JP2601154Y2 - 展示ケースにおける展示パネルの移動装置 - Google Patents
展示ケースにおける展示パネルの移動装置Info
- Publication number
- JP2601154Y2 JP2601154Y2 JP1993026122U JP2612293U JP2601154Y2 JP 2601154 Y2 JP2601154 Y2 JP 2601154Y2 JP 1993026122 U JP1993026122 U JP 1993026122U JP 2612293 U JP2612293 U JP 2612293U JP 2601154 Y2 JP2601154 Y2 JP 2601154Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display panel
- display
- case
- moving device
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、長尺な1枚物の展示
パネルを歪みなく移動させることができるようにした展
示ケースにおける展示パネルの移動装置に関するもので
ある。
パネルを歪みなく移動させることができるようにした展
示ケースにおける展示パネルの移動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館において絵画等を展示す
るための装置として箱状に形成した展示ケースを用いる
ことは従来から行われている。すなわち前面に透明なガ
ラスを張り、比較的奥行を浅く形成し、奥を展示面とし
ているのである。
るための装置として箱状に形成した展示ケースを用いる
ことは従来から行われている。すなわち前面に透明なガ
ラスを張り、比較的奥行を浅く形成し、奥を展示面とし
ているのである。
【0003】前記展示ケースにおいて絵画等を展示する
場合、そのサイズ等によっては、展示面を奥方向又は手
前に設定する必要があり、そのためには、この展示ケー
ス内に移動可能な展示パネルを配設することが行われて
いる。
場合、そのサイズ等によっては、展示面を奥方向又は手
前に設定する必要があり、そのためには、この展示ケー
ス内に移動可能な展示パネルを配設することが行われて
いる。
【0004】前記のように展示パネルを移動させるため
の従来の装置としては、展示パネルの上端に適宜な間隔
で吊車を配設するとともに、この吊車を展示ケース天井
方向に水平に固定配設したハンガーレールに掛けて、前
記展示パネルを数人が手でハンガーレールに沿って移動
せしめるのであった。
の従来の装置としては、展示パネルの上端に適宜な間隔
で吊車を配設するとともに、この吊車を展示ケース天井
方向に水平に固定配設したハンガーレールに掛けて、前
記展示パネルを数人が手でハンガーレールに沿って移動
せしめるのであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし前記展示パネル
を数人の人手によって移動せしめるとしても、これに要
する力が1枚の展示パネル全体に均等に掛けることがで
きず、したがって斜めに傾いて移動することがあった。
また人手によって移動させるために、いかに吊車を用い
るとしても、重量が大となれば移動が困難であるので、
最大幅がせいぜい3m程度としなければならず、したが
って例えば15m幅の展示パネルを必要とする場合は、
複数枚の展示パネルを用いなければならず、この場合
は、各展示パネルの合端を正確に合わせなければならな
いところ、この微調整は非常に困難なものとなっている
のである。しかもこの合端(目地)は、線となって外部
から視認し得るため、体裁も悪いものとなっていたので
ある。
を数人の人手によって移動せしめるとしても、これに要
する力が1枚の展示パネル全体に均等に掛けることがで
きず、したがって斜めに傾いて移動することがあった。
また人手によって移動させるために、いかに吊車を用い
るとしても、重量が大となれば移動が困難であるので、
最大幅がせいぜい3m程度としなければならず、したが
って例えば15m幅の展示パネルを必要とする場合は、
複数枚の展示パネルを用いなければならず、この場合
は、各展示パネルの合端を正確に合わせなければならな
いところ、この微調整は非常に困難なものとなっている
のである。しかもこの合端(目地)は、線となって外部
から視認し得るため、体裁も悪いものとなっていたので
ある。
【0006】さらにまた移動する場合に展示パネル全体
が、3m程度の幅のものであっても波状に歪み、この歪
も外部に明瞭に表れ、これも体裁を悪くする要因となっ
ていたのである。
が、3m程度の幅のものであっても波状に歪み、この歪
も外部に明瞭に表れ、これも体裁を悪くする要因となっ
ていたのである。
【0007】本来、展示パネル及びこれを収納している
展示ケースは、これに展示する絵画等の展示物を装飾
し、かつ引き立たせる機能を有するものであるが、前記
合端によって表れる線及び歪によって折角の展示物もそ
の価値を十分発揮することができないことになっていた
のである。
展示ケースは、これに展示する絵画等の展示物を装飾
し、かつ引き立たせる機能を有するものであるが、前記
合端によって表れる線及び歪によって折角の展示物もそ
の価値を十分発揮することができないことになっていた
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案に係る展
示ケースにおける展示パネルの移動装置は前記の課題を
解決するために、展示ケース内に配設した移動可能な展
示パネルの上端に適宜間隔を保持して吊車を連結すると
ともに、この吊車が係合する複数のハンガーレールを前
記展示パネルの移動方向へ向けて共通する1本の軸に前
記吊車間隔を保持して固着し、かつこの軸を回転装置に
連結したものである。
示ケースにおける展示パネルの移動装置は前記の課題を
解決するために、展示ケース内に配設した移動可能な展
示パネルの上端に適宜間隔を保持して吊車を連結すると
ともに、この吊車が係合する複数のハンガーレールを前
記展示パネルの移動方向へ向けて共通する1本の軸に前
記吊車間隔を保持して固着し、かつこの軸を回転装置に
連結したものである。
【0009】
【作用】すなわち、回転装置によって軸を回転させ、こ
の軸の回転によってハンガーレールに傾斜を与え、この
傾斜したハンガーレールに沿って吊車が移動し、この移
動によって吊車に連結されている展示パネルが移動する
のである。
の軸の回転によってハンガーレールに傾斜を与え、この
傾斜したハンガーレールに沿って吊車が移動し、この移
動によって吊車に連結されている展示パネルが移動する
のである。
【0010】
【実施例】次にこの考案に係る展示ケースにおける展示
パネルの移動装置の一実施例を図に基づいて述べると、
1は長尺、例えば約15mの幅を有する展示パネル本体
であり、2はこの展示パネル本体1の上端に連結した吊
車である。
パネルの移動装置の一実施例を図に基づいて述べると、
1は長尺、例えば約15mの幅を有する展示パネル本体
であり、2はこの展示パネル本体1の上端に連結した吊
車である。
【0011】3は前記吊車2を係合するための断面H字
状に形成したハンガーレールであり、このハンガーレー
ル3は前記展示パネル本体1の移動距離の長さを有する
ものとする。またこのハンガーレール3は、展示ケース
内上部に、適宜間隔を保持して平行に複数本配設されて
いる。
状に形成したハンガーレールであり、このハンガーレー
ル3は前記展示パネル本体1の移動距離の長さを有する
ものとする。またこのハンガーレール3は、展示ケース
内上部に、適宜間隔を保持して平行に複数本配設されて
いる。
【0012】4は前記ハンガーレール3に固着した軸で
あり、この軸4はその両端又は適宜な位置に軸受を用い
て、展示ケースの天井部に回転自在に連結されている。
またこの軸4は回転装置5に連結されており、この回転
装置5の作動によって回転し、その結果、軸4に固着さ
れている前記ハンガーレール3も回転するのである。
あり、この軸4はその両端又は適宜な位置に軸受を用い
て、展示ケースの天井部に回転自在に連結されている。
またこの軸4は回転装置5に連結されており、この回転
装置5の作動によって回転し、その結果、軸4に固着さ
れている前記ハンガーレール3も回転するのである。
【0013】回転装置5は、例えばスプロケットとチェ
ーンの組合わせによる手動のものでもよいが、ギヤドモ
ータ又はトルクアクチュエータ、さらにはピニオンとラ
ックの組合わせによる等、動力を用いたものであっても
よい。
ーンの組合わせによる手動のものでもよいが、ギヤドモ
ータ又はトルクアクチュエータ、さらにはピニオンとラ
ックの組合わせによる等、動力を用いたものであっても
よい。
【0014】尚、図中6はハンガーレール3をの回転限
界を規制するストッパーである。
界を規制するストッパーである。
【0015】以上によって、回転装置5によって軸4を
回転させる。すると、この軸4に固着されているハンガ
ーレール3も回転することになるが、その回転角度は、
ハンガーレール3を僅かに傾斜させる程度でよいため、
例えば1〜2度傾く程度の回転である。
回転させる。すると、この軸4に固着されているハンガ
ーレール3も回転することになるが、その回転角度は、
ハンガーレール3を僅かに傾斜させる程度でよいため、
例えば1〜2度傾く程度の回転である。
【0016】すると、展示パネル本体1全体は吊車2を
介して前記傾斜したハンガーレール3に沿っておのずと
移動することになり、必要長移動した時点で回転装置5
を逆作動してハンガーレール3を水平に戻せば、展示パ
ネル本体1の自重によって吊車2がその位置に停止する
ことになるのである。これらは展示パネル本体1を前進
及び後退させる場合も全く同一である。
介して前記傾斜したハンガーレール3に沿っておのずと
移動することになり、必要長移動した時点で回転装置5
を逆作動してハンガーレール3を水平に戻せば、展示パ
ネル本体1の自重によって吊車2がその位置に停止する
ことになるのである。これらは展示パネル本体1を前進
及び後退させる場合も全く同一である。
【0017】
【考案の効果】前記のようにこの考案に係る展示ケース
における展示パネルの移動装置によれば、展示ケース内
に配設した移動可能な展示パネルの上端に適宜間隔を保
持して吊車を連結するとともに、この吊車が係合する複
数のハンガーレールを前記展示パネルの移動方向へ向け
て共通する1本の軸に前記吊車間隔を保持して固着し、
かつこの軸を回転装置に連結してあるので、長尺な1枚
物の展示パネル本体を、その全面が歪むことなく均等な
バランスで移動させることができるという効果を有する
のである。
における展示パネルの移動装置によれば、展示ケース内
に配設した移動可能な展示パネルの上端に適宜間隔を保
持して吊車を連結するとともに、この吊車が係合する複
数のハンガーレールを前記展示パネルの移動方向へ向け
て共通する1本の軸に前記吊車間隔を保持して固着し、
かつこの軸を回転装置に連結してあるので、長尺な1枚
物の展示パネル本体を、その全面が歪むことなく均等な
バランスで移動させることができるという効果を有する
のである。
【図1】この考案に係る展示ケースにおける展示パネル
の移動装置の一実施例を示す要部の斜視図である。
の移動装置の一実施例を示す要部の斜視図である。
1 展示パネル本体 2 吊車 3 ハンガーレール 4 軸 5 回転装置 6 ストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 展示ケース内に配設した移動可能な展示
パネルの上端に適宜間隔を保持して吊車を連結するとと
もに、この吊車が係合する複数のハンガーレールを前記
展示パネルの移動方向へ向けて共通する1本の軸に前記
吊車間隔を保持して固着し、かつこの軸を回転装置に連
結したことを特徴とする展示ケースにおける展示パネル
の移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026122U JP2601154Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 展示ケースにおける展示パネルの移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026122U JP2601154Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 展示ケースにおける展示パネルの移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154U JPH07154U (ja) | 1995-01-06 |
JP2601154Y2 true JP2601154Y2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=12184769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026122U Expired - Lifetime JP2601154Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 展示ケースにおける展示パネルの移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601154Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107440412A (zh) * | 2017-09-19 | 2017-12-08 | 合肥清雅装饰工程有限公司 | 装饰瓷砖展示架 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP1993026122U patent/JP2601154Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107440412A (zh) * | 2017-09-19 | 2017-12-08 | 合肥清雅装饰工程有限公司 | 装饰瓷砖展示架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07154U (ja) | 1995-01-06 |
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JPH0513253Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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