JP2602260Y2 - 整流装置 - Google Patents

整流装置

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JP2602260Y2
JP2602260Y2 JP1993046607U JP4660793U JP2602260Y2 JP 2602260 Y2 JP2602260 Y2 JP 2602260Y2 JP 1993046607 U JP1993046607 U JP 1993046607U JP 4660793 U JP4660793 U JP 4660793U JP 2602260 Y2 JP2602260 Y2 JP 2602260Y2
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邦彦 廣崎
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は整流装置に関する。すな
わち、例えばパッケージ型のエアコン装置の吹出口に用
いられる整流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吹出口の整流装置としては、ハニカムコ
アが用いられることが多い。図4は、このような従来例
の整流装置の要部の斜視図であるが、同図にも示すよう
に、従来の整流装置1に用いられるハニカムコア2、つ
まり中空柱状のセル3の平面的集合体よりなるハニカム
コア2は、各セル壁4が直線板状をなし、各セル3が図
示のように正六角形等の角柱状をなしていた。すなわ
ち、整流装置1に用いられるハニカムコア2としては、
従来、一般的なセル3形状のものが採用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、このハニカムコア2を用いた整流装置1は、吹出口
がフラットな平面の場合には全く問題がないが、吹出口
がアールを備えたり略半球状等をなす曲面の場合には、
そのままでは使用困難とされていた。すなわち、ハニカ
ムコア2をこのように所定曲率を備えた吹出口に沿って
湾曲しようとすると、反り返り,歪み,折損,剥離等々
が生じやすく、曲面への追従性が悪くフィットせず、そ
のままでの使用は困難視されていた。
【0004】第2に、そこでこのような場合には、図4
に示すように従来は、切断されたハニカムコア2を曲面
の所定曲率に近い位置関係に配すると共に、相互間を接
着剤5にて接着していた。しかしながら、この従来の整
流装置1は、ハニカムコア2が、所定曲率の曲面に完全
にフィットしているわけではなく、接着剤5による角ば
った線状のスプライス箇所・つなぎ部が存した角面状を
なしている。そこで、スプライス箇所が存した角面での
整流となり完全な整流が困難で、ハニカムコア2の各セ
ル3から吹き出される風について、全方位への均等な風
量が得られず整流むらが生じる、という問題が指摘され
ていた。更に、角面状をなすので、デザイン上にも問題
が指摘されていた。
【0005】第3に、なおこのような整流装置1のハニ
カムコア2として、アンダー展張されたものを使用する
ことも、従来行われていた。すなわち、図4に示したハ
ニカムコア2の展張率を100%とした場合に、その展
張率を50%から80%程度とし、もって、直線板状の
セル壁4により縦長の六角形のセル3が展張成形された
(図4中のセル3のように正六角形でない)ハニカムコ
ア2も、使用されていた。そして、このようなハニカム
コア2を用いた整流装置1は、図4に示したものより
も、曲面の所定曲率への追従性が若干向上するものの、
湾曲加工に際しては依然として反り返り,歪み,折損,
剥離等々の問題が指摘されていた。又、このようなハニ
カムコア2を、前述に準じ切断,接着してなる整流装置
1については、前述と同様に、スプライス箇所による整
流むらや、デザイン上の難点が指摘されていた。
【0006】本考案は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、各セ
ル壁が途中で折曲され各セルが丸味を帯びた略凸字状を
なすフレキシブルハニカムコアを採用し、吹出口の所定
曲率に沿って湾曲してなることにより、第1に、所定曲
率の曲面に一体的かつ確実にフィットし、第2に、もっ
て整流効果に優れると共に、第3に、デザイン面にも優
れてなる、整流装置を提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。この整流装置
は、所定曲率を備えた曲面をなす吹出口の整流装置に関
し、次のようになっている。すなわち、各セル壁が途中
で折曲され、各セルが広い中央部と突出部よりなり丸味
を帯びた略凸字状をなし、中空柱状の該セルの平面的集
合体よりなり、各種曲面に沿い自由に変形可能なフレキ
シブルハニカムコアが用いられている。そして該フレキ
シブルハニカムコアが、吹出口としての所定曲率に沿っ
て曲面に湾曲されており、風を該フレキシブルハニカム
コアの各該セルで整流して全方位にほぼ均等の風量で吹
き出し、曲面での整流を行うこと、を特徴とする。
【0008】
【作用】本考案は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この整流装置は、各セル壁が途中で折
曲され、各セルが丸味を帯びた略凸字状をなすフレキシ
ブルハニカムコアを使用し、これを吹出口の所定曲率に
沿って湾曲してなる。そこで第1に、この整流装置のフ
レキシブルハニカムコアは、各セル壁が途中で折曲さ
れ、そのセルが丸味を帯びた略凸字状をなす特殊形状に
よりなり、もって、各種曲面に沿い自由に変形可能であ
る。従ってこの整流装置は、そのまま一体的かつ確実
に、吹出口の曲面の所定曲率に容易に追従し、フィット
したものとなり、反り返り,歪み,損傷,剥離等が生じ
ることがない。第2に、この整流装置は、このように曲
面に一体的かつ確実にフィットしており、スプライス箇
所を存した角面での整流ではなく、一体的な曲面での整
流が確実に実施される。そこで、フレキシブルハニカム
コアの各セルから整流されて吹き出される風について、
風量が全方位にほぼ均等であり、整流むらも生じない。
第3に、この整流装置は、曲面に一体的かつ確実にフィ
ットしており、角面状をなすようなこともなく、デザイ
ン面にも優れている。
【0009】
【実施例】以下本考案を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本考案の実施例の斜視
図である。図2は、そのフレキシブルハニカムコアの正
面説明図であり、(1)図はその1例を、(2)は他の
例を示す。図3は、その構成説明図であり、(1)図は
その1例を、(2)図は他の例を示す。
【0010】この整流装置6は、例えば図1に示したよ
うに、パッケージ型のエアコン装置等において、所定曲
率を備えたその吹出口7に用いられる。そして、この整
流装置6は、各セル壁8が途中で折曲され各セル9が丸
味を帯びた略凸字状をなすフレキシブルハニカムコア1
0が用いられると共に、フレキシブルハニカムコア10
が吹出口7としての所定曲率に沿って湾曲されてなる。
【0011】フレキシブルハニカムコア10は、例えば
図2の(1)図に示したように、中空柱状のセル9の平
面的集合体よりなると共に、各セル壁8がすべて途中で
アールを存しつつ折曲され、かつ各セル壁8間が接着剤
にて接着されてなる。そして各セル9は、長方形に近い
中央部11と三角形に近い突出部12とから形成され、
丸味を帯びた略凸字状をなす。そして、このようなフレ
キシブルハニカムコア10は、例えば、次の工程を辿り
成形される。すなわち、金属箔,プラスチックシート,
繊維強化プラスチックシート(FRPシート),その他
の母材シートを、波板にコルゲート成形し、成形された
波板について、1条おきに頂部に接着剤を塗布して、所
定長さ毎に切断する。次に、塗布された接着剤が上下間
で左右にずれる位置関係で、頂部どおし谷部どおしを合
わせつつ、密に上下多層のブロック状に重積する。しか
る後、重積された波板間を接着してから、重積方向に引
張り力を加えることにより、各波板の非接着部分が、展
張され変形分離して離隔する。このようにして、変形し
た各波板により各セル壁8が形成され、図2の(1)図
に示したフレキシブルハニカムコア10が成形される。
なお、フレキシブルハニカムコア10は、このような工
程以外の成形工程を辿ることによっても、成形可能であ
る。
【0012】又、図2の(2)図に示したフレキシブル
ハニカムコア10は、このような図2の(1)図に示し
たフレキシブルハニカムコア10を、更にオーバー展張
することにより、成形される。つまり、図2の(1)図
に示したものの展張率を100%とすると、その展張方
向に更に引張り力を加え、更に128%から173%程
度までオーバー展張することにより成形される。そし
て、この図2の(2)図のフレキシブルハニカムコア1
0は、オーバー展張された各セル壁8が、すべて途中で
アールを存しつつ鈍角に折曲されると共に、各セル壁8
間も鈍角をなしており、オーバー展張された各セル9
が、六角形に近い中央部11と楕円形に近い突出部12
とから形成され、丸味を帯び変形した略凸字状の特殊形
状をなす。
【0013】さて、この図2の(1)図や(2)図に示
したフレキシブルハニカムコア10が、図1に示したよ
うに、例えばパッケージ型のエアコン装置の吹出口7の
整流装置6に用いられ、その曲面の所定曲率に沿いつ
つ、湾曲されて取り付けられている(図1の例は、図2
の(1)図のフレキシブルハニカムコア10を用いてな
る)。なお、図3の構成説明図に示したように、ファン
13と吹出口7の整流装置6間には、(1)図のように
介装部材が存しない場合もあるが、(2)図のように通
風スリット14等が介装される場合もある。図1中W
は、整流装置6たるフレキシブルハニカムコア10の各
セル9から吹き出される風を示す。
【0014】本考案は、以上のように構成されている。
そこで以下のようになる。この整流装置6は、各セル9
が丸味を帯びた略凸字状をなすフレキシブルハニカムコ
ア10を使用し、これを吹出口7の所定曲率に沿って湾
曲してなる。
【0015】そこで第1に、この整流装置6のフレキシ
ブルハニカムコア10は、各セル壁8が途中で折曲さ
れ、各セル9が、広い中央部11と突出部12とからな
る所定の特殊形状よりなり、もって、各種曲面に沿い自
由に変形可能である。従ってこの整流装置6は、吹出口
7がアールを備えたり略半球状等をなす曲面の場合で
も、これに容易に追従し、そのまま一体的かつ確実に曲
面の所定曲率にフィットしたものとなる。
【0016】第2に、このように吹出口7が曲面の場合
において、この整流装置6のフレキシブルハニカムコア
10は、一体的かつ確実にフィットしており、前述した
図4のこの種従来例の整流装置1のように、接着による
角ばった線状のスプライス箇所・つなぎ部が存し、もっ
て角面状をなすようなことはない。このように、この整
流装置6では、スプライス箇所を存した角面での整流で
はなく、一体的な曲面での整流が確実に実施されるの
で、フレキシブルハニカムコア10の各セル9から整流
されて吹き出される風Wの風量は、全方位にほぼ均等で
あり、整流むらは生じない。又、この整流装置6は、曲
面に一体的かつ確実にフィットしており、前述したこの
種従来例のように角面状をなすこともなく、デザイン面
にも優れている。
【0017】第3に、更にフレキシブルハニカムコア1
0について、金属製よりなると共に低電位の微弱電流を
通電可能としておくと、上述の第1,第2に加え次のよ
うになる。すなわち、このような整流装置6にあって
は、金属製のフレキシブルハニカムコア10に対し、定
期的に微弱電流を流すことにより、耐食性そして埃除去
性にも優れている。すなわち、吹出口7の整流装置6は
腐食しやすく埃も付着しやすいが、特にこれらの防止処
理を施すこともなく、容易に腐食が防止され付着した埃
も除去される。
【0018】
【考案の効果】本考案の整流装置は、以上説明したよう
に、各セル壁が途中で折曲され各セルが丸味を帯びた略
凸字状をなすフレキシブルハニカムコアを採用し、吹出
口の所定曲率に沿って湾曲してなることにより、次の効
果を発揮する。
【0019】第1に、吹出口の所定曲率の曲面に対し、
確実にフィットするようになる。すなわち、吹出口がア
ールを備えたり略半球状等をなす曲面の場合でも、この
整流装置は、反り返り,歪み,折損,剥離等々を生じる
ことなく、一体的かつ確実にフィットする。
【0020】第2に、そこで整流効果に優れている。す
なわちこの整流装置は、吹出口が曲面の場合でも一体的
かつ確実にフィットするので、吹き出される風の風量が
全方位にほぼ均等であり、整流むらは生じない。
【0021】第3に、この整流装置は、曲面の吹出口に
一体的かつ確実にフィットするので、デザイン面にも優
れている。このように、この種従来例に存した問題点が
一掃される等、本考案の発揮する効果は、顕著にして大
なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る整流装置の実施例の斜視図であ
る。
【図2】そのフレキシブルハニカムコアの正面説明図で
あり、(1)図はその1例を、(2)図は他の例を示
す。
【図3】同整流装置の構成説明図であり、(1)図はそ
の1例を、(2)図は他の例を示す。
【図4】この種従来例の整流装置の要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 整流装置(従来例のもの) 2 ハニカムコア(従来例のもの) 3 セル(従来例のもの) 4 セル壁(従来例のもの) 5 接着剤 6 整流装置(本考案のもの) 7 吹出口 8 セル壁(本考案のもの) 9 セル(本考案のもの) 10 フレキシブルハニカムコア 11 中央部 12 突出部 13 ファン 14 通風スリット W 風

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定曲率を備えた曲面をなす吹出口の整
    流装置であって、該整流装置は、 各セル壁が途中で折曲され、各セルが広い中央部と突出
    部よりなり丸味を帯びた略凸字状をなし、中空柱状の該
    セルの平面的集合体よりなり、各種曲面に沿い自由に変
    形可能なフレキシブルハニカムコアが用いられると共
    に、 該フレキシブルハニカムコアが、吹出口としての所定曲
    率に沿って曲面に湾曲されており、風を該フレキシブル
    ハニカムコアの各該セルで整流して全方位にほぼ均等の
    風量で吹き出し、曲面での整流を行うこと、を特徴とす
    る整流装置。
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