JP2602962B2 - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2602962B2
JP2602962B2 JP25241889A JP25241889A JP2602962B2 JP 2602962 B2 JP2602962 B2 JP 2602962B2 JP 25241889 A JP25241889 A JP 25241889A JP 25241889 A JP25241889 A JP 25241889A JP 2602962 B2 JP2602962 B2 JP 2602962B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電気ポットに関する。
(従来の技術) 電気ポットは広く普及している家電品の一つである
が、最近ではマイクロコンピュータを内蔵して種々の機
能を自動化し、その利便性の向上を図った製品が出現し
ている。このような情勢にあって、電気ポットにおける
自動化の一つの究極目標としては、給水開始スイッチの
操作のみによって容器の容量に応じた適量の給水が自動
的に行なわれることであると考えられる。
しかしながら、現状では、電動ポンプを内蔵して、そ
の動作時間あるいは貯水槽内の水量変化によって利用者
に指示された水量の給水を自動的に行なう程度のもので
あり、利用者が予め容器の容量に応じて給水量を指示す
る必要がある。
(発明が解決しようとする課題) このように、電気ポットにおいて、容器の容量応じた
適量の給水が自動的に行なえるものが自動化の一つの究
極目標のものとして出現が切望されていた。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とし
ては、容器の容量が未知であってもその容器に応じた適
量の液体供給を自動化した電気ポットを提供することに
ある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、所定信号を受
けて貯水槽内の液体を自動排出する排出手段と、液体の
排水口下部に配置された容器の高さを検出する高さ検出
手段と、容器に供給された液体の液位を検出する液位検
出手段と、高さ検出手段で検出された容器の高さと液位
検出手段で検出された液位との差に基づいて前記排出手
段の駆動を制御する制御手段とを有することを要旨とす
る。
(作用) 本発明に係る電気ポットにあっては、液体供給される
容器の高さを検出する高さ検出手段およびこの容器に供
給された液体の液位を検出する液位検出手段を有し、検
出された容器の高さと液位との差に基づいて貯水槽内の
液体を自動排出する排出手段の駆動を制御するものであ
る。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る電気ポットの断面構
成図を示す図である。同図において、1は本体ケース3
内に収納されている貯水槽で、そこに貯えられた水等は
その底部から電動ポンプ5によって排水管7を介して外
部に排出される。電動ポンプ5の駆動は、スタートスイ
ッチ9の操作を受けて例えばマイクロコンピュータで構
成される電気ポット全体の動作を制御する制御回路11に
よって制御される。なお、貯水槽1の底部には制御回路
11によって制御される加熱ヒータ13が配備されている。
一方、第1図において、15は給水のために排水管7の
先端である出水口17の下部に配置された容器19の高さを
検出する高さ検出部であり、また21は容器19内の液体の
液位を検出する液位センサである。第2図はこの高さ検
出部15および液位センサ21の構成および周辺回路ブロッ
ク図を示すものであり、第2図のも踏まえて説明する
と、高さ検出部15は、配置された容器19の頂面に当接さ
せる突起23と、この突起23の上下動に応じてその抵抗値
が変化する可変抵抗器25とを有し、容器19の高さに相当
する抵抗値は制御回路11に出力される。液位センサ21
は、例えば超音波の発信器および受信器よりなり、超音
波の容器19内部への発振から容器19内の液体面による反
射成分の受信までの時間に基づいて容器19内の液体の液
位を検出するものである。なお、発信から受信までの時
間に基づく液位は、制御回路11が超音波センサ21との信
号のやりとりを通じて演算する。
次に、本実施例の作用を第3図に示す制御回路11の処
理フローチャートを用いて説明する。
利用者が給水のための容器19を出水口17の下部に配置
して突起23を容器19の頂面に当接操作すると、制御回路
11は、突起23の操作に伴う可変抵抗器25の抵抗値出力か
ら容器19の高を求め、求めた高さに対し例えば8分目の
高さを給水終了液位として算出する(ステップ100,11
0)。
この後、スタートスイッチ9が操作されると、制御回
路11は、電動ポンプ5を駆動させて容器19への給水を開
始させると共に、超音波センサ21を駆動させて容器19内
の液位の監視を開始する(ステップ120〜140)。そし
て、制御回路11は、超音波センサ21からの出力に基づき
容器19内の液位が前記給水終了液位となったことを検知
すると、電動ポンプ5の駆動を停止する(ステップ150,
160,170)。なお、ステップ150において、容器19内の液
位の変化が無くなった場合には、電動ポンプ5、高さ検
出部15、液位センサ21等の故障に伴う湯こぼれ等の異常
発生と判断して電動ポンプ5を直ちに停止する。
したがって、本実施例によれば、容器の高さに応じた
最適な給水終了液位を求め、この液位に達するまで給水
を行なうようにしたので、容器の容量や形状の相違に関
係なく適量の自動給水を行なうことができる。
なお、本実施例では高さ検出部15を突起23および可変
抵抗器25で構成したが、これに限定されるものではな
い。例えば他には、第4図に示す如く、導体31で挾持さ
れた加圧導電ゴム33(第4図(A)参照)を高さ方向に
連続配備することで、容器19の配置による押圧力を受け
た部位がスイッチオンして容器19の高さに応じた電圧値
が得られるような第4図(B)に示す回路パターンを構
成してもよい。この方式によれば、特に突起23を操作す
るといった手間を省略することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、液体供給される
容器の高さを検出する高さ検出手段およびこの容器に供
給された液体の液位を検出する液位検出手段を有し、検
出された容器の高さと液位との差に基づいて貯水槽内の
液体を自動排出する排出手段の駆動を制御するようにし
たので、容器の容量が未知であってもその容量に応じた
適量の液体供給を自動的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図、第2図は当
該一実施例の一部構成の詳細を示す図、第3図は当該一
実施例の処理フローチャート図、第4図は他の実施例を
示す図である。 1……貯水層、3……本体ケース 5……電動ポンプ、7……排水管 9……スタートスイッチ 11……制御回路、13……加熱ヒータ 15……高さ検出部、17……出水口 19……容器、21……液位センサ 23……突起、25……可変抵抗器 31……導体、33……加圧導電ゴム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定信号を受けて貯水槽内の液体を自動排
    出する排出手段と、液体の排水口下部に配置された容器
    の高さを検出する高さ検出手段と、容器に供給された液
    体の液位を検出する液位検出手段と、高さ検出手段で検
    出された容器の高さと液位検出手段で検出された液位と
    の差に基づいて前記排出手段の駆動を制御する制御手段
    とを有することを特徴とする電気ポット。
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