JP2604731B2 - 超音波モータ駆動装置 - Google Patents

超音波モータ駆動装置

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JP2604731B2
JP2604731B2 JP61256041A JP25604186A JP2604731B2 JP 2604731 B2 JP2604731 B2 JP 2604731B2 JP 61256041 A JP61256041 A JP 61256041A JP 25604186 A JP25604186 A JP 25604186A JP 2604731 B2 JP2604731 B2 JP 2604731B2
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修 川崎
克 武田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • HELECTRICITY
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    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は圧電体を用いて駆動力を発生する超音波モー
タの駆動法に関する。
従来の技術 近年圧電セラミック等の圧電体を用いた駆動体に弾性
振動を励振し、これを駆動力とした超音波モータが注目
されている。
以下、図面を参照しながら超音波モータの従来技術に
ついて説明を行う。
第3図は従来の超音波モータの斜視図であり、円環形
の弾性体1の円環面の一方に圧電体として円環形圧電セ
ラミック2を貼合せて圧電駆動体3を構成している。4
は耐摩耗性材料のスライダ、5は弾性体であり、互いに
貼合せられて移動体6を構成している。移動体6はスラ
イダ4を介して駆動体3と加圧接触している。圧電体2
に電界を印加すると駆動体3の周方向に曲げ振動の進行
波が励起され、移動体6を駆動する。尚、同図中の矢印
は移動体6の回転方向を示す。
第4図は第3図の超音波モータに使用した圧電セラミ
ック2の電極構造の一例を示している。同図では円周方
向に9波長の弾性波がのるようにしてある。同図におい
て、A、Bはそれぞれ2分の1波長相当の小領域から成
る電極群で、Cは4分の3波長、Dは4分の1波長の流
さの電極である。従って、Aの電極群とBの電極群とは
位置的に4分の1波長(=90度)の位相ずれがある。電
極群A、B内の隣り合う小電極部は互いに反対に厚み方
向に分極されている。圧電セラミック2の弾性体1との
接着面は第4図に示された面と反対の面であり、電極は
ベタ電極である。使用時には電極群A、Bは第4図に斜
線で示されたように、それぞれ短絡して用いられる。
以上のように構成された超音波モータについて、その
動作を以下に説明する。前記圧電体2の電極群Aに V=V1×sin(ωt) …(1) で表される電圧を印加すると(ただしV1は電圧の瞬時
値、ωは角周波数、tは時間)、駆動体3は円周方向に
曲げ振動をする。
第5図は第3図の超音波モータの駆動体を直線近似し
た時の斜視図であり、同図(a)は圧電体2に電圧を印
加していない時、同図(b)は圧電体2に電圧を印加し
た時の様子を示す。
第6図は移動体6と駆動体3の接触状況を拡大して描
いたものである。前記圧電体2の電極群AにV1×sin
(ωt)、他の電極群BにV1×cos(ωt)の互いに時
間的に位相がπ/2だけずれた電圧を印加すれば、駆動体
3の円周方向に曲げ振動の進行波を作ることができる。
一般に進行波は振幅をξとすれば ξ=ξ×cos(ωt−kx) …(2) ただし ξ1:波の大きさの瞬時値 k:波数(2π/λ) λ:波長 x:位置 で表せる。(2)式は ξ=ξ×(cos(ωt)×cos(kx) +sin(ωt)×sin(kx)) …(3) と書き直せ、(3)式は進行波が時間的にπ/2だけ位相
のずれた波cos(ωt)とsin(ωt)、および位置的に
π/2だけ位相のずれたcos(kx)とsin(kx)との、それ
ぞれの積の和で得られることを示している。前述の説明
より、圧電体2は互いに位置的にπ/2(=λ/4)だけ位
相のずれた電極群A、Bを持っているので、駆動体3の
共振周波数に近傍の周波数出力を持つ発振器の出力か
ら、それぞれに時間的に位相のπ/2だけずれた交流電圧
を作り、前記電極群に印加すれば駆動体3に曲げ振動の
進行波を作れる。
第6図は進行波の励起によって、駆動体の表面の質点
Aが長軸2w、短軸2uの楕円運動をしている様子を示し、
駆動体3上に置かれた移動体6が楕円の頂点で接触する
ことにより、波の進行方向とは逆方向にv=ω×uの速
度で運動する様子を示している。即ち移動体6は任意の
静圧で駆動体3に押し付けられて、駆動体3の表面に接
触し、移動体6と駆動体3との摩擦力で波の進行方向と
逆方向に速度vで駆動される。両者の間にすべりがある
時は、速度が上記のvよりも小さくなる。
駆動体の振動は圧電体の機械腕に流れる電流に比例す
るから、2つのアドミッタンス特性が一致してれば、振
幅値が等しく、互いに90度位相の異なる2つの交流電界
で駆動すれば、駆動体3に振幅値が等しく、互いに時間
的および位置的に90度位相の異なる2つの曲げ振動の定
在波が励振でき、(3)式より進行波が効率良く励振で
き、従って効率の良く超音波モータが実現できる。
しかし、電極群AおよびBから見たアドミッタンスの
絶対値および位相の周波数特性は、第7図に示すように
それぞれ異なっている。同図において、A,Bは電極群A,B
に対応し、実線はアドミッタンスの絶対値の特性、点線
は位相の特性を示す。例えば、駆動周波数を同図中のf1
に選んだ場合、圧電体2の電極群A,Bに印加する交流電
圧の振幅値を等しく、また位相差を90度にしても、圧電
体2の機械腕に流入する電流の振幅値は同図中のRだけ
異なり、位相差も同図中のPだけ90度より異なってしま
う。従って、この条件では、駆動体3に定在波がのって
しまい、効率良く進行波を励振することができずモータ
効率が低下する。
発明が解決しようとする問題点 以上説明した様に、従来の超音波モータは駆動電圧と
して、振幅値の等しい、また位相差が90度の2つの交流
電圧を採用していたため、駆動体に定在波がのり、効率
の良い超音波モータが実現できないという欠点がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、効率良く
弾性進行波を励振して、効率の良い超音波モータを提供
することを目的としている。
問題点を解決するための手段 駆動電圧の振幅値により、2つの機械腕に流入する電
流の振幅値を等しくし、上記電圧の位相により、上記電
流の位相差を常に90度に保つように制御する。
作 用 2つの機械腕に流入する電流の振幅値を等しくし、ま
た、その位相差を常に90度に保つことにより、定在波を
極力少なくした弾性進行波を励振することができ、効率
良く移動体を駆動する。
実施例 以下、図面に従って本発明の一実施例について詳細な
説明を行う。
第1図は本発明の1実施例の超音波モータ駆動回路の
ブロック図である。同図において、7は発振回路であ
り、超音波モータの駆動信号を発生している。発振回路
7の出力は2分割され、一方は可変移相器8に入力され
て可変増幅器9に入力される。他方はそのまま増幅器10
に入力される。可変増幅器9および増幅器10では、それ
ぞれ上記の駆動信号が超音波モータを駆動するのに必要
な振幅値にまで増幅される。増幅後の駆動信号は、駆動
電流検出用の抵抗素子R1およびR2を通じて、駆動体3を
構成する圧電体2の2つの電極群を印加される。駆動体
3は駆動信号に対応した弾性振動をする。
第2図は駆動体3を構成する圧電体2の一方の電極群
から見た等価回路である。同図中の電気腕のCは電気容
量である。また、機械腕のC1は弾性、L1は質量を、Rは
機械的損失を表す。機械腕に流入する電流の振波値が等
しく、互いの位相が90度異なるように交流電界で駆動す
れば、駆動体3に振幅値が等しく、互いに時間的および
位置的に90度位相の異なる2つの曲げ振動の定在波が励
振でき、(3)式より進行波が効率良く励振でき、従っ
て効率の良い超音波モータが実現できる。
第1図の11および12は、2つの電極群に流れる電流を
抵抗素子R1およびR2の両端の電圧より検出して、機械腕
に流れる電流を検出する電流検出器である。超音波モー
タの駆動体の1駆動端子から見た等価回路は前述のよう
に第2図で表わすことができる。そして超音波モータで
はこの駆動端子を2つ持つ。ここで電気腕の電気容量C
は負荷や温度によりほとんど変化せず、負荷や温度によ
り変化するのは機械のみであり、特に弾性を表わすC1
機械的損失を表わすRが変化する。従って、電気容量C
は始めに駆動体の共振周波数より充分低い周波数で計測
しておくことができる。そして、2つの駆動端子の電気
容量値をCo1、Co2とすれば、電気腕に流れる電流Ie
1(あるいはIe2)は駆動電圧の振幅値V1と角周波数ωに
より、 Ie1=V1・jωCo1 Ie2=V2・jωCo2 で求めることができる。そして、駆動端子に流れる全電
流I1(あるいはI2)は駆動電流検出用の抵抗素子R1(あ
るいはR2)の両端電圧VR1(あるいはVR2)により、 I1=VR1/R1 I2=VR2/R2 と求めることができる。機械腕に流れる電流Im1(ある
いはIm2)は全電流から電気腕電流を引いたものである
から、 Im1=I1−Ie1 Im2=I2−Ie2 で求めることができる。この演算を行うのが電流検出器
11および12であり、機械腕電流Im1(あるいはIm2)の振
幅と位相を算出することができる。また、13は電流検出
器11、12の出力である2つの機械腕に流れる電流の振幅
比較器であり、振幅値の違いに比較した出力を可変増幅
器9に入力して、2つの機械腕に流れる電流の振幅値が
等しくなるように制御する。14は位相検出器で、2つの
機械腕に流れる電流の位相を検出して90度からのずれに
応じた出力を、可変移相器8に入力する。可変移相器8
は機械腕に流れる2つの電流間の位相差を90度に保つよ
うに制御する。
発明の効果 本発明によれば、効率の良い、しかも安定な動作をす
る超音波モータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の超音波モータ駆動法を用い
た超音波モータ駆動回路のブロック図、第2図は1電極
群から見た等価回路図、第3図は従来の超音波モータの
斜視図、第4図は第3図に用いられている圧電体の形状
と電極構造を示す平面図、第5図は超音波モータの駆動
体部の振動状態を示すモデル図、第6図は超音波モータ
の原理を説明するための斜視図、第7図は駆動体を構成
する圧電体の2つの電極群から見たアドミッタンスの絶
対値の特性と位相特性を示すグラフである。 7……発振回路、8……可変移相器、9……可変増幅
器、10……増幅器、11……電流増幅器体、12……電流検
出器、13……振幅比較器、14……位相検出器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−124274(JP,A) 日本音響学会昭和61年度秋季研究発表 会講演論文集=▲II▼=昭和61年10月 1日発行、1−2−14(P.695〜696)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体と圧電体とから成る駆動体に弾性進
    行波を励振することにより、前記駆動体上に接触して設
    置された移動体を移動させる超音波モータにおいて、 前記圧電体に形成された2相の電極に、それぞれ交流電
    圧を印加したときに流れる2相の機械腕電流を検知する
    電流検出器と、 前記2相の機械腕電流の振幅を比較する振幅比較器と、
    前記2相の機械腕電流の振幅が等しくなるように、前記
    駆動交流電圧の振幅を制御する可変像幅器と、 前記2相の機械腕電流の位相差を90度と比較する位相検
    出器と、前記2相の機械腕電流の位相差が、90度に等し
    くなるように上記駆動交流電圧の位相を制御する可変位
    相器とを有することを特徴とする超音波モータ駆動装
    置。
JP61256041A 1986-10-28 1986-10-28 超音波モータ駆動装置 Expired - Lifetime JP2604731B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07108103B2 (ja) * 1984-11-19 1995-11-15 松下電器産業株式会社 超音波モ−タ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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日本音響学会昭和61年度秋季研究発表会講演論文集=▲II▼=昭和61年10月1日発行、1−2−14(P.695〜696)

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