JP2603844Y2 - 多管式回転型間接冷却機 - Google Patents

多管式回転型間接冷却機

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JP2603844Y2
JP2603844Y2 JP1992080052U JP8005292U JP2603844Y2 JP 2603844 Y2 JP2603844 Y2 JP 2603844Y2 JP 1992080052 U JP1992080052 U JP 1992080052U JP 8005292 U JP8005292 U JP 8005292U JP 2603844 Y2 JP2603844 Y2 JP 2603844Y2
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tube
shell
tube sheet
tubes
rotary indirect
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正樹 片岡
説郎 関戸
正康 伊藤
泰彦 上條
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、二水石膏を
か焼(calcination,カルシネイション)
し、半水石膏にした後、加水し、石膏製品を製造する工
程において、半水石膏を冷却する冷却機に関する。
【0002】
【従来の技術】二水石膏を120℃〜160℃でか焼
し、半水石膏にした後、加水し、石膏製品を製造する工
程において、半水石膏を冷却するために従来使用されて
いる多管式回転型間接冷却機としては、回転自在なシェ
ルの両端部に管板が固定され、これらの管板間に多数の
管がさし渡されてなるものが知られている。そして、上
記従来の多管式回転型間接冷却機の管側とシェル側の熱
膨張差は、管の一端を管板に固定する一方、図4に示す
ように、管1の他端を、シェル2に固定された管板3
に、グランド4等のシール機構を介して、摺動自在に設
けることにより、吸収するようにしている。そして、こ
の構造は、多管式回転型乾燥機でも一般に用いられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
管をこのような構造で管板に取り付けると、シール機構
の大きさの関係から管の配列ピッチを大きくとらなけれ
ばならず、装置が大型化すると共に、多数の管をシール
しなくてはならないので、高価であるという問題があ
る。
【0004】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、管側とシェル側との熱膨張差を円滑にかつ確実に吸
収することができる上に、構造が簡単でかつ安価に製作
できる多管式回転型間接冷却機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、回転自在なシェルの両端部に管板が配置
され、これらの管板間に多数の管がさし渡されてなり、
上記各管に冷却流体を流通させることにより、上記シェ
ル内の被処理物を冷却する多管式回転型間接冷却機にお
いて、上記管板に上記各管が固定され、上記シェルに上
記管板が摺動自在に設けられると共に、これらのシェル
と管板との間に、上記シェルの回転を上記管板に伝達す
る廻り止め部材が設けられたものである。
【0006】
【作用】本考案の多管式回転型間接冷却機にあっては、
その管側とシェル側の熱膨張差を、管板とシェルがスラ
イドできる構造にして吸収していると共に、管板とシェ
ルとの間に設けた廻り止め部材によって、シェルの回転
を確実に管板に伝達する。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図3に基づいて本考案の実施例
を説明する。
【0008】図1及び図2において符号10は円筒状の
シェルであり、このシェル10の両端には管板11,1
2が設置されている。そして、一方の管板11はシェル
10に固定されており、他方の管板12はシェル10に
摺動可能に設置されている。また、上記両管板11,1
2には多数の管13がさし渡されて固定されている。さ
らに、上記シェル10は、2個のタイヤ14を介して、
それぞれ、2個ずつのローラー15の上に回転自在に載
置されている。そして、上記シェル10には、ギヤー1
6を介して電動機17が連結されており、この電動機1
7の動力がギヤー16を介して伝達されてシェル10が
回転するようになっている。さらにまた、上記管板11
の中心部には貫通孔11aが形成されており、この貫通
孔11aには、固定部に固定されている半水石膏の供給
筒18が挿入されている。そして、上記シェル10の、
管板12寄りには複数個の半水石膏の排出孔19が開け
られており、これらの排出孔19を介して、固定部に固
定されている排出筒20から排出されるようになってい
る。また、冷却用の大気は、上記管13の管板12側の
開口端部から吸引され、該管13の他端で集合されて排
気孔21から排風機で排気されるようになっている。
【0009】上記管板12とシェル10との間には、図
2に示すように、円周数箇所に廻り止めキー(廻り止め
部材)22が取り付けられていて、ギヤー16を介して
電動機17からシェル10に伝えられた回転を管板12
に伝達するようになっている。そして、シェル10の円
周に取り付けられているシール固定リング23と、管板
12の外周に取り付けられているシール固定リング24
との間には、柔軟性シール材25が取り付けられてお
り、この柔軟性シール材25は、円周に沿って設置され
ていて、シェル10内部と大気側とをシールしている。
【0010】上記のように構成された半水石膏冷却用多
管式回転型間接冷却機においては、供給筒18から管板
11の貫通孔11aを介してシェル10内に投入された
半水石膏が、回転しているシェル10内を流動し排出孔
19を介して排出筒20から排出回収されるまでの間
に、管13の開口端部から吸引され管13の内部を流通
して排気孔21から排出される大気によって、所定の温
度まで冷却される。この場合、管13及びシェル10が
加熱されるが、該管13とシェル10との熱膨張差は、
管13に固定された管板12が摺動することによって確
実に吸収され、かつシェル10内部と大気側のシール
は、柔軟性シール材25によって円滑に行われる。
【0011】図3は図2の改良型である。そして、この
図において符号30は機械加工されたシールリングであ
り、このシールリング30は管板12に固定されてい
て、シェル10との隙間を制限していると共に、シェル
10と摺動し得る構造になっている。これにより、管板
12とシェル10の隙間から柔軟性シール材25の内部
に半水石膏が漏れ込むのを防止することができ、柔軟性
シール材25の寿命を延ばすことができる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、回転自
在なシェルの両端部に管板が配置され、これらの管板間
に多数の管がさし渡されてなり、上記各管に冷却流体を
流通させることにより、上記シェル内の被処理物を冷却
する多管式回転型間接冷却機において、上記管板に上記
各管が固定され、上記シェルに上記管板が摺動自在に
けられると共に、これらのシェルと管板との間に、上記
シェルの回転を上記管板に伝達する廻り止め部材が設け
られたものであるから、管側とシェル側の熱膨張差を、
管板とシェルがスライドできる構造にして吸収すると共
に、管板とシェルとの間に設けた廻り止め部材によっ
て、シェルの回転を確実に管板に伝達することにより、
管の取付ピッチを小さくでき、回転型の冷却機をコンパ
クトにかつ安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】図1の主要部の説明図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す説明図である。
【図4】従来の管側とシェル側の熱膨張差を吸収する構
造の説明図である。
【符号の説明】
10 シェル 11・12 管板 13 管22 廻り止めキー(廻り止め部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上條 泰彦 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機 械株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−124788(JP,U) 実公 昭15−4600(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 11/04 F28F 9/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在なシェルの両端部に管板が配置
    され、これらの管板間に多数の管がさし渡されてなり、
    上記各管に冷却流体を流通させることにより、上記シェ
    ル内の被処理物を冷却する多管式回転型間接冷却機にお
    いて、上記管板に上記各管が固定され、上記シェルに上
    記管板が摺動自在に設けられると共に、これらのシェル
    と管板との間に、上記シェルの回転を上記管板に伝達す
    る廻り止め部材が設けられたことを特徴とする多管式回
    転型間接冷却機。
JP1992080052U 1992-11-19 1992-11-19 多管式回転型間接冷却機 Expired - Fee Related JP2603844Y2 (ja)

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JPH0646174U JPH0646174U (ja) 1994-06-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019193957A1 (ja) 2018-04-02 2019-10-10 吉野石膏株式会社 多管式回転型熱交換器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019193957A1 (ja) 2018-04-02 2019-10-10 吉野石膏株式会社 多管式回転型熱交換器
US11300357B2 (en) 2018-04-02 2022-04-12 Yoshino Gypsum Co., Ltd. Multitubular rotary heat exchanger

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JPH0646174U (ja) 1994-06-24

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