JP2604440B2 - 機械式のアテローム除去装置 - Google Patents

機械式のアテローム除去装置

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JP2604440B2
JP2604440B2 JP63247261A JP24726188A JP2604440B2 JP 2604440 B2 JP2604440 B2 JP 2604440B2 JP 63247261 A JP63247261 A JP 63247261A JP 24726188 A JP24726188 A JP 24726188A JP 2604440 B2 JP2604440 B2 JP 2604440B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、人の血管内に挿入して、血管内の閉塞部を
リモート操作によって切除するための機械式のアテロー
ム除去装置(mechanicalatherectomy system)に係る。
(従来の技術) 年をとるにつれて、ほとんどの人は、脂肪や繊維質、
固化沈着物によって動脈硬化をきたし、血管循環障害を
患うようになる。こうした動脈硬化患部の閉塞部に血液
の凝固物が堆積し、血流の流れをさらに減少させたり血
流を止めてしまうことがある。このような状態が心筋を
つかさどっている環状動脈に生じると、いわゆる心臓発
作の自覚症状が現われる。現在のところ、そうした閉塞
部は血管の移植によってバイパスさせたり、バルーンの
付いたカテーテルを使用する血管形成手術(angioplast
y)により治療されている。前述のバルーンの付いたカ
テーテルは案内ワイヤをたどりながら動脈系を通じて閉
塞部まで挿入され、バルーンを膨張させて閉塞部の管腔
を拡張することが行なわれている。こうした治療法の問
題点は、動脈壁を損傷したり時には動脈を破裂させてし
まう点にある。症例によっては治療効果が期待できな
い。また、凹凸のある管腔ができてしまう。閉塞物質を
血管系の外に取り出すことができなかったり、血管系内
の流れに乗って閉塞物質が流されてしまうこともある。
心臓発作時に血管形成手術を行なうと、血液の凝固物小
片が剥がれて下流に流れていき、危険な合併症を起こす
こともある。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、血管系内に皮膚を経由して体外から
または手術に平行して体内より血管系に導入して血管系
の閉塞部を切除できる、機械式のアテローム除去装置に
使われる可撓性のあるトルク伝達回転カテーテルを提供
することにある。回転カテーテルは案内ワイヤをたどっ
て挿入し、この案内ワイヤの廻りを回転させることがで
きる。また、基部端に固定してあるモーターから先端に
取り付けたブレードまで回転力およびトルクを伝達する
ことができる。
本発明の他の目的は、体外に血液の凝固物等の閉塞物
質を確実に取り出して滑らかな管腔を形成し、血管の壁
を傷付けることのない可撓性のある回転カテーテルを提
供することにある。
本発明の別の目的は、心臓発作の状況下で使用して速
やかに閉塞部の開通を図り、また動脈硬化の疾患箇所を
再発しないように整形できる装置を提供することにあ
る。
可撓性のある回転カテーテルの直径は、約1mm(ミリ
メートル)までのものに作れるようにしておく必要があ
り、遠い位置にある細い血管まで届きまたこうした血管
に挿入できるだけの充分な長さを備えている。好ましく
は、この機械式のアテローム除去装置を使用する治療方
法は従来の血管形成手術に似ており、熟練した医療スタ
ッフであれば難なく利用することができる。
回転カテーテルは可撓性がありながらトルクを伝達す
ることができ、遠く離れた血管内、例えば環状動脈内の
閉塞部まで皮膚を通して体外から挿入し、血管内の閉塞
部の治療を行なうにあたり、環状動脈系に見られる急激
な方向転換箇所を含む曲がりくねった動脈経路にも充分
に対応することができる。
本発明のこれらの目的並びに他の目的は、以下の説明
並びに添付図面から明らかになる。
(実施例) 第1図は、人の鼠径部の大腿部動脈11に皮膚を通じて
体外から機械式のアテローム除去装置10を挿入し、この
アテローム除去装置の先端を動脈系に沿って案内して環
状動脈の治療箇所まで送り込んだ状態を示す、機械式の
アテローム除去装置10の全体図である。
第2図は、装置10の基部端13と先端14の拡大断面図で
ある。先端は、患部の環状動脈12内に挿入される(図面
を通じ、同じ参照番号を用いて同じ箇所を表わしてい
る)。この患部のアテローム性動脈硬化閉塞部15には血
液凝固物15′が付着している。なお、機械式のアテロー
ム除去装置10の中間部分は想像線16により表わされてい
る。
装置10は、先端の一部にオーガー(auger)18の形成
された可撓性のある案内ワイヤ17を備えている。案内ワ
イヤは、人の血管系を通じて挿入できるように作られて
いる。
可撓性のある回転カテーテル19は、縦方向のチャンネ
ル21を形成した壁20を備えている。このカテーテル19は
回転可能であり、また案内ワイヤ17に沿ってスライドす
ることができる。チューブ状ブレード22が回転カテーテ
ル19の先端に取り付けられている。チューブ状ブレード
22はスルーホール23を形成しており、このスルーホール
からチャンネル21にかけて連絡通路を形作し、閉塞物質
をスルーホール内に取り込むことができる。
モーター24は中空のテーパシャフト25を備えている。
このテーパシャフト25は、嵌合いテーパ装着部30を介し
て可撓性のある回転カテーテルの基部端に接続され、回
転カテーテルを案内ワイヤの周囲で回転させることがで
きる。
回転カテーテルは、スリーブ26を通じて血管系に挿入
される。このスリーブはそのまま残しておいて、動脈壁
と回転カテーテルが接触するのを防止したり、患部にコ
ントラスト流体および/または洗浄流体を供給するのに
利用することもできる。スリーブ26は必要な形に成形し
ておくことができ、またカテーテルの案内体として用い
たり、血管系を通じて治療箇所までアテローム除去装置
を送り込むのに伴い挿入操作を手助けすることもでき
る。ポート27はスリーブの先端を通じて流体を供給する
ために設けてあり、またシール31がスリーブの基部端か
ら流体が漏洩するのを防いでいる。
回転ジョイント28はポート29を備えている。このポー
ト29は中空のシャフト25を通じてチャンネル21に連結さ
れており、ポート29を用いて患部に流体を供給したり、
チャンネル21内に負圧を作り出して閉塞物質をチャンネ
ル内に吸い込むこともできる。案内ワイヤは、回転ジョ
イント28の端部に形成された狭い嵌合ホールをスライド
可能に通り抜けている。
第3図は、第1の実施例の回転カテーテル33を示して
いる。この回転カテーテル33は、例えば、第2図に示す
ような環状動脈にできた閉塞部の除去に伴い、トルクを
伝達し且つ曲がった状態を維持しながら回転カテーテル
を直径方向に安定化させる手段を備えている。直径方向
安定化手段は、ストリップ35の形態をしたトルク伝達手
段により互いに連結されている一連のフープ部材(hoo
p)34の構造をしている。これらフープ34とストリップ3
5を適宜組み合わせて回転カテーテルの骨組みが作ら
れ、この骨組みに可撓性のあるプラスチック壁38を型成
形してチャンネル39が形作られている。
第4図は、ステンレススチール製の薄板等の平坦なシ
ート材料を型抜き成形して作られた素材を示している。
この素材は、傾斜ストリップ35により互いに連結された
横方向ストリップ34′を備えている。後続の加工過程で
横方向ストリップ34′は曲げられ、これら横方向ストリ
ップの端部を接合するかまたは溶接して直径方向に剛性
のあるフープを形成している。第5図に示すように、ス
トリップ34′の端部には傾斜線40に沿って当接した状態
に接合され、連結箇所でフープが局部的に二重の厚みに
ならないようにしている。第3図に示すようにフープを
僅かに湾曲した断面にすることで、フープの剛性を高め
ることができる。薄いストリップ35は容易に変形するが
一方向に限られており、また第3図に示すように、これ
らストリップは円を三等分した位置に配列され、3つず
つの連続したフープが小型のユニバーサルジョイントと
して機能する構成が取り入れられている。従って、回転
力およびトルクを伝達しながらいずれの方向にも曲がる
ことができる。
製造過程の途中で、素材が第4図に示すように平坦な
ままの時期に、工具やダイスを用いて素材に加工を施
し、比較的簡単に歯51とパドル52を形成することができ
る。パドル52は、矩形スロット53を当該矩形スロットの
三辺に沿って切断し、切断されていない残された第4の
側辺の廻りで素材を内向きに曲げることにより形成する
ことができる。パドル52は、スルーホールに入る切断し
た閉塞物質を静止したオーガーの廻りで回転させ、閉塞
物質を回転カテーテル33内に取り込み易くしている。ま
たパドル自身を傾斜させることにより、閉塞物質を回転
カテーテル33内に送り込む傾斜壁として機能させること
もできる。
回転カテーテル通じて伝達されるトルクは、当該回転
カテーテルに沿っての力の摩擦損失量が増えていくた
め、先端から離れるにつれて漸進的にトルク伝達量を増
やす必要があり、これに合わせて回転カテーテルのトル
ク伝達能力を高めることが望ましい。第4図に示すよう
に、回転カテーテルの直径が拡大する一方で横方向スト
リップ36と縦方向ストリップ37はそれぞれ長くそして広
く作られ(第3図参照)、これに伴ってトルク伝達能力
も大きくされている(以下の説明では、小さい直径と大
きい直径のカテーテル部分は、それぞれネック部分およ
びシャフト部分と呼ばれている)。
第8図は、第2の実施例の回転カテーテル88を示して
いる。この回転カテーテル88のフープ部材は、間隔を拡
げる巻線部分42を介して互いに連結された密接する複数
の巻線41からできている。密接する巻線41を互いにろう
付けして、直線方向の安定性を高めることもできる。間
隔を拡げる巻線部分42は、一方のフープから別のフープ
にトルクを伝達する働きをしている。チューブ状の歯付
きブレード43は、(以下に説明する)骨組みの先端にろ
う付けされている。回転カテーテル88は、ブレード43か
ら地点44に向けて下向きに延びているネック部分を備え
ている。前記地点44の位置で回転カテーテルは直径が膨
張し、トルク伝達能力の大きなシャフト部分45を形成し
ている。
巻線41、42および(シャフト部分の巻線の延長部分で
ある)巻線48は骨組みを形作っている。可撓性のあるプ
ラスチック壁46がこの骨組みを覆って形成され、回転カ
テーテルの構造体を構成すると共に内部にチャンネル49
を形作っている。連続するワイヤからなる第2の実施例
の骨組みによれば、回転カテーテルの取扱いが容易にな
りまた簡単に製造することができる。しかも、箇々のフ
ープ部材を用いて回転カテーテルの直径を安定化するこ
とができる。この例では、プラスチック壁自体もトルク
を伝達する役割を果たしている。
第10図は、第3の実施例の回転カテーテル111を示し
ている。この例では、直径方向の安定化を図り且つトル
クを伝達するための手段が、回転方向に巻かれた(すな
わち、螺旋体が静止した状態の下で、第10図の矢印66で
示した回転方向に螺旋体のコイルが回転カテーテルの基
部端から先端に向けて先送りされている)螺旋体61から
構成されている。そうした螺旋体は、モーター24が矢印
66の方向に回転カテーテル111を駆動するのに伴って、
直径方向に拡がろうとする。これに対し、回転方向とは
逆向きに巻かれた第2の螺旋体62は収縮しようとし、そ
の結果、第1の螺旋体61の膨張を抑えて第2の螺旋体が
トルクを伝達し易くしている。
可撓性のあるプラスチック壁63は回転カテーテル111
のチャンネル69をシールし、基部端に加えられる負圧や
液体を先端まで供給することができる。これとは別に、
薄いプラスチック層を螺旋体に挟んで、螺旋体間の摩擦
を極力少なくすることもできる。
螺旋体を第10図に示すように平坦なリボン材料から作
る場合には、流体を効果的にシールする壁は構成できな
いが、プラスチック層63がなくても切断した閉塞部の小
片を機械的に取り込む役割は充分に果たすことができ
る。従って、回転カテーテルを通じた流体の搬送や吸引
を行なわなくてもよい場合には、プラスチック層63を省
略して回転カテーテルの可撓性を高めたり壁厚を薄くす
ることもできる。あるいは、螺旋体を構成するのに使用
したリボンに薄い潤滑コーティングを施し、螺旋体同志
の摩擦および螺旋体とこの螺旋体を取り囲む周囲壁との
間の摩擦をできる限り少なくするようにもできる。
チューブ状ブレード64は螺旋体61と62の一体部分とし
て構成され、またこれら螺旋体の先端に位置する数本の
コイルは互いにろう付けされ研磨されている。
第13図は、第4の実施例の回転カテーテル113を示す
一部断面図である。この例では、直径方向の安定化を図
り且つトルクを伝達するための手段が、回転方向に巻か
れた(すなわち、螺旋体が静止した状態の下で、第13図
の矢印77で示した回転方向に螺旋体のコイルが回転カテ
ーテルの基部端から先端に向けて先送りされている)螺
旋体71から構成されている。そうした螺旋体は、モータ
ーが矢印77の方向に回転カテーテル113を駆動するのに
伴って、直径方向に拡がろうとする。これに対し、可撓
性のある壁73の形態をした外側拘束部材はそうした膨張
を抑える(壁の断面を表わす斜線には同じ太さの実線を
用い、埋め込まれたコード76が不鮮明にならないように
してある)。例えば、ナイロン繊維やアラミド繊維から
作られているコードの形態をした周囲拘束手段76より、
壁の拘束作用を補強してある。前記周囲拘束手段76は螺
旋体71の直径方向の膨張を拘束するが、縦軸線に沿った
壁の延び、すなわち第1図および第2図に示すような壁
の曲がりはほとんど拘束することがない。壁73は流体通
路79を形成している。
チューブ状ブレード74は螺旋体71の一体部分として構
成され、またこれらの螺旋体の先端に位置する数本のコ
イルは互いにろう付けされ研磨されている。
本発明によれば、医師達にとって、心臓発作のような
緊急事態に速やかに効果的に対処できる方法が得られ
る。こうした心臓発作は、アテローム性動脈硬化患部に
柔らかな鮮血凝固物の閉塞部ができて起こることが最近
わかってきた。現在のところ、濃いゼリー状をした鮮血
凝固物が患部に付着している場合には、血管成形手術を
行なうかどうかの判断が難しい。血管成形手術により血
液凝固物の一部が剥れたり取れたりして下流側に流さ
れ、治療のさらに困難な箇所や往復方向の血液循環の行
なわれていない箇所に新たな動脈閉塞部のできてしまう
ことがある。(元の閉塞部であった治療中の患部閉塞部
では、往復方向の血液循環が回復することもある)。現
在のところ、血管形成手術を行なった後に、血液凝固物
を溶解させる幾つかの投薬治療法が試みられてきてい
る。これに対し、本発明は血液凝固物の分離除去のみな
らずアテローム性動脈硬化患部の治療も行なうことがで
き、投薬治療では期待できない迅速な措置を行なえまた
投薬治療に伴う出血等のリスクを回避することができ
る。
血管12のアテローム性動脈硬化患部に形成された、柔
らかい血液凝固物15′からなる閉塞部を除去するための
方法は、 血管内に案内ワイヤ17を挿入し、この案内ワイヤを閉
塞部15に形成された血液凝固物15′に向けて前進させる
段階と、 基部端13および先端14を持ち、先端に固定されたチュ
ーブ状ブレード22を備えている可撓性のある回転カテー
テル19を案内ワイヤに沿って血管内に挿入する段階と、 先端14を前進させて血液凝固物15′に機械的に係合さ
せて取り除くと共に、ポート29に負圧を加えて血液凝固
物15′をスルーホール33内に吸い込む段階と、 チューブ状ブレード22を前進送りし、アテローム性動
脈硬化患部の閉塞部15に回転係合させて周縁を切断する
段階と、 血液凝固物、アテローム性動脈硬化患部および可撓性
のある回転カテーテル19を血管12から取出す段階とを備
えている。
(発明の効果) 注目すべき点は、チューブ状ブレードによれば能率の
よい作業を行なうことができ、閉塞物質を粉砕する従来
の機械装置に用いられているブレードに比べて、必要と
するエネルギー量は少なくて済む。この点をはっきりさ
せるために具体的に説明すると、チューブ状ブレード22
が周囲を切断して、外径が3mm、内径(管腔)が1mm、長
さが10mmの大きさの閉塞部を摘出する場合、切り出す必
要のあるチューブ状ブレード22の規模はほぼ100立方mm
である。例えば、Auth氏の米国特許第4,445,509号に示
されている従来のブレードを用いて同じ閉塞部を1mm×1
mm×1mmの大きさにわたって取り崩していく場合には、
この従来ブレードによって切断される量はほぼ3800立方
mmにもなる。こうした多量の切除には自ずから多くの入
力エネルギーを必要とし、また動脈を損傷する危険性も
大きくなる。さらに、本発明による可撓性のある回転カ
テーテルの中空構造を用いれば、閉塞物質を効果的に切
断しながらこの切断した閉塞物質を内部に取り込むこと
ができ都合がよい。
本発明は前述の実施例に基づいて説明してきたが、発
明の精神並びに請求の範囲から逸脱することなく如何よ
うにも変更しまた置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、人の環状動脈にできた閉塞部に挿入する、機
械式のアテローム除去装置の全体図を示している。この
機械式のアテローム除去装置は、鼠径部から皮膚を経て
血管系に挿入され、この血管系を通じ除去を予定してい
る閉塞患部まで送り込まれる。 第2図は、機械式のアテローム除去装置の基部端と先端
の断面図を示しており、また当該アテローム除去装置の
先端は環状動脈の閉塞箇所まで挿入された状態にある。
各装置要素の位置関係は、第1図に示した装置の各装置
要素の位置関係に等しい。作図上の制約から、機械式の
アテローム除去装置と回転カテーテルを構成する各セグ
メントは第2図では省略されており、装置の中央部分は
想像線で表わされている。 第3図は、第1図の実施例の回転カテーテルの一部断面
図である。 第4図は、丸めて第3図に示したチューブに仕上げる以
前の平坦な状態にある、第1の実施例の回転カテーテル
の骨組み部材を示している。 第5図は、第3図の5−5線に沿って見た第1の実施例
の端面図である。 第6図は、第3図の6−6線に沿って見た第1の実施例
の端面図である。 第7図は第3図の線7−7に沿って見た第1の実施例の
断面図、 第8図は回転カテーテルの第2の実施例の部分断面図、 第9図は第8図の線9−9に沿って見た第2の実施例の
断面図、 第10図は回転カテーテルの第3の実施例の断面図、 第11図は第10図の線11−11に沿って見た第3の実施例の
断面図、 第12図は第11図の線12−12に沿って見た第3の実施例の
断面図、 第13図は回転カテーテルの第4の実施例の断面図、 第14図は第13図の線14−14に沿って見た第4の実施例の
断面図、 第15図は第14図の線15−15に沿って見た第4の実施例の
断面図である。 10……機械式のアテロームの除去装置 11……人の大腿部動脈 12……患部の環状動脈 13、14……装置の基部端と先端 15……アテローム性動脈硬化閉塞部 17……案内ワイヤ 18……案内ワイヤ先端のオーガー 19、33、88、111、113……回転カテーテル 20……回転カテーテルの壁 21……壁により形成されたチャンネル 22……カテーテル先端のチューブ状ブレード 23……チューブ状ブレードのスルーホール 24……モーター 25……中空のテーパーシャフト 26……カテーテル挿入用のスリーブ 27……流体供給用のポート 28……回転ジョイント 29……回転ジョイントのポート 30……嵌合いテーパ装着部 31……スリーブのシール 34……フープ部材 34′、35、36、37……ストリップ 38……プラスチック壁 39……チャンネル 51……チューブ状ブレード 52……パドル 53……矩形スロット

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人の血管内に挿入して、血管内の閉塞部を
    リモート操作によって切除するための機械式のアテロー
    ム除去装置にして、 前記血管内に挿入することのできる可撓性のある案内ワ
    イヤと、 チャンネルを形成し、また先端および基部端を備え、前
    記案内ワイヤを覆って回転可能に配置されしかも当該案
    内ワイヤに沿ってスライド可能な可撓性のある回転カテ
    ーテルと、 前記先端に装着され、連続する通路を前記チャンネルと
    共に形成しているスルーホールを備え、当該スルーホー
    ル内に取り込んだ閉塞物質を前記可撓性のあるカテーテ
    ル内に送り込むことのできるチューブ状ブレードと、 前記可撓性のある回転カテーテル基部端にあって、この
    可撓性のある回転カテーテルおよび前記チューブ状ブレ
    ードを案内ワイヤの廻りで回転させるためのカップリン
    グ手段と、 前記可撓性のある回転カテーテルに組み込まれている、
    直径方向の安定化を図るための手段およびトルクを伝達
    するための手段と備えている機械式のアテローム除去装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記回転カテーテルを直径方向に安定化
    させるための前記手段が、前記トルク伝達手段により互
    いに連結された一連のフープ部材を含む機械式のアテロ
    ーム除去装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記フープ部材は、ストリップにより互
    いに連結されている丸味を付けられたストリップからな
    る機械式のアテローム除去装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記フープ部材は、間隔を拡げた巻線に
    より互いに連結されている密接する巻線からなる機械式
    のアテローム除去装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、直径方向の安定化を図るための前記手段
    が、回転方式に巻かれた螺旋体と、当該螺旋体の膨張を
    拘束する外側部材とを有し、また前記螺旋体は可撓性の
    ある回転カテーテルを通じて伝達されるトルクの少なく
    とも一部を伝える動きをしている機械式のアテローム除
    去装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記外側拘束部材が反回転方向に巻かれ
    た螺旋体を含む機械式のアローム除去装置。
  7. 【請求項7】請求項5に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記外側拘束部材が可撓性のある壁を含
    む機械式のアローム除去装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記可撓性のある壁が周囲拘束手段を備
    えている機械式のアテローム除去装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の機械式のアテローム除去
    装置において、前記チューブ状ブレードが、前記可撓性
    のある回転カテーテルを直径方向に安定化させるための
    前記手段の一体部分である機械式のアテローム除去装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の機械式のアテローム除
    去装置において、前記チューブ状ブレードが、トルクを
    伝達するための前記手段の一体部分である機械式のアテ
    ローム除去装置。
  11. 【請求項11】人の血管に挿入して、血管内の閉塞部を
    リモート操作によって切除するための機械式のアテロー
    ム除去装置にして、 前記血管内に挿入することのできる可撓性のある案内ワ
    イヤと、 チャンネルを形成し、また先端および基部端を備え、前
    記案内ワイヤを覆って回転可能に配置されしかも当該案
    内ワイヤに沿ってスライド可能な可撓性のある回転カテ
    ーテルと、 前記先端に装着され、取り込んだ閉塞物質を受け入れる
    ことのできる連続通路を限定する内壁を前記チャンネル
    と共に形成しているスルーホールを備え、この内壁が連
    続通路内に閉塞物質を引き込み易くする傾斜面手段を備
    えているようなチューブ状ブレードと、 前記可撓性のある回転カテーテルの基部端にあって、こ
    の可撓性のある回転カテーテルおよび前記チューブ状ブ
    レードを案内ワイヤ廻りで回転さるためのカップリング
    手段とを有している機械式のアテローム除去装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の機械式のアテローム除
    去装置において、前記可撓性のある回転カテーテルがス
    リーブ内に回転可能に配置されている機械式のアテロー
    ム除去装置。
  13. 【請求項13】請求項11に記載の機械式のアテローム除
    去装置において、前記可撓性のある回転カテーテルが回
    転方向に巻かれた螺旋体を含む機械式のアテローム除去
    装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の機械式のアテローム除
    去装置において、前記可撓性のある回転カテーテルがス
    リーブ内に回転可能に配置されている機械式のアテロー
    ム除去装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の機械式のアテローム除
    去装置において、拘束部材が前記螺旋体を取り囲み、直
    径方向の膨張を拘束している機械式のアテローム除去装
    置。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の機械式のアテローム除
    去装置において、前記拘束部材が反回転方向に巻かれた
    螺旋体から構成されている機械式のアテローム除去装
    置。
  17. 【請求項17】請求項15に記載の機械式アテローム除去
    装置において、前記拘束部材は可撓性のある壁から構成
    されている機械式のアテローム除去装置。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の機械式アテローム除去
    装置において、前記可撓性のある壁が周囲拘束手段を備
    えている機械式のアテローム除去装置。
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