JP2602683B2 - 解凍装置 - Google Patents

解凍装置

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JP2602683B2
JP2602683B2 JP63032394A JP3239488A JP2602683B2 JP 2602683 B2 JP2602683 B2 JP 2602683B2 JP 63032394 A JP63032394 A JP 63032394A JP 3239488 A JP3239488 A JP 3239488A JP 2602683 B2 JP2602683 B2 JP 2602683B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品,飲料,医薬品,微生物,その他各種の
凍結体を解凍する解凍装置に係り、詳しくは凍結体を解
凍すると共に解凍室内の空気を浄化して凍結体の鮮度を
維持することができる解凍装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置として特公昭61−9027号の解凍方
法に記載された解凍装置がある。
この装置は空気を一定温度に調温すると共に水蒸気で
飽和させる気体調温装置と、その気体調温装置と連通す
ると共に解凍室と連通し過剰の水分を除去する除滴装置
とからなり、低温で飽和水蒸気を含んだ空気を凍結体に
接触させ、凍結体を解凍するものである。また、解凍室
から空気を気体調温装置,除滴装置を介して解凍室へ循
環する効率の良い密閉系にしている。
前記気体調温装置は液体噴霧装置を設けたサイクロン
で、サイクロン内に噴霧する水の温度を調節し、気−液
熱交換を行って空気の温度を調節すると共に空気を水蒸
気で飽和させている。また、除滴装置はサイクロンで、
サイクロンの分離作用により気体調温装置からの空気中
の過剰の水分を除去している。
上記装置は飽和水蒸気を含んだ空気を凍結体に接触さ
せるため、その空気中に含まれる臭気や菌及び塵を除去
する必要がある。そのために液体噴霧装置を設けたサイ
クロンで、臭気や菌及び塵の分子に水滴を衝突させ両者
を結合し、遠心力の作用で分離して空気の浄化を行って
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の技術では次のような問題点がある。
1)上記装置は臭気の分子と水滴とを結合させるのであ
るが、これは塵等の粒子に吸着した臭気の分子と水滴と
の結合であり、あるいは水滴に溶解する臭気の分子であ
って、臭気の分子を分解するのではない。よって水溶性
であるアンモニア以外の臭気の脱臭は不可能であり、脱
臭能力はかなり低い。
2)また、菌も塵等の粒子に吸着した菌と水滴との結合
であり、菌を殺菌するのではない。また、特に低温菌の
繁殖を抑制できない。よって殺菌能力も低い。
以上のように脱臭能力及び殺菌能力が低いので、その
ような飽和水蒸気を含んだ空気を凍結体に接触させる
と、凍結体が変色するおそれもあるし、衛生上好ましく
なく、凍結体の鮮度を維持することができなかった。さ
らに、臭気の分子や菌と結合した水滴から臭気や菌の繁
殖がおこって2次汚染となっていた。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、凍結体
に接触させる飽和水蒸気を含む空気の脱臭,殺菌をおこ
なって、解凍室内の空気を浄化し、解凍体の鮮度を維持
することができる解凍装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するために次のように構成し
た。
解凍室からの空気とオゾンガスを受入れるサイクロン
と、該サイクロンと連通し水温調節器からの水を噴霧す
るサイクロンスクラバーと、該サイクロンスクラバーと
連通すると共に前記解凍室と連通する気液分離調節器と
からなることを特徴とする解凍装置とした。
〔作用〕
本発明は上記構成により次のように作用する。
サイクロン内に導入された解凍室内の空気はサイクロ
ン内でオゾンガスと接触し、オゾンガスにより空気中の
臭気の分子及び菌が分解,脱臭,殺菌されると共に、サ
イクロンにより空気中の塵が空気と分離されて除塵され
る。サイクロンから導出され、サイクロンスクラバーに
導入された空気はサイクロンスクラバー内で水温調節器
により温度調節された噴霧水の粒子と接触し、その粒子
に空気中の分解された臭気の分子や微細な菌及び微細な
塵等が溶解,吸着され、その粒子にオゾンガスが溶解し
てその粒子を殺菌,脱臭され、その粒子はサイクロンス
クラバーの分離作用により空気と分離されると共に、空
気は噴霧水により加湿及び温度調節されてある温度の飽
和水蒸気を含んだ空気となる。サイクロンスクラバーか
ら導出され、気液分離調節器に導入されたその空気は気
液分離調節器内で大きい水の粒子がその空気と分離さ
れ、小さい水の粒子だけの飽和水蒸気を含んだ空気に調
節されることになり、解凍室に戻されることになる。解
凍室に導入された飽和水蒸気を含んだ空気は解凍室内の
凍結体に接触し凍結体を解凍することになる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面の第1図は本発明の実施例を説明する概略図、第
2図は本発明の実施例に係るサイクロンの正面断面図、
第3図は本発明の実施例に係るサイクロンの平面図、第
4図は第1図における解凍室のIV−IV′線断面図であ
る。
図面の第1図に示すように、解凍装置Aは解凍室B内
からの空気をサイクロンCに送り込むブロアー1と、そ
の空気とオゾンガスを受入れるサイクロンCと、そのサ
イクロンCと連通し水温調節器Dからの水を噴霧するサ
イクロンスクラバーEと、そのサイクロンスクラバーE
と連通すると共に解凍室Bと連通する気液分離調節器F
と、オゾンガスをサイクロンCに供給するオゾン発生器
Gとからなる。また、サイクロンスクラバーE及び水温
調節器Dを2基使用したので、サイクロンスクラバーE
は第1サイクロンスクラバーE1と第2サイクロンスクラ
バーE2からなり、水温調節器Dは第1水温調節器D1と第
2水温調節器D2からなる。
前記ブロアー1は解凍室Bと配管1aで連結し、配管1b
を介してサイクロンCの導入管3と連結している。ま
た、ブロアー1にはリングブロアーや定量的に空気を移
送できるルーツブロアーを用いるのがよい。
前記サイクロンCは第1図,第2図及び第3図に示す
ように、気体と塵等の固体や水等の液体の粒子を分離す
る球形状の本体2と、本体2内へ粒子を含む気体を導入
する導入管3と、本体2内で粒子と分離された気体を本
体2外へ導出する導出管4と、本体2内で気体と分離さ
れた粒子を本体2外へ排出する排出管5とからなる。
前記本体2は、中央部から半割した2分割構造で、半
球形状の上部2aと半球形状の下部2bとからなり、上部2a
の開口端部と下部2bの開口端部を取付け、リング状のパ
ッキン6と断面略コ字形のリングバンド7で上部2aと下
部2bを固定している。
前記導入管3は本体2の上部2aの外周面に設けてお
り、導出管3は本体2の上部2aの頂上部から本体2の中
心方向内部に延出するように設けている。また、排出管
5は本体2の下部2bの底部に設けており、その下方にバ
ルブ8を備え、バルブ8は図示しない塵等の収容器と配
管9で連結している。
このサイクロンCは次のように作動及び作用する。
ブロアー等により導入管3から本体2内に導入された
粒子を含む気体は、本体2内の内壁に添って渦巻状に旋
回しながら下降する渦巻螺旋流となり、この間に粒子に
遠心力が働いて粒子は本体2の壁方向に移動し気流から
分離されることになる。この分離された粒子は排出管5
からバルブ8を介して本体2外に排出される。前記渦巻
螺旋流は上方から下方の中央部に行くにしたがって渦巻
が大きくなり、流速は低下していく。また、中央部から
下方に行くにしたがって渦巻の径が小さくなり流速は上
昇し、中心に上昇気流が発生して導出管4から本体2外
へ導出されることになる。
前記のような渦巻螺旋流が本体2の形状により発生す
るので、本体2の圧力損失が小さく、また、上方と下方
とで速い流速が得られるので、上方で分離できなかった
粒子を下方でも分離することができ、そして2度の分離
能力があるので気体中に多数の粒子を含んでいても分離
が可能となり、円筒形のサイクロンを用いるより良好で
ある。
前記サイクロンCの導出管4は配管10を介して第1サ
イクロンスクラバーE1の導入管12と連結している。
前記第1サイクロンスクラバーE1は前記したサイクロ
ンCに水を噴霧する噴霧器H1を備えたもので、本体11,
導入管12,導出管13,排出管14,噴霧器H1とからなる。
前記噴霧器H1は本体11内の中心に微細な水の粒子を噴
霧する噴霧ノズル15と、噴霧ノズル15に水を供給するポ
ンプ16と、水を収容したタンク17とからなる。そのポン
プ16と噴霧ノズル15は配管18で連結し、ポンプ16とタン
ク17は配管19で連結しており、タンク17は排出管14の下
方に設けたバルブ20と配管21を介して連結して、噴霧さ
れた水が循環するようになっている。また、バルブ20は
流量が調節できるニードル弁を用いるのがよく、噴霧さ
れた水が本体11の底部に少量溜るように調節するのがよ
い。そして、タンク17は底部がテーパー状に形成してお
り、水中の塵等が底部に溜ると底部下方に設けた自動弁
17aが開放して水中の塵等をタンク17外に排出すると共
に、自動弁17bが開放してタンク17内に水を補給するよ
うになっている。
この第1サイクロンスクラバーE1は本体11内に噴霧さ
れた水の粒子が本体11内の気流中の粒子に衝突し、その
粒子が径を増大させ、気流との分離を容易にすることが
できると共に、本体11内の気体を加湿して飽和水蒸気を
含む気体とすることができる。
前記第1水温調節器D1は第1サイクロンスクラバーE1
の本体11内に噴霧される水の温度を調節するもので、噴
霧器H1のタンク17の外周壁に配管22を巻装し、冷却器2
3,加熱器24と配管25及び配管26で連結し、冷却器23,加
熱器24からの冷却媒体,加熱媒体によりタンク17を冷
却,加熱してタンク17内の水の温度を調節する。この温
度を調節した水を噴霧することにより、本体11内の気体
は気−液熱交換で温度調節されることになる。
前記第1サイクロンスクラバーE1の導出管13は配管27
を介して第2サイクロンスクラバーE2の導入管29と連結
している。
前記第2サイクロンスクラバーE2は前記した第1サイ
クロンスクラバーE1と同様のもので、本体28,導入管29,
導出管30,排出管31,噴霧器H2とからなる。
前記噴霧器H2は前記した噴霧器H1と同様のもので、噴
霧ノズル32,ポンプ33,タンク34とからなる。このポンプ
33と噴霧ノズル32は配管35で連結し、ポンプ33とタンク
34は配管36で連結しており、タンク34は排出管31の下方
に設けたバルブ37と配管38を介して連結している。ま
た、タンク34にはタンク17と同様に自動弁34a及び自動
弁34bを設けている。
前記第2水温調節器D2は前記した第1水温調節器D1
同様のもので、タンク34の外周壁に巻装した配管39と冷
却器40,加熱器41を配管42及び配管43で連結している。
前記第2サイクロンスクラバーE2の導出管30は配管44
を介して気液分離調節器Fの導入管46と連結している。
前記気液分離調節器Fは前記したサイクロンCに冷却
装置Iを備えたもので、本体45,導入管46,導出管47,排
出管48,冷却装置Iとかちなる。
前記冷却装置Iは本体45の外周壁に配管49を巻装し、
冷却器50と配管51及び配管52で連結し、冷却器50からの
冷媒により本体45を冷却する。
前記排出管48の下方にはバルブ53を設けており、バル
ブ53は図示しない水等の収容器と配管54で連結してい
る。
この気液分離調節器Fはサイクロンの分離作用と冷却
の結露作用により気体と液体を分離するもので、本体45
内の気体中に含まれた水の粒子のうち、径の大きい水の
粒子を気体中から分離することになる。
前記気液分離調節器Fの導出管47は配管55を介して解
凍室Bと連結している。
前記配管55の途中には加熱装置J及び送気用ブロアー
56を設けている。
前記加熱装置Jは配管55の外周壁に配管57を巻装し、
加熱器58と配管59及び配管60で連結し、加熱器58からの
加熱媒体により配管55を加熱して配管55内を通過する気
体を加熱する。この加熱装置Jは解凍装置Aが循環密閉
系であり、解凍室B内で解凍する凍結体の温度が特に低
い場合、水温調節器Dでは飽和水蒸気を含む気体の温度
を所望の温度に調節できないことがあるので用いたもの
である。
前記送気用ブロアー56は解凍室Bに飽和水蒸気を含む
気体を所望の流速で送るものである。
前記オゾン発生器Gはオゾンガスを発生させる装置で
あり、無声放電等により空気をオゾンガスに変換する。
オゾンガスに変換する空気によってはNOXが発生するの
で、変換する空気は−60℃の乾燥空気がよい。このため
ヒートレスエアドライヤー61と空気の取入口62を備えた
フィルター63を用いる。このヒートレスエアドライヤー
61は湿気に対して強力な親和性を持った乾燥剤を固く充
填した双子筒からなるものである。
前記フィルター63とヒートレスエアドライヤー61は配
管64で連結し、ヒートレスエアドライヤー61とオゾン発
生器Gは配管65で連結し、オゾン発生器Gとサイクロン
Cは配管66で連結している。このオゾンガスに変換する
空気は外気を用いており、外気はフィルター63により除
塵され、ヒートレスエアドライヤー61に送られる。ヒー
トレスエアドライヤー61に送られた空気はヒートレスエ
アドライヤー61で−60℃の乾燥空気にされ、オゾン発生
器Gに送られる。オゾン発生器Gに送られた乾燥空気は
オゾン発生器Gでオゾンガスとなり、サイクロンCに送
られることになる。また、外気(一般空気)の代わりに
酸素を原料に使用した場合、オゾンガスの発生量は倍加
し、NOXも発生せず効果的であり、ヒートレスエアドラ
イヤー61が不用となる。
前記解凍室Bは第1図及び第4図に示すように、室67
内の底部に略H形状の配管68を配置している。この配管
68は中央の配管68aと両側の配管68b,68cとからなり、配
管68b,68cの各端部は室67内の底部の各コーナーに位置
し、垂直方向に延出する配管(中空円筒体)69,70,71,7
2を有している。この配管69,70,71,72には長手方向にス
リット69a,70a,71a,72a,が形成してあり、配管69のスリ
ット69aは配管70の方向へ、配管70のスリット70aは配管
71の方向へ、配管71のスリット71aは配管72の方向へ配
管72のスリット72aは配管69の方向へ、それぞれ向い
る。また、配管69,70,71,72の上方端部にはめくらキヤ
ップが取り付けてある。
このスリット69a,70a,71a,72aから飽和水蒸気を含む
気体が出てくるようになっており、スリット69a,70a,71
a,72a,及び室67の上部中央に接続した配管1aにより飽和
水蒸気を含む気体は室67内を旋回して凍結体Lに均一に
接触するようになっている。また、図中Kは凍結体を乗
せる台である。そして、スリット69a,70a,71a,72aが垂
直方向に形成してあるので、台Kを積層あるいは凍結体
の量を変えても飽和水蒸気を含む気体を解凍体に均一に
接触させることができる。
次に解凍装置Aの作動及び作用を説明する。
解凍室B内の空気はブロア1を介してサイクロンCに
送り込まれる。サイクロンC内に導入された空気はサイ
クロンC内で旋回しながらオゾン発生器Gからのオゾン
ガスと接触し、オゾンガスにより空気中の臭気の分子及
び菌が分解,脱臭,殺菌されると共に、サイクロンCに
より空気中の塵等の粒子が気流から分離され、空気と分
離されて除塵される。
サイクロンCから導出された空気は第1サイクロンス
クラバーE1に導入される。
第1サイクロンスクラバーE1に導入されたその空気は
第1サイクロンスクラバーE1内で旋回しながら第1水温
調節器D1により温度調節されると共に、噴霧器H1により
噴霧された水の粒子と接触し、噴霧された水の粒子に空
気中の分解された臭気や分子や微細な菌及び微細な塵等
が溶解,吸着され、その水の粒子のオゾンガスが溶解し
てその粒子を殺菌,脱臭する。その水の粒子は第1サイ
クロンスクラバーE1の分離作用により気流から分離さ
れ、空気と分離される。噴霧された水の粒子の内で空気
中の臭気の分子や菌及び塵等と接触して径の増大した水
の粒子は分離されるが、接触しない径の小さい水の粒子
は空気中に浮遊して空気を加湿することになり、第1水
温調節器D1で温度調節されるので、ある温度の飽和水蒸
気を含む空気となる。
第1サイクロンスクラバーE1から導出された空気は第
2サイクロンスクラバーE2に導入される。
第2サイクロンスクラバーE2に導入されたその空気
は、前記第1サイクロンスクラバーE1と同様に作用する
と共に、空気中の汚れた水の粒子にさらに水の粒子が結
合して水の粒子の径を増大させ、気流からの分離を容易
にする。
第2サイクロンスクラバーE2から導出された空気は気
流分離調節器Fに導入される。
気流分離調節器Fに導入されたその空気は気流分離調
節器F内で旋回しながら冷却され、径の大きい水の粒子
が空気と分離され、径の小さい水の分子だけの飽和水蒸
気を含む空気に調節されることになる。
気流分離調節器Fから導出された空気は、加熱装置J
及びブロアー56を介して解凍室Bに送り込まれる。
解凍室Bに導入された飽和水蒸気を含んだ空気は解凍
室B内の凍結体に接触し凍結体を解凍することになる。
前記解凍室B内の凍結体に接触させる飽和水蒸気を含
んだ空気の温度は、凍結体の表面温度が+(プラス)に
ならない−(マイナス)温度(例えば−0.1℃〜−1
℃)であるように調節する。また、飽和水蒸気を含んだ
空気の流速は大きい方がよく、2.5m/sec以上にするのが
よい。
上記凍結体の表面温度を−(マイナス)温度に維持す
れば凍結体の表面に霜がつき熱伝導率がよくなって凍結
体の中心と表面の温度差を無くし、均一に解凍すること
ができる。
また、解凍室B内の空気を浄化するので、解凍室B内
の冷凍牛肉や冷凍魚等の鮮度を維持することができると
共に食品衛生上きわめてよい。
〔発明の効果〕
本発明は上記構成により次のような効果がある。
オゾンガスにより臭気の分子を分離するのでアンモニ
ア以外の臭気の脱臭もでき、脱臭能力にすぐれている。
また、菌も殺菌でき、特に低温菌の繁殖を抑制できるの
で殺菌能力もすぐれている。
よって空気は浄化されるので、飽和水蒸気を含んだ空
気を凍結体に接触させても、凍結体が変色することもな
く、衛生上好ましく、凍結体の鮮度を維持することがで
きる。さらに臭気の分子や菌と結合した水滴もオゾンガ
スが水滴と溶解して脱臭,殺菌するので2次汚染もなく
なる。
【図面の簡単な説明】 図面の第1図は本発明の実施例を説明する概略図、第2
図は本発明の実施例に係るサイクロンの正面断面図、第
3図は本発明の実施例に係るサイクロンの平面図、第4
図は第1図における解凍室のIV−IV′線断面図である。 A……解凍装置 B……解凍室 C……サイクロン D……水温調節器 D1……第1水温調節器 D2……第2水温調節器 E……サイクロンスクラバー E1……第1サイクロンスクラバー E2……第2サイクロンスクラバー F……気液分離調節器 G……オゾン発生器 H1……噴霧器 H2……噴霧器 I……冷却装置 J……加熱装置 1……ブロアー、1a……配管 1b……配管、2……本体 3……導入管、4……導出管 5……排出管、6……パッキン 7……リングバンド、8……バルブ 9……配管、10……配管 11……本体、12……導入管 13……導出管、14……排出管 15……噴霧ノズル、16……ポンプ 17……タンク、17a……自動弁 17b……自動弁、18……配管 19……配管、20……バルブ 21……配管、22……配管 23……冷却器、24……加熱器 25……配管、26……配管 27……配管、28……本体 29……導入管、30……導出管 31……排出管、32……噴霧ノズル 33……ポンプ、34……タンク 34a……自動弁、34b……自動弁 35……配管、36……配管 37……バルブ、38……配管 39……配管、40……冷却器 41……加熱器、42……配管 43……配管、44……配管 45……本体、46……導入管 47……導出管、48……排出管 49……配管、50……冷却器 51……配管、52……配管 53……バルブ、54……配管 55……配管、57……配管 58……加熱器、59……配管 60……配管 61……ヒートレスエアードライヤー 62……取入口、63……フィルター 64……配管、65……配管 66……配管、67……室 68……配管、68a……配管 68b……配管、68c……配管 69……配管、69a……スリット 70……配管、70a……スリット 71……配管、71a……スリット 72……配管、72a……スリット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解凍室からの空気とオゾンガスを受入れる
    サイクロンと、該サイクロンと連通し水温調節器からの
    水を噴霧するサイクロンスクラバーと、該サイクロンス
    クラバーと連通すると共に前記解凍室と連通する気液分
    離調節器とからなることを特徴とする解凍装置。
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