JP2606425Y2 - ジャカード機用の横針押動制御装置 - Google Patents
ジャカード機用の横針押動制御装置Info
- Publication number
- JP2606425Y2 JP2606425Y2 JP1993053236U JP5323693U JP2606425Y2 JP 2606425 Y2 JP2606425 Y2 JP 2606425Y2 JP 1993053236 U JP1993053236 U JP 1993053236U JP 5323693 U JP5323693 U JP 5323693U JP 2606425 Y2 JP2606425 Y2 JP 2606425Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal needle
- horizontal
- needle
- pushing
- operating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Knitting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジャカード機における
横針押動制御装置、更に詳しくは横針を選択する圧電素
子体からなる作動体に負担をかけずに、横針を押動する
ことができるジャカード機用の横針押動制御装置に関す
る。
横針押動制御装置、更に詳しくは横針を選択する圧電素
子体からなる作動体に負担をかけずに、横針を押動する
ことができるジャカード機用の横針押動制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータの進歩に伴い、横針
の選択手段も電子化される傾向にあり、従来、この種の
ジャカード機用の横針押動制御装置として、例えば特開
昭62−170549号公報に記載のものがある。同公報に記載
の装置は、図5に示す如く複数の横針51に対して装置本
体50が往復移動自在に設けられ、該装置本体50に設けら
れたバイモルフ圧電素子体からなる作動体52に電圧を印
加させて湾曲させることにより、横針51を押動する押動
位置Bと、横針51と装置本体50の相対移動を許容して横
針51を押動しない非押動位置Aとに位置変更可能に設
け、任意の横針51を選択して押動させるようにしたもの
である。
の選択手段も電子化される傾向にあり、従来、この種の
ジャカード機用の横針押動制御装置として、例えば特開
昭62−170549号公報に記載のものがある。同公報に記載
の装置は、図5に示す如く複数の横針51に対して装置本
体50が往復移動自在に設けられ、該装置本体50に設けら
れたバイモルフ圧電素子体からなる作動体52に電圧を印
加させて湾曲させることにより、横針51を押動する押動
位置Bと、横針51と装置本体50の相対移動を許容して横
針51を押動しない非押動位置Aとに位置変更可能に設
け、任意の横針51を選択して押動させるようにしたもの
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のジャカード
機用の横針押動制御装置においては、作動体52で横針51
を押動するため、横針押動時の押圧力が直接作動体24に
作用することとなる。このため、圧電セラミック層を有
するバイモルフ圧電素子の作動体52は、破損し易く強度
及び耐久性に問題がある。更に、作動体52は、前記の如
く負担がかかると誤動作が生じるおそれがあり、信頼性
に欠けるという欠点もあり実用的ではない。
機用の横針押動制御装置においては、作動体52で横針51
を押動するため、横針押動時の押圧力が直接作動体24に
作用することとなる。このため、圧電セラミック層を有
するバイモルフ圧電素子の作動体52は、破損し易く強度
及び耐久性に問題がある。更に、作動体52は、前記の如
く負担がかかると誤動作が生じるおそれがあり、信頼性
に欠けるという欠点もあり実用的ではない。
【0004】本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、作動体に横針押動時の押圧力が作用
するのを防止して、作動体の強度及び耐久性の向上を図
ると共に装置の信頼性を向上させることができるジャカ
ード機用の横針押動制御装置を提供することを課題とす
る。
てなされたもので、作動体に横針押動時の押圧力が作用
するのを防止して、作動体の強度及び耐久性の向上を図
ると共に装置の信頼性を向上させることができるジャカ
ード機用の横針押動制御装置を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案が上記課題を解決
するために講じた技術的手段は、複数の横針3に対して
装置本体14が往復移動自在に設けられ、該装置本体14に
設けられた圧電素子体からなる作動体24に電圧を印加さ
せて湾曲させることにより、任意の横針3を選択して押
動させるようにしたジャカード機用の横針押動制御装置
において、前記装置本体14には、先端が各横針3に当接
される作動ロッド21が摺動自在に挿通され、しかも、装
置本体14には、各横針3を押動させるための横針選択子
25が、前記作動ロッド21の後端に当接して横針3を押動
する押動位置Bと、作動ロッド21と装置本体14の相対移
動を許容して横針3を押動しない非押動位置Aとに位置
変更可能となるように、保持部26を介して揺動自在に設
けられ、各作動体24の先端部24bは前記横針選択子25の
後方に設けられた二股部37間に挿入され、該二股部37か
ら保持部26までの長さよりも、保持部26から横針選択子
25の作動ロッド21に当接する先端までの長さが長くなっ
ていることにある。
するために講じた技術的手段は、複数の横針3に対して
装置本体14が往復移動自在に設けられ、該装置本体14に
設けられた圧電素子体からなる作動体24に電圧を印加さ
せて湾曲させることにより、任意の横針3を選択して押
動させるようにしたジャカード機用の横針押動制御装置
において、前記装置本体14には、先端が各横針3に当接
される作動ロッド21が摺動自在に挿通され、しかも、装
置本体14には、各横針3を押動させるための横針選択子
25が、前記作動ロッド21の後端に当接して横針3を押動
する押動位置Bと、作動ロッド21と装置本体14の相対移
動を許容して横針3を押動しない非押動位置Aとに位置
変更可能となるように、保持部26を介して揺動自在に設
けられ、各作動体24の先端部24bは前記横針選択子25の
後方に設けられた二股部37間に挿入され、該二股部37か
ら保持部26までの長さよりも、保持部26から横針選択子
25の作動ロッド21に当接する先端までの長さが長くなっ
ていることにある。
【0006】
【作用】上記本考案のジャカード機用の横針押動制御装
置において、任意の作動体24に電圧を印加すると、この
印加された作動体24は、電歪現象により湾曲して横針選
択子25を、例えば横針3を押動する押動位置Bに揺動さ
せる。
置において、任意の作動体24に電圧を印加すると、この
印加された作動体24は、電歪現象により湾曲して横針選
択子25を、例えば横針3を押動する押動位置Bに揺動さ
せる。
【0007】更に、装置本体14がジャカード機側に移動
する際に、上記の如く押動位置Bにある横針選択子25は
横針3と係合してこの横針3を押動することとなるが、
横針3を押動させる際の押圧力は横針選択子25を保持す
る保持部26,34が受けるため、作動体24にこの押圧力が
作用することはない。
する際に、上記の如く押動位置Bにある横針選択子25は
横針3と係合してこの横針3を押動することとなるが、
横針3を押動させる際の押圧力は横針選択子25を保持す
る保持部26,34が受けるため、作動体24にこの押圧力が
作用することはない。
【0008】また、横針3と装置本体14の相対移動を許
容して横針3を押動しない非押動位置Aにある横針選択
子25は、横針3と係合することはないので、横針3を押
動させることはなく、従って、任意に横針3の選択が可
能となる。
容して横針3を押動しない非押動位置Aにある横針選択
子25は、横針3と係合することはないので、横針3を押
動させることはなく、従って、任意に横針3の選択が可
能となる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図面に従って説
明する。図1〜図3は本考案の第1実施例を示し、1は
ジャカード機を示し、該ジャカード機1は支持フレーム
9,10に複数の横針3が左右方向に移動自在に支持され、
各横針3にはバネ線を屈曲して構成した縦針5がそれぞ
れ保持されており、前記各横針3の移動に伴って縦針5
を揺動させるようになっている。
明する。図1〜図3は本考案の第1実施例を示し、1は
ジャカード機を示し、該ジャカード機1は支持フレーム
9,10に複数の横針3が左右方向に移動自在に支持され、
各横針3にはバネ線を屈曲して構成した縦針5がそれぞ
れ保持されており、前記各横針3の移動に伴って縦針5
を揺動させるようになっている。
【0010】前記各縦針5の上端部はフック状に屈曲さ
れ、通常は昇降移動するナイフ6に係合し、該縦針5は
横針3による揺動により前記ナイフ6と係合しない位置
に移動させられる。従って、横針3の押動を選択するこ
とにより、縦針5の上昇が選択され、通糸7の下端側に
挿通された経糸(図示省略)の開口運動が行われる。
れ、通常は昇降移動するナイフ6に係合し、該縦針5は
横針3による揺動により前記ナイフ6と係合しない位置
に移動させられる。従って、横針3の押動を選択するこ
とにより、縦針5の上昇が選択され、通糸7の下端側に
挿通された経糸(図示省略)の開口運動が行われる。
【0011】13は前記各横針3を移動すべく、前記ジャ
カード機1の後方で且つ側方に配置された横針押動装置
を示し、その装置本体14がクランク装置又はカム機構等
の適宜手段により、水平方向(矢印方向)に往復移動自
在に設けられている。該装置本体14の前方には固定され
た前板15が設けられ、該前板15には、前記横針3を押動
すべく各横針3の後端に当接される作動ロッド21が、前
記横針3と同じ間隔で且つ摺動自在に挿通され、しか
も、各作動ロッド21の後部は前記装置本体14の前部の支
持壁16に形成された複数の摺動孔19に挿通されている。
カード機1の後方で且つ側方に配置された横針押動装置
を示し、その装置本体14がクランク装置又はカム機構等
の適宜手段により、水平方向(矢印方向)に往復移動自
在に設けられている。該装置本体14の前方には固定され
た前板15が設けられ、該前板15には、前記横針3を押動
すべく各横針3の後端に当接される作動ロッド21が、前
記横針3と同じ間隔で且つ摺動自在に挿通され、しか
も、各作動ロッド21の後部は前記装置本体14の前部の支
持壁16に形成された複数の摺動孔19に挿通されている。
【0012】また、該支持壁16後方には、複数の当接板
22が等間隔を有して突設されており、互いに隣り合う当
接板22により形成される間隙18の一側に各作動ロッド21
が位置するようになっている。
22が等間隔を有して突設されており、互いに隣り合う当
接板22により形成される間隙18の一側に各作動ロッド21
が位置するようになっている。
【0013】支持壁16の後方には、保持杆17が間隔を有
して平行に設けられ、該保持杆17には、前記当接板22間
の間隙18内に先端部25a が臨むように横針選択子25が保
持部としての保持軸26を介して取付けられている。従っ
て、各横針選択子25は間隙18の一方向に揺動することに
より、前記作動ロッド21の後端に当接することなく横針
3と装置本体14の相対移動を許容して横針3を押動しな
い非押動位置Aと、他方向に揺動することにより、作動
ロッド21の後端に当接して横針3を押動する押動位置B
とに位置変更自在である。前記先端部25a は保持軸26に
対して前方の先端部25a は、前記非押動位置Aにおいて
前記作動ロッド21と平行となり、且つ押動位置Bにおい
て傾斜するように、薄肉状に形成されている。
して平行に設けられ、該保持杆17には、前記当接板22間
の間隙18内に先端部25a が臨むように横針選択子25が保
持部としての保持軸26を介して取付けられている。従っ
て、各横針選択子25は間隙18の一方向に揺動することに
より、前記作動ロッド21の後端に当接することなく横針
3と装置本体14の相対移動を許容して横針3を押動しな
い非押動位置Aと、他方向に揺動することにより、作動
ロッド21の後端に当接して横針3を押動する押動位置B
とに位置変更自在である。前記先端部25a は保持軸26に
対して前方の先端部25a は、前記非押動位置Aにおいて
前記作動ロッド21と平行となり、且つ押動位置Bにおい
て傾斜するように、薄肉状に形成されている。
【0014】24は前記横針選択子25を揺動させるための
複数の作動体で、該作動体24は例えば曲げ易く且つ曲げ
疲労強度に優れた金属基材に、圧電セラミック層が被覆
されたもので、該金属基材及び圧電セラミック層間に例
えば直流電圧を印加すると、圧電セラミック層が電歪現
象呈し、作動体24は圧電素子として作動して金属基材に
曲げ応力が生じるものである。尚、この作動体24は上記
のものに限らず、セラミック層を重合させたバイモルフ
圧電素子であっても良い。
複数の作動体で、該作動体24は例えば曲げ易く且つ曲げ
疲労強度に優れた金属基材に、圧電セラミック層が被覆
されたもので、該金属基材及び圧電セラミック層間に例
えば直流電圧を印加すると、圧電セラミック層が電歪現
象呈し、作動体24は圧電素子として作動して金属基材に
曲げ応力が生じるものである。尚、この作動体24は上記
のものに限らず、セラミック層を重合させたバイモルフ
圧電素子であっても良い。
【0015】各作動体24の基部24a は装置本体14に突設
された突起36に挟持固定され、先端部24b は前記横針選
択子25の保持軸26に対する後方に設けられた二股部37間
に挿入されている。従って、各作動体24には制御装置30
から所定の電圧が印加され、各作動体24を横方向に湾曲
させることにより、前記保持軸26を中心にして前記横針
選択子25を揺動制御することができるのである。尚、前
記二股部37(各作動体24と横針選択子25の係合する部
分)から保持軸26までの長さよりも、保持部26から横針
選択子25の作動ロッド21に当接する先端までの長さが長
くなっている。
された突起36に挟持固定され、先端部24b は前記横針選
択子25の保持軸26に対する後方に設けられた二股部37間
に挿入されている。従って、各作動体24には制御装置30
から所定の電圧が印加され、各作動体24を横方向に湾曲
させることにより、前記保持軸26を中心にして前記横針
選択子25を揺動制御することができるのである。尚、前
記二股部37(各作動体24と横針選択子25の係合する部
分)から保持軸26までの長さよりも、保持部26から横針
選択子25の作動ロッド21に当接する先端までの長さが長
くなっている。
【0016】次に本考案に係る横針押動制御装置の作用
及び使用方法について説明する。先ず、前記横針押動装
置13を後退させた状態において、制御装置30により予め
設定された作動体24を印加させると、印加された作動体
24は電歪現象により、先端側が湾曲し、横針選択子25を
押動位置Bに揺動させる。一方、印加されなかった作動
体24は横針選択子26を揺動させることはなく、非押動位
置Aの状態にある。
及び使用方法について説明する。先ず、前記横針押動装
置13を後退させた状態において、制御装置30により予め
設定された作動体24を印加させると、印加された作動体
24は電歪現象により、先端側が湾曲し、横針選択子25を
押動位置Bに揺動させる。一方、印加されなかった作動
体24は横針選択子26を揺動させることはなく、非押動位
置Aの状態にある。
【0017】次に、装置本体14をジャカード機1に接近
する方向に移動させると、作動体24により押動位置Bに
揺動された横針選択子25は、作動ロッド21の後端に当接
し、該作動ロッド21を介して横針3を押し出すこととな
る(図3参照)。この押出し時に、横針選択子25には、
横針3を押動する際の反作用力が作用するが、この力は
横針選択子25を保持する保持軸25が受け、また、非押動
位置Aにある横針選択子25と作動ロッド21とは当接する
ことなく、相対的に移動することとなり、従って、各作
動体24には横針3を押動する際の押圧力は何ら作用する
ことはなく、各作動体24は、横針選択子25を揺動させる
際の弱い力が作用するだけである。
する方向に移動させると、作動体24により押動位置Bに
揺動された横針選択子25は、作動ロッド21の後端に当接
し、該作動ロッド21を介して横針3を押し出すこととな
る(図3参照)。この押出し時に、横針選択子25には、
横針3を押動する際の反作用力が作用するが、この力は
横針選択子25を保持する保持軸25が受け、また、非押動
位置Aにある横針選択子25と作動ロッド21とは当接する
ことなく、相対的に移動することとなり、従って、各作
動体24には横針3を押動する際の押圧力は何ら作用する
ことはなく、各作動体24は、横針選択子25を揺動させる
際の弱い力が作用するだけである。
【0018】押動されなかった横針3は前記縦針5を揺
動させることはないので、この移動しなかった縦針5が
前記ナイフ6と係合して上昇するため、通糸7の下端側
に挿通された経糸の開口運動が行われる。
動させることはないので、この移動しなかった縦針5が
前記ナイフ6と係合して上昇するため、通糸7の下端側
に挿通された経糸の開口運動が行われる。
【0019】その後、横針押動装置13は後退し、前記同
様に押動させる横針3が選択されるのであるが、湾曲さ
れた作動体24を復元させるには、印加を停止して金属基
材の弾性力により復元させたり、あるいは、印加する極
性を反転することにより強制的に復元させて選択制御す
ることができ、以後、同様にして横針押動装置13が往復
移動する。
様に押動させる横針3が選択されるのであるが、湾曲さ
れた作動体24を復元させるには、印加を停止して金属基
材の弾性力により復元させたり、あるいは、印加する極
性を反転することにより強制的に復元させて選択制御す
ることができ、以後、同様にして横針押動装置13が往復
移動する。
【0020】尚、上記実施例では、ジャカード機1の側
方向に装置本体14を配置していることから、該ジャカー
ド機1には横針3が上下方向に複数段設けられていて
も、各段に対応して装置本体14も複数段配置することに
より、装置の大型化を可及的に防止することができる。
方向に装置本体14を配置していることから、該ジャカー
ド機1には横針3が上下方向に複数段設けられていて
も、各段に対応して装置本体14も複数段配置することに
より、装置の大型化を可及的に防止することができる。
【0021】図4は本考案の第2実施例を示し、前記作
動体24の先端部24a には、耐摩耗性を有する横針選択子
25が外嵌されており、各横針選択子25の両側には係合凹
部33が形成されている。また、各横針選択子25間には、
前記係合凹部33に係合する保持軸34が装置本体14の上壁
14a と底壁14b との間に立設され、各横針選択子25は該
保持軸34に沿って上下方向に摺動自在となっている。
動体24の先端部24a には、耐摩耗性を有する横針選択子
25が外嵌されており、各横針選択子25の両側には係合凹
部33が形成されている。また、各横針選択子25間には、
前記係合凹部33に係合する保持軸34が装置本体14の上壁
14a と底壁14b との間に立設され、各横針選択子25は該
保持軸34に沿って上下方向に摺動自在となっている。
【0022】また、前記作動体24は上下方向に湾曲自在
に設けられ、各横針選択子25は作動体24の湾曲により、
上方に移動する非押動位置Aと、下方に移動する押動位
置Bとに位置変更可能となっており、横針選択子25で作
動ロッド21を押動する際に、その押圧力は保持軸34で受
けることとなり、作動体24はもっぱら保持体31を摺動す
るだけで良い。
に設けられ、各横針選択子25は作動体24の湾曲により、
上方に移動する非押動位置Aと、下方に移動する押動位
置Bとに位置変更可能となっており、横針選択子25で作
動ロッド21を押動する際に、その押圧力は保持軸34で受
けることとなり、作動体24はもっぱら保持体31を摺動す
るだけで良い。
【0023】尚、上記第2実施例では、装置本体14の底
壁14b 側に作動ロッド21を位置させ、横針選択子25を上
方に位置させた際に、該作動ロッド21と横針選択子25と
が当接しないようにしたが、その反対に装置本体14の上
壁14a 側に作動ロッド21を位置させ、横針選択子25を下
方に位置させた際に、作動ロッド21と横針選択子25とが
当接しないようにしても良い。
壁14b 側に作動ロッド21を位置させ、横針選択子25を上
方に位置させた際に、該作動ロッド21と横針選択子25と
が当接しないようにしたが、その反対に装置本体14の上
壁14a 側に作動ロッド21を位置させ、横針選択子25を下
方に位置させた際に、作動ロッド21と横針選択子25とが
当接しないようにしても良い。
【0024】また、保持軸34を横方向に設け、且つ横針
選択子25は水平方向に湾曲自在に設けることも可能であ
る。
選択子25は水平方向に湾曲自在に設けることも可能であ
る。
【0025】更に、本考案は上記の実施例に限定される
ものではなく、その他具体的な構成も任意に設計変更可
能である。
ものではなく、その他具体的な構成も任意に設計変更可
能である。
【0026】
【考案の効果】本考案のジャカード機用の横針押動制御
装置においては、前記装置本体には、横針を押動させる
ための横針選択子を保持する保持部が設けられ、該横針
選択子は前記作動体を介して横針を押動する位置と、横
針と装置本体の相対移動を許容する位置とに位置変更可
能に設けられてなるので、横針押動時の押圧力は装置本
体に設けられた保持部で受けることが可能となる。
装置においては、前記装置本体には、横針を押動させる
ための横針選択子を保持する保持部が設けられ、該横針
選択子は前記作動体を介して横針を押動する位置と、横
針と装置本体の相対移動を許容する位置とに位置変更可
能に設けられてなるので、横針押動時の押圧力は装置本
体に設けられた保持部で受けることが可能となる。
【0027】従って、横針押動時の押圧力が作動体に作
用するのを防止でき、作動体の強度及び耐久性の向上を
図ることが可能となると共に、作動体には負担がかから
ないことから、作動体の作動不良による装置の誤動作を
無くし、長期にわたって信頼性を向上させることがで
き、実用的価値は著大である。また、各作動体の先端部
は前記横針選択子の後方に設けられた二股部間に挿入さ
れているので、各作動体の往復動作を強制的に且つ効率
良く横針選択子に伝達することができ、任意の横針を確
実に選択できる。 更に、該二股部から保持部までの長さ
よりも、保持部から横針選択子の先端までの長さが長く
なっているので、作動体の湾曲が小さくても横針選択子
の先端側を左右に大きく揺動させることが可能となり、
押動位置と非押動位置との位置変更が確実なものとな
る。
用するのを防止でき、作動体の強度及び耐久性の向上を
図ることが可能となると共に、作動体には負担がかから
ないことから、作動体の作動不良による装置の誤動作を
無くし、長期にわたって信頼性を向上させることがで
き、実用的価値は著大である。また、各作動体の先端部
は前記横針選択子の後方に設けられた二股部間に挿入さ
れているので、各作動体の往復動作を強制的に且つ効率
良く横針選択子に伝達することができ、任意の横針を確
実に選択できる。 更に、該二股部から保持部までの長さ
よりも、保持部から横針選択子の先端までの長さが長く
なっているので、作動体の湾曲が小さくても横針選択子
の先端側を左右に大きく揺動させることが可能となり、
押動位置と非押動位置との位置変更が確実なものとな
る。
【図1】本考案の第1実施例を示す概略図。
【図2】同横針押動制御装置の断面平面図。
【図3】同横針押動制御装置の要部を示す断面平面図。
【図4】本考案の第2実施例を示し、(イ)は要部を示
す断面平面図、(ロ)は作動体が非押動位置にある状態
の断面図、(ハ)は作動体が押動位置にある状態の断面
図。
す断面平面図、(ロ)は作動体が非押動位置にある状態
の断面図、(ハ)は作動体が押動位置にある状態の断面
図。
【図5】従来例を示す要部断面図。
3…横針、14…装置本体、25…横針選択子、26,34…保
持軸(保持部)、A…非押動位置、B…押動位置
持軸(保持部)、A…非押動位置、B…押動位置
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の横針(3)に対して装置本体(1
4)が往復移動自在に設けられ、該装置本体(14)に設
けられた圧電素子体からなる作動体(24)に電圧を印加
させて湾曲させることにより、任意の横針(3)を選択
して押動させるようにしたジャカード機用の横針押動制
御装置において、前記装置本体(14)には、先端が各横
針(3)に当接される作動ロッド(21)が摺動自在に挿
通され、しかも、装置本体(14)には、各横針(3)を
押動させるための横針選択子(25)が、前記作動ロッド
(21)の後端に当接して横針(3)を押動する押動位置
(B)と、作動ロッド(21)と装置本体(14)の相対移
動を許容して横針(3)を押動しない非押動位置(A)
とに位置変更可能となるように、保持部(26)を介して
揺動自在に設けられ、各作動体(24)の先端部(24b)
は前記横針選択子(25)の後方に設けられた二股部(3
7)間に挿入され、該二股部(37)から保持部(26)ま
での長さよりも、保持部(26)から横針選択子(25)の
作動ロッド(21)に当接する先端までの長さが長くなっ
ていることを特徴とするジャカード機用の横針押動制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993053236U JP2606425Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ジャカード機用の横針押動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993053236U JP2606425Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ジャカード機用の横針押動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721782U JPH0721782U (ja) | 1995-04-21 |
JP2606425Y2 true JP2606425Y2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=12937176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993053236U Expired - Lifetime JP2606425Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | ジャカード機用の横針押動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606425Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5326149B1 (ja) * | 2012-12-18 | 2013-10-30 | Css株式会社 | 電子ジャカード機 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993053236U patent/JP2606425Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0721782U (ja) | 1995-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2905302A (en) | Selection mechanism for typewriter | |
JPS63303624A (ja) | 曲げ機械 | |
JP3906085B2 (ja) | ミシン及び自動縫いミシン | |
JP2008007916A (ja) | 横編機 | |
US4060367A (en) | Drive mechanism for dough shaping apparatus | |
JP2606425Y2 (ja) | ジャカード機用の横針押動制御装置 | |
SU643089A3 (ru) | Подъемный механизм двухподъемной жаккардовой машины с открытым зевом | |
JPH0730493B2 (ja) | 編み機 | |
US1927761A (en) | Power drive for typewriters | |
JPH07197358A (ja) | ジャカードガイド及びジャカードガイドユニット | |
NL7907554A (nl) | Toetsmechanisme met een momentwerking. | |
JP5172840B2 (ja) | 横編機の選針機構、横編機の選針機構用セレクタ及び横編機の選針機構用スペーサ | |
US3908404A (en) | Hand-operated knitting machine | |
JP2011219896A (ja) | 復帰構造を具えた丸編み機のジャガード針 | |
GB2029867A (en) | Single needle selection device for flat knitting machines | |
KR101191463B1 (ko) | 4절 링크를 이용한 클러치 액츄에이터 | |
US4535711A (en) | Looper-cam shifting arrangement for a sewing machine | |
US3608335A (en) | Device for automatic narrowing on both needle-beds of flat knitting machines | |
US1042771A (en) | Clenching device for stapling-machines. | |
JPH0210151Y2 (ja) | ||
JPH0136938Y2 (ja) | ||
US6164225A (en) | Arch clamp foot lifting apparatus | |
JPH0733619B2 (ja) | セレクトジヤツクの押圧手段に特徴を有する横編機 | |
CN106987996A (zh) | 一种简易型压针片成套装置 | |
US1152688A (en) | Escapement mechanism for line-composing machines. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080825 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090825 Year of fee payment: 9 |