JP2600528Y2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2600528Y2
JP2600528Y2 JP1991093089U JP9308991U JP2600528Y2 JP 2600528 Y2 JP2600528 Y2 JP 2600528Y2 JP 1991093089 U JP1991093089 U JP 1991093089U JP 9308991 U JP9308991 U JP 9308991U JP 2600528 Y2 JP2600528 Y2 JP 2600528Y2
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amplifier
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slave unit
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克己 片倉
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はコードレス電話機に係
り、特に、子機に設けた拡声スピーカの音声出力を自動
的にレベル制御するのに好適なコードレス電話機に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より、無線通信で接続されたコードレ
ス電話機は図3に示すブロック図のものが多く提供され
ていた。図において、1はコードレス電話機の親機であ
り、この親機1は電話回線端子2から外部電話回線に接
続され、この電話回線端子2で着信した受話音はスピー
チネットワーク3を介して変復調回路4で変調されてア
ンテナ5より送信される。
【0003】6はマイクロコンピュータ(以下、単にマ
イコンという)であり、このマイコン6は周知のように
基本的にはCPU6a,ROM6c,RAM6d 及び入力ポート6e、出力
ポート6bより構成され、ROM6c にはCPU6a を制御するプ
ログラムが書き込まれており、CPU6a はこのプログラム
に従って入力ポート6eより必要とされる外部データを取
り込んだり、又はRAM6d との間でデータの授受を行なっ
たりしながら演算処理し、必要に応じて処理データを出
力ポート6bより出力する。
【0004】即ち、上記マイコン6は操作キー7からの
指示データによって、上記変復調回路4の送信時の変調
動作及び受信時の復調動作などを制御する。
【0005】50はコードレス電話機の子機であり、この
子機50はアンテナ11で親機1の無線通信で送信された受
話音信号を受信し、マイコン15で制御される変復調回路
12を介して受話音を復調し、この復調した受話音は第1
の増幅器13で増幅されて受話スピーカ14より音声出力す
ることができる。
【0006】20は拡声スイッチであり、この拡声スイッ
チ20を押圧操作してONにすると、マイコン15は出力ポー
ト15b よりミューティング解除の制御信号を第2の増幅
器18に供給し、第2の増幅器18をON動作させてボリュー
ム51で設定された受話音の音声出力を拡声スピーカ19よ
り出力することができる。
【0007】この様に、親機1で着信した受話音は子機
50に無線通信され、子機50の受話スピーカ14から受話音
を聴取することができると同時に、拡声スイッチ20をON
操作することにより拡声スピーカ19より受話音をスピー
カ出力することもできる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のコードレス電話機は電話回線より着信した受話音を拡
声スピーカ19より聴取する場合、相手からの音声出力レ
ベルの大きさによって最適音声出力レベルになるよう、
着信の度にボリューム51を調整して設定する必要があっ
た。
【0009】また、子機50は戸外で使用できるよう防水
構造になったものが多く、この防水構造の子機50に上記
ボリューム51を取り付ける場合、ボリューム51の駆動調
節用シャフトに対する防水構造が困難であり、またコス
トも高くなるという欠点があった。
【0010】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、子機に設けた拡声スピーカの音声出力を予め決めら
れた出力レベルになるよう ALC(Auto Level Control)増
幅器で制御することができるコードレス電話機を提供す
るところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案のコードレス電
話機は、電話回線と接続し、スピーチネットワークと変
復調回路を介して無線通信可能な親機と、上記親機と無
線通信可能な変復調回路を有し、第1の増幅器を介して
音声出力する受話スピーカと、第2の増幅器を介して音
声出力する拡声スピーカとを有した子機とで構成したコ
ードレス電話機において、上記親機内部のスピーチネッ
トワークと変復調回路の間に第1の切換回路を設けると
共に、前記第1の切換回路と並列接続したALC増幅器
と第2の切換回路とを設け、子機の拡声スピーカを動作
させて受話音を聴取するとき親機内の前記第1の切換回
路及び第2の切換回路をオフ/オン動作させ、上記AL
C増幅器を動作させて上記子機内部の拡声スピーカの音
声出力レベルを予め決められた出力レベルに制御するよ
う構成したものである。
【0012】
【0013】
【作用】この考案によれば、無線通信可能な親機と子機
とより成るコードレス電話機において、上記子機内部に
設けた第1の増幅器を介して音声出力する受話スピーカ
からの受話音を聴取すると同時に、子機に設けた拡声ス
イッチをON動作させることにより、第2の増幅器に縦列
接続した ALC増幅器を介して音声出力する拡声スピーカ
より上記受話音を聴取することができる。
【0014】上記、拡声スピーカからの受話音の音声出
力レベルは上記 ALC増幅器で予め決められた出力レベル
に制御されて出力することができ、従来のようにボリュ
ームによる音量調整を不要とし、常に、最適音量レベル
で拡声スピーカ出力を得ることができる。
【0015】また、上記親機内部のスピーチネットワー
クと変復調回路の間に第1の切換回路を設けると共に、
前記第1の切換回路と並列接続したALC増幅器と第2
の切換回路とを設け、子機の拡声スピーカを動作させて
受話音を聴取するとき、親機内の前記第1の切換回路及
び第2の切換回路をオフ/オン動作させ、上記ALC増
幅器を動作させて上記子機内部の拡声スピーカの音声出
力レベルを予め決められた最適音量レベルに制御するこ
とができる。
【0016】子機の受話スピーカからの受話音出力を聴
取して使用する場合、親機内部の上記第1の切換回路を
ONし、第2の切換回路を OFF状態にして親機は通常の使
用状態で子機と無線通信して受話することができ、ま
た、子機の拡声スピーカを動作させて受話音を聴取する
場合、上記親機の第1の切換回路を OFFし、第2の切換
回路をON状態にして親機に着信した受話音が ALC増幅器
で増幅され、子機の拡声スピーカからの音声出力が最適
音量レベルになるよう設定し、子機の拡声スピーカより
最適音量レベルで受話音を聴取することができる。
【0017】上記、他の実施例の様に、親機内部に ALC
増幅器を備えて子機の拡声スピーカの音量調整をするこ
とにより、一般に内部電池で動作させて持ち運びながら
使用することが多い子機の消費電力を少なくすることが
できる。
【0018】
【実施例】この考案に係るコードレス電話機を図1及び
図2に基づいて説明する。図1は、この考案の実施例を
説明するための参考図であり、図2は、実施例を示した
ブロック図である。なお、従来例と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0019】図1の参考図において、10はコードレス
電話機の子機であり、17は変復調回路12の出力に接
続されたALC増幅器17で増幅制御された音声出力は
第2の増幅器18を介して拡声スピーカ19により出力
される。
【0020】親機1の電話回線端子2に着信した発呼者
からの受話音は、スピーチネットワーク3を介して変復
調回路4で変調されアンテナ5より子機10のアンテナ11
に無線通信され、この無線通信された受信信号は子機10
の変復調回路12で復調され、この復調された受話音は第
1の増幅器13を介して受話スピーカ14より音声出力され
て親機1に着信した受話音を子機10で聴取することがで
きる。
【0021】一方、子機10に設けられた拡声スイッチ20
を押圧操作してONにすると、マイコン15は第2の増幅器
18をミュート制御していたミュート回路を解除して第2
の増幅器18を動作状態にし、変復調回路12からの音声出
力が ALC増幅器17及び第2の増幅器18を介して拡声スピ
ーカ19より出力される。
【0022】上記、拡声スピーカ19の音声出力は ALC増
幅器17で予め決められた最適音量レベルに制御される。
即ち、上記 ALC増幅器17は親機1に着信する受話音レベ
ルが変化しても、又は子機10の変復調回路12の復調信号
レベルが変化しても、 ALC増幅器17の増幅度を予め決め
られた増幅度に自動調節し、 ALC増幅器17の出力レベル
を制御して決められた最適音量レベルの音声出力を拡声
スピーカ19より出力することができる。
【0023】この様に、拡声スピーカ19の音声出力が A
LC増幅器17で自動レベル制御されるので、従来のように
ボリュームなどによりレベル制御する必要がなく回路組
み立ても簡単にすることができる。
【0024】図2はこの考案の他の実施例を示したもの
であり、図2の実施例において、30はコードレス電話機
の親機であり、この親機30のスピーチネットワーク3の
出力に第1の切換回路31を設けて着信した受話音信号を
変復調回路4に供給する。また、上記第1の切換回路31
と並列接続した ALC増幅器32と第2の切換回路33を設
け、上記第1及び第2の切換回路31,33 の切り換え動作
をマイコン6より制御したものである。
【0025】一方、40はコードレス電話機の子機であ
り、前記実施例の子機10に対して ALC増幅器17を取り除
いたものであり、拡声スピーカ19は第2の増幅器18のみ
で増幅された音声出力を出力するよう構成したものであ
る。
【0026】この様に構成した親機30と子機40のコード
レス電話機は、電話回線端子2に着信した受話音を通常
の受話スピーカ14からのみ受信する場合、親機30の第1
の切換回路31をON動作させ、第2の切換回路33を OFF動
作状態に設定することにより、上記着信した受話音は第
1の切換回路31を介して変復調回路4で変調され、子機
40に送出される。
【0027】無線通信で受信した子機40は変復調回路12
で受話音を復調し、この復調された受話音信号は第1及
び第2の増幅器13,18 に供給されるが、上記、第2の増
幅器18をマイコン15からのミュート制御信号によってミ
ュート状態に制御され、上記復調した受話音は第1の増
幅器13で増幅されて受話スピーカ14のみから出力され、
拡声スピーカ19出力はカットされる。
【0028】この様に、一般には通常の子機40の受話ス
ピーカ14からの着信した受話音を聴取して使用される。
この受話スピーカ14からの音声出力と同時に拡声スピー
カ19からの大きな音声出力を得るためには、子機40に設
けた拡声スイッチ20を操作してONにすることにより、こ
の拡声スイッチ20のON動作信号がマイコン15を介して親
機30のマイコン6に送られる。
【0029】上記、拡声スイッチ20のON動作信号を
受信した(変復調回路4を介してON動作信号が入力ポ
ート6eに入力される)親機30のマイコン6は、親機
30内部の第1の切換回路31をOFFにし、第2の切
換回路33をON制御する。即ち、スピーチネットワー
ク3の出力信号はALC増幅器32に供給され、このA
LC増幅器32で予め決められた音声出力レベルに増幅
され、第2の切換回路33を介して変復調回路4に供給
され、前述のように子機40に送信される。子機40は
変復調回路12により受話音信号を受信し、この変復調
回路12は復調した着信受話音の音声出力を出力するこ
とができる。
【0030】また、子機40は、上記拡声スイッチ20のON
動作によって、子機40のマイコン15は第2の増幅器18を
ミュート制御していたミュート回路を解除し、前記、変
復調回路12からの受話音出力信号が第1の増幅器13を介
して受話スピーカ14より音声出力されると同時に、第2
の増幅器18で増幅された上記受話音出力信号は拡声スピ
ーカ19からも出力することができる。
【0031】上記、拡声スピーカ19からの音声出力レベ
ルは、前記親機30の ALC増幅器32で自動的に出力レベル
制御され、着信信号レベルが変化しても、常に決められ
た最適音量レベルで拡声スピーカ19より音声出力を出力
することができる。
【0032】この様に、上記 ALC増幅器32を親機30内部
に備えることにより、子機40は従来の子機50(図3の従
来例)に対してボリューム51を無くすことができ、携帯
用に構成した電池使用の子機40の消費電力を節減するこ
とができる。
【0033】
【考案の効果】この考案に係るコードレス電話機は前述
のように、子機に ALC増幅器を備え(図1の実施例)又
は親機に ALC増幅器を備え(図2の実施例)、子機の拡
声スピーカ使用時の音声出力レベルを自動的に最適音量
レベルに調整することができるので、従来のような音量
調整用ボリュームを無くすことができ、拡声スピーカ出
力の度にボリュームによる調節が不要となるという効果
がある。
【0034】また、子機に音量調整用ボリュームを取り
付けることが不要となるので、子機の防水構造が容易に
可能となるという効果もある。
【0035】更に、親機に留守番電話機能が付いている
コードレス電話機では、一般に親機内部に ALC増幅器を
内蔵したものが多いため、本考案を実現するために新た
に ALC増幅器を新設する必要が無く、内蔵の ALC増幅器
を共用して実現することができるので、このケースでは
生産コストの上昇を防ぐこともできるという効果があ
る。
【0036】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るコードレス電話機の実施例を説
明するための参考図である。
【図2】この考案に係るコードレス電話機の実施例を示
したブロック図である。
【図3】従来例を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 コードレス電話機の親機 2 電話回線端子 3 スピーチネットワーク 4 親機の変復調回路 5 親機の送受信アンテナ 6 親機のマイクロコンピュータ(マイコン) 7 親機の操作キー 10 コードレス電話機の子機 11 子機の送受信アンテナ 12 子機の変復調回路 13 第1の増幅器 14 受話スピーカ 15 子機のマイクロコンピュータ(マイコン) 16 子機の操作キー 17 子機に設けた ALC増幅器 18 第2の増幅器 19 拡声スピーカ 20 拡声スイッチ 30 他の実施例のコードレス電話機の親機 31 第1の切換回路 32 親機に設けた ALC増幅器 33 第2の切換回路 40 他の実施例のコードレス電話機の子機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線と接続し、スピーチネットワー
    クと変復調回路を介して無線通信可能な親機と、上記親
    機と無線通信可能な変復調回路を有し、第1の増幅器を
    介して音声出力する受話スピーカと、第2の増幅器を介
    して音声出力する拡声スピーカとを有した子機とで構成
    したコードレス電話機において、上記親機内部のスピー
    チネットワークと変復調回路の間に第1の切換回路を設
    けると共に、前記第1の切換回路と並列接続したALC
    増幅器と第2の切換回路とを設け、子機の拡声スピーカ
    を動作させて受話音を聴取するとき親機内の前記第1の
    切換回路及び第2の切換回路をオフ/オン動作させ、上
    記ALC増幅器を動作させて上記子機内部の拡声スピー
    カの音声出力レベルを予め決められた出力レベルに制御
    するよう構成したことを特徴とするコードレス電話機。
JP1991093089U 1991-10-18 1991-10-18 コードレス電話機 Expired - Lifetime JP2600528Y2 (ja)

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JPH0536951U JPH0536951U (ja) 1993-05-18
JP2600528Y2 true JP2600528Y2 (ja) 1999-10-12

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150429A (ja) * 1984-08-20 1986-03-12 Toshiba Corp 無線電話装置の受信音量調節方式
JPS6442964A (en) * 1987-08-10 1989-02-15 Nippon Telegraph & Telephone Radio telephone set
JP2569160Y2 (ja) * 1989-03-16 1998-04-22 三洋電機株式会社 コードレス電話機のゲインコントロール回路

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JPH0536951U (ja) 1993-05-18

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