JP2605681Y2 - 定注器 - Google Patents

定注器

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JP2605681Y2
JP2605681Y2 JP1993025244U JP2524493U JP2605681Y2 JP 2605681 Y2 JP2605681 Y2 JP 2605681Y2 JP 1993025244 U JP1993025244 U JP 1993025244U JP 2524493 U JP2524493 U JP 2524493U JP 2605681 Y2 JP2605681 Y2 JP 2605681Y2
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liquid
piston
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隆幸 青木
成博 奥
喜行 沢田
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動血球計数装
置などにおいて用いられる定注器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動血球計数装置においては、従来、図
3に示すような定注器が用いられていた。すなわち、こ
の図において、1はシリンダ2と、このシリンダ2に対
してその下方から上下動するピストン3とからなる定注
器本体である。4はシリンダ2とピストン3との間をシ
ールするシール部材、5は締めナット、6はシリンダ2
の上部に接続される例えば合成樹脂製の管で、この管6
を介して試料としての血液や希釈液あるいは洗浄液など
の液体7が定注器本体1に導入されたり、ここから導出
されたりする。
【0003】そして、8はピストン3を上下方向に移動
させるための駆動アームで、例えばパルスモータ9によ
って正逆いずれの方向にも回転駆動される鉛直方向の送
りねじ10と螺合する雌ねじ部材11を内装した、雌ね
じ部材11を保持するための保持部12と、この保持
12の一側から水平に伸びるフォーク状の連結部13と
からなり、連結部13はピストン3の下端側を挟持して
いる。
【0004】なお、14はパルスモータ9の回転を適宜
加速して送りねじ10に伝達するギヤ機構、15は鉛直
方向に立設されたガイド棒、16は保持部12に形成さ
れたガイド溝、17は定注器本体1側とパルスモータ9
などの駆動部側との間を区画する仕切り板で、駆動アー
ム8が上下方向に移動できるように開口18が形成され
ている。
【0005】このように構成された定注器においては、
パルスモータ9が動作して送りねじ10が例えば矢印A
方向に回転することにより駆動アーム8が下降し、これ
によって、ピストン3が下降してシリンダ2内に液体7
が導入される。また、送りねじ10が矢印B方向に回転
すれば、駆動アーム8が上昇し、ピストン3が上昇する
ことにより、シリンダ2内の液体7が押し出される。こ
の場合、液体7のシリンダ1内に導入される量またはこ
れから排出される量は、パルスモータ9の回転量(角
度)に従う。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述のように構成され
た定注器によれば、パルスモータ9の回転方向と回転量
とを制御することにより、所望量の液体7を定注するこ
とができるが、この種の定注器においては、送りねじ1
0が正転または逆転して駆動アーム8が上動または下動
するとき、シリンダ2とピストン3との間にシール部材
4が設けてあるにも拘らず、この部分から液漏れするこ
とがあり、この漏れた液体が駆動アーム8を伝って送り
ねじ10に到達し、この結果、送りねじ10や駆動アー
ム8に内装されている雌ねじ部材11が錆びるなどし
て、駆動部側において動作不良を起こすことがあった。
【0007】そこで、従来においては、図3において仮
想線で示すように、駆動アーム8の連結部13の下部に
ゴム製の液ダレ防止板19を設け、これによって上述の
不都合を回避していた。しかしながら、駆動アーム8の
上下動に伴って液ダレ防止板19も上下動するため、液
ダレ防止板19が疲労破損し、完全に液ダレ防止を行う
ことができなかった。
【0008】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、簡単な工夫によって、定注器本体
側から漏れた液体が駆動部側に伝わらないようにして、
動作不良などを起こさないようにした定注器を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、シリンダとこのシリンダに対し
てその下方から上下動するピストンとを備え、モータに
よって回転駆動される鉛直方向の送りねじと螺合する
ねじ部材と、その雌ねじ部材を保持する保持部と、ピス
トンの連結部とからなる駆動アームによって、ピスト
ンを上下方向に移動することにより、シリンダ内に液体
を吸入または排出するように構成された定注器におい
て、前記保持部と連結部との間に保持部側が高くなるよ
うに段差を形成すると共に、保持部のピストン側に面し
た下端から液体を落下させる液体ガイド部を下方に延設
して前記送りねじに液体が伝わるのを防止した点に特徴
がある。
【0010】
【作用】上記特徴的構成よりなる本考案に係る定注器に
おいては、図2に示すように、駆動アーム20における
保持部21と連結部22との間に保持11側が高くな
るように段差23を形成しているので、定注器本体1側
から漏れ出した液25が段差23によってブロックされ
る。そして、保持部21のピストン3側に面した下端
液体を落下させる液体ガイド部24を下方に延設して
いるので、前記ブロックされた液25は、保持部21の
ピストン3側に面した部分21Aを伝って下降し、さら
に、液体ガイド部24を伝って滴25Aとなって落下す
る。従って、液漏れした液25が送りねじ10側に伝わ
るのが防止される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0012】図1および図2は、本考案に係る定注器の
一例を示し、これらの図において、図3に示した符号と
同一符号は同一物を示している。そして、本考案に係る
定注器が図3に示した定注器と大きく異なる点は次の通
りである。すなわち、図1および図2において、20は
本実施例において用いられる駆動アームで、パルスモー
タ9によって正逆いずれの方向にも回転駆動される鉛直
方向の送りねじ10と螺合する雌ねじ部材11を保持す
る保持部21と、この保持部21の一側から水平に伸び
るフォーク状の連結部22とからなり、連結部22はピ
ストン3の下端側を挟持している。
【0013】そして、前記駆動アーム20においては、
保持部21と連結部22との間に、保持部21側が高く
なるように段差23が形成されていると共に、保持部2
1のピストン3側に面した部分21Aの下端から液体を
落下させる液体ガイド部24が下方に延設されている。
このような形状の駆動アーム20は、例えばポリアセタ
ール樹脂などを用いて一体成形することができる。な
お、図2において、26はナット部材11を固定するた
めの部材である。
【0014】上述のように構成された定注器において
は、図2に示すように、定注器本体1のシール部分から
漏れ出た液25はピストン3を伝って駆動アーム20の
連結部22に至る。そして、駆動アーム20の上下動時
の振動によって駆動アーム20の保持部21側に移動す
るが、保持部21と連結部22との間には保持部21
が高くなるように段差23が形成されているので、この
段差23において雌ねじ部材11の移動が阻止され
る。そこで、前記移動が阻止された液体25は、保持
21のピストン3側に面した部分21Aを伝って下降
し、液体ガイド部24を伝って滴25Aとなって落下す
る。従って、液漏れした液25が送りねじ10側に伝わ
るのが防止される。
【0015】上述した定注器は、自動血球計数装置のみ
ならず、他の装置に組み込むことができることはいうま
でもない。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
定注器本体側から漏れた液体が駆動部側に伝わらないよ
うにすることができ、安定に動作する定注器を得ること
ができる。そして、本考案においては、液ダレ防止板の
ような部材を用いるものではなく、駆動アームの形状に
僅かな工夫を加えただけであり、その製造が容易である
と共に、組立が容易であるので、それだけコストダウン
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る定注器の一例を示す縦断面図であ
る。
【図2】前記定注器の動作を説明するための要部斜視図
である。
【図3】従来の定注器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…シリンダ、3…ピストン、9…モータ、10…送り
ねじ、20…駆動アーム、21…保持部、22…連結
部、23…段差、24…液体ガイド部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 沢田 喜行 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (56)参考文献 特開 昭51−111381(JP,A) 特開 平5−93676(JP,A) 実開 平2−103269(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダとこのシリンダに対してその下
    方から上下動するピストンとを備え、モータによって回
    転駆動される鉛直方向の送りねじと螺合する雌ねじ部材
    と、その雌ねじ部材を保持する保持部と、ピストン
    連結部とからなる駆動アームによって、ピストンを上下
    方向に移動することにより、シリンダ内に液体を吸入ま
    たは排出するように構成された定注器において、前記
    持部と連結部との間に保持部側が高くなるように段差を
    形成すると共に、保持部のピストン側に面した下端から
    液体を落下させる液体ガイド部を下方に延設して前記送
    りねじに液体が伝わるのを防止したことを特徴とする定
    注器。
JP1993025244U 1993-04-17 1993-04-17 定注器 Expired - Fee Related JP2605681Y2 (ja)

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JPH0678843U JPH0678843U (ja) 1994-11-04
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