JP2599876Y2 - 移動農機における照明器具のカバー体構造 - Google Patents

移動農機における照明器具のカバー体構造

Info

Publication number
JP2599876Y2
JP2599876Y2 JP1993044205U JP4420593U JP2599876Y2 JP 2599876 Y2 JP2599876 Y2 JP 2599876Y2 JP 1993044205 U JP1993044205 U JP 1993044205U JP 4420593 U JP4420593 U JP 4420593U JP 2599876 Y2 JP2599876 Y2 JP 2599876Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
cover
opaque
equipment
lighting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993044205U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH077346U (ja
Inventor
武久 浜田
明博 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1993044205U priority Critical patent/JP2599876Y2/ja
Publication of JPH077346U publication Critical patent/JPH077346U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599876Y2 publication Critical patent/JP2599876Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)
  • Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバイン等の移動農
機における照明器具のカバー体構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種移動農機には、充分な明るさが得られない状況で
も作業を続行したり路上を走行したりすることができる
ように前照灯等の照明器具が設けられているが、該照明
器具を露出状態にした場合には、照明器具内部に水が侵
入して短絡する等の惧れがあるため、照明器具をカバー
体で覆蓋する必要がある。しかるに、従来のカバー体
は、ビス等の固定部材を用いて取付けられていたため、
カバー体自身にビス挿通孔を成形したり、機体の取付部
にビス螺込孔を加工する必要が生じてコストアツプを招
来している許りか、複数箇所をビス止めするため取付作
業性にも劣り、さらには、気密性を確保すべくOリング
等のシール部材を介装しているため、取付作業の煩雑化
や部品点数の増加も問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる移動農機
における照明器具のカバー体構造を提供することを目的
として創案されたものであつて、機体の外面に形成され
た開口から外部を臨むべく照明器具を組込むと共に、該
照明器具をカバー体で覆蓋するにあたり、前記開口は、
照明器具の前面を遮ることのない大きさに形成する一
方、カバー体を、開口の大きさに合せた中央部が透明
で、開口より大きい周縁部が不透明な板部材で形成する
と共に、不透明な周縁部を機体外面に接着することに基
づいて開口を塞ぐようにしたことを特徴とするものであ
る。そして本考案は、この構成によつて、カバー体形状
の簡略化等に基づいてコストダウンを可能にすると共
に、取付作業性も大いに向上させ、さらには、シール部
材を不要にして部品点数の削減も計ることができるよう
にしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はコンバインの走行機体であ
つて、該走行機体1には、機体前方の左側偏倚位置に配
設される刈取部2、機体左側部に配設される脱穀部3、
機体右後部に配設されるホツパ4、機体右前部に配設さ
れる運転操作部5、機体下部に配設されるクローラ走行
部6等が設けられているが、これらの基本構成は何れも
従来通りである。
【0005】前記運転操作部5においては、運転席7の
前方位置に、スロツトルレバー8、マルチステアリング
レバー9(ステアリング操作と刈取部昇降操作との兼用
操作レバー)等を配置するためのフロント操作パネル1
0が設けられる一方、運転席7の左側方位置には、無段
走行変速レバー11等を配置するためのサイド操作パネ
ル12が設けられるが、前記フロント操作パネル10
を、スロツトルレバー8が配置される左側操作パネル部
10aと、マルチステアリングレバー9が配置される右
側操作パネル部10bとに分割形成すると共に、両パネ
ル部10a、10bを所定間隔を存して左右に振分け配
置することによつて、運転席7の正面位置に空きスペー
スSを確保するようになつている。
【0006】さらに、13は前記運転操作部5の前端に
立設される前面パネルであつて、該前面パネル13は、
運転操作部5の前面を覆つて運転者と刈取部2とを隔て
ることになるが、前面パネル13の上側部、つまり、運
転者の視点と刈取部2の既刈り地側前端部(右端部のデ
バイダ2a)とを結ぶ直線上に位置する部分には、凹形
状の切欠き窓部13aが形成されている。即ち、前記空
きスペースSおよび切欠き窓部13aを介して刈取部2
の既刈り地側前端部を直接臨み得る視界を確保するが、
本実施例においては、前記切欠き窓部13aを透明なカ
バー体14で覆蓋することにより、切欠き窓部13aか
ら塵埃等が運転操作部5内に侵入することを阻止するよ
うになつている。
【0007】また、15は運転席7の前方に左右を向い
て配設される冂字状の持ち手であつて、該持ち手15
は、走行操作時や乗降時に適宜掴まることで運転者が体
を支えられるよう設けられるものであるが、本実施例の
持ち手15は、運転者の視点と刈取部2の既刈り地側前
端部とを結ぶ直線の後方退避位置に配置されるため、前
記切欠き窓部13aによつて確保された視界を遮らない
ようになつている。
【0008】一方、16は走行機体1の前端部に設けら
れる前照灯であつて本考案の照明装置に相当するもので
あるが、該前照灯16は、前記前面パネル13の左下部
に形成される開口13bを介して機体前方を照らすべ
く、前面パネル13の内面部に角筒状のブラケツト17
を介して組み付けられている。この開口13bは、図6
から明らかなように、前照灯16の前方を遮ることがな
い大きさに設定され、その前面がライトカバー18によ
つて覆蓋されるようになつている。このライトカバー1
8は、平板状の樹脂板で形成されるものであるが、中央
部18aは透明で、その大きさは図6から明らかなよう
に開口13bと同じ大きさに設定される一方、開口13
bより大きい周縁部18bは意匠的な着色によつて不透
明となつており、そして、該不透明な周縁部18bの裏
側面に塗布した接着剤によつて前面パネル13に面接着
されるようになつている。
【0009】一方、19は走行機体1の右側部に設けら
れる補助籾受けフロアであつて、該補助籾受けフロア1
9は、機体外側方に突出する作業姿勢と、機体外側面に
沿う収納姿勢とに揺動変姿自在に構成されている。即
ち、作業時においては、フロア上で籾袋交換等を行い得
るよう機体外側方に突出せしめられる一方、非作業時に
おいては、畦等との接触を回避すべく収納されるもので
あるが、本実施例の補助籾受けフロア19は、前側がエ
ンジンルームカバー20(運転操作部5の後方に隣接し
て設けられるエンジンルームの右側部を覆蓋するもの)
の略前端位置まで至るよう前方に延長されると共に、前
半部19aを後半部19bの上面に重合状に折り畳むこ
とによつてコンパクトに収納することができるようにな
つている。
【0010】またさらに、21は前記運転操作部5の乗
降部5aに設けられる乗降用ステツプであつて、該乗降
用ステツプ21は、運転操作部5の床面5bよりも低位
となるよう床部外側面5cに設けられるものであるが、
降車時に運転者の視界に入るべく、床面5bに対して段
差状に設けられると共に、その左右幅(床部外側面5c
からの突出幅)は、機体幅を越えない範囲で幅広に設定
されている。さらに、乗降用ステツプ21は前後幅も可
及的に幅広に設定されるが、ステツプ前端部は、茎稈等
との干渉を避けるべく前方上方に傾斜すべく湾曲形成さ
れる一方、ステツプ後端部は、前記補助籾受けフロア1
9の前端近傍位置まで延設されており、このため、運転
操作部5と補助籾受けフロア19との間を乗降用ステツ
プ21を経由して直接移動することができるようになつ
ている。尚、5dは足の爪先部が入り込むことを許容し
て乗降用ステツプ21の実質的な左右幅を拡大すべく床
部外側面5cに形成される開口である。
【0011】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、運転操作部5の前面を覆蓋する前面パネル13の
内面部には、前面パネル13に形成される開口13bを
介して機体前方を照らすべく前照灯16が組み付けられ
ているが、前記開口13bは前照灯16の前方を遮るこ
とがないように設定され、しかも開口13bを覆蓋する
ライトカバー18は、透明な中央部18aの大きさが開
口13bと同じ大きさが、かつこれよりも大きい周縁部
18bが不透明な板材に形成され、そして前面パネル1
3に対する取付けは、不透明な周縁部18bを面接着す
ることに基づいて行われることになる。従つて、前照灯
16を開口13bに組み込むものであり ながら、前照灯
16の前面は、開口13bには勿論のこと、該開口13
bを塞ぐ不透明部分を有したライトカバー18によって
も遮られることがなく、照射昨日が損なわれることがな
い。そのうえライトカバー18は、自身のビス挿通孔や
前面パネル13側のビス螺込孔を不要にして、加工コス
トを大幅に削減できるうえに、複数箇所をビス止めする
従来に比して取付作業性も向上させることができる。
【0012】しかもライトカバー18は、従来の様にO
リング等のシール部材を介装することなく、接着のみに
よつて充分な気密性が確保されるため、部品点数の削減
を計れるうえに、取付作業をさらに容易にすることがで
きる。
【0013】さらに、開口13bより大きい不透明な周
縁部18bを接着するようにしたため、接着が確実に
なる許かりでなく、接着剤がライトカバー18の表面に
透けて外観を損ねるような不都合も悉皆解消することが
できる。
【0014】また、不透明な周縁部18bは、形状や色
が何ら限定されるものではないため、周縁部18bのデ
ザインを適宜変更することによつてライトカバー18を
装飾部材に兼用することも可能になる。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、機体外面に形成の開口に照明器具
を組み込み、開口をカバー体で塞ぐものであるが、該開
口は、照明器具の前面を遮ることがない大きさで、かつ
カバー体は、開口の大きさに合わせた中央部が透明で、
開口より大きい周縁部が不透明な板部材で形成されると
共に、該不透明な周縁部を機体外面に面接着することに
基づいて開口が塞がれる。この結果、照明器具の前面
は、開口には勿論のこと、不透明部分を有したカバー体
によつても遮られることがなくなつて、照明器具の照射
性能が損なわれることを回避できる。
【0016】また、前記カバー体は、接着によつて充分
な気密性を確保し得るため、殊更シール部材を介装する
必要もなく、この結果、取付作業を簡略化できるうえ
に、部品点数も削減することができる。
【0017】しかも、カバー体は、不透明部分接着す
るため、接着剤がカバー体の表面から透けて見えて外観
を損ねるような不都合もない許りか、不透明部分の形状
や色を自由に変更することによつて装飾用の部材にも兼
用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図である。
【図2】操作部の正面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】同上平面図である。
【図5】ライトカバーおよび乗降用ステツプを示す部分
斜視図である。
【図6】ライトカバーの取付け状態を示す一部切欠き側
面図である。
【図7】乗降用ステツプの断面図である。
【符号の説明】
1 走行機体 5 運転操作部 13 前面パネル 13b 開口 16 前照灯 18 ライトカバー 18a 中央部 18b 周縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−145637(JP,U) 実開 昭56−106301(JP,U) 実開 昭58−41903(JP,U) 実開 昭59−122944(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 75/00 A01D 67/00 F21M 3/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の外面に形成された開口から外部を
    臨むべく照明器具を組込むと共に、該照明器具をカバー
    体で覆蓋するにあたり、前記開口は、照明器具の前面を
    遮ることのない大きさに形成する一方、カバー体を、開
    口の大きさに合せた中央部が透明で、開口より大きい
    縁部が不透明な板部材で形成すると共に、不透明な周縁
    部を機体外面に接着することに基づいて開口を塞ぐよう
    にしたことを特徴とする移動農機における照明器具のカ
    バー体構造。
JP1993044205U 1993-07-20 1993-07-20 移動農機における照明器具のカバー体構造 Expired - Fee Related JP2599876Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993044205U JP2599876Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 移動農機における照明器具のカバー体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993044205U JP2599876Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 移動農機における照明器具のカバー体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH077346U JPH077346U (ja) 1995-02-03
JP2599876Y2 true JP2599876Y2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=12685065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993044205U Expired - Fee Related JP2599876Y2 (ja) 1993-07-20 1993-07-20 移動農機における照明器具のカバー体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599876Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000075A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Kubota Corp 収穫機の照明構造
JP2007000073A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Kubota Corp 収穫機
JP2010259442A (ja) * 2010-07-16 2010-11-18 Kubota Corp 収穫機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000075A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Kubota Corp 収穫機の照明構造
JP2007000073A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Kubota Corp 収穫機
JP2010259442A (ja) * 2010-07-16 2010-11-18 Kubota Corp 収穫機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH077346U (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU749050B2 (en) Exterior rear view mirror integral warning light
US20040130902A1 (en) Vehicle combination light with integrated accessory light for illumination
JPH08190803A (ja) 車輌用灯具
USD489657S1 (en) Vehicle side view mirror
US5664871A (en) Visor with recessed mounting caps on trailing edge
JP2599876Y2 (ja) 移動農機における照明器具のカバー体構造
EP1449966A3 (en) Construction machine
USD418468S (en) Vehicle sideskirt set
US20050047160A1 (en) Exterior rearview mirror assembly
USD412478S (en) Driving unit for an automobile window
USD413294S (en) Instrument panel for a motor vehicle
JP2599240Y2 (ja) コンバインの操作部構造
JPH077344U (ja) コンバインにおける乗降用ステツプ構造
JP2018033385A (ja) コンバイン
JP3246221B2 (ja) 車室内ランプ装置
USD409569S (en) Vehicle wiring panel
JPH0212113Y2 (ja)
JP4404498B2 (ja) 作業機の運転部構造
USD485220S1 (en) Insect deflector for vehicle
EP0835784B1 (en) Construction of automotive vehicle cab.
CA1110677A (en) Mud flap
JP2599874Y2 (ja) 歩行型農作業機のライト点灯装置
JPH0630562Y2 (ja) 車両後方視認用モニタ装置
JP3270358B2 (ja) 車輌用灯具
USD466038S1 (en) Turn indicator light for two-wheeled motor vehicles

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees