JP2601198B2 - 電磁流量計の製造方法 - Google Patents
電磁流量計の製造方法Info
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- JP2601198B2 JP2601198B2 JP14154294A JP14154294A JP2601198B2 JP 2601198 B2 JP2601198 B2 JP 2601198B2 JP 14154294 A JP14154294 A JP 14154294A JP 14154294 A JP14154294 A JP 14154294A JP 2601198 B2 JP2601198 B2 JP 2601198B2
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- conduit
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- electromagnetic flowmeter
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定流体の流量を測
定する電磁流量計の製造方法に係り、特にセラミックス
導管を用いた電磁流量計の電極部の製造方法に関する。
定する電磁流量計の製造方法に係り、特にセラミックス
導管を用いた電磁流量計の電極部の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の焼結成形の測定管としてセラミッ
クスの導管を用いた電磁流量計の電極部を示した断面図
を図２に示す。図２に示されるものはセラミックスの導
管１の内面に対向して配置された一対の電極がありその
表面は導管内壁面より突出している。
クスの導管を用いた電磁流量計の電極部を示した断面図
を図２に示す。図２に示されるものはセラミックスの導
管１の内面に対向して配置された一対の電極がありその
表面は導管内壁面より突出している。
【０００３】又電極２の背後には導管１の外部に電極２
の信号を取出すためのねじ部２ａが管璧を貫いて突出し
ており、ワッシャ５ａ、５ｂの間にはばね４を介在させ
てナット６で引出線に接続されるラグ７とともにねじ部
２ａを締め付けている。
の信号を取出すためのねじ部２ａが管璧を貫いて突出し
ており、ワッシャ５ａ、５ｂの間にはばね４を介在させ
てナット６で引出線に接続されるラグ７とともにねじ部
２ａを締め付けている。
【０００４】この締付けによって、電極２はその背後の
くぼみに介在させた耐熱性樹脂例えばテフロンのＯリン
グ３を、管璧と電極２との間に圧接し流体が電極部から
漏洩するのを防止している。
くぼみに介在させた耐熱性樹脂例えばテフロンのＯリン
グ３を、管璧と電極２との間に圧接し流体が電極部から
漏洩するのを防止している。
【０００５】以上のような電極取出し部分はさらに構造
的保護のため、ボス８によって囲まれている。図２にお
いて、９は導管の配管との接合端部を示す。
的保護のため、ボス８によって囲まれている。図２にお
いて、９は導管の配管との接合端部を示す。
【０００６】
【０００７】図２に示される電磁流量計では電極２を導
管１に取付けるための孔あけ等の導管の加工、電極２を
管璧に取付けるねじ部２ａ、ワッシャ５ａ、５ｂ、ばね
４、ナット６の外に電極部を保護するボス８等の付属部
品が必要となり構造は複雑になり製造工程が多くなり、
コスト高になる不具合があった。
管１に取付けるための孔あけ等の導管の加工、電極２を
管璧に取付けるねじ部２ａ、ワッシャ５ａ、５ｂ、ばね
４、ナット６の外に電極部を保護するボス８等の付属部
品が必要となり構造は複雑になり製造工程が多くなり、
コスト高になる不具合があった。
【０００８】本発明は、かかる従来の電磁流量計の電極
部の製造方法を改良したもので、この製造方法により電
極部のシール性能と電極部の耐摩耗性と耐熱性を飛躍的
に向上できる電磁流量計の製造方法を提供することを目
的とする。
部の製造方法を改良したもので、この製造方法により電
極部のシール性能と電極部の耐摩耗性と耐熱性を飛躍的
に向上できる電磁流量計の製造方法を提供することを目
的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明による電磁流量計の製造方法は、絶縁性の材質のみ
で形成された未焼結の導管成形体の一部に、この導管材
質と同じ材質の物質と導電性物質とを有し先の導管の材
質の焼結温度に近い材質よりなる未焼結体の電極部材を
組み込んで、この電極部材の組み込まれた導管成形体を
焼結炉に入れて一体に焼結成形し、先の電極部材の焼結
体を流量信号を検出する電極とする電磁流量計の製造方
法である。
発明による電磁流量計の製造方法は、絶縁性の材質のみ
で形成された未焼結の導管成形体の一部に、この導管材
質と同じ材質の物質と導電性物質とを有し先の導管の材
質の焼結温度に近い材質よりなる未焼結体の電極部材を
組み込んで、この電極部材の組み込まれた導管成形体を
焼結炉に入れて一体に焼結成形し、先の電極部材の焼結
体を流量信号を検出する電極とする電磁流量計の製造方
法である。
【００１０】
【作 用】絶縁性の材質のみで形成された導管の未焼結
の導管成形体の一部に、先のこの導管と同じ材質の物質
と導電性物質とで構成され先の導管の材質の焼結温度に
近い電極部材の未焼結体を組み込んで、この組み込まれ
た未焼結の電極部材を焼結炉に入れて一体に焼結成形す
ることにより温度変化に対しても電極部のシール性能を
向上させることができる。さらに、この様な製造方法に
よれば電極を導管の内面に突出させないようにできるの
で、電極部の耐摩耗性を向上させることもできる。
の導管成形体の一部に、先のこの導管と同じ材質の物質
と導電性物質とで構成され先の導管の材質の焼結温度に
近い電極部材の未焼結体を組み込んで、この組み込まれ
た未焼結の電極部材を焼結炉に入れて一体に焼結成形す
ることにより温度変化に対しても電極部のシール性能を
向上させることができる。さらに、この様な製造方法に
よれば電極を導管の内面に突出させないようにできるの
で、電極部の耐摩耗性を向上させることもできる。
【００１１】
【実施例】本発明による電磁流量計の一つの実施例を図
面に従って説明する。図１は本発明による電磁流量計の
製造方法により製造された電極部の構造を示す断面図で
ある。図１において、電磁流量計の導管１は焼結体で形
成されており、導管１の管壁に導電性焼結体で形成され
た電極が一体に埋設されている。なお、電極２の内面は
導管１の内面と同一円筒面内にあり、電極２の導管１の
内面に連なる面は導管１の内面より突出あるいは凹んで
いない。
面に従って説明する。図１は本発明による電磁流量計の
製造方法により製造された電極部の構造を示す断面図で
ある。図１において、電磁流量計の導管１は焼結体で形
成されており、導管１の管壁に導電性焼結体で形成され
た電極が一体に埋設されている。なお、電極２の内面は
導管１の内面と同一円筒面内にあり、電極２の導管１の
内面に連なる面は導管１の内面より突出あるいは凹んで
いない。
【００１２】また、電極２から測定信号を外部回路へ引
き出す電極取出部１０は非導電性セラミックスの導管と
これに連なる電極露出部の上に、帯状に金属化加工によ
って形成され、従来のものの如く電極ねじ部、ナット部
等の付属部品を必要としない。 本発明による電磁流量
計の導管路並びに電極は共に粉末焼結技術による焼結体
で形成されたものであり、その製造方法は以下の通りで
ある。
き出す電極取出部１０は非導電性セラミックスの導管と
これに連なる電極露出部の上に、帯状に金属化加工によ
って形成され、従来のものの如く電極ねじ部、ナット部
等の付属部品を必要としない。 本発明による電磁流量
計の導管路並びに電極は共に粉末焼結技術による焼結体
で形成されたものであり、その製造方法は以下の通りで
ある。
【００１３】本発明によるものの導管の焼結体はアルミ
ナ或いはジルコニアなどをベースとするセラミックスで
ある。 （ｉ）電極部材の焼結温度が導管部材のセラミックスの
それに近い場合は、導管の未焼結成形体の一部に電極部
の未焼結成形体部を組み込んだものを焼結炉に入れて一
体に焼結成形する。
ナ或いはジルコニアなどをベースとするセラミックスで
ある。 （ｉ）電極部材の焼結温度が導管部材のセラミックスの
それに近い場合は、導管の未焼結成形体の一部に電極部
の未焼結成形体部を組み込んだものを焼結炉に入れて一
体に焼結成形する。
【００１４】（ｉｉ）電極部材の焼結温度が導管部材の
焼結成形体のそれよりも高い場合は、予め焼結成形され
た電極を未焼結成形体の中に埋め込んだものを焼結炉に
入れて一体に焼結成形する。この場合は、導管部は焼結
の際収縮するため埋込まれた電極部を圧縮保持する。
焼結成形体のそれよりも高い場合は、予め焼結成形され
た電極を未焼結成形体の中に埋め込んだものを焼結炉に
入れて一体に焼結成形する。この場合は、導管部は焼結
の際収縮するため埋込まれた電極部を圧縮保持する。
【００１５】また、電極部材の導電性焼結体としては、
アルミナと炭化チタンの固溶体ＡＬ 2Ｏ3＋ＴiＣなど、
導管の焼結体に同じ材質の材料（アルミナやジルコニア
など）と導電性物質（ＴiＣなど）との導電性セラミッ
クスを使用する。この様な材質を設定すると、導管とそ
の一部をなす電極部とを焼成するとき、導管と電極部の
同じ材質のものどうし（例えば、アルミナ）が電極部の
境界を越えて一体に焼結する。これにより、電極部と導
管とのシール性能がきわめて向上する。
アルミナと炭化チタンの固溶体ＡＬ 2Ｏ3＋ＴiＣなど、
導管の焼結体に同じ材質の材料（アルミナやジルコニア
など）と導電性物質（ＴiＣなど）との導電性セラミッ
クスを使用する。この様な材質を設定すると、導管とそ
の一部をなす電極部とを焼成するとき、導管と電極部の
同じ材質のものどうし（例えば、アルミナ）が電極部の
境界を越えて一体に焼結する。これにより、電極部と導
管とのシール性能がきわめて向上する。
【００１６】以上の方法で作られたセラミックスで形成
された導管に埋設された導電性焼結体の電極から測定信
号の引出す電極取出部１０は下記の如く形成される。図
１に示す如く導管１の管壁を貫通している電極２の上端
は導管１の外周面に露出されているので、電極２の露出
部からセラミックスの導管１の外周面上を金属化加工す
ることによって帯状に電極取出部１０を形成する。セラ
ミックス上への金属化加工はＭ0−Ｍn法等が知られてい
る。
された導管に埋設された導電性焼結体の電極から測定信
号の引出す電極取出部１０は下記の如く形成される。図
１に示す如く導管１の管壁を貫通している電極２の上端
は導管１の外周面に露出されているので、電極２の露出
部からセラミックスの導管１の外周面上を金属化加工す
ることによって帯状に電極取出部１０を形成する。セラ
ミックス上への金属化加工はＭ0−Ｍn法等が知られてい
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明による電磁流量計の製造方法によ
れば、導管部および電極部共に焼結体で形成され、管部
はアルミナあるいはジルコニアといった超硬度の材料で
あり、電極部も導管と同じアルミナやジルコニア等に炭
化チタンや超硬合金等を含む超硬度の材料であるため、
材料自体、耐摩耗性、耐薬品性、耐食性、耐熱性が優れ
ている。
れば、導管部および電極部共に焼結体で形成され、管部
はアルミナあるいはジルコニアといった超硬度の材料で
あり、電極部も導管と同じアルミナやジルコニア等に炭
化チタンや超硬合金等を含む超硬度の材料であるため、
材料自体、耐摩耗性、耐薬品性、耐食性、耐熱性が優れ
ている。
【００１８】また、導管とその一部をなす電極部とを焼
成するとき、導管と電極部の同じ材料のものどうし（例
えばアルミナ）が電極部の境界を越えて一体に焼結する
ので、電極部と導管とのシール性能が極めて高い。ま
た、本発明によれば電極が導管内面から突出もへこみも
していないため、従来のもののごとく電極突出部による
測定流体の乱流がなく、また電極の摩耗の皆無となっ
た。
成するとき、導管と電極部の同じ材料のものどうし（例
えばアルミナ）が電極部の境界を越えて一体に焼結する
ので、電極部と導管とのシール性能が極めて高い。ま
た、本発明によれば電極が導管内面から突出もへこみも
していないため、従来のもののごとく電極突出部による
測定流体の乱流がなく、また電極の摩耗の皆無となっ
た。
【００１９】また、従来のものは電極のねじ部を管壁１
を貫通して電極と管壁の間にはテフロン等のＯリングを
かませていたが本発明ではＯリングのようなシール材ま
まったく不要となった。このため、送給流体の温度は数
百度Ｃと飛躍的に上昇されるようになった。
を貫通して電極と管壁の間にはテフロン等のＯリングを
かませていたが本発明ではＯリングのようなシール材ま
まったく不要となった。このため、送給流体の温度は数
百度Ｃと飛躍的に上昇されるようになった。
【００２０】尚、また、従来のものは電極を導管にねじ
止めしていたが、本発明のものによれば測定管に電極が
埋込まれた構造になっているため電極を管に取付ける付
属部品は一切不要となった。
止めしていたが、本発明のものによれば測定管に電極が
埋込まれた構造になっているため電極を管に取付ける付
属部品は一切不要となった。
【００２１】また、従来のものは突出した電極取出部か
ら外部回路に引出線が継がれていたが、本発明のものの
電極取出部は焼結体の測定管の外側表面を金属化加工し
て形成した帯状の導電性通路とすることができるため、
電極部を保護するボスや電極からの引出し線やこれを取
り付ける部品も一切不要となる。
ら外部回路に引出線が継がれていたが、本発明のものの
電極取出部は焼結体の測定管の外側表面を金属化加工し
て形成した帯状の導電性通路とすることができるため、
電極部を保護するボスや電極からの引出し線やこれを取
り付ける部品も一切不要となる。
【図１】本発明による電磁流量計の製造方法による電極
部の構成を示す断面図である。
部の構成を示す断面図である。
【図２】従来の電磁流量計の電極部の構成を示す断面図
である。
である。
１ 導管 ２ 電極 ３ Ｏリング ４ ばね ５ａ、５ｂ ワッシャ ６ ナット ７ ラグ板 ８ ボス ９ 測定管の接合端部 １０ 電極取出部
Claims (1)
- 【請求項１】絶縁性の材質のみで形成された未焼結の導
管成形体の一部に、前記導管材質と同じ材質の物質と導
電性物質とを有し前記導管の材質の焼結温度に近い材質
よりなる未焼結体の電極部材を組み込んで、この電極部
材の組み込まれた導管成形体を焼結炉に入れて一体に焼
結成形し、前記電極部材の焼結体を流量信号を検出する
電極とすることを特徴とする電磁流量計の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14154294A JP2601198B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電磁流量計の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14154294A JP2601198B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電磁流量計の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777441A JPH0777441A (ja) | 1995-03-20 |
| JP2601198B2 true JP2601198B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=15294398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14154294A Expired - Lifetime JP2601198B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 電磁流量計の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601198B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013152136A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Toshiba Corp | 電磁流量計および測定装置 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14154294A patent/JP2601198B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0777441A (ja) | 1995-03-20 |
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