JP2600541B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2600541B2 JP3270846A JP27084691A JP2600541B2 JP 2600541 B2 JP2600541 B2 JP 2600541B2 JP 3270846 A JP3270846 A JP 3270846A JP 27084691 A JP27084691 A JP 27084691A JP 2600541 B2 JP2600541 B2 JP 2600541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッドが取り付け
られる回転ヘッドシリンダーに磁気テープを巻き付けて
走行させて、磁気ヘッドと磁気テープの摺接をはかり、
映像信号の情報信号を記録再生するようにしたビデオテ
ープレコーダーのような磁気記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、カセット式ビデオテープレコーダ
ーのような磁気記録再生装置は、小型・軽量化が進み、
ビデオムービーにおいては、回転ヘッドシリンダーの直
径を標準タイプの2/3に設定し、巻き付け角を285
°として4ヘッドタイプの小径シリンダーを用いるタイ
プが主流になってきている。
【0003】以下に従来の磁気記録再生装置の構成を図
21を用いて説明する。図21は従来の磁気記録再生装
置の平面図である。図21において、101は磁気テー
プを巻装したリールを内蔵したカセット、102は磁気
ヘッド103a〜103dを円周上に90°に分割して
配置した回転シリンダーである。
【0004】104a,104bはテープガイドポスト
で、カセット装着時はカセット開口部内(破線で示す)
に配置され、カセット検出スイッチ(図示せず)により
カセット装着を検出した場合、テープガイドポスト10
4a,104bは矢印で示す経路に沿ってローディング
リング111によってテープローディングを行い、所定
の位置にて固定される。さらに、これに連動してカセッ
ト101は回転シリンダー102に向かって移動し、所
定の位置にて固定される。105a,105bは、傾斜
ポストであり、傾斜ポスト105aはテープガイドポス
ト104aと同じベースに固定されている。また傾斜ポ
スト105bは、基盤109上に固定されている。10
6は磁気テープ110を所定の速度で走行させるキャプ
スタンであり、ピンチローラー108によって、磁気テ
ープ110をキャプスタン106に圧着することによ
り、キャプスタン106の回転力を磁気テープ110に
伝え、磁気テープ110を所定の速度で移送するように
構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、テープローディング完了後には回転シリ
ンダー102の後方スペースにテープガイドポスト10
4a,104bが位置しており、その分だけメカニズム
の奥行き寸法が大きくなり、さらなる小型化への障害と
なるという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、回転シリンダーとカセットとの大きさで決まる小型
化されたVTRを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気記録再生装置は、磁気テープを巻装した
リールを内蔵したカセットから磁気テープをカセット外
部に引き出して、カセット外部に設置された回転ヘッド
シリンダーに添接して走行させ、信号を記録または再生
するように構成された磁気記録再生装置であって、基盤
上に設けられた複数個のローディングギヤーと、カセッ
ト内より磁気テープをカセット外部に引き出すテープガ
イドポストを保持するTポストベースと、Tポストベー
スに形成されそれぞれのローディングギヤーと順次噛み
合いながら移動する歯車部と第一の歯車を駆動する駆動
手段とを有している。
【0008】
【作用】この構成によって、従来回転シリンダーの後部
に配置されていた機構部品をなくすことが可能となり、
装置の奥行き寸法をカセットと回転シリンダーで決定さ
れる大きさにすることができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。
【0010】先ず、テープローディング手段について説
明する。図1は、本発明の一実施例の磁気記録再生装置
の外観平面図を示すものであり、図2は、同装置の機構
部の平面図である。図2において、2は回転シリンダー
で、磁気記録再生装置に装着されたカセット1から引き
出された磁気テープ4が外周面に331.5°の範囲に
わたって巻回されている。この回転シリンダー2には、
4個一組の磁気ヘッド3a,3b,3c,3dが先端を
わずかに回転シリンダー2の外周に突出させ、かつ90
°分割して円周上に配置されている。この回転シリンダ
ー2の下部には、カセット1から引き出された磁気テー
プ4を回転シリンダー2の外周面に反時計方向より巻き
付けるテープガイドポスト5b、傾斜ポスト6bを有す
るTポストベース7がローディングガイド8に沿って移
動自在に設けられている。図3は、Tポストベースのロ
ーディング機構を示したものであり、このTポストベー
ス7の下部には内歯車の一部で形成されるTポストベー
スギヤー9が多少のガタ付きをもって、Tポストベース
7に取り付けられている。また、第一の基盤10上に回
転自在に設けられているローディングギヤー11〜14
はそれぞれ順々にTポストベースギヤー9と噛み合うよ
うに円周上に配置されている。さらに、このローディン
グギヤー11〜14のすべてに噛み合うローディングリ
ング28が回転シリンダー2の下部にローラー15によ
って回転自在に設けられている。ローディングギヤー1
4は、カセット1を保持する第二の基盤16に形成され
たラック部16aと伝達ギヤー17を介して噛み合うよ
うに構成され、テープローディングが完了した状態にお
いては、伝達ギヤー17はラック部16aからTポスト
ベース圧着ギヤー18に噛み合いが移りTポストベース
圧着スプリング19により圧着力がTポストベース7に
作用するように構成されている。
【0011】図4は、第二の基盤16をスライド移動さ
せる機構を示したものである。20は第一の基盤10上
に形成された内歯車、21は内歯車20と同軸に回転自
在に設けられた太陽歯車、22は内歯車20,太陽歯車
21と噛み合い遊星歯車機構を構成する遊星歯車であ
る。太陽歯車21は減速ギヤー23〜25,伝達ギヤー
26を介してローディングモーター27により駆動され
るように構成されている。上記遊星歯車22には変芯し
た位置に基盤駆動軸29が植立している。この基盤駆動
軸29は第二の基盤16に形成されたカム溝16bに対
応しており、太陽歯車21の回転により遊星歯車22が
矢印A方向に公転させられたとき基盤駆動軸29の軌跡
29aはサイクロイド曲線を描くことになる。このとき
太陽歯車21と遊星歯車22の歯数比は2:1となって
いる。この基盤駆動軸29の軌跡は矢印B方向に軌跡が
形成されそのあと矢印C方向に形成されるが、カム溝1
6bは矢印C方向に形成された軌跡形状に一致するよう
に形取られている。
【0012】図5は、テープガイドポスト5c,5dお
よびテンションポスト44を引き出す機構を示したもの
である。図5において、30はテープガイドポスト5c
を保持しテープローディング時に磁気テープ4をカセッ
ト1内よりカセット1外に引き出すT4ポストアームで
あり、第一の基盤10に対して回動軸31でもって回転
自在に設けられている。また、T4ポストアーム30に
は歯車部30aが設けられており、第一の基盤10に回
動軸32をもつT4ポストアーム駆動ギヤー33の歯車
部33aと噛み合っている。また、T4ポストアーム駆
動ギヤー33上に第二の基盤16に形成されたカム溝1
6cに対応するガイドピン34が設けられている。T4
ポストアーム30上には板バネ35が取り付けられてお
り、ローディング完了時点で第二の基盤16に設けられ
た圧着ピン36で矢印B方向に押し付けられT4ポスト
アーム30は所定の位置に固定される。37はテープガ
イドポスト5dを保持し、第二の基盤16上に回動軸3
8を有するT5ポストアームであり、第一の基盤10に
形成されたカム溝10aに対応するガイドピン39を有
している。40はリール台に形成されたドラム部41に
テンションバンド42を巻き付け、図2に示すテープ供
給リール79に回転負荷を与えることにより記録再生時
の磁気テープ4のテンションの制御を行うテンションア
ームである。43はテンションスプリング、44はテー
プテンションを検出するテンションポストである。テン
ションアーム40は第二の基盤16上に回動軸45を有
し、第一の基盤10に形成されたカム溝10bに対応す
るガイドピン46を有している。
【0013】図6は、テープガイドポスト5aのローデ
ィング機構の要部を示すものである。図6において、4
7はテープガイドポスト5aと傾斜ポスト6aを保持す
るSポストベースであり、第一の基盤10上に設けられ
たVストッパー48により所定の位置に固定される。ま
た、Sポストベース47は第二の基盤16上の回動軸5
0を中心に回転可能なSローディングアームA49によ
り係合されている。SローディングアームB51は遊星
歯車22に設けられた基盤駆動軸29に対応するカム溝
を有し、回動軸50を中心として回動可能な状態で取り
付けられている。このSローディングアームB51とS
ローディングアームA49とはSポストベース圧着スプ
リング52によって互いに閉じる方向に力が加えられて
いる。53は第二の基盤16に設けられたSポストベー
スガイドである。
【0014】図7は、遊星歯車機構部の側面図を表した
ものである。図中56はモードスイッチであり、遊星歯
車22の回転軸56aと後述するピンチ圧着レバー57
を蹴る突起部56bとが形成されている。図中54,5
5は減速ギヤー、58は遊星歯車機構支持板、59は減
速ギヤー支持板、60,61,62はギヤーの回転軸、
63はローディングモーターピニオンギヤーである。
【0015】図8は、ローディングを完了した時点のT
ポストベース7の側面方向から見た図であり、二点鎖線
は本装置の底面(第一の基盤10の底面)の位置を示し
ている。Tポストベースギヤー9はTポストベース7に
ローディングガイドピン64a,64bでもってがた付
きを持った状態で取り付けられている。図中一点鎖線で
示されるローディングガイド8は上記ローディングガイ
ドピン64のつば部とTポストベースギヤー9とで挟ま
れた状態になっている。テープガイドポスト5b、およ
び傾斜ポスト6bは上から吊された状態でTポストベー
ス7に取り付けられている。テープガイドポスト5a
は、ガイドローラー65の回転軸であるローラーシャフ
ト66にテープの上つば68と下つば67がガイドロー
ラー65を挟んで圧入された構成である。また、このロ
ーラーシャフト66には高さ調整用の高さ調整ネジ69
が圧入され、Tポストベース7に圧入して固定されてい
るボス70に形成されている雌ネジ部と噛み合ってい
る。さらに、このローラーシャフト66の頭部には高さ
調整時ドライバーにて回せるようにマイナスネジ用のス
リット66aが形成されている。76はテープガイドポ
スト5aの高さ調整後ポストをロックするためのロック
用ネジである。
【0016】つぎに、ピンチ圧着機構について説明す
る。図9において、71はキャプスタン72に磁気テー
プ4を挟み込んで圧着しキャプスタンモーター73によ
り所定の速度で磁気テープ4を駆動するピンチローラー
である。74はピンチローラー71を回転自在に保持す
るピンチアームであり、第二の基盤16上に回転支軸7
5を有している。57は第二の基盤16上に回転支軸7
7を有するピンチ圧着レバーである。前記モードスイッ
チ56に形成された突起部56bによりピンチ圧着レバ
ー57は反時計方向に回動し、ピンチ圧着スプリング7
8によってピンチローラー71に圧着力を発生させるよ
うに構成されている。
【0017】つぎに、テープパスについて説明する。図
10において、テープ供給リール79から引き出された
磁気テープ4は、テンションポスト44,インピーダン
スローラー80,テープガイドポスト5a,傾斜ポスト
6aに至るまでは、カセット1に対して水平に引き出さ
れる。テープガイドポスト5aと傾斜ポスト6aはカセ
ット1の開口部内より磁気テープ4を引出した後、第一
の基盤10上に固定され、傾斜ポスト6aは回転シリン
ダー2と、軸方向に平行に配置されている。回転シリン
ダー2に巻き付けられた磁気テープ4は、回転シリンダ
ー2に形成されたリード面に沿って下降し、傾斜ポスト
6b,テープガイドポスト5bを経た後、徐々に上昇し
テープガイドポスト5cに至り、カセット1内のテープ
高さまで戻る。その後磁気テープ4は傾斜ポスト6cに
よりねじれ補正がなされ、キャプスタン72,ピンチロ
ーラー71,テープガイドポスト5dを経てカセット1
内のテープ巻取りリール81に至る。ここで、テープガ
イドポスト5b,傾斜ポスト6bはカセット1の開口部
内より磁気テープ4を引き出した後、回転シリンダー2
と、軸方向に平行に配置されている。
【0018】図11,図12はリール駆動機構、および
第一の基盤10と第二の基盤16との配置構成の要部を
表したものである。82は供給リール台、83は巻取り
リール台である。キャプスタンモーター73の回転はタ
イミングベルト84,タイミングプーリー85,センタ
ーギヤー86,アイドラギヤー87を介して供給リール
台82あるいは巻取りリール台83に伝えられる。第二
の基盤16にはテープローディングの際、第一の基盤1
0上をスライド移動するためのガイド溝16d,16
e,16fが設けられ、10c,10d,10eは第一
の基盤10に設けられたガイドピンである。また、図1
2はリール駆動機構と第一の基盤10,第二の基盤16
の側面を表した概略図であり、第二の基盤16は供給リ
ール台82および巻取りリール台83の部分が沈み込む
構成がとられており、第二の基盤16と第一の基盤10
との間にアイドラギヤー等のリール駆動機構が納められ
るように構成されている。これにより第二の基盤16に
カセット1を取り出されたときメカニズムを外から見え
なくするための化粧板の役目を持たせることになる。
【0019】以上のように構成された磁気記録再生装置
について、図面を用いてその動作を説明する。
【0020】最初に第二の基盤16のスライド移動動作
について説明する。図13は前記カセット装着をキャビ
ネット外に移動した状態を示す機構部全体の平面図であ
る。この状態において、まず二点鎖線で示したカセット
1を装置に装着すると、カセット装着を検出する検出ス
イッチ(図示せず)によりカセット装着が検知され、ロ
ーディングモーター27が回転する。これによって太陽
歯車21は減速ギヤー23,54,24,55,25お
よび伝達ギヤー26を介して反時計方向に回転し遊星歯
車22は太陽歯車21の回りを公転することになる。図
14は遊星歯車22を駆動する機構の要部を表した図で
ある。図中遊星歯車22はカセット装着時は22Aの位
置にあり太陽歯車21の回転にともなって22Bを経て
22Cまで移動する。このとき基盤駆動軸29は基盤駆
動軸29の軌跡29aをたどって行く。遊星歯車22が
22Aの位置から22Bの位置まで移動する間、第二の
基盤16はそのカム溝16bによって矢印B方向にスラ
イド移動することになる。
【0021】つぎに、Tポストベース7のローディング
動作について、図3,図15,図16,図17を用いて
説明する。上記第二の基盤16のスライド移動により第
二の基盤16に形成されたラック部16aと噛み合う伝
達ギヤー17が回転し、Tポストベースギヤー9に噛み
合っているローディングギヤー14に回転が伝えられる
(図14を参照のこと)。さらに、ローディングギヤー
14の回転はローディングリング28によって他ののロ
ーディングギヤー11,12,13に伝えられているた
め、Tポストベース7は各ローディングギヤー14,1
3,12,11の順にローディングガイドに沿って送り
出されて行くことになる。ここで、ローディングガイド
8はTポストベース7がカセット外に送り出されるにつ
れて、沈み込むように形成されており(図17を参照の
こと)、Tポストベースギヤー9とローディングギヤー
11〜14との噛み合い動作は3次元的に行われること
になる。図16,図17に示すようにローディング過程
において、Tポストベース7のテープガイドポスト5b
部が第一の基盤10からはみ出すが、その後図2に示す
ように第一の基盤10に形成されたローディングガイド
のカム部10fによって、ローディングガイドピン64
aがガイドされ第一の基盤10の内側に収納される。こ
れによってローディングが完了した時点において、回転
シリンダー2の後部にメカニズムは存在せず装置の奥行
き寸法の小型化がはかれる(図1参照のこと)。このと
きTポストベース7のTポストベースギヤー9取り付け
部分は回転シリンダー2の下部に収納されている。
【0022】図20は、T5ポストアーム37,T4ポ
ストアーム30,テンションアーム40のアンローディ
ング時の配置を示している。
【0023】テンションアーム40はカセット1の装着
時、図19の位置にあり、第二の基盤16のスライド移
動の間、ガイドピン46と第一の基盤10に形成された
カム溝10bによって反時計方向に回動する。同様にT
5ポストアーム37もガイドピン39とカム溝10aと
によって時計方向に回動する。T4ポストアーム30は
第二の基盤16に形成されたガイド溝16cに対応する
ガイドピン39を有するT4ポストアーム駆動ギヤー3
3によって回動軸31を中心に時計方向に回動し、T4
ポストアーム30に取り付けられた板バネ35が第二の
基盤16に設けられた圧着ピン36によって圧着力が加
えられ所定の位置に固定される。
【0024】つぎに、Sポストベース47のローディン
グ動作について図5,図18を用いて説明する。第二の
基盤16のスライド移動が終了した後、さらに太陽歯車
21は回転し、基盤駆動軸29は矢印C方向に移動す
る。これによってSローディングアームB51は矢印D
(図18を参照のこと)方向に回動し、Sローディング
アームA49も回動軸50を中心に回動する。その後S
ポストベース47は図5に示す所定の位置に固定され、
Sボード圧着スプリング52によって圧着力が加えられ
る。
【0025】つぎに、ピンチローラーの圧着動作につい
て図7,図9を用いて説明する。上記Sポストベース4
7のローディングが完了した後、遊星歯車22はさらに
回転し、この遊星歯車22の公転運動に連動するように
配置されているモードスイッチ56の突起部56bがピ
ンチ圧着レバー57を蹴ることによりピンチローラー7
1はキャプスタン72に押し付けられ、装置が記録再生
モードとなる。この時点でローディングモーター27は
停止する。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープを巻
装したリールを内蔵したカセットから磁気テープをカセ
ット外部に引き出して、カセット外部に設置された回転
ヘッドシリンダーに添接して走行させ、信号を記録また
は再生するように構成された磁気記録再生装置であっ
て、基盤上に設けられた複数個のピニオンギヤーと、カ
セット内より磁気テープをカセット外部に引き出すテー
プガイドポストを保持するポストベースと、ポストベー
スに形成されそれぞれのピニオンギヤーと順次噛み合い
ながら移動する歯車部と第一の歯車を駆動する駆動手段
を設けることにより、装置の奥行き寸法をカセットと回
転シリンダーで決まる最小寸法に設計することができ、
機構的にも非常に簡単な構成であるために大幅な部品点
数の削減が可能で、これによって、装置の軽量化,薄型
化,コスト削減を達成する優れた磁気記録再生装置を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
概観平面図
【図2】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
ローディング完了時の平面図
【図3】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
Tポストベースのローディング機構の平面図
【図4】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
第二の基盤のスライド移動機構の平面図
【図5】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
テンションアームおよびテープガイドポストのローディ
ング完了時の平面図
【図6】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
Sポストベースのローディング機構の平面図
【図7】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
遊星歯車機構の側面図
【図8】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
Tポストベースの側面図
【図9】本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
ピンチ圧着機構の平面図
【図10】本発明の一実施例における磁気記録再生装置
のテープ走行パスの平面図
【図11】本発明の一実施例における磁気記録再生装置
のリール駆動機構の平面図
【図12】本発明の一実施例における磁気記録再生装置
の第二の基盤およびリール駆動機構の概略側面図
【図13】本発明の一実施例における磁気記録再生装置
において第二の基盤をキャビネット外に移動した状態を
示す平面図
【図14】同一実施例における磁気記録再生装置の遊星
歯車機構の動作説明のための平面図
【図15】同一実施例における磁気記録再生装置のTポ
ストベースローディング機構の動作説明のための平面図
【図16】同一実施例における磁気記録再生装置のTポ
ストベースローディング機構の動作説明のための平面図
【図17】同一実施例における磁気記録再生装置のTポ
ストベースローディング機構の動作説明のための平面図
【図18】同一実施例における磁気記録再生装置のTポ
ストベースローディング機構の動作説明のための斜視図
【図19】同一実施例における磁気記録再生装置のSポ
ストベースローディング機構の動作説明のための平面図
【図20】同一実施例における磁気記録再生装置のテン
ションアーム,T4ポストアーム,T5ポストアームの
動作説明のための平面図
【図21】従来の磁気記録再生装置の概略図
【符号の説明】
1 カセット 2 回転シリンダー 7 Tポストベース 11 ローディングギヤー 12 ローディングギヤー 13 ローディングギヤー 14 ローディングギヤー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻装したリールを内蔵したカ
    セットから前記磁気テープをカセット外部に引き出し
    て、カセット外部に設置された回転ヘッドシリンダーに
    添接して走行させ、信号を記録または再生するように構
    成された磁気記録再生装置であって、基盤上に設けられ
    た複数個のローディングギヤーと、前記カセット内より
    前記磁気テープを前記カセット外部に引き出すテープガ
    イドポストを保持するTポストベースと、前記Tポスト
    ベースに形成され前記それぞれのローディングギヤーと
    順次噛み合いながら移動する歯車部と前記第一の歯車を
    駆動する駆動手段を有していることを特徴とする磁気記
    録再生装置。
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