6)内に位置させ、該管状ホスト部材(10)の内部に筒
    状プラグ(42)を配置し、 (e)総ての水分と酸素を実質的に除去し、且つ不活性
    ガスが充満した空間を残すように、前記管状クラッド部
    材(34)の外側と前記管状ホスト部材(10)のすえ込み
    加工された端部(32)の内側間の空間を排気し、次いで
    該空間に不活性ガスを充填し、 (f) 前記クラッド部材(34)を前記管状ホスト部材
    (10)のすえ込み加工された端部(32)に金属的に接合
    するために、1650゜F(898.9℃)ないし2100゜F(1148.
    9℃)に、サブアセンブリーを加熱すること を特徴とする内側クラッド管状製品の製造方法。
  2. 【請求項2】段階(e)が排気された環状空間にアルゴ
    ンを充填することを含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の内側クラッド管状製品の製造方法。
  3. 【請求項3】段階(a)において、前記低融点接合金属
    合金が、88ないし98重量%のニッケルと約2ないし12重
    量%の燐から構成されたニッケル−燐であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の内側クラッド管状
    製品の製造方法。
  4. 【請求項4】段階(a)が無電解めっき浴内にクラッド
    部材(34)を浸すことを含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の内側クラッド管状製品の製造方
    法。
  5. 【請求項5】クラッド部材(34)を前記管状ホスト部材
    (10)のすえ込み加工された端部(32)内に位置させる
    前にクラッド部材(34)の外面にフラックスをコーティ
    ングする段階を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の内側クラッド管状製品の製造方法。
  6. 【請求項6】フラックスが本質的に氷晶石から構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の
    内側クラッド管状製品の製造方法。
  7. 【請求項7】段階(a)において、低融点接合金属合金
    が、88ないし98重量%のニッケル、2ないし12重量%の
    燐及び0.5ないし1重量%の硼素から構成されたもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の内
    側クラッド管状製品の製造方法。
  8. 【請求項8】段階(e)が、前記空間内に残る酸素及び
    水分のレベルが、−60゜F(−51.1℃)の露点によって
    表されるレベル以下になる迄、前記空間を排気し、次い
    で該空間に不活性ガスを充填することを繰り返すことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の内側クラッド
    管状製品の製造方法。
  9. 【請求項9】段階(f)において、サブアセンブリー
    が、1925゜F(1051.7℃)まで加熱されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の内側クラッド管状製
    品の製造方法。
  10. 【請求項10】段階(a)において、前記管状クラッド
    部材(34)における外側表面が、ニッケル燐、ニッケル
    硼素、ニッケルクロム燐、クロム燐及びそれらの混合物
    を含む群から選択される低融点接合金属合金をめっきす
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の内側
    クラッド管状製品の製造方法。
JP62265205A 1986-10-20 1987-10-20 内側クラッド管状製品の製造方法 Expired - Lifetime JP2606705B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US920,593 1986-10-20
US06/920,593 US5000368A (en) 1985-01-24 1986-10-20 Method for cladding the ends of a pre-clad tubular product in preparation for threading
US920593 2001-08-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63183789A JPS63183789A (ja) 1988-07-29
JP2606705B2 true JP2606705B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=25444022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62265205A Expired - Lifetime JP2606705B2 (ja) 1986-10-20 1987-10-20 内側クラッド管状製品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606705B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736086A (ja) * 1980-08-13 1982-02-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Kakusanyosetsunyorukuratsudopaipunoseisakuhoho
JPS59118291A (ja) * 1982-12-22 1984-07-07 Mitsubishi Metal Corp Ni基耐熱合金の接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63183789A (ja) 1988-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5000368A (en) Method for cladding the ends of a pre-clad tubular product in preparation for threading
US5826320A (en) Electromagnetically forming a tubular workpiece
US4795078A (en) Method for producing a clad steel pipe
WO1999051370A1 (en) Clad tubular product and method of manufacturing same
US6654995B1 (en) Method for joining tubular members
US6691397B2 (en) Method of manufacturing same for production of clad piping and tubing
US5940951A (en) Process for the manufacture of cladded metal pipes
US4598857A (en) Method of producing double-wall composite pipes
EP1382403B1 (en) Method for forming a tube-walled article
KR20000029325A (ko) 복합-벽 관
US6401509B1 (en) Method for producing a hollow body made of metal
US4356612A (en) Method of producing a forged product
JP2606705B2 (ja) 内側クラッド管状製品の製造方法
US4869422A (en) Subassembly for use in manufacturing a clad steel plate
US4881679A (en) Subassembly for use in manufacturing a tubular product
US20040231125A1 (en) Method of joining tubular members
US5881595A (en) Method of manufacturing tubular member having integral exterior protrusions
CN114178794B (zh) 一种薄壁射频超导腔的制造方法
JP2527574B2 (ja) 内側クラッドニッケル合金製管状製品の製造方法
JPH0413433A (ja) 金属製伝熱部材の製造方法
JPS63192578A (ja) O.d.クラッド管状製品の製造方法
JPS63183790A (ja) 管及び板製品をクラッドする方法
CN112045379A (zh) 高压锅炉高效换热管的制造方法
SU1360938A1 (ru) Способ изготовлени диффузионной сваркой многослойных цилиндрических деталей
JPH03189071A (ja) チタン熱交換器用管体とその製造方法