JP2601435Y2 - 走行作業機における油圧配管装置 - Google Patents

走行作業機における油圧配管装置

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JP2601435Y2
JP2601435Y2 JP1993024452U JP2445293U JP2601435Y2 JP 2601435 Y2 JP2601435 Y2 JP 2601435Y2 JP 1993024452 U JP1993024452 U JP 1993024452U JP 2445293 U JP2445293 U JP 2445293U JP 2601435 Y2 JP2601435 Y2 JP 2601435Y2
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suction pipe
hydraulic
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oil
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康秀 山崎
真一 南
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はトラクタ等走行作業機の
油圧装置におけるサクションパイプの接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンで回動される油圧ポンプ
に、油圧バルブに連通する高圧パイプと、油圧タンクに
連通するサクションパイプとを連結して油圧作業部の油
圧操作を行うとともに、エンジンに接合したクラツチハ
ウジングを介し走行伝動を行うトラクタ等の走行作業機
では、前記サクションパイプを、組立及びメンテナンス
上から、ポンプ側のサクションパイプとタンク側のサク
ションパイプとに分割し、該両パイプを伝動ケースに沿
わせ接続具を介して接続している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
技術によると、クラツチハウジング内のクラッチ部に損
耗或いは故障等により修理を要する場合には、エンジン
とクラツチハウジングとを分離するとともに、前記両サ
クションパイプを接続具を外し分離して行う必要があ
る。このとき伝動ケースを油圧タンクに兼ねて収容され
た油は、接続具が伝動ケース内の油面より低い位置にあ
るため、接続具が外されるのと同時に両サクションパイ
プの端部から漏出する油を受け溜めて、伝動ケース内の
油を完全に抜き去ったのち、クラツチハウジングをエン
ジンと切離して分解し、内部のクラツチ交換等を行う煩
雑な作業を行っている。
【0004】また、上記の交換メンテナンス作業が完了
して伝動ケース内に油を注入してエンジンを再始動した
とき、サクションパイプ内には多量のエアーが残置され
ているので、該エアーにより油圧ポンプは一時的な油切
れ状態となり油圧ポンプをしばしば故障させる問題があ
った。
【0005】そこで本考案は、上記従来の問題を解消し
て構成を簡潔なものとなしながら、クラツチハウジング
の分解組立を容易且つ的確に行うとともに、エンジン再
始動時の油切れ等を生ずることのない走行作業機におけ
る油圧配管装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の走行作業機における油圧配管装置は、エンジン
(2)、クラッチハウジング(5)及び油圧タンクを兼
ねる伝動ケース(4)を接合して走行機体を構成すると
ともに、前記エンジン(2)で回動される回転軸に連結
した油圧ポンプ(8)に、油圧バルブ(11)に連通す
る高圧パイプ(9)と、前記伝動ケース(4)に連通す
るサクションパイプ(10)とを取付けた油圧配管装置
(W)を備えてなる、走行作業機において、前記サクシ
ョンパイプ(10)をポンプ側のサクションパイプ(1
0a)とタンク側のサクションパイプ(10b)とに分
割して接続するとともに、該接続部(15)を前記油圧
ポンプ(8)近傍で前記伝動ケース(4)の油面(O)
より高い位置に設置したことを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成によると、クラツチハウジング
(5)の分解作業にともない、サクションパイプ(1
0)を接続部(14)からポンプ側サクションパイプ
(10a)とタンク側サクションパイプ(10b)とに
分離すると、接続部(15)は油圧ポンプ(8)の近傍
油圧タンクを兼ねる伝動ケース(4)の油面(O)よ
り高い位置にあるので、上記パイプの端部から伝動ケー
ス(4)内の油が流出することがない。
【0008】なお、上記カッコ内の符号は、図面を対照
するためのものであるが、何等本考案の構成を限定する
ものではない。
【0009】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明する。1
は走行作業機の1例として示すトラクタであり、機体前
方にエンジン2を設けその後方にハンドル1a付の運転
席3、及び後部駆動車輪(図示せず)と耕耘部等の作業
機Hへ伝動する伝動ケース4とを備えてなる。この伝動
ケース4は、その内部に伝動ギアー群を内装するととも
に油圧装置用の油圧タンクを兼ねていて所定量の油を収
容している。
【0010】5は運転席3の下方に位置し、エンジン2
の後壁にボルト6,6・・で連結されたクラツチ(図示
せず)を内装したクラツチハウジングである。7は該ク
ラツチハウジング5と伝動ケース4間に設けた連結ケー
スであり、伝動ケース4への伝動軸を内装している。
【0011】油圧装置としての配管装置Wは以下の構成
となしている。即ち、8はエンジン2の回転軸に連結し
て駆動される油圧ポンプであり、該油圧ポンプ8の吐出
側には取付部8aを介して高圧パイプ9が着脱自在に接
続され、吸入側には取付部8bを介してサクションパイ
プ10が接続されている。
【0012】そして、上記高圧パイプ9の他端は油圧バ
ルブ11のポンプポート12に接続され、サクションパ
イプ10の端部は油圧タンクを兼ねる伝動ケース4の送
油口13に接続されている。また、サクションパイプ1
0はその中途において、ポンプ側サクションパイプ10
aとタンク側(伝動ケース側)サクションパイプ10b
とに分割して、該両サクションパイプ10a,10bと
を接続具14で接続するとともに、ネジ14aで固定さ
れた接続部15を構成している。
【0013】また、上記サクションパイプ10bの中途
には、オイルフィルター10c及びパイプジョイント1
0dが設けてあり、取付具1bを介して機体に支持され
ている。16はタンクポート17と伝動ケース4の戻り
口18とを連結する戻り管である。
【0014】次に図3において油圧バルブ11について
説明する。20はポンプポート12に連通する上げスプ
ールであり、21はシリンダポート22に連通する下げ
ポペットである。該下げポペット21端部に形成された
バルブ21aは安全弁23の座23aにバネ24で弾圧
されて接当するとともに、上記安全弁23のタンク路2
3bに連通する連通孔21bを設けている。また、ポペ
ット室25は油圧作業部としてのシリンダ26へパイプ
27で連通させ、ピストンロッド26aに接続した耕耘
部等の作業機Hを昇降自在となしている。
【0015】28はチェック弁でありポンプポート12
とシリンダポート22とに連通している。29はタンク
ポート17への戻り油を規制するアンロード弁である。
【0016】30は前記上げスプール20と下げポペッ
ト21との両軸端を連結した連結板であり、上げスプー
ル20側はナット31で固定し、下げポペット21側は
これに融通嵌合しナット32で右方への移動を規制する
とともに、その央部に運転席3から操作される操作杆3
3の端部を固着している。
【0017】上記連結板30が操作杆33により矢印方
向Aに操作されると、上げスプール20のみがA方向に
作動され、ポンプポート12から油圧をチェック弁2
8,シリンダポート22,シリンダ26へと送り、ピス
トンロッド26aをa方向に押動し作業機Hを上昇させ
る。
【0018】また、連結板30を矢印方向Bに操作する
と、上げスプール20と下げポペット21はともにB方
向に引かれて、ポンプポート12を閉じるとともにバル
ブ21aを開き、シリンダ26内の油をポペット室25
から安全弁23,タンク路23bを介して戻り管16か
ら伝動ケース4内へ返し、作業機Hを下降することがで
きる。
【0019】このとき、作業機Hを上昇した状態で連結
板30が実線の中立位置で機体を走行し、大きな走行振
動で作業機Hに下向の過負荷がかかった場合には、シリ
ンダ26内の油はポペット室25から連通孔21bを通
り、安全弁23をバネ23cに抗して開けながらタンク
路23bから、前記負荷に対応した量だけ逃がされるの
で、作業機Hを支持する関連部材或いは油圧機器へ衝撃
を与えることなく緩衝し、これらの損傷を具合よく防止
することができる。また、前記安全弁23は下げポペッ
ト21を構成する延長上のバルブボデー11a内に配設
したので、作動が的確であるとともにバルブ機構を簡潔
に小型化できる利点がある。
【0020】本考案は上記構成したから、例えば摩耗或
いは故障等でクラツチの交換,修理を行う場合には、ボ
ルト6,6・・を緩めてクラツチハウジング5をエンジ
ン2の後壁から分離させてクラツチを取り出し作業を行
うものである。このときサクションパイプ10は接続具
14を締具14aを緩めて取り外し、接続部14からポ
ンプ側サクションパイプ10aとタンク側サクションパ
イプ10bとに分離するとともに、高圧パイプ9を取付
部8aから外すことにより、上記クラツチハウジング5
の分解修理は円滑に行うことができるものである。
【0021】上記作業においてサクションパイプ10の
接続部15並びに高圧パイプ9の取付部8aはともに伝
動ケース4内に収容される油の油面0より高い位置にあ
るので、これらを取り外した場合においても上記パイプ
の端部から伝動ケース4内の油が流出することがない。
従って、上記クラツチハウジング5の分解に先立ち伝動
ケース4内の油を抜き取ってから作業を行う非能率を解
消することができるもである。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上説明したように構成したか
ら、サクションパイプを中途の接続部で分離しても油の
流出が生じないので、クラツチハウジングの分解作業に
先立って伝動ケース内の油を抜き取ることを不要とし、
高能率な分解修理等の作業を清潔に高精度に行うことが
できる。
【0023】また、再組立時においてパイプ内に抜ける
油が少なくエアーの混入が抑制できるので、エンジン再
起動時における油切れによる油圧ポンプの損傷を的確に
阻止することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例を備えたトラクタの要部を示す側
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】油圧バルブの側断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 エンジン 4 伝動ケース 5 クラツチハウジング 8 油圧ポンプ 8b 取付部 9 高圧パイプ 10 サクションパイプ 10a ポンプ側サクションパイプ 10b タンク側サクションパイプ 11 油圧バルブ W 油圧配管装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン、クラッチハウジング及び油圧
    タンクを兼ねる伝動ケースを接合して走行機体を構成す
    るとともに、前記エンジンで回動される回転軸に連結し
    た油圧ポンプに、油圧バルブに連通する高圧パイプと、
    前記伝動ケースに連通するサクションパイプとを取付け
    た油圧配管装置を備えてなる、走行作業機において、 前記サクションパイプをポンプ側のサクションパイプと
    タンク側のサクションパイプとに分割して接続するとと
    もに、該接続部を前記油圧ポンプ近傍で前記伝動ケース
    の油面より高い位置に設置したことを特徴とする、走行
    作業機における油圧配管装置。
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