JP2603347Y2 - 汚泥の電解装置における電極板の異常検知装置 - Google Patents

汚泥の電解装置における電極板の異常検知装置

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JP2603347Y2
JP2603347Y2 JP1993006572U JP657293U JP2603347Y2 JP 2603347 Y2 JP2603347 Y2 JP 2603347Y2 JP 1993006572 U JP1993006572 U JP 1993006572U JP 657293 U JP657293 U JP 657293U JP 2603347 Y2 JP2603347 Y2 JP 2603347Y2
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JP
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electrode plate
sludge
heat sensor
power supply
electrolyzer
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俊和 浄光
邦夫 藤田
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Ishigaki Co Ltd
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Ishigaki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電解装置における電
極板の異常検知装置に関し、特に、この考案は、電極板
に給電するのに電気的に被覆した可撓性を有するケーブ
ルを用い、高電流が流れる部位に触れることがなく安全
な操作が可能な装置を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大電流を用いる電解装置で各電極
板に給電するには、一般に、プレート状の給電板を用い
てこれに各電極板への給電線を接続している。そして、
多数並列した電極板の何れかに異常が生じた場合、これ
を個別に検知できる装置は知られていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然しながら、電解槽内
に多数の電極板を配列して、この中に汚泥等を導入して
電解する場合には、汚泥が含む夾雑物や汚泥の性状,性
質に起因して各電極板に平均して電流が流れず、また、
電解槽内における原液(汚泥)の流れによっても、電極
板間が閉塞し、短絡等が発生して電解効率を低下させ
る。上述のような事故は、特に下水汚泥の電解時に多く
発生するが、従来は、これを適確に捉えることはできな
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、電極板への
給電手段として、電極板が発熱した場合に熱伝導性の良
好な可撓性のケーブルを用い、このケーブルの昇熱を検
知して、異常な電極板を検知するようにしたものであっ
て、その要旨とするところは、電解槽内に多数並列した
電極板への各給電ケーブルに、良熱伝導性材料で構成し
た熱センサーのカバーをそれぞれ接触させるとともに、
上記カバーから引き出した熱センサーの左右の端子線を
直列に順次連結し、さらに、この互いに連結した端子の
左右の終端部に設けたコネクターを警報装置に連結した
ものである。
【0005】
【作用】この考案に係る装置は、上述のように構成して
あり、従って、ある電極板間が閉塞して短絡し、過大電
流が流れて給電ケーブルが発熱すると、その給電ケーブ
ルに接触している熱センサーのカバーが昇熱して熱セン
サーが作動し、その熱センサーを含むリード線の回路を
切断する。そして、この熱センサーのリード線回路の切
断情報は、ランプの点灯等で表示される。すなわち、電
解槽中のある電極板に事故が生じた場合、先ず、リード
線で結ばれたグループの電極板群内に事故が生じたこと
を知ることができ、次いで、各電極板毎の熱センサー間
のリード線の通電をテストすることで事故の生じた電極
板を知ることができる。以上の検知操作は、ランプの点
灯の目視、熱センサーの回路の通電のテスト等、強電流
に触れることがないので安全である。以下、図面に基づ
いて、この考案を具体的に説明する。
【0006】
【実施例】図1は、この考案に係る電解装置の模式的斜
面図であって、図中、符号1は、電解槽、2は、電解槽
1内に多数並列した電極板、3は、電解槽中に供給した
汚泥Sの撹拌機、4は汚泥Sの供給口、5は電解を終え
た汚泥Sの排出口、6は沈澱物の排出スクリュー、7
は、沈澱物を返送するための循環ポンプである。
【0007】次に、電極板2への通電装置および通電装
置内に設けたセンサー装置について説明する。図1にお
いて、符号8は、電極板2への給電ケーブルであって、
その先端は、電極板2の支持腕2aに連結されており、
その基端は、銅板で構成された給電バー9に連結されて
いる。
【0008】この給電ケーブル8には、熱センサー装置
10が設けてあり、その構成を説明する。図2は、図1
における熱センサー装置10を取り出したもので、図
中、符号10aはケーブルホルダー、10bは、給電ケ
ーブル8を挿通する角孔、10cは熱センサーホルダ
ー、10dは押え板である。このケーブルホルダー10
aと熱センサーホルダー10cで構成される室内には、
図3〜図5に示すような熱センサー11が収納されてい
る。
【0009】すなわち、熱センサー11は、図4および
図5に示すように、その作動部11aを導熱性のカバー
11bで包んで、その端子11cを左右に突出させ、こ
のように構成した熱センサー11を図3に示すように前
述室内において給電ケーブル8に接触させるとともに、
左右に突出させた前述端子11cを熱センサーホルダー
10cに設けた接続端子12を介して順次直列に連結し
ている。そして、この接続端子12の頭を図1および図
2に示すように押え板10dの外側部に突出させてい
る。また、上述連結した端子11cの左右の終端部には
コネクター11dを設けて、警報装置(図示省略)に連
結している。尚、図1における矢印13は、電解槽中の
汚泥の循環方向を示し、符号14は整流器を示す。
【0010】この考案に係る装置は、上述のように構成
してあり、槽中の何れかの電極板2が閉塞等して短絡す
ると給電ケーブルに強電流が流れる。そして、その電極
板の給電ケーブルが発熱すると、これに伴って熱センサ
ー11のカバー11bが昇熱し、熱センサー11が作動
する。すなわち、この熱センサー11部分で警報回路が
切断されるもので、その作動は、ランプの点灯、警報音
等が知らされ、電極板の異常を知ることができる。
【0011】次に、事故が生じた電極板の位置の検知
については、先ず、熱センサー11を互いに連結した一
つのブロックの電極板内のある電極板に事故が発生し
ていることは、先の警報で知ることができ、このブロッ
ク内のどの電極板に事故が生じているかは、押え板1
0dから突出している接続端子12に通電テスターを当
てることで簡単に知ることができる。
【0012】
【考案の効果】このように、この考案によれば、多数並
列した電極板の一枚の異常を極めて簡単に知ることがで
きるものであり、然も、その検知操作においても高電流
の流れる部位に全く触れることがないので安全であり、
汚泥等の夾雑物を含む閉塞等の発生し易い原液の電解装
置に用いて卓効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る電極板の異常検知装置の模式的
斜面図である。
【図2】図1の検知部分を取り出して示す斜面図であ
る。
【図3】図2の検知部に収納された熱センサーの設置状
態を模式的に示す斜面図である。
【図4】この考案に係る熱センサーの平面図である。
【図5】図4のA−A線に沿っての断面図である。
【符号の説明】
1 電解槽 2 電極板 8 給電ケーブル 11 熱センサー 11b カバー 11c 端子 11d コネクター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽1内に多数並列した電極板2への
    各給電ケーブル8に、良熱伝導性材料で構成した熱セン
    サー11のカバー11bをそれぞれ接触させるととも
    に、上記カバー11bから引き出した熱センサー11の
    左右の端子11cを直列に順次連結し、さらに、この互
    いに連結した端子11cの左右の終端部に設けたコネク
    ター11dを警報装置に連結したことを特徴とする汚泥
    の電解装置における電極板の異常検知装置。
JP1993006572U 1993-01-28 1993-01-28 汚泥の電解装置における電極板の異常検知装置 Expired - Lifetime JP2603347Y2 (ja)

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JPH0660500U JPH0660500U (ja) 1994-08-23
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