JP2603925Y2 - 伸縮マストのロック機構 - Google Patents

伸縮マストのロック機構

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JP2603925Y2
JP2603925Y2 JP1993069280U JP6928093U JP2603925Y2 JP 2603925 Y2 JP2603925 Y2 JP 2603925Y2 JP 1993069280 U JP1993069280 U JP 1993069280U JP 6928093 U JP6928093 U JP 6928093U JP 2603925 Y2 JP2603925 Y2 JP 2603925Y2
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JP
Japan
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telescopic mast
cylinder
inner cylinder
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outer peripheral
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貞夫 丹羽
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MYZOX CO., LTD.
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MYZOX CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、測量用のポー
ルや無線通信用の仮設アンテナ等に用いるのに適する伸
縮マストのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多段式伸縮マストは、外筒体と内
筒体とを延伸状態に保持するために、例えば、両筒体の
連結部にピンを挿入する等の機械式のロック機構を備え
ているのが一般的である。また、エアポンプを用いて外
筒体と内筒体とを相対スライドさせるようにしたエア式
の伸縮機構があるが、この場合にも長時間にわたるとエ
アが漏れ易いため、何らかのロック機構を併用すること
が必要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の多段式伸縮マストでは、例えば各段毎にピンを挿入す
るといった操作が比較的煩わしいという問題があった。
また、エア式の伸縮機構において、エア圧維持装置を備
えることも考えられるが、製造コストやランニングコス
トが高くつくという問題が避けられない。
【0004】そこで、本考案は、伸縮マストを設置する
際に、外筒体と内筒体とを延伸状態にすれば自動的にロ
ックできる機構を簡素な構成で提供することを、解決す
べき技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、以下のよう
な伸縮マストのロック機構を創作した。すなわち、本考
案は、外筒体とこれに挿入された内筒体とを相対スライ
ドさせる形式の伸縮マストにおいて、内筒体の外周面
は周方向に延びる係止溝を設ける一方、その内筒体を支
持する外筒体の上端部の外周面には、前記係止溝に係脱
可能であり、内筒体の外周面に向かう方向に付勢された
係止爪とレバー部とを有するストッパーを設けたことを
特徴としている。
【0006】
【作用】したがって、外筒体と内筒体とを延伸状態にす
る際、外筒体に対して内筒体がスライドし、内筒体の係
止溝がストッパーの係止爪と合致する位置に来ると、そ
係止爪は内筒体の外周面に向かう方向に付勢されてい
るから係止溝内に嵌まり込む。この結果、外筒体と内筒
体との相対スライドが自動的にロックされる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は伸縮マストを示す斜視図、図2は伸縮マスト
のロック機構部を示す分解半断面図である。両図におい
て、外筒体1と内筒体2は、外筒体1の内径に対して内
筒体2の外径が僅かに小さく形成された、例えばアルミ
製のパイプであり、両筒体1,2は軸線方向に相対スラ
イドできるようになっている。外筒体1の下端部には底
栓1aが嵌め込まれ、外筒体1と底栓1aとをねじパイ
プ3が左右方向に貫通している。ねじパイプ3は、中間
部に外筒体1と連通する孔が明けられており、先端には
キャップ3aが被せられ、基端側にはエアホースが接続
されるコック4が取り付けられている。すなわち、図外
のコンプレッサーからの圧縮エアがコック4及びねじパ
イプ3を介して外筒体1及び内筒体2内に導かれるよう
になっている。また、キャップ3aを取り外すことによ
り内部エアを排出することができる。
【0008】外筒体1の上端部には、図2参照、雄ねじ
が形成された雄ねじ部1bがあり、後述する環状体5の
雌ねじ部5aが螺合するようになっている。内筒体2の
下端部には、円筒状の案内部材7が嵌め込まれ、案内部
材7の2本の外周溝7aにはOリング7bが装着されて
いる。さらに、内筒体2の下端部外周には2本の取付溝
2aが形成されており、この取付溝2aに樹脂製のガイ
ドリング8が取り付けられている。すなわち、案内部材
7とガイドリング8が、外筒体1と内筒体2との芯ずれ
がないように位置決めをしていて、内筒体2の滑らかな
スライドを可能にするとともに、Oリング7bがエアシ
ールをするように構成されている。さらに、内筒体2に
は、下端部寄りの外周部に、ガイドリング8より上方位
置に、周方向に延びる係止溝2bが形成されており、内
筒体2の上端部には、図1参照、上栓2cが取り付けて
ある。なお、図1中、2d,2eはボルトとナットであ
り、内筒体2の上端部にアンテナ等の機器を固定するた
めのものである。
【0009】前記環状体5の内側には、図2参照、フラ
ンジ部5bが突設されていて、フランジ部5bの上側位
置に、内筒体2の外径にほぼ等しい内径を有する樹脂製
リング5cが取り付けられている。このリング5cは、
前述のガイドリング8と同様に、内筒体2を支持しつつ
スライドを容易にさせるためのベアリングとなるもので
ある。なお、フランジ部5bの内径はガイドリング8の
外径より僅かに小さく形成されている。また、環状体5
の外周面にはローレット加工による凹凸が形成され、こ
の環状体5の外周面には次述するストッパー9が取り付
けられている。
【0010】前記ストッパー9は、環状体5に固定され
る取付台9aと、取付台9aに設けられ環状体5の軸線
直角方向に延びる支軸9bと、内筒体2の係止溝2bに
嵌まり込むことができるように形成された爪先を有する
係止爪9cと、支軸9bに装着されて係止爪9cを、図
示反時計回転方向に付勢するスプリング9dとから成
る。なお、係止爪9cは、後端部が回動操作用のレバー
部となっている。
【0011】上記のように構成されたロック機構の作用
について説明する。本実施例の伸縮マストを所定位置に
設置して延伸状態にするときには、図外のコンプレッサ
ーを起動した後、コック4を開いて外筒体1及び内筒体
2内に圧縮エアを送り込む。すると、内筒体2は外筒体
1内を上方にスライドし、環状体5の上側に係止溝2b
を露出させる。一方、スプリング9dにて付勢されてい
る係止爪9cはその爪先を内筒体2の外周面に摺接させ
た状態で待ち受けているからその爪先が係止溝2bに嵌
まり込み、内筒体2はその位置で上下動できないように
自動的にロックされる。この後、コンプレッサーを止め
る。
【0012】伸縮マストを収縮状態にするときには、キ
ャップ3aを外して外筒体1及び内筒体2を大気と連通
させた後、ストッパー9の係止爪9cの後端部を押して
爪先を持ち上げて係止溝2bとの係合を外す。
【0013】なお、上記の実施例では、2段式のものを
説明したが、図3に示すように、多数の筒体10a〜1
0nを備えた多段式伸縮マストの各段にストッパー9を
取り付けて、ロック機構を構成しても良い。この場合に
は、ストッパー9の操作レバー部に予めワイヤー11を
掛けておき、伸縮マストを撤収するときに、このワイヤ
ー11を引っ張ってロックを解除するようにすれば便利
である。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
伸縮マストは延伸状態になったときに外筒体と内筒体と
が自動的にロックされるようになるから、伸縮マスト設
置時の操作性が極めて良いものとなるという効果があ
る。また、本考案のロック機構は、筒体の外側から作用
する形式であるから、筒体内に設けられる伸縮機構の別
に拘わらずこれを採用することができるという利点があ
り、構成が簡素であることと相まって、伸縮マストの製
作が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の伸縮マストを示す斜視図である。
【図2】実施例のロック機構部の分解半断面図である。
【図3】別例の多段式伸縮マストの説明図である。
【符号の説明】
1 外筒体 2 内筒体 2b 係止溝 9 ストッパー 9c 係止爪 9d スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 12/18 E04H 12/34 H01Q 1/10 - 1/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒体とこれに挿入された内筒体とを相
    対スライドさせる形式の伸縮マストにおいて、内筒体の
    外周面には周方向に延びる係止溝を設ける一方、その内
    筒体を支持する外筒体の上端部の外周面には、前記係止
    溝に係脱可能であり、内筒体の外周面に向かう方向に付
    勢された係止爪とレバー部とを有するストッパーを設け
    たことを特徴とする伸縮マストのロック機構。
JP1993069280U 1993-12-24 1993-12-24 伸縮マストのロック機構 Expired - Fee Related JP2603925Y2 (ja)

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JPH0738474U JPH0738474U (ja) 1995-07-14
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