JP2601290B2 - 噴射洗浄装置 - Google Patents

噴射洗浄装置

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JP2601290B2
JP2601290B2 JP62277400A JP27740087A JP2601290B2 JP 2601290 B2 JP2601290 B2 JP 2601290B2 JP 62277400 A JP62277400 A JP 62277400A JP 27740087 A JP27740087 A JP 27740087A JP 2601290 B2 JP2601290 B2 JP 2601290B2
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武 北川
正義 田頭
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エービービー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気体噴射と液体噴射とを同時にすることを
可能ならしめる噴射洗浄装置に関する。
[従来技術] 回転再生式熱交換器の伝熱面をボイラー等からの排ガ
スが通過する際に排ガス中に含まれる燃焼灰や酸性硫酸
アンモニウムなどのダストが伝熱面に付着して、装置の
運転の継続に伴って伝熱面の流体流路に目詰りが発生す
る。
これに対して、従来は、蒸気又は空気などの気体を噴
射媒体として使用して噴射による伝熱面の清掃を行って
いた。
排ガス処理に脱硫及び脱硝の工程を伴う場合には、排
ガスに注入されるNH3が排ガスに含まれるSOXと化合して
生成する酸性硫酸アンモニウムが、伝熱面温度が250℃
以下の低温域に達するときに、伝熱面に析出して固化
し、強固な付着物を形成する。この付着物は、通常の清
掃では除去することが困難である。
この場合の効果的な清掃の方法は、蒸気又は空気など
の気体の噴射に高圧水の噴射を併用することである。そ
の効果については、例えば、特開昭61−289296に詳細な
説明がされている。
この方法を実施するために、従来は、2台の噴射洗浄
装置を併設して、まず1台で高圧水を噴射し、ある期間
経過後、他の1台で蒸気又は空気を噴射するか、又は1
台の噴射洗浄装置を設置して、まず、高圧水を噴射し
て、その後、切換弁を操作して蒸気又は空気を噴射する
ようにしていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、ダストを効果的に除去するためには、隣接す
るノズルの噴射領域が重複する状態にノズルを配列し、
かつ、高圧水を噴射した直後に遅くとも伝熱面が乾かな
い間に気体を噴射することができるように高圧水ノズル
と気体ノズルとを相互に近接して配置することが重要で
ある。
しかるに、従来の方法においては、2台の噴射洗浄装
置の併設による方法では、高圧水ノズルと気体ノズルと
を上述のごとく十分に近接して設置することが不可能で
あった。
また、1台の噴射洗浄装置による高圧水と気体との切
換による方法では、高圧水噴射後から気体の噴射までに
相当の時間が経過することとなり、除去不十分のまゝで
ダストが再び固着したり、排ガス中のダストが再付着し
たりするという問題が生じていた。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされた
ものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に拘る噴射洗浄装置は、加圧噴射流体の供給源
に接続されたフィード・チューブと、該フィード・チュ
ーブの外径より大なる内径を有し、該フィード・チュー
ブに沿って摺動可能に嵌装され、該フィード・チューブ
から噴射流体の供給を受けて、該噴射流体を被洗浄面に
噴射するように設計されたランスチューブと、該ランス
チューブを前進及び後進させるための歯車式駆動装置と
から成る噴射洗浄装置において、前記ランスチューブの
側方に該ランスチューブに並列して配設されて、高圧水
を高圧水ノズル・チューブ及び高圧水ノズルから被洗浄
面に噴射するように設計された高圧水用チューブと、上
記ランスチューブ及び該高圧水用チューブを包括して、
該ランスチューブの前進及び後進に伴って、該高圧水用
チューブをともに前進及び後進させるガイド・チューブ
とを備えること、並びに上記高圧水用チューブにシール
エアの供給手段を接続して、上記ランスチューブからの
気体噴射を行っている際に、上記高圧水ノズル内、高圧
水ノズル・チューブ内及び高圧水用チューブ内へ排ガス
が逆流することを防止するように構成したことを特徴と
するものである。
[実施例] 本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明に係る回転再生式熱交換器用伝熱面
噴射洗浄装置に使用する高圧水、蒸気、計装空気及びシ
ールエアの流れを示す系統図である。
回転再生式熱交換器のケーシング1にウォール・ボッ
クス3を介して取付けられている噴射洗浄装置本体2は
歯車式駆動装置4を内蔵している。
この歯車式駆動装置4には、蒸気用ランス・チューブ
15が取付けられ、ガイド・チューブ18により高圧水用チ
ューブ9と一体化されて駆動される。
100〜350kg/cm2Gの圧力で供給される高圧水は、主弁
5の出口側より分岐し、止弁6を経て、高圧フレキシブ
ル・ホース7からスイベル管継手A、高圧ローディング
アーム8、スイベル管継手C及び、スイベル管継手Bを
介して、高圧水用チューブ9に接続されている。同高圧
水はチューブ9先端部の高圧水用ノズル・チューブ10に
より分配され、高圧水ノズル11より噴射される。
上記スイベル管継手Aは高圧水入口であり、回転自在
の構造に設計されている。他端のスイベル管継手Bは、
高圧水用チューブ9の端部に位置し、洗浄装置の前進及
び後退の移動に伴って水平方向に移動する。中間部のス
イベル管継手Cは回転自在型であり、かつ上記スイベル
管継手Bの移動に応じて変位可能な構造となっている。
これらの高圧スイベル管継手A,B,Cは、市販の製品を採
用すれば十分である。
8〜14kg/cm2Gの圧力で供給される蒸気は、オンオフ
弁12及びオリフィス13を経てフィード・チューブ14によ
り、蒸気用ランス・チューブ15に導かれ、蒸気用ノズル
・チューブ16により分配され、蒸気ノズル17より噴射さ
れる。
シールエアは母管より分岐し、止弁19を経て、ウォー
ル・ボックス3等に供給され、回転再生式熱交換器から
の排ガスの漏洩を防止している。
噴射洗浄装置2が蒸気噴射のみの運転を行っている場
合には、高圧水ノズル11より排ガスが逆流し、高圧水用
ノズル・チューブ10と高圧水用チューブ9の内面の腐蝕
の原因となるので、これを防止するために、フレキシブ
ル・ホース20によりスイベル管継手Bにシールエアを供
給している。
21,22及び23は、それぞれ、計装空気用止弁、フィル
タ付減圧弁及びダイアフラム弁用ソレノイド・バルブを
示す。
第2図は、本発明に係る噴射洗浄装置の全体組立図で
あり、第2A図はその気体噴射配管系と高圧水配管系の平
面図である。
蒸気用ランス・チューブ15と高圧水用チューブ9とが
ガイド・チューブ18に包括されてケーシング1内に導入
され、これより先端の部分はノズル・チューブと接続さ
れ、蒸気用ノズル・チューブ16及び蒸気ノズル17の気体
噴射配管系と高圧水用ノズル・チューブ10及び高圧水ノ
ズル11の高圧水配管系とが平行して配置される。これら
の2配管系が、長手方向に同時に前進及び後進の移動、
すなわち、抜き差し移動をする。
高圧水ノズル・ヘッダー36及び蒸気ノズル・ヘッダー
37はいずれも当該ノズルの固定を行い、高圧水及び気体
(蒸気又は空気等)の分配を図るものである。
ノズル・チューブ・ガイド38は、ノズル・チューブ・
サポート・ローラ40を介してノズル・チューブを支持す
る共に、抜き差し移動の案内も行う。ノズル・チューブ
・ガイド39はノズル・チューブの倒れ防止を行う。
第3図は、ガイド・チューブ部の組立断面図であり、
第3A図は第3図のA−A線に沿った断面図である。
フィード・チューブ14は、キャリッジ用ランス・ハブ
24の内面を貫通して蒸気用ランス・チューブ15の内側に
至り、蒸気を供給する。ランス・ハブの一端には、蒸気
の漏洩防止のためのフィード・チューブ・パッキン25が
挿入され、グランド26で押さえられている。他端は、フ
ランジ27と金具28により蒸気用ランス・チューブ15と接
続されている。
ランス・チューブ15は、高圧水用チューブ9と共に、
ガイド・チューブ18の両端板29に固定され、支持ローラ
ー30により支持されている。
31,32,及び33は、それぞれ、ストッパー、ローラー用
ピン及びローラー用支持枠を示し、34及び35は共にウォ
ール・ボックス用シール・リングを示す。
[発明の効果] 本発明に係る噴射洗浄装置においては、気体噴射配管
系と高圧水配管系とが単一の装置に包括して配置されて
いるので、本発明によって、気体噴射の直後に同一ヶ所
を高圧水噴射するように気体噴射と高圧水噴射とを短期
間の間に容易に併用することが可能となった。
特に、回転再生式熱交換器の伝熱面に強固に付着する
ダストを洗浄するには、高圧水噴射の直後に気体噴射を
行うことが必要であるが、本発明がそれを理想的に行う
ことを可能とした。
また、単一の装置で効果的噴射洗浄を行うことが可能
であるので、回転再生式熱交換器の据付場所に過大のス
ペースを要することなく設置することができる。更に、
また、単一の装置で2台の装置のなす機能を備えている
ので、コスト・パーフォーマンスの点で極めて優れてい
る。
ランスチューブからの気体噴射を行っている際に、高
圧水ノズル内、高圧水ノズル・チューブ内及び高圧水用
チューブ内への排ガスの逆流を防止するために、高圧水
用チューブにシールエアを供給する手段を接続したの
で、高圧水ノズル・チューブと高圧水用チューブの内面
の腐食を効果的に防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る噴射洗浄装置に使用する流体の
流れを示す系統図である。 第2図は、本発明に係る噴射洗浄装置の全体組立図であ
る。 第2A図は、噴射洗浄装置の気体噴射配管系と高圧水配管
系の平面図である。 第3図は、ガイド・チューブ部の組立断面図である。 第3A図は第3図のA−A線に沿った断面図である。 図中の番号は次のものを示す。 1……ケーシング、2……噴射洗浄装置本体、3……ウ
ォール・ボックス、4……歯車式駆動装置、5……主
弁、6……止弁、7……高圧フレキシブル・ホース、8
……高圧ローディングアーム、9……高圧水用チュー
ブ、10……高圧水用ノズル・チューブ、11……高圧水ノ
ズル、12……オンオフ弁、13……オリフィス、14……フ
ィード・チューブ、15……蒸気用ランス・チューブ、16
……蒸気用ノズル・チューブ、17……蒸気ノズル、18…
…ガイド・チューブ、19……止弁、20……フレキシブル
・ホース、21……計装空気用止弁、22……フィルタ付減
圧弁、23……ダイアフラム弁用ソレノイド・バルブ、24
……キャリッジ用ランス・ハブ、25……フィード・チュ
ーブ・パッキン、26……グランド、27……フランジ、28
……金具、29……端板、30……支持ローラー、31……ス
トッパー、32……ローラー用ピン、33……ローラー用支
持枠、34……ウォール・ボックス用シール・リング、35
……ウォール・ボックス用シール・リング、36……高圧
水ノズル・ヘッダー、37……蒸気ノズル・ヘッダー、38
……ノズル・チューブ・ガイド、39……ノズル・チュー
ブ・ガイド、40……ノズル・チューブ・サポート・ロー
ラ、A,B,C……スイベル管継手。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧噴射流体の供給源に接続されたフィー
    ド・チューブと、該フィード・チューブの外径より大な
    る内径を有し、該フィード・チューブに沿って摺動可能
    に嵌装され、該フィード・チューブから噴射流体の供給
    を受けて、該噴射流体を被洗浄面に噴射するように設計
    されたランスチューブと、該ランスチューブを前進及び
    後進させるための歯車式駆動装置とから成る噴射洗浄装
    置において、前記ランスチューブの側方に該ランスチュ
    ーブに並列して配設されて、高圧水を高圧水ノズル・チ
    ューブ及び高圧水ノズルから被洗浄面に噴射するように
    設計された高圧水用チューブと、上記ランスチューブ及
    び該高圧水用チューブを包括して、該ランスチューブの
    前進及び後進に伴って、該高圧水用チューブをともに前
    進及び後進させるガイド・チューブとを備えること、並
    びに上記高圧水用チューブにシールエアの供給手段を接
    続して、上記ランスチューブからの気体噴射を行ってい
    る際に、上記高圧水ノズル内、高圧水ノズル・チューブ
    内及び高圧水用チューブ内へ排ガスが逆流することを防
    止するように構成したことを特徴とする噴射洗浄装置。
JP62277400A 1987-11-04 1987-11-04 噴射洗浄装置 Expired - Lifetime JP2601290B2 (ja)

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JPH057980U (ja) * 1991-07-11 1993-02-02 清水建設株式会社 継手洗浄装置
JPH0655084U (ja) * 1992-12-21 1994-07-26 三菱重工業株式会社 熱交換器管基部の自動洗浄装置

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