JP2602449B2 - 難燃性ポリエステル組成物及びその製造方法 - Google Patents

難燃性ポリエステル組成物及びその製造方法

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ドムコ ジョーン
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アクゾ・ナームローゼ・フェンノートシャップ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/53Phosphorus bound to oxygen bound to oxygen and to carbon only
    • C08K5/5317Phosphonic compounds, e.g. R—P(:O)(OR')2
    • C08K5/5333Esters of phosphonic acids

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な難燃性プラスチック組成物に関する。
また、本発明は難燃性組成物を作る新規な方法に関す
る。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題 一般に、ポリマー類は可燃性の部類に属している。ポ
リマー類を難燃性にするために、それらへ組込むための
物質について数多くの研究がなされている。
従来、ポリマーを難燃性にするために、リン及びハロ
ゲンを含む多数の化合物が挙げられている。しかしなが
ら、一般に、これらの物質の使用に伴う問題がある。難
燃剤の練込みを困難にする原因の1つは熱混練ポリマー
組成物の最近の製造方法に関係している。熱混練技術に
おいて、ポリマーは加熱スクリュー機で、典型的には21
0℃より高い温度で、しばしば390℃程度の高温で押し出
される。これらの高温条件の下では、熱硬化性及び熱可
塑性物質は共に加工可能となり、そして難燃剤のような
添加剤を均一に混入させることができるようになる。不
都合なことに、難燃剤はしばしば、加工されるポリマー
へ望ましくない臭いや色を与える分解又は副反応に関与
する。他の難燃剤は加工条件下でいくらか揮発性になり
そして加工の間に効果的に保持されていない。
従って、熱安定性であり、特に不揮発性であり、かつ
高温混練技術へ適用できる新しい難燃剤の開発が望まれ
ている。
発明の構成 本発明によれば、改良されたポリマー組成物がその中
にテトラアリールアルキレン−酸素−アルキレンジホス
ホネート難燃剤の難燃有効量を練込むことによって製造
される。また、本発明は改良された難燃性ポリマーを製
造する方法であって、本発明の難燃剤をポリマーに練込
むことを含む方法である。
本発明において難燃剤として使用されるテトラアリー
ルアルキレンジホスホネートはエステル交換/アルブゾ
フ(Arbuzov)転位によって製造することができる。こ
れらの転位反応及びエステル交換は西ドイツ特許第2,16
7,077号に記載されていて、それにおいてはトリフェニ
ルホスフィットを金属ナトリウムの存在においてアルカ
ンジオールと反応させている。
本発明の組成物及び方法において使用される難燃剤は
次の一般式で表わされる。
(式中、Arはアリール基又はアルキルで置換されている
アリール基、又は多アルキル置換されているアリール基
であって、好ましくは6〜30個の炭素原子を有する基で
あり、そしてR及びR′はそれぞれ1〜6個の炭素原子
を有するアルキレン架橋基であって同一又は異なる基で
あることができる) 好ましくは、Arはフェニル、メチルフェニル、ジメチ
ルフェニル、エチルフェニル、イソプロピルフェニル、
又はtert−ブチルフェニルの中から自由に選択できるア
リール基である。所望により、テトラアリールアルキレ
ンジホスホネート分子中のAr基は同一又は異なる基であ
ることができる。
2つのホスホネート基及び鎖中の酵素ヘテロ原子の間
のアルキレン架橋基(R及びR′)は一般式−(CnH2
n)−を有しそして2〜4個の炭素原子であることが好
ましい。それらは同一又は異なる基であることができ
る。
本発明のポリマーの成分にはポリエチレンじ樹脂、例
えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等を含む。
本発明のテトラアリールアルキレンジホスホネートは
組成物中、実質的に単一の難燃剤として使用することが
できる。所望により、テトラアリールアルキレンジホス
ホネートの混合物を使用することができる。
本発明の組成物はテトラアリールアルキレンジホスホ
ネート難燃剤の難燃有効量を含む。このジホスホネート
難燃剤の難燃有効量は、難燃化されたポリマーのサンプ
ルを調整しそして許容できる特性が得られるまで、それ
らを1以上の難燃性テスト(例えばアンダーライターズ
ラボラトリーズ社“UL−94";スタンダード イン デ
バイスセス アンド アプライアンス)にかけることに
よって決定することができる。典型的には、プラスチッ
ク組成物中に約1〜20重量%のテトラアリールアルキレ
ンジホスホネートが許容できる難燃性を与える。
場合により、この発明の難燃剤は他の公知の難燃剤、
特に難燃剤として公知の実用性を有する有機臭素又はリ
ン化合物と組み合わせて使用することができる。しかし
ながら、一般に、本発明の難燃剤の存在から生じている
利点が、所望の難燃性配合物の難燃剤含有量の少くとも
約半分がテトラアリールアルキレンジホスホネートであ
ることから生じているということを必要とする。本発明
の配合物中に含めることができる難燃剤及び煙抑制剤の
例にはデカブロモジフェニルオキシド、ビス(ペンタブ
ロモフェノキシ)エタン、ポリ臭素化ポリスチレン、ビ
ス(テトラブロモフタルイミド)エタン、テトラブロモ
ビスフェノール−A、ヘキサブロモシクロドデカン、ビ
ス(トリブロモフェノキシ)エタン、オクタブロモジフ
ェニルオキシド、酸化モリブデン及びモリブデン酸塩、
酸化亜鉛及び亜鉛塩、酸化マグネシウム及び炭素マグネ
シウム、アンチモン酸化物、及びアルミナ3水和物があ
る。
難燃剤はポリエステルポリマーへ種々な混合技術によ
って練込まれる。1つの技術は、ポリマー及び難燃剤を
粒状にし、これらの物質を混合し、そしてポリマーを溶
融しかつその溶融塊中へ難燃剤を均一に分散させるとこ
ろの熱混練押出し機へそれらを供給するものである。別
法としては、難燃剤は、熱混練押出しの工程中に、例え
ばその混練装置に組込まれている供給口からポリマーに
添加することができる。
本発明の方法は次の実施例において例示的に説明され
る。
実施例1 この実施例はここに使用される難燃添加剤の製造を説
明する。
トリフェニルホスフィット(2158.6g,6.95モル)、2
−ヒドロキシエチルエーテル(368.7g,3.47モル)及び
メチルヨージド触媒(7.0g)を、温度計、マグネチック
スターラー、滴下ロウ斗、エアー及びドライアイスコン
デンサー、及び油熱浴を備えた3000ml三ッ首反応フラス
コへ入れた。この混合物を加熱し、小量のメチルヨージ
ドをさらに添加しながら撹拌した。反応を3価リン分析
(塩化水銀法)によって重量測定的に追跡した。
反応は次のように進行した。
次に、反応混合物をストリップした。
生成物をイソプロパノールから再結晶して、そして得
られた結晶を100℃及び10mmHgで一定重量になるまでス
トリップした。その生成物は(オキシ−ジ−2,1−エタ
ンジイル)ビスホスホン酸テトラフェニルエステルであ
ってケミカルアブストラクト登録番号69981−95−9を
有する融点140.5°〜146℃の白色結晶性固体であった。
実施例2 実施例1からの化合物とポリブチレンテレフタレート
樹脂(VALOX 325、商標)とを種々な量で混合した。こ
の場合、該ポリマー及び化合物をテストチューブに入
れ、すべての成分が溶融するまで加熱油浴中に該チュー
ブを保持しながら加熱し、ガラス棒で撹拌した。
ガラス繊維灯心を備えた内径6mmのポリテトラフルオ
ロエチレンのチューブをポリマーと難燃剤化合物との溶
融混合物中に入れた。
次に、負の圧力をかけてチューブを溶融ポリマー/難
燃剤混合物で満たし、そしてその混合物を冷却した。
次に、そのチューブを長くカットして、ポリマーと難
燃剤とのキャンドルをそれから分離した。
次の極限酸素指数値が得られた。
難燃剤* 酸素指数 0 17.6 1 18.9 2 19.9 3 21.6 *20重量部のポリマー中の重量部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】難燃性ポリエステル組成物において、 式: (式中、Arはアリール、アルキルで置換されているアリ
    ール、又は多アルキル置換されているアリールであり、
    そしてR及びR′はそれぞれ独立に1〜6個の炭素原子
    を有するアルキレン架橋基である)で表わされる難燃剤
    の難燃有効量との混合物としてポリエステルを含むこと
    を特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】前記難燃剤がオキシ−ジ−2,1−エタンジ
    イルビスホスホン酸テトラフェニルエステルである請求
    項第1項の組成物。
  3. 【請求項3】前記ポリマーがポリエチレンテレフタレー
    ト又はポリブチレンテレフタレートである請求項第1項
    又は第2項の組成物。
  4. 【請求項4】前記難燃剤が組成物の約1〜約20重量%の
    量で存在する請求項第1項乃至第3項のいずれか1項の
    組成物。
  5. 【請求項5】基Arがフェニル、ジメチルフェニル、メチ
    ルフェニル、エチルフェニル、イソプロピルフェニル、
    第三級ブチルフェニル、又はそれらの混合物から選ばれ
    る請求項第1項乃至第4項のいずれか1項の組成物。
  6. 【請求項6】アルキレン架橋基が1〜4個の炭素原子を
    有する請求項第1項乃至第5項のいずれか1項の組成
    物。
  7. 【請求項7】式: (式中、Arはアリール、アルキルで置換されているアリ
    ール、又は多アルキル置換されているアリールであり、
    そしてR及びR′はそれぞれ独立に1〜6個の炭素原子
    を有するアルキレン架橋基である)で表わされる難燃剤
    の難燃有効量をポリエステルと共に熱混練することによ
    って難燃性ポリエステルを製造する方法。
  8. 【請求項8】前記難燃剤がオキシ−ジ−2,1−エタンジ
    イルビスホスホン酸テトラフェニルエステルである請求
    項第7項の方法。
  9. 【請求項9】前記熱混練を約210℃〜390℃の範囲の温度
    で行う請求項第8項の方法。
  10. 【請求項10】前記ポリマーがポリブチレンテレフタレ
    ート又はポリエチレンテレフタレートである請求項第7
    項の方法。
JP63181933A 1987-07-23 1988-07-22 難燃性ポリエステル組成物及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2602449B2 (ja)

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US07/076,969 US4910240A (en) 1986-03-14 1987-07-23 Thermally stable diphosphonate-type flame retardant additive for plastics
US76,969 1987-07-23

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JPH01152152A JPH01152152A (ja) 1989-06-14
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EP0300542A1 (en) 1989-01-25
EP0300542B1 (en) 1993-09-29
JPH01152152A (ja) 1989-06-14
DE3884500T2 (de) 1994-03-24
US4910240A (en) 1990-03-20
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