JP2601530Y2 - ウォータジェット切断装置 - Google Patents

ウォータジェット切断装置

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JP2601530Y2
JP2601530Y2 JP1991067922U JP6792291U JP2601530Y2 JP 2601530 Y2 JP2601530 Y2 JP 2601530Y2 JP 1991067922 U JP1991067922 U JP 1991067922U JP 6792291 U JP6792291 U JP 6792291U JP 2601530 Y2 JP2601530 Y2 JP 2601530Y2
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JP
Japan
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water jet
jet cutting
water
workpiece
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JP1991067922U
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博 杉野
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Sugino Machine Ltd
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Sugino Machine Ltd
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】この考案は、超高圧をかけられた水をノズ
ルからジェット噴流として噴出させ、種々の被加工物を
切断するウォータジェット切断装置に関する。
【従来の技術】
【0003】ウォータジェット切断装置は、水を超高圧
(3000〜4000気圧)に加圧し、そのジェット噴
流のエネルギーで種々の被加工物を切断するものであ
り、ノズル径とほぼ等しい切断幅で被加工物の切断が可
能である。この水のみで切断するものの場合は、紙や布
樹脂等の比較的軟質な材料の切断に適している。さら
に、ジェット噴流の水の中に研磨材を添加し、この研磨
材の研削性を利用して、金属やコンクリート等の硬質材
料を切断可能にしたウォータジェット切断装置もある。
このウォータジェット切断装置は、超高圧に加圧された
パイプがノズルに接続されており、ジェット噴流のO
N,OFFによる反力が大きく、ジェット噴流の破壊力
も大きく危険性があるので、ノズルが取り付けられたヘ
ッドの部分の駆動は、従来一般に、ロボット等のプログ
ラミングされた駆動装置により移動させられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の技術のプロ
グラミング駆動によりウォータジェット切断装置を操作
する場合、大量生産される製品の切断加工であれば効率
的に加工できるが、多品種小量生産される製品に対して
は、その製品毎に駆動プログラムを変更しなければなら
ず、そのプログラミングも面倒なものであった。さら
に、プログラム駆動するには、制御用コンピュータや動
装置等の設備が必要になり、コスト的にも大がかりなも
のになるという問題もある。一方、ウォータジェット切
断装置を完全に手動により操作することも考えられる
が、上述のように、超高圧水による反力等により、所望
の切断ラインに沿ってきれいに切断するということは不
可能であった。
【0005】この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑
みて成されたもので、簡単な構成で容易かつ確実に、多
種類の形状に対応した切断加工が可能なウォータジェッ
ト切断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、超高圧に加
圧された水を噴出するノズルとこのノズルが取り付けら
れたヘッドとを有し、超高圧に加圧された水を噴出する
ノズルと、このノズルが取り付けられたヘッドとを有
し、上記ヘッドを手動により移動させる操作部材と、上
記ヘッドから噴射された水を受けるキャッチャと、被加
工物の切断ラインと所定の間隔を隔てて被加工物又は他
の固定部材に取り付けられた自在ガイド部材と、上記ヘ
ッドに取り付けられこの自在ガイド部材沿って移動する
倣い部材とを設けたウォータジェット切断装置である。
さらに、上記ヘッドと上記キャッチ ャは、一体のフレー
ムに固定されているウォータジェット切断装置である。
また、上記自在ガイドは、任意に湾曲可能な可撓性材料
から成る長尺材である。
【0007】
【作用】この考案のウォータジェット切断装置は、所望
の切断ラインに沿って、被加工物に自在ガイド部材を取
り付け、この自在ガイド部材に、倣い部材を沿わせて切
断加工するので、手動によって操作しても簡単に所望の
切断ラインに沿って被加工物の切断が可能である。
【0008】
【実施例】以下この考案の一実施例について図面に基づ
いて説明する。この実施例のウォータジェット切断装置
は、図1、図2に示すように、超高圧(3000〜40
00気圧)に加圧された水が導入されるヘッド10が操
作部12に取り付けられ、ヘッド10の先端部に内径が
0.2mm程度のノズル14が取り付けられている。こ
のヘッド10には、取り付け部材15が着脱自在に設け
られ、この取り付け部材15からノズル14の半径方向
に延びた調整腕17に、その半径方向に取り付け位置が
調整可能に倣い部材18が、ボルト20で取り付けられ
ている。この倣い部材18の先端部には、ローラ16が
設けられている。そして、ノズル14とローラ16との
間隔は一定となるように、倣い部材18が取り付け腕1
7に固定されている。ノズル14と上下方向に一定の間
隔をおいて、ノズル14から噴射された水を受けるキャ
ッチャ22が設けられ、水を排出するドレイン24とキ
ャッチャ22が接続されている。そして、ヘッド10及
びキャッチャ22は一体のフレーム26により互いに固
定され、ノズル14とキャッチャ22との間隔が一定に
固定されている。この操作部12は、ヘッド10、キャ
ッチャ22、フレーム26、及びフレーム26に設けら
れた操作部材である一対のハンドル34とからなり、こ
のハンドル34に、バルブ装置28をON,OFFする
操作ボタン36が取り付けられている。
【0009】ヘッド10には、超高圧水をON,OFF
するためのバルブ装置28が取り付けられ、このバルブ
装置28に、超高圧水を導入する超高圧チューブ30が
接続されている。また、このバルブ装置28は油圧駆動
され、その油圧導入用のパイプ孔32が、バルブ装置2
8の頂部に設けられている。そして、フレーム26に一
対のハンドル34が取り付けられ、このハンドル34
に、バルブ装置28をON,OFFする操作ボタン36
が取り付けられている。
【0010】操作部12は、図4に示すように、懸垂装
置38からスプリンバランサ40によって吊り下げられ
ており、懸垂装置38の旋回アーム42によって所定範
囲内を移動可能に設けられている。この旋回アーム42
は、固定アーム44に枢支され、水平方向に旋回可能に
設けられており、固定アーム44は支柱45に取り付け
られている。
【0011】超高圧チューブ30は、各超高圧チューブ
30どうしを、スパイラルチューブ46、カップリング
48、コイルチューブ50、及びスイベルジョイント5
2,54によって接続され、操作部12が、所定範囲内
で上下左右に自由に移動できるように取り付けられてい
る。
【0012】この実施例のウォータジェット切断装置を
使用する際には、図1、図3に示すように、被加工物6
0の所望の切断ライン62と一定の間隔を隔てて、自在
ガイド部材64を、被加工物60又は他の固定部材に取
り付ける。そして、上記ノズル14とローラ16との間
隔を、倣い部材18の調整腕17への取り付け位置を変
えて上記一定の間隔と等しく設定する。この自在ガイド
部材64は、可撓性があり、任意の曲率に各部を湾曲さ
せられる部材で、被加工物60の切除部66の側方に上
記切断ライン62に合わせて固定されるものである。固
定方法は、磁力を利用したり、接着テープその他の公知
の種々の固定方法が使用可能である。また、被加工物と
しては、FRP等の樹脂成形物や、鉄やアルミ等の金属
製品、その他種々の製品が適用可能である。
【0013】この実施例のウォータジェット切断装置の
使用方法は、先ず、自在ガイド部材64を、被加工物6
0又は他の固定部材の上述の取り付け位置に固定する。
この後、作業者が操作部12のハンドル34を持って操
作ボタン36をONし、ノズル14からジェット噴流を
噴出させる。そして、倣い部材18のローラ16を、自
在ガイド部材64に沿わせて、手動で徐々に移動させる
ことにより、被加工物60に自在ガイド64と平行な切
断溝68を、所定の切断ライン62に一致させて容易に
形成することができる。
【0014】この実施例のウォータジェット切断装置に
よれば、被加工物60の不要なバリ等を手動操作で容易
に切除することができる。特に、被加工物が小量毎に形
状が異なっていても、自在ガイド部材64をその都度所
望の切断ラインに合わせて折り曲げるだけでよく、被加
工物毎の変更作業を簡単に行なうことができる。また、
自在ガイド部材64に沿わせて切断加工するので、切断
面がきれいに所望の形状に仕上げることができ、しか
も、操作方向がガイドされているので、迅速に移動操作
することができる。
【0015】尚、この考案のウォータジェット切断装置
は、上記実施例に限らず、自在ガイド部材の材質は、所
望の形状に被加工部材に取り付けられるものであればよ
く、その形状も、中央部にガイド溝が形成され、倣い部
材の先端部がこのガイド溝にはまり込んでガイドされる
ものでもよい。また、ウォータジェットの噴流は、研磨
材が混合されたものでもよく、切断する材質に合わせ
て、噴流は適宜調整することができるものである。
【0016】さらに、この考案のウォータジェット切断
装置は、手動以外に、上述の自在ガイド部材にガイドさ
れて移動するものであれば、移動方法はモータ等の駆動
手段を利用したものに利用しても良い。例えば、上記自
在ガイド部材に沿って、走行する駆動装置を操作部に取
り付けたものでもよく、懸垂装置に補助的な移動手段を
設けたものでもよい。
【0017】
【考案の効果】この考案のウォータジェット切断装置
は、超高圧に加圧された水を噴出するノズルが取り付け
られたヘッドに、倣い部材を取り付け、任意に湾曲可能
な可撓性の自在ガイド部材を被加工物の切断ラインと所
定の間隔を隔てて、被加工物又は他の固定部材に取り付
けて、この自在ガイド部材に沿って上記ヘッドを移動さ
せるようにしたので、被加工物の形状が種々の形状であ
っても、簡単に自在ガイド部材の形状を変えるだけで対
応することができ、小量多品種の被加工物に対しても正
確かつ容易にウォータジェットによる切断加工を行なう
ことができる。しかも、装置全体の構造が簡単であり、
安価である上、手動操作を行なう際に、迅速かつ正確に
切断加工を行なうことができるものである。さらに、ヘ
ッドから噴射された水を受けるキャッチャを設けたの
で、手動操作においてウォータージェットの飛散を抑
え、消音効果を持たせることも可能であり、操作性が良
いものである。さらに、倣い部材により、ヘッドの反力
に対して確実に切断することができ、作業の効率かも図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のウォータジェット切断装
置の操作部の部分拡大正面図である。
【図2】この実施例のウォータジェット切断装置の操作
部の正面図である。
【図3】この実施例のウォータジェット切断装置の切断
状態を示す概略図である。
【図4】この実施例のウォータジェット切断装置の懸垂
装置の正面図である。
【符号の説明】
10 ヘッド 14 ノズル 18 倣い部材 60 被加工物 62 切断ライン 64 自在ガイド部材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超高圧に加圧された水を噴出するノズル
    と、このノズルが取り付けられたヘッドとを有したウォ
    ータジェット切断装置において、上記ヘッドを手動によ
    り移動させる操作部材と、上記ヘッドから噴射された水
    を受けるキャッチャと、被加工物の切断ラインと所定の
    間隔を隔てて被加工物又は他の固定部材に取り付けられ
    た自在ガイド部材と、上記ヘッドに取り付けられこの自
    在ガイド部材沿って移動する倣い部材とを設けたことを
    特徴とするウォータジェット切断装置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッドと上記キャッチャは、一体の
    フレームに固定されていることを特徴とする請求項1記
    載のウォータジェット切断装置。
  3. 【請求項3】 上記自在ガイドは、任意に湾曲可能な可
    撓性材料から成る長尺材であることを特徴とする請求項
    1または2記載のウォータジェット切断装置。
JP1991067922U 1991-07-31 1991-07-31 ウォータジェット切断装置 Expired - Lifetime JP2601530Y2 (ja)

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JPH0512100U JPH0512100U (ja) 1993-02-19
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CN102510794B (zh) * 2009-10-09 2014-11-12 日本省力机械株式会社 仿形加工装置
JP5766493B2 (ja) 2011-04-13 2015-08-19 三菱重工業株式会社 アブレイシブウォータージェット加工装置
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