JP2602666Y2 - 乗員保護システムの作動装置 - Google Patents

乗員保護システムの作動装置

Info

Publication number
JP2602666Y2
JP2602666Y2 JP1993059217U JP5921793U JP2602666Y2 JP 2602666 Y2 JP2602666 Y2 JP 2602666Y2 JP 1993059217 U JP1993059217 U JP 1993059217U JP 5921793 U JP5921793 U JP 5921793U JP 2602666 Y2 JP2602666 Y2 JP 2602666Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
circuit
signal processing
power supply
protection system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993059217U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0723672U (ja
Inventor
勝 竹田
英洋 白石
Original Assignee
オートリブ・ジャパン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オートリブ・ジャパン株式会社 filed Critical オートリブ・ジャパン株式会社
Priority to JP1993059217U priority Critical patent/JP2602666Y2/ja
Publication of JPH0723672U publication Critical patent/JPH0723672U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602666Y2 publication Critical patent/JP2602666Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両衝突時の乗員保護
システムの作動装置に係わり、特に小型・軽量化とコス
トダウンを達成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の乗員保護システムの作動装置の
従来例として図3に示すものがある。図3は従来の乗員
保護システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
まず、構成を説明する。図3において、乗員保護システ
ムの作動装置1は、パワー部3と、電源部4と、信号処
理部5と、加速度センサGSとを有する電気回路2を備
えている。パワー部3は、電気エネルギを供給されて図
示されない乗員保護システムを点火起動するスクイブQ
1〜Q4と、起動信号S1〜S4を入力されて導通する
スイッチ回路(スイッチ手段)7〜10と、パワー抵抗
11〜14とを直列接続した4つの回路が並列に接続さ
れ、この4つの並列回路と、セーフィングセンサSSと
が電源部4に直列に接続されている。Q1、Q2、Q
3、Q4は、それぞれ、運転席用エアバッグ、助手席用
エアバッグ、運転席用プリテンショナー、助手席用プリ
テンショナーのスクイブである。スイッチ回路7〜10
はトランジスタ等で構成される。セーフィングセンサS
Sは、スイッチ回路7〜10より小さい所定加速度で復
帰可能に接点を閉じる(導通する)常時開の衝突センサ
であり、誤爆等を防止するものである。パワー抵抗11
〜14は、スクイブQ1〜Q4が通電時の回路電流を制
御するものであり、スクイブQ1〜Q4の1つが短絡し
ても他のスクイブに電流を流すためのものである。
【0003】パワー部3には、ウォーニングランプWL
の駆動回路15が設けられている。このウォーニングラ
ンプWLは車両内に設置され、この乗員保護システムの
電気回路2の診断の結果、故障がある場合にこれを警告
するものである。また、セーフィングセンサSSと並列
に診断抵抗32が、スイッチ回路7〜10を並列に診断
抵抗R1〜R4及びR5〜R8が接続されている。そし
て、スクイブQ1〜Q4、ウォーニングランプWLはそ
れぞれコネクタピン16〜23、24を用いて各回路に
接続されている。
【0004】電源部4は、図示されない車載バッテリか
ら供給される電圧をインダクタLを用いて昇圧する昇圧
回路26と、昇圧回路26の出力により充電され前記パ
ワー部3に電気エネルギを供給するバックアップコンデ
ンサC1〜C3と、前記信号処理部5や診断回路31等
に5V定電圧を供給する5V定電圧回路28と、この5
V定電圧回路28に供給する入力電圧を車載バッテリ又
は昇圧回路26いずれかからのものに切り替える電圧切
換回路27とから構成される。なお、電源部4は車載バ
ッテリとコネクタピン25を介して接続されている。
【0005】信号処理部5は、前記加速度センサGSか
らの入力に基づき衝突を判断しスイッチ回路7〜10に
起動信号S1〜S4を出力する衝突判断回路30と、電
気回路2の所定箇所及びウォーニングランプ駆動回路1
5に接続され該回路2の断線有無の診断等を行う診断回
路31とから構成される。
【0006】この電気回路2は図示されない多くの電子
部品で構成されている。そして、そのうち、信号処理部
5はCPUを含み集積度が高いが、他のパワー部3、電
源部4はディスクリート部品が多く使用され、集積度が
低い。
【0007】つぎに、この作動装置1の作動を説明す
る。すなわち、衝突時には、加速度センサGSからの入
力信号に基づき衝突判断回路30が“衝突”と判断する
と、起動信号S1〜S4が出力され、スイッチ回路7〜
10が導通するとともに、セーフィングセンサSSも衝
突を検知して接点を閉じる。これにより、バックアップ
コンデンサC1〜C3に蓄積された電気エネルギがスク
イブQ1〜Q4に供給され、このスクイブQ1〜Q4の
通電加熱により図示されない着火薬が発火してエアバッ
グ、プリテンショナーが起動される。
【0008】また、通常時には、信号線36、診断抵抗
32、R1〜R4、R5〜R8を通じて微弱電流が流
れ、診断回路31に電気回路2の所定箇所の電圧信号V
1〜V9が入力され、断線、短絡の有無等がチェックさ
れる。そして、異常があると診断回路31から警告信号
がウォーニングランプ駆動回路15に出力され、ウォー
ニングランプWLが点灯する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述の乗員
保護システムの作動装置は、自動車内の限られたスペー
スに設置されるため小型・軽量化が要求される。特に、
乗員保護システムは従来運転席用のエアバッグの設置の
みが考慮されていたのが、助手席用エアバッグ、さらに
は上述のように運転席及び助手席用のプリテンショナー
の設置まで考慮されるようになったため、その分作動装
置に大きくなり、より一層小型・軽量化が要望されるこ
ととなった。同時に、作動装置に要求される機能も多く
なり、必然的に部品点数も増え、コストアップ要因とな
っていたが、乗員保護の観点からエアバッグ、プリテン
ショナーを普及させるためには、大幅なコストダウンが
要望されている。
【0010】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、小型・軽量化され、且つ安価な乗員保護システム
の作動装置を提供することにある。
【0011】上記課題を解決するために、本考案におけ
る乗員保護システムの作動装置は、パワー部と、電源部
と、信号処理部と、加速度センサとを有する電気回路を
備え、 パワー部は、電気エネルギを供給されて乗員保護
システムを点火起動するスクイブと起動信号を入力され
て導通するスイッチ手段とを直列接続してなる1又は2
以上の並列回路と、スイッチ手段より小さい所定加速度
で復帰可能に導通する常時開のセーフィングセンサとを
電源部に直列に接続してなり、少なくともスイッチ手段
を含む部分が該部分の回路に合わせて作成された専用の
パワーICを用いて構成され、 電源部は、車載バッテリ
から供給される電圧をインダクタを用いて昇圧する昇圧
回路と、昇圧回路の出力により充電されパワー部に電気
エネルギを供給するバックアップコンデンサとを備えて
なり、少なくもインダクタ及びバックアップコンデンサ
を除く部分が該部分の回路に合わせて作成された専用の
電源ICを用いて構成され、 信号処理部は、加速度セン
サからの入力に基づき衝突を判断しパワー部に起動信号
を出力し、ほぼ全体が該信号処理部の回路に合わせて作
成された専用の信号処理ICを用いて構成され、 スクイ
ブの両端を電気回路に接続する第1コネクタと、車載バ
ッテリを昇圧回路に接続する第2コネクタとを備え、
形状の配線基板上に、対向する2辺の一方に第1及び第
2コネクタを、他方にセーフィングセンサをそれぞれ各
辺に沿って配置するとともに、他の対向する2辺の一方
に加速度センサを、他方にバックアップコンデンサをそ
れぞれ各辺に沿って配置し、これら部品により形成され
る中央空間にパワーIC、信号処理IC、電源ICを配
置してなるものである。
【0012】又、本考案における乗員保護システムの作
動装置では、中央空間に第1及び第2コネクタからセー
フィングセンサの方へパワーIC、信号処理IC、電源
IC の順で配置されるとともに、電源ICの近傍にイン
ダクタが配置されてなるものである。
【0013】
【作用】作動装置の電気回路のパワー部、電源部、信号
処理部とは、一部又はほぼ全部をその回路に合わせて作
成された専用IC(セミカスタムIC又はフルカスタム
IC)を用いて構成されるので、回路に合わせて過不足
なくIC化することができ、その分、より回路の集積度
が高められ、小型化・軽量化され、且つ量産化が可能と
なり、大幅なコストダウンが図れる。又、配線基板上
に、対向する2辺それぞれに沿って第1及び第2コネク
タとセーフィングセンサとを、他の対向する2辺それぞ
れに沿って加速度センサとバックアップコンデンサとを
配置するとともに、各部材により形成される中央空間に
各専用ICを配置したので、組み立て工程において、強
度の小さい各専用IC等を、周りの強度の大きい各部材
によって損傷から保護することがきる。更に、中央空間
内での各専用ICの配置を考慮すると、セーフィングセ
ンサ及び電源IC等の信号レベルの大きいものと、加速
度センサ、信号処理IC及びインダクタ等の信号レベル
に小さいものとを、相互に離して配置できる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本考案の乗員保護システムの作動
装置の機能ブロック図、図2は部品配置図である。な
お、図1及び図2において図3と同様の作用を有する部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】図1において、図3と異なる点は、作動装
置41の電気回路2のパワー部3及び電源部4の一部
と、信号処理部5のほぼ全体とが、その回路に合わせて
製作された専用ICであるパワーASIC43、電源A
SIC42、信号処理ASIC45をそれぞれ用いて構
成され、また、スクイブQ1〜Q4の両端、ウォーニン
グランプWL端をパワー部3に接続するコネクタピン1
6〜23、24と、車載 バッテリ(図示省略)を昇圧回
路26に接続するコネクタピン25とが、第1コネク
タ、第2コネクタとして1つのコネクタ29にまとめら
れている点である。上記各ASIC43、42、45
カスタムICであり、セミカスタムIC及びフルカスタ
ムICのいずれを用いてもよい。カスタムICを用いる
と、汎用ICを用いる場合に比べて、その用途(回路)
に合わせて過不足ないものを作成することができる分、
小型・軽量化することが可能である。
【0016】パワー部3のうち、コネクタ29及びセー
フィングセンサSSは構造上、パワー抵抗11〜14は
発熱によりいずれもASIC化が困難なため、パワーA
SIC43に含まれていない。また、診断抵抗R1〜R
8、R32はスクイブQ1〜Q4等の仕様に合わせる必
要があり、またそれほど実装面積を要しないのでパワー
ASIC43に含まれていない。しかし、図示されない
部品も含めてその他の大部分はパワーASIC43に含
まれている。すなわち、パワー部3は少なくともスイッ
チ回路7〜10を含んだ部分をパワーASIC43で構
成し、このパワーASIC43が各スイッチ回路7〜1
0に合わせて作成されている。なお、スイッチ回路7〜
10はスイッチ機能の他に電流制限機能を持たせること
が可能であり、この場合にはパワー抵抗11〜14は不
要である。
【0017】電源部4は、バックアップコンデンサC1
〜C3、インダクタL、図示されないパスコン等が容量
上の理由等によりASIC化が困難なため、電源ASI
C42に含まれていない。しかし、図示されない部分も
含めてその他の大部分は電源ASIC42に含まれてい
る。すなわち、電源部4は、少なくともバックアップコ
ンデンサC1〜C3及びインダクタL等を除く部分(昇
圧回路26の一部、電圧切換回路27、5V定電圧回路
28等の部分)を電源ASIC42で構成し、この電源
ASIC42が昇圧回路26の一部、電圧切換回路2
7、5V定電圧回路28に合わせて作成されている
【0018】信号処理部5は、図示されないパスコン等
を除き、ほぼ全体が信号処理ASIC45に含まれ構成
され、この信号処理ASIC45が衝突診断回路30や
診断 回路31に合わせて作成されている。
【0019】加速度センサGSは、温度補償、特性補
償、及び増幅等の回路を必要とするが本実施例ではこ
れらを含めたものを使用している。なお、これらを別回
路とした加速度センサを用いる場合は、その別回路部分
をASIC化することができる。
【0020】このように、電気回路2の各部3〜5を可
能な限りASIC化することにより、最大限の小型化メ
リットが得られる。例えば、図3の従来の作動装置が縦
150mm×横120mm×高さ60mmと弁当箱サイ
ズであったのが、本実施例では縦90mm×横60mm
×高さ30mmと名刺箱サイズとなり、平面積で約1/
3、体積で約1/7、重量で約1/4と劇的に小型化さ
れ、且つコストも約1/4に低減可能となった。また、
電気回路2の各部3〜5の機能の相違により、現時点で
ASIC化できる範囲、集積の程度が異なる。従って、
本実施例のように、各部毎にASIC化し、その範囲内
で可能な限り集積度を高めた方が全体の集積度を高める
上で有利である。
【0021】つぎに、部品配置を図2に基づき説明す
る。図2において、矩形状のプリント配線基板32上
に、その対向する2辺の一方(図面右辺)にコネクタ2
(第1コネクタ及び第2コネクタ)が、他方(図面
)にセーフィングセンサSSがそれぞれ各辺に沿って
配置されるとともに、他の対向する2辺の一方(図面下
辺)に加速度センサGSが、他方(図面上辺)にバック
アップコンデンサC1〜C3がそれぞれ各辺に沿って配
置され、これら部品29、SS、GS、C1〜C3によ
り形成される中央空間にコネクタ29からセーフティン
グセンサSSの方へ順にパワーASIC43、信号処理
ASIC45、電源ASIC42が配置されるととも
に、該電源ASIC42の近傍(電源ASIC42と信
号処理ASIC45の間)にインダクタLが配置されて
いる。
【0022】コネクタ29は相手方コネクタ脱着の必要
性から外側に配置する必要があり、また、パワーASI
C43、信号処理ASIC45、及び電源ASIC42
は損傷を防止する必要がある。一方、コネクタ29、加
速度センサG2、セーフィングセンサSS、バックアッ
プコンデンサC1〜C3は強度が大きい。従って、図示
するように、このコネクタ29等強度の大きい部品を外
側に、各ASIC42、43、45を内側に配置するこ
とによい、コネクタ29の機能を担保しつつ各ASIC
42、43、45を、組み立て工程における損傷等から
保護することができる。また、電源ASIC42(昇圧
回路26に発振器を有する)及びセーフィングセンサS
Sは信号レベルが大きく、一方、信号処理ASIC45
及び加速度センサGSは信号レベルが低いため、図示す
るように信号レベル毎にそれぞれをまとめ、これらを互
いに離して配置するのが好ましく、これによってノイズ
を防止することができる。また、パワーASIC43
は、信号の流れに沿って信号処理ASIC45とコネク
タ29との間に配置するのが配線距離を短くできて合理
的であり、インダクタLは、強度が小さいことから電源
ASIC42と信号処理ASIC45の間に配置するの
が、損傷防止及びスペース節約の上で合理的である。
【0023】
【考案の効果】本考案の乗員保護システムの作動装置
、パワー部、電源部、信号処理部とは、一部又はほぼ
全部をその回路に合わせて作成された専用IC(セミカ
スタムIC又はフルカスタムIC)を用いて構成される
ので、回路に合わせて過不足なくIC化することがで
き、その分、より回路の集積度が高められ、小型化・軽
量化され、且つ量産化が可能となる。また、これによっ
て、同時に、部品点数の減少および量産可能となり、大
幅なコスト低減および信頼性の向上が可能である。
【0024】配線基板上に、対向する2辺それぞれに沿
って第1及び第2コネクタとセーフィングセンサとを、
他の対向する2辺それぞれに沿って加速度センサとバッ
クアップコンデンサとを配置するとともに、これら各部
材により形成される中央空間に各専用ICを配置するの
で、配線基板上のスペースを有効利用でき、小型化を図
れ、且つ組み立て工程において、強度の小さい各専用I
Cを周りの強度の大き い部材にて損傷から保護でき、作
動装置全体の信頼性の向上を図れる。 特に、中央空間で
の、各専用ICとインダクタとの配置を考慮すると、セ
ーフィングセンサ及び電源IC等の信号レベルの大きい
ものと、加速度センサ、信号処理IC及びインダクタン
ス等の信号レベルの小さいものとを、相互に離した状態
で配置でき、これらのノイズを防止ししつつ作動装置全
体の信頼性を更に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乗員保護システムの作動装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】本考案の乗員保護システムの作動装置の部品配
置図である。
【図3】従来の乗員保護システムの作動装置の機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
C1 バックアップコンデンサ C2 バックアップコンデンサ C3 バックアップコンデンサ GS 加速度センサ L インダクタ Q1 スクイブ Q2 スクイブ Q3 スクイブ Q4 スクイブ S1 起動信号 S2 起動信号 S3 起動信号 S4 起動信号 SS セーフィングセンサ 2 電気回路 3 パワー部 4 電源部 5 信号処理部 7 スイッチ回路(スイッチ手段) 8 スイッチ回路(スイッチ手段) 9 スイッチ回路(スイッチ手段) 10 スイッチ回路(スイッチ手段) 26 昇圧回路 29 コネクタ(第1及び第2コネクタ) 30 衝突判断回路 31 診断回路 32 プリント配線基板(配線基板) 41 作動装置 42 電源ASIC(専用IC) 43 パワーASIC(専用IC) 45 信号処理ASIC(専用IC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/32 B60R 21/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突による衝撃から乗員を護る乗員
    保護システムの作動装置(41)であって、 パワー部(3)と、電源部(4)と、信号処理部(5)
    と、加速度センサ(GS)とを有する電気回路(2)を
    備え、 前記パワー部(3)は、電気エネルギを供給されて前記
    乗員保護システムを点火起動するスクイブ(Q1〜Q
    4)と起動信号を入力されて導通するスイッチ手段(7
    〜10)とを直列接続してなる1又は2以上の並列回路
    と、前記スイッチ手段(7〜10)より小さい所定加速
    度で復帰可能に導通する常時開のセーフィングセンサ
    (SS)とを前記電源部(4)に直列に接続してなり、
    少なくとも前記スイッチ手段(7〜10)を含む部分が
    該部分の回路に合わせて作成された専用のパワーIC
    (43)を用いて構成され、 前記電源部(4)は、車載バッテリから供給される電圧
    をインダクタ(L)を用いて昇圧する昇圧回路(26)
    と、該昇圧回路(26)の出力により充電され前記パワ
    ー部(3)に電気エネルギを供給するバックアップコン
    デンサ(C1〜C3)とを備えてなり、少なくも前記イ
    ンダクタ(L)及び前記バックアップコンデンサ(C1
    〜C3)を除く部分が該部分の回路に合わせて作成され
    た専用の電源IC(42)を用いて構成され、 前記信号処理部(5)は、前記加速度センサ(GS)か
    らの入力に基づき衝突を判断し前記パワー部(3)に起
    動信号を出力し、ほぼ全体が該信号処理部の回路に合わ
    せて作成された専用の信号処理IC(45)を用いて構
    成され、 前記スクイブ(Q1〜Q4)の両端を前記電気回路
    (2)に接続する第1コネクタと、前記車載バッテリを
    前記昇圧回路(26)に接続する第2コネクタとを備
    え、 矩形状の配線基板(32)上に、対向する2辺の一方に
    前記第1及び第2コネクタ(29)を、他方に前記セー
    フィングセンサ(SS)をそれぞれ各辺に沿って配置す
    るとともに、他の対向する2辺の一方に前記加速度セン
    サ(GS)を、 他方に前記バックアップコンデンサ(C
    1〜C3)をそれぞれ各辺に沿って配置し、これら部品
    (29、SS、GS、C1〜C3)により形成される中
    央空間に前記パワーIC(43)、前記信号処理IC
    (45)、前記電源IC(42)を配置してなる、 ことを特徴とする乗員保護システムの作動装置。
  2. 【請求項2】 前記パワーIC(43)、前記信号処理
    IC(45)、前記電源IC(42)は、前記中央空間
    に第1及び第2コネクタ(29)からセーフィングセン
    サ(SS)の方へパワーIC(43)、信号処理IC
    (45)、電源IC(42)の順で配置されるととも
    に、該電源IC(42)の近傍に前記インダクタ(L)
    が配置されてなることを特徴とする請求項1に記載の乗
    員保護システムの作動装置。
JP1993059217U 1993-10-05 1993-10-05 乗員保護システムの作動装置 Expired - Lifetime JP2602666Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059217U JP2602666Y2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 乗員保護システムの作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059217U JP2602666Y2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 乗員保護システムの作動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0723672U JPH0723672U (ja) 1995-05-02
JP2602666Y2 true JP2602666Y2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=13107002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993059217U Expired - Lifetime JP2602666Y2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 乗員保護システムの作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602666Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2396942A (en) * 2002-12-31 2004-07-07 Autoliv Dev Impact detector with varying stiffness
CN102105335B (zh) 2008-07-28 2013-07-24 Trw汽车美国有限责任公司 用于封装碰撞传感器的方法和设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0723672U (ja) 1995-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7364190B2 (en) Igniter for air bag system
JPS5823263B2 (ja) エアバツグ装置の起動装置
JPS6157219B2 (ja)
JPH04353053A (ja) エアバッグトリガシステム
JPH1044919A (ja) 自動車用エアバッグ・システム
US7161790B2 (en) Ignition device for bus connection
US6209910B1 (en) Ignition control system for a passive safety device
JP2602666Y2 (ja) 乗員保護システムの作動装置
US6037674A (en) Circuit and method of current limiting a half-bridge driver
US20060012941A1 (en) Method for operating an electronic module supplied with electrical energy by an operating voltage source
JP3582822B2 (ja) 車両用乗員保護装置及びその制御方法
US5697639A (en) Airbag module
JP3679876B2 (ja) エアバッグ装置
US7466532B2 (en) Ignition circuit for squib
JP2694651B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP2515080Y2 (ja) 車用エアバッグ安全装置
JP2542726Y2 (ja) エアバッグ装置
JP3001872U (ja) 乗員保護装置
WO2024063156A1 (ja) スクイブ発火回路
JPH0732967A (ja) エアバッグシステム
JPH0454047Y2 (ja)
JPH07257314A (ja) 点火装置駆動回路の診断回路
JP3054891U (ja) エアバックキャンセル用ジャンパー部材
JP2512906Y2 (ja) 車用エアバッグ安全装置
JPH1035407A (ja) サイドエアバッグ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term