JP2603835B2 - 写真製版システム - Google Patents

写真製版システム

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JP2603835B2
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康幸 手島
良太 小川
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、写真製版システムに関し、特に頁物の印刷
に適した写真製版システムに関する。
「従来技術およびその問題点」 オフセット印刷用の刷版を作成するための写真製版シ
ステムは従来、等倍撮影、密着(等倍)露光が一般的で
あった。すなわち版下をリスフィルムに等倍撮影し、こ
れをPS版上に密着露光し、これを現像して刷版を得るも
のである。頁物の場合、一枚の台紙上に、版下を撮影し
たリスフィルムを面付枚数(8面付なら8枚、16面付な
ら16枚)だけ所定の順番で並べて面付けし、これをPS版
に密着露光する。ところがこの従来の写真製版システム
は、版下をリスフィルム上に等倍撮影し、これをさらに
PS版に密着露光するためフイルムのコストが高く、また
これの保管のためのスペース、コストもまた高いという
問題があった。さらに面付作業の作業性が悪く、熟練者
に頼らざるを得ない。
このような背景から既に、版下を縮小撮影し、これを
拡大して自動的にPS版上に露光(面付)する縮小拡大写
真製版システムも一部提案され、実用化されている。と
ころが従来提案されている縮小拡大写真製版システム
は、その縮小拡大度およびレンズ解像力の問題から、そ
の対象が、辞書、小説、電話帳、漫画等の線画のみから
なる印刷物に限られており、精密な面や網点写真を有す
る精密な写真製版分野には使用できないのが実情であっ
た。
その理由は、上述のように、縮小拡大度が大きいと解
像力が低下し、あるいはレンズ系の解像力に限界がある
からである。しかし本発明者の解析によると、従来のシ
ステムにおいては、縮小撮影カメラによって縮小撮影し
た版下のフィルムを、拡大投影殖版機によってPS版上に
拡大露光しているために、PS版上に形成される像は、撮
影用カメラの縮小レンズ系と、拡大投影投影殖版機の拡
大レンズ系の収差が相乗された像となる。これが精密な
版下には利用できない一因である。
つまり、第6図において、撮影用レンズ11に収差、特
に歪曲収差がある場合、版下12の像13はフィルム14上に
歪んで撮影される。第7図は物体(版下)13の平面形状
を7A図としたとき、撮影用レンズ11に糸巻形歪曲収差が
ある場合および樽形歪曲収差がある場合の像13′、13″
を、それぞれ7B図、7C図として示したものである。
そしてフィルム14上に形成されたこの歪んだ像13は、
さらに拡大投影殖版機の別のレンズ系によってPS版上に
投影されるから、PS版上の像、つまりオフセット印刷に
供される刷版上の像は、拡大投影殖版機のレンズ系の収
差、特に歪曲収差がさらに掛け合わされたものとなる。
これが従来の縮小拡大写真製版システムにおける解像力
の低下の一因である。
さらに密着露光方式では、レンズ系の色収差が問題に
なることはないが、縮小拡大システムでは、レンズ系の
色収差がさらに問題となる。この色収差もまた、縮小撮
影カメラのレンズと拡大投影殖版機のレンズの色収差と
が相乗されたものとなり、PS版上の像の再現性に悪影響
を与える。ところが従来の縮小拡大写真製版システム
は、色収差の除去につき、あまり考慮が払われていなか
った。これもまた従来の縮小拡大写真製版システムで
は、精密な像再現を要する頁物を扱い得ない理由となっ
ている。
「発明の目的」 本発明はしたがって、縮小拡大写真製版システムにお
いて、同一縮小率、同一拡大率であることを前提とした
とき、最高の像の再現性が得られるシステムを得ること
を目的とする。
「発明の概要」 本発明は、同一のレンズを用いて像(版下)の縮小拡
大を行なえば、縮小時に生じた収差、特に歪曲収差は拡
大時に打ち消され、最終的に歪曲収差のない像が得られ
るという着眼の基に完成されたものである。
すなわち本発明は、版下を縮小撮影カメラによってフ
ィルム上に縮小撮影し、この縮小撮影した版下を拡大投
影殖版機により拡大投影してPS版に露光する写真製版シ
ステムにおいて、縮小撮影カメラのレンズと拡大投影殖
版機のレンズとを同一規格のレンズから構成したことを
特徴としている。同一規格のレンズであれば、縮小撮影
時に生じた収差を拡大投影時に打ち消すことができ、よ
り好ましい像が得られる。現在のレンズ製造技術によれ
ば、同一規格のレンズであれば、収差もほぼ同様であ
り、上記原理による収差の除去は十分可能であると考え
られる。
しかし同一規格のレンズでも、厳密な意味で収差が同
一ということはあり得ない。よって縮小撮影カメラのレ
ンズと拡大投影殖版機のレンズを、単一の共用レンズか
ら構成し、この共用レンズを版下撮影時および撮影時に
交互に使用することが最も好ましい。この共用レンズに
よると、収差の問題ばかりでなく、高価なレンズが一本
で済み、システム全体としてのコストを低くすることが
できるという利点がある。
さらに本発明は、色収差の問題を解決するため、撮影
時および投影時の使用波長域を狭く、かつ同一にするこ
とに着目し、このため共用レンズに干渉フィルタを一体
に設けた点にも特徴がある。この干渉フィルタは、光源
としてメタルハライドランプあるいは超高圧水銀灯を用
い、フィルムとしてリスフィルムあるいはマイクロフィ
ルムを用いたとき、436nm(g−line)の光をを透過す
るフィルタを用いることが好ましい。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第1図は
縮小撮影カメラ100による版下投影の概念図、第2図は
同拡大投影殖版機200によるPS版への投影の概念図であ
る。レンズ300は、この縮小撮影カメラ100および拡大投
影殖版機200に共用されるものである。共用レンズ300に
は、第3図の透光特性を示す干渉フィルタ301が一体に
設けられている。
すなわちこの干渉フィルム301は、436nm(g−line)
を含む狭い波長の光のみを透過し、他の波長の光は透過
しないフィルタで、この透過域は、縮小撮影カメラ100
のフィルタ21の感光域(第4図)中にあり、かつ拡大投
影殖版機200の照明光源である超高圧水銀灯201の分光分
布中(第5図)には、g−lineが含まれている。
縮小撮影カメラ100は、照明ランプ22によって照明さ
れた版下23を共用レンズ300によって縮小し、フィルム2
1上に投影する。23aはその撮影像(駒)を示す。この
際、干渉フィルム301は、照明ランプ22による照明光か
らg−lineのみを透過して、その透過光によって、版下
23の像23aが形成されることとなる。このフィルム21上
の版下23の撮影像23aには、共用レンズ300による歪曲収
差が含まれている。
フィルム21上には、所定の順次で頁物の複数の版下23
が投影されて撮影像23aが形成され、撮影終了後、現像
される。
現像されたフィルム21上の各版下23の撮影像23aは、
次に拡大投影殖版機200によって、PS版25上に拡大露光
され、PS版25上に製版像23bが形成される。この拡大露
光は、超高圧水銀灯201によって照明されたフィルム21
(版下23の撮影像23a)を、版下23を撮影する際に縮小
撮影カメラ100において用いた共用レンズ300により投影
して行なう。すると撮影像23aに含まれている、撮影時
の共用レンズ300による歪曲収差が、打ち消されてPS版2
5上に投影されることとなる。したがって製版像23bは版
下23の像を忠実に再現した像となる。
この歪曲収差の打消しのためには、縮小撮影時の倍率
を1/αとしたとき、拡大投影時の倍率をαとすることが
最も好ましい。PS版25上へ投影される像23bの大きさ
と、版下23の実際の大きさとが同一となり、縮小撮影時
の光路と拡大投影時の光路とが、方向を逆にして全く同
一となるからである。
また超高圧水銀灯201はg−lineを含んでいて、干渉
フィルタ301はg−lineを透過し、他の光をカットする
から、PS版25上の版下23の製版像23bは、色収差のない
像となる。
この拡大投影殖版機200によるPS版25上への版下23の
投影露光は、拡大投影殖版機200とPS版25を相対的に所
定の軌跡で平面移動させることにより、一枚のPS版25上
に、例えば8面付ならば、8枚の版下23の製版像23bを
頁物としての所定の配列で露光して行なわれる。
8枚の製版像23bの露光の終了したPS版25は、次に現
像され、刷版として完成される。
なお拡大投影殖版機200において、202は超高圧水銀灯
の反射笠、203はコンデンサレンズである。
「発明の効果」 以上のように本発明は、版下を縮小投影した後、これ
を拡大投影する縮小拡大写真製版システムにおいて、縮
小撮影用のレンズと拡大投影用のレンズとを同一規格の
レンズから構成したので、撮影時の収差を投影時に打ち
消して、収差のない、あるいは少ない像をPS版上に得る
ことができる。PS版上の像に表れる収差を最も小さくす
るには、最小撮影カメラト拡大投影殖版機のレンズを単
一の共用レンズから構成するのがよい。このため同一縮
小率、同一拡大率という条件の下では、勿論フィルム、
レンズの性能が同一であるとして、最も収差の少ない、
高解像度の像が得られ、したがって、より高解像度を要
求される頁物について、縮小拡大写真製版システムの適
用に道を開くものである。
さらに共用レンズにフィルタを一体化することによ
り、使用波長域を限定して色収差の問題を除き、より高
解像度の像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明による縮小拡大写真製版システ
ムの原理を示すもので、第1図は縮小撮影カメラによる
撮影状態、第2図は客体投影殖版機による投影状態をそ
れぞれ示す斜視図である。第3図は干渉フィルタの透光
特性を示すグラフ、第4図はフィルムの感光特性を示す
グラフ、第5図は超高圧水銀灯の分光特性を示すグラ
フ、第6図は撮影レンズによる歪曲収差を誇張して示す
斜視図、第7A図、7B図、7C図は、投影前の像と、異なる
歪曲収差による像を示す平面図である。 21……フィルム、22……照明ランプ、23……版下、23a
……投影像、23b……製版像、25……PS版、100……縮小
撮影カメラ、200……拡大投影殖版機、201……超高圧水
銀灯、300……共用レンズ、301……干渉フィルタ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版下を縮小撮影カメラによってフィルム上
    に縮小撮影し、この縮小撮影した版下の像を拡大投影殖
    版機により拡大投影してPS版に露光する写真製版システ
    ムにおいて、縮小撮影カメラのレンズと拡大投影殖版機
    のレンズとを同一規格のレンズから構成したことを特徴
    とする写真製版システム。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、縮小撮影
    カメラのレンズと拡大投影殖版機のレンズは、単一の共
    用レンズからなり、この共用レンズが版下撮影時および
    投影時に使用される写真製版システム。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、縮小撮影カメラによる撮影倍率を1/αとしたとき、
    拡大投影殖版機の投影倍率はαである写真製版システ
    ム。
  4. 【請求項4】版下を縮小撮影カメラによってフィルム上
    に縮小撮影し、この縮小撮影した版下の像を拡大投影殖
    版機により拡大投影してPS版に露光する写真製版システ
    ムにおいて、縮小撮影カメラのレンズと拡大投影殖版機
    のレンズとを、単一の共用レンズから構成するととも
    に、この共用レンズにその使用波長域を制限するフィル
    タを一体に設けたことを特徴とする写真製版システム。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項において、フィルタ
    は、436nm(g−line)を透過する干渉フィルタであ
    り、縮小撮影カメラのフィルムは436nm(g−line)に
    感光度を持つフィルム、拡大投影殖版機の光源は超高圧
    水銀灯である写真製版システム。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第4項または第5項におい
    て、縮小撮影カメラによる撮影倍率を1/αとしたとき、
    拡大投影殖版機の投影倍率はαである写真製版システ
    ム。
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