JP2604006B2 - 電力貯蔵システム - Google Patents
電力貯蔵システムInfo
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- JP2604006B2 JP2604006B2 JP14673588A JP14673588A JP2604006B2 JP 2604006 B2 JP2604006 B2 JP 2604006B2 JP 14673588 A JP14673588 A JP 14673588A JP 14673588 A JP14673588 A JP 14673588A JP 2604006 B2 JP2604006 B2 JP 2604006B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は電力系統（以下系統と略す）に連系する電力
貯蔵システムに関する。
貯蔵システムに関する。
（従来の技術） 系統に連系する電力貯蔵システムの一般的な構成を第
４図に示す。
４図に示す。
電力貯蔵システムは夜間のオフピーク時に系統１から
の電力を交直変換装置２により直流に変換して、電力貯
蔵手段３に貯え（充電と称する）、昼間のピーク時に、
この電力を交流に逆変換して系統へ供給する（放電と称
する）いわゆる負荷平準化運転を行なう。又、設備容量
が大きい場合には、急速な電力の出し入れ（充放電）を
利用して系統周波数の制御（AFCと称す）運転を行な
う。このようなシステムでは交直変換装置２は交流から
直流への順交換と直流から交流への逆変換の両方を行な
うことを必要とされる。
の電力を交直変換装置２により直流に変換して、電力貯
蔵手段３に貯え（充電と称する）、昼間のピーク時に、
この電力を交流に逆変換して系統へ供給する（放電と称
する）いわゆる負荷平準化運転を行なう。又、設備容量
が大きい場合には、急速な電力の出し入れ（充放電）を
利用して系統周波数の制御（AFCと称す）運転を行な
う。このようなシステムでは交直変換装置２は交流から
直流への順交換と直流から交流への逆変換の両方を行な
うことを必要とされる。
電流貯蔵手段として二次電池を用い、交直変換装置と
して他励式変換装置を用いた従来のシステムを第５図に
示す。他励式変換装置4aはサイリスタを用いた３相グレ
ッツ接続及びそれを多相構成したもので構成される。
（ここではこれらを総称して他励式変換装置と称し、１
つの変換装置として扱う。又、転流インピーダンスとし
て変換器用変圧器が必要とされるが本発明の主要な部分
ではないので説明は省略する） 他励式変換装置の特徴として、交流−直流間の制御を
サイリスタ素子の点弧角制御で行なうため、順変換運転
時と逆変換運転時では直流回路の電圧極性が変わり、電
流の流れる方向は変わらないという特性がある。このた
め、電力貯蔵手段が２次電池のごとく、充電時と放電時
において、電力極性が変化せず、電流の流れる向きが変
化する場合、何らかの手段を用いて変換装置と電力貯蔵
手段の電圧極性を合わせることが必要とされる。
して他励式変換装置を用いた従来のシステムを第５図に
示す。他励式変換装置4aはサイリスタを用いた３相グレ
ッツ接続及びそれを多相構成したもので構成される。
（ここではこれらを総称して他励式変換装置と称し、１
つの変換装置として扱う。又、転流インピーダンスとし
て変換器用変圧器が必要とされるが本発明の主要な部分
ではないので説明は省略する） 他励式変換装置の特徴として、交流−直流間の制御を
サイリスタ素子の点弧角制御で行なうため、順変換運転
時と逆変換運転時では直流回路の電圧極性が変わり、電
流の流れる方向は変わらないという特性がある。このた
め、電力貯蔵手段が２次電池のごとく、充電時と放電時
において、電力極性が変化せず、電流の流れる向きが変
化する場合、何らかの手段を用いて変換装置と電力貯蔵
手段の電圧極性を合わせることが必要とされる。
第５図では、第２の他励式変換装置4bを逆向きに並列
（逆並列と称する）に接続していて、充電運転時には順
方向の変換装置4aのみを運転し、放電運転時には逆方向
の変換装置4bのみを運転する。このシステムでは充電と
放電の切換えは使用する変換装置をエレクトロニクス制
御的に選択することで行なうため数十msec以内で切換え
ることができるが、充電放電時に運転している変換装置
は常にどちらか一方であり、他方は休止となり、実際の
変換装置の容量のうち半分しか使用していないことにな
る。
（逆並列と称する）に接続していて、充電運転時には順
方向の変換装置4aのみを運転し、放電運転時には逆方向
の変換装置4bのみを運転する。このシステムでは充電と
放電の切換えは使用する変換装置をエレクトロニクス制
御的に選択することで行なうため数十msec以内で切換え
ることができるが、充電放電時に運転している変換装置
は常にどちらか一方であり、他方は休止となり、実際の
変換装置の容量のうち半分しか使用していないことにな
る。
（発明が解決しようとする課題） 以上説明したように従来よく用いられている他励式変
換装置を用いた電力貯蔵システムでは、充放電の切換え
を極めて短時間で行なうために変換装置を逆並列に構成
していたので、常に全体の変換装置の容量の半分しか使
えなかった。しかしながら二次電池等の貯蔵設備は設備
の許容する範囲での充電、放電が可能なため、この運転
していない変換装置を有効に利用することが望ましい。
換装置を用いた電力貯蔵システムでは、充放電の切換え
を極めて短時間で行なうために変換装置を逆並列に構成
していたので、常に全体の変換装置の容量の半分しか使
えなかった。しかしながら二次電池等の貯蔵設備は設備
の許容する範囲での充電、放電が可能なため、この運転
していない変換装置を有効に利用することが望ましい。
そこで、本発明の目的は、必要な時には充電−放電の
切換えを極めて短時間に行なうことが、可能でかつ変換
装置の容量を最大限に利用できる電力貯蔵システムを提
供することにある。
切換えを極めて短時間に行なうことが、可能でかつ変換
装置の容量を最大限に利用できる電力貯蔵システムを提
供することにある。
（課題を解決するための手段） 本発明の２台の他励式変換装置を逆並列にした電力貯
蔵システムにおいて、これらの変換装置の直流側の極性
を切換える手段を備えた構成とする。
蔵システムにおいて、これらの変換装置の直流側の極性
を切換える手段を備えた構成とする。
（作用） この極性切換手段により、極めて短時間に充放電の切
換えが必要な場合には変換装置を逆並列として運転し、
充電及び放電の単一運転を行なう時には並列接続として
運転する。
換えが必要な場合には変換装置を逆並列として運転し、
充電及び放電の単一運転を行なう時には並列接続として
運転する。
（実 施 例） 本発明の一実施例を第１図に示し、以下にその構成を
説明する。本実施例は、２台の他励式変換装置4aと4bか
らなる交直変換装置２を用いて系統１と二次電池3aと接
続している電池電力貯蔵システムにおいて、２組の極性
切換器5a,5bから成る極性切換装置５を直流回路に挿入
することにより構成される。
説明する。本実施例は、２台の他励式変換装置4aと4bか
らなる交直変換装置２を用いて系統１と二次電池3aと接
続している電池電力貯蔵システムにおいて、２組の極性
切換器5a,5bから成る極性切換装置５を直流回路に挿入
することにより構成される。
次に本実施例の作用について説明する。第１図におい
て充電運転を行なう場合には、極性切換装置５を第２図
（ａ）の位置に接続する。この時システムとしては２台
の変換装置4aと4bが並列に接続され、合計の容量までの
順変換運転が可能となる。
て充電運転を行なう場合には、極性切換装置５を第２図
（ａ）の位置に接続する。この時システムとしては２台
の変換装置4aと4bが並列に接続され、合計の容量までの
順変換運転が可能となる。
放電運転を行なう場合には、極性切換装置５を第２図
（ｂ）の位置に接続する。この時システムは２台の変換
装置が逆変換運転の向きに並列となり、充電運転時と同
様に合計容量までの逆変換運転が可能となる。
（ｂ）の位置に接続する。この時システムは２台の変換
装置が逆変換運転の向きに並列となり、充電運転時と同
様に合計容量までの逆変換運転が可能となる。
充−放電を極めて短時間に切換えて運転する時には、
第２図（ｃ）の位置に接続し、２台の変換装置4aと4bは
逆並列に接続される。
第２図（ｃ）の位置に接続し、２台の変換装置4aと4bは
逆並列に接続される。
これら３つのケースの運転可能範囲と第３図に示す。
図中P0は変換装置１台の出力容量を示す。さらに時系統
的に第２図（ｃ）から（ａ）への移行及び（ｃ）から
（ｂ）の間の移行も可能である。又、この逆も一方の変
換装置を停止させることにより、移行可能である。
図中P0は変換装置１台の出力容量を示す。さらに時系統
的に第２図（ｃ）から（ａ）への移行及び（ｃ）から
（ｂ）の間の移行も可能である。又、この逆も一方の変
換装置を停止させることにより、移行可能である。
以上説明したように本実施例では極性切換装置を設け
るので、システム運用のニーズに対応し、２台の変換装
置を有効に運転することができることになり、システム
の利用率が非常に高くなり、幅広い運転可能領域を得る
ことができる。
るので、システム運用のニーズに対応し、２台の変換装
置を有効に運転することができることになり、システム
の利用率が非常に高くなり、幅広い運転可能領域を得る
ことができる。
以上の説明では２次電池を電力貯蔵手段とした一実施
例について説明したが、電池と同じような充放電特性を
持つ他の電力貯蔵手段についても適用できることは言う
までもない。又、極性を切換える手段についても、機械
的な切換装置で説明したが、他の手段を用いたとしても
本質は何ら変わるものではない。
例について説明したが、電池と同じような充放電特性を
持つ他の電力貯蔵手段についても適用できることは言う
までもない。又、極性を切換える手段についても、機械
的な切換装置で説明したが、他の手段を用いたとしても
本質は何ら変わるものではない。
以上説明したように、２台の他励式変換装置を逆並列
にした変換装置を有する電力貯蔵システムにおいて、変
換装置を直流側に極性を切換える手段を付加したので、
必要な時には充電−放電の切換えを極めて短時間に行な
うことが可能で、かつ変換装置の容量を最大限に利用で
きる電力貯蔵システムを提供することができる。
にした変換装置を有する電力貯蔵システムにおいて、変
換装置を直流側に極性を切換える手段を付加したので、
必要な時には充電−放電の切換えを極めて短時間に行な
うことが可能で、かつ変換装置の容量を最大限に利用で
きる電力貯蔵システムを提供することができる。
第１図は本発明の一実施例の結線図、第２図（ａ），
（ｂ），（ｃ）は上記実施例の作用を説明する図、第３
図は上記実施例の運転可能範囲を示す説明図、第４図は
一般的な電力貯蔵システムの構成を示す図、第５図は従
来のシステムを示す構成図である。 １……系統、２……交直変換装置 ３……電力貯蔵手段、3a……二次電池 4a,4b……他励式変換装置 ５……極性切換装置、5a,5b……極性切換器
（ｂ），（ｃ）は上記実施例の作用を説明する図、第３
図は上記実施例の運転可能範囲を示す説明図、第４図は
一般的な電力貯蔵システムの構成を示す図、第５図は従
来のシステムを示す構成図である。 １……系統、２……交直変換装置 ３……電力貯蔵手段、3a……二次電池 4a,4b……他励式変換装置 ５……極性切換装置、5a,5b……極性切換器
Claims (1)
- 【請求項１】電力貯蔵手段と、２台の他励式変換装置か
らなる交直変換装置とを有し系統を連系する電力貯蔵シ
ステムにおいて、交直変換装置の直流側に前記他励式変
換装置を順方向並列、逆方向並列、あるいは逆並列に接
続する極性切換手段を備えたことを特徴とする電力貯蔵
システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14673588A JP2604006B2 (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 電力貯蔵システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14673588A JP2604006B2 (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 電力貯蔵システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01318518A JPH01318518A (ja) | 1989-12-25 |
| JP2604006B2 true JP2604006B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=15414406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14673588A Expired - Fee Related JP2604006B2 (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 電力貯蔵システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604006B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3094954B2 (ja) * | 1997-06-19 | 2000-10-03 | 日本電気株式会社 | 電源装置 |
-
1988
- 1988-06-16 JP JP14673588A patent/JP2604006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01318518A (ja) | 1989-12-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |