JP2601653Y2 - バードケージコイル - Google Patents

バードケージコイル

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JP2601653Y2
JP2601653Y2 JP1991016321U JP1632191U JP2601653Y2 JP 2601653 Y2 JP2601653 Y2 JP 2601653Y2 JP 1991016321 U JP1991016321 U JP 1991016321U JP 1632191 U JP1632191 U JP 1632191U JP 2601653 Y2 JP2601653 Y2 JP 2601653Y2
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JP
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birdcage coil
coil
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JP1991016321U
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JPH0650604U (ja
Inventor
孝至 石黒
和哉 星野
Original Assignee
ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、バードケージコイル
に関し、さらに詳しくは、所定長さの直線状エレメント
を円筒状に多数配列してなるMR装置のバードケージコ
イルに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のMR装置のバードケージ
コイルの一例の模式的外観図である。このバードケージ
コイル51は、所定長さの直線状のエレメント51e
を、あたかも鳥カゴのように、円筒状に等間隔で8本並
べた8エレメントタイプのバードケージコイルである。
【0003】全てのエレメント51eは、それらの前
端,後端で、コンデンサ51cを介したリング51r,
52rにより接続されている。各コンデンサ51cは、
等しい容量である。
【0004】そして、中心角が90゜であるリング51
r上の2点からバランB1,B2を通して給電および信
号の取り出しを行っている。
【0005】図5に、バードケージコイル51の断面図
を示す。図6に、空洞の中心付近に上下方向の一様な高
周波磁場を形成した状態における各エレメント51eの
電流Ieおよびリング51rの電流Irを示す。
【0006】高周波磁場の均一度を高めるためには、エ
レメント数を増やせばよい。図7に、16エレメントタ
イプのバードケージコイル61の断面図を示す。また、
図8に、バードケージコイル61の空洞の中心付近に上
下方向の一様な高周波磁場を形成した状態における各エ
レメント61eの電流Ieおよびリング61rの電流Ir
を示す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】バードケージコイルで
は、エレメント数が多いものほど高周波磁場の均一度が
向上する。しかし、バードケージコイルを頭部用コイル
として使用する場合には、エレメント数が多いものほど
患者の視界を遮るエレメント数も多くなるため、患者の
精神的負担が増大する問題点がある。
【0008】そこで、この考案の目的は、磁場の均一度
を向上させると共に患者の精神的負担を軽減することが
出来るバードケージコイルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案のバードケージ
コイルは、所定長さの直線状エレメントを円筒状に多数
配列してなるMR装置のバードケージコイルにおいて、
エレメントの配列間隔を部分的に変えたことを構成上の
特徴とするものである。
【0010】
【作用】この考案のバードケージコイルでは、エレメン
トの配列間隔を部分的に変えている。すなわち、エレメ
ントの配列間隔の広い部分と狭い部分とを設ける。そし
て、頭部用コイルとして使用する場合は、エレメントの
配列間隔が広い側に患者の顔面を対向させて使用する。
すると、患者の視界に入るエレメントの数が少なくな
り、患者の精神的負担を軽減することが出来る。
【0011】一方、患者の視界に入らない側では、エレ
メントの配列間隔が狭いので、磁場の均一度を向上させ
ることが出来る。
【0012】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの考案を
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの考案が限
定されるものではない。図1は、この考案の一実施例の
バードケージコイル1の模式的概観図である。このバー
ドケージコイル1は、所定長さの直線状のエレメントE
a,Eb,…を、円筒状に並べている。但し、エレメン
トEa,Eb,…の配列間隔を部分的に変えている。す
なわち、図2に示すように、エレメントEaを含む上側
の4つのエレメントを、8エレメントタイプの配列間隔
(すなわち、周長の1/8)で配列している。また、エ
レメントEbを含む下側の8つのエレメントを、16エ
レメントタイプの配列間隔(すなわち、周長の1/1
6)で配列している。
【0013】エレメントEa,Eb,…は、前端と後端
でコンデンサC1,C2を介してリングR1とR2を形
成するように接続されている。上側のエレメントEa,
…を接続するコンデンサがコンデンサC1であり、下側
のエレメントEb,…を接続するコンデンサがコンデン
サC2である。バードケージコイル1の構造的な大きさ
が従来のバードケージコイル51,61と同等とすれ
ば、コンデンサC1の値はコンデンサ51cの値にほぼ
等しくなり、コンデンサC2の値はコンデンサ61cの
値にほぼ等しくなる。
【0014】そして、中心角が90゜であるリングR1
上の2点からバランB1,B2を通して給電および信号
の取り出しを行っている。
【0015】このバードケージコイル1を頭部用コイル
として使用する場合は、エレメントの配列間隔が広い側
を患者の顔面に対向させる。これにより、患者の視界に
入るエレメント数が少なくなり、患者の精神的負担を軽
減させることが出来る。一方、患者の視界に入らない部
分では、エレメント数が多いので、高周波磁場の均一度
が良好となる。
【0016】図3は、バードケージコイル1の中心付近
に上下方向の一様な高周波磁場を発生させた状態におけ
るエレメントEa,Eb,…の電流IEとリングR1の
電流IRを示すものである。
【0017】なお、上記実施例のバードケージコイル1
では、Quadratureを容易にするためにエレメント数を4
の倍数としているが、エレメント数は4の倍数でなくて
も良い。また、上記実施例のバードケージコイル1で
は、上半分と下半分でエレメントの配列間隔を変えてい
るが、例えば上側中心角120゜で配列間隔を広くし,
下側中心角240゜で配列間隔を狭くしてもよい。
【0018】
【考案の効果】この考案のバードケージコイルによれ
ば、エレメントの配列間隔が広い側を患者の顔面に対向
させて使用することにより、患者の視界を遮るエレメン
トの数が少なくてすみ、患者の精神的負担を軽減させる
ことが出来る。また、患者の視界に入らない側で、配列
するエレメント数を多くして磁場の均一度を向上させる
ことが出来る。このため、MR装置の頭部用コイルとし
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のバードケージコイルの一実施例の模
式的外観図である。
【図2】図1のバードケージコイルの断面図である。
【図3】図1のバードケージコイルに係る電流の説明図
である。
【図4】従来のバードケージコイルの一例の模式的概観
図である。
【図5】図4のバードケージコイルの断面図である。
【図6】図4のバードケージコイルに係る電流の説明図
である。
【図7】16エレメントタイプのバードケージコイルの
断面図である。
【図8】図7のバードケージコイルに係る電流の説明図
である。
【符号の説明】
1 バードケージコイル Ea エレメント Eb エレメント R1 リング T 人体頭部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのリングと、 各エレメントの両端が前記2つのリングに接続された複
    数のエレメントと、 前記2つのリング上に設けられているとともに、隣り合
    う前記エレメント間にそれぞれ設けられた複数のコンデ
    ンサと 前記リングの中心に対して90゜離れて配置された2つ
    の前記コンデンサの両端にそれぞれ接続された2組の信
    号線と を備えており、 前記複数のエレメントのうちの少なくとも1組の隣り合
    う所定のエレメントについての間隔は、該所定のエレメ
    ント以外の隣り合うエレメントについての間隔よりも広
    くなっており、 前記複数のコンデンサの静電容量は、前記リング上に1
    周期の定在波が発生するように定められていることを特
    徴とするバードケージコイル。
JP1991016321U 1991-03-19 1991-03-19 バードケージコイル Expired - Lifetime JP2601653Y2 (ja)

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JPH0650604U JPH0650604U (ja) 1994-07-12
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JP5384171B2 (ja) * 2009-04-02 2014-01-08 株式会社日立メディコ アンテナ装置及び磁気共鳴検査装置
JP5685476B2 (ja) * 2011-04-11 2015-03-18 株式会社日立製作所 磁気共鳴イメージング装置

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JPS62190705A (ja) * 1986-02-17 1987-08-20 Yokogawa Medical Syst Ltd 核磁気共鳴イメ−ジング装置用rfコイル

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