JP2599841Y2 - 引戸付き間仕切 - Google Patents

引戸付き間仕切

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JP2599841Y2
JP2599841Y2 JP1993039073U JP3907393U JP2599841Y2 JP 2599841 Y2 JP2599841 Y2 JP 2599841Y2 JP 1993039073 U JP1993039073 U JP 1993039073U JP 3907393 U JP3907393 U JP 3907393U JP 2599841 Y2 JP2599841 Y2 JP 2599841Y2
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frame
sliding door
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勝三 増田
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Bunka Shutter Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として、学校、図書
館などのコンクリート構造建築の建物において使用され
る引戸付き間仕切に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンクリート構造建築の
建物には、間仕切り部分に、鉄筋などのアンカーが用意
されており、この間仕切り部分に、プレハブの間仕切が
嵌込まれ、上記間仕切の金属枠体に、溶接直付けで上記
アンカーを取付けて、上記間仕切を固定し、上記アンカ
ーの取付け部位を、モルタルで詰めるという手順で、施
工がなされている。一方、ここで採用される間仕切とし
て、環境に対して、温か味、柔和な感触を与えるため
に、木質の材料を主体とする間仕切の使用が検討されて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記間仕切に
は、単に、間仕切り壁の構造だけでなく、採光用、通風
用の窓、出入口などが組み込まれるので、種々の工夫が
必要である。しかも、間仕切自体、十分な強度、耐久性
が必要であり、木質材料の補強がなされなければならな
い。
【0004】
【考案の目的】本考案は、上記事情に基いてなされたも
ので、上述のような、アンカーとの接続、組み込まれた
引戸の構造、使用上の耐久性、プレハブ構造としてのコ
スト・ダウンなどのあらゆる点で、多くの改良がなされ
た木質の材料を主体とするプレハブの引戸付き間仕切を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案では図
示の実施例で明らかにしているように、矩形間仕切り枠
の両外側面を構成する縦枠本体(5)と方立枠本体
(6)、上枠(7)、及び横桟(8)を木材で構成し、
これらで組み立てられる間仕切り枠内に引戸(1、2、
4)を装備し、少なくとも、上枠(7)の上面には、ア
ンカー取付け金具(11)を備えたチャンネル補強枠体
(12B)を添設すると共に、上記横桟(8)の上面に
は、2条の凹溝条(8a)を彫り込んで形成し、該2条
の凹溝条(8a)内には、夫々独立した金属又はプラ
チック材よりなるレール部材(14)を埋設嵌合し、こ
のレール部材(14)により引戸の下部に設けた戸車
(13)を案内することを特徴としている。
【0006】さらに、本考案では、矩形間仕切り枠の両
外側面を構成する縦枠本体(5)と方立枠本体(6)、
上枠(7)、及び横桟(8)を木材で構成し、下枠(1
0)を金属又はプラスチック板で構成し、これらで組み
立てられる間仕切り枠内に引戸(1、2、4)を装備
し、上記下枠(10)の上面の中間に長手方向に全通し
て2条の凹溝条(10a)を折曲状として形成し、該2
条の凹溝条(10a)内には、夫々独立した金属又はプ
スチック材よりなるレール部材(14)を埋設嵌合
し、このレール部材(14)により引戸の下部に設けた
戸車(13)を案内することを特徴としている。また、
上記引戸の戸当り部分に、手詰め防止用ゴム条(15)
を嵌合するチャンネル補強材(16)を埋設しているの
である。
【0007】
【作用】従って、上記アンカー取付け金具(11)を介
してアンカーとの接続を行うので、溶接などの熱的影響
を、木質部分に与えることがなく、建物に対する間仕切
の施工が容易になる。しかも、引戸に戸車を設け、その
戸車を受けるレール部材(14)を木製の横桟、金属又
はプラスチック板よりなる下枠の凹溝条内に埋設嵌合す
ることで、引戸開閉などの使用上の耐久性も向上でき、
木質を主体とする間仕切が全体として補強される。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基いて具体的
に説明する。本考案に係わる間仕切は、矩形の間仕切り
枠内に、図1ないし図5(第1の実施例)に示すよう
に、欄間引戸1、窓用引戸2、腰板3を備える構造、あ
るいは、図6ないし図8(第2の実施例)に示すよう
に、欄間引戸1、出入り用引戸4を備える構造などであ
る。ここでは、木材によって、間仕切り枠の両外側枠を
構成する縦枠本体5と方立枠本体6、上枠7、及び中間
の横桟8が構成されており、これらで間仕切り枠が組み
立てられている。
【0009】第1の実施例(図1ないし図5)の、欄間
引戸1、窓用引戸2、腰板3を装備している引戸付き間
仕切において、縦枠本体5および方立枠本体6の外側面
には、顎付きのチャンネル補強枠12A、12Dが添設
され、上枠7の上面には、顎付きのチャンネル補強枠1
2Bが添設され、および、腰板3の下縁に位置して、普
通のチャンネル補強枠12Cが添設されている。なお、
この実施例では、腰板3の下部に位置して、その両側面
に木材よりなる幅木9が一体的に取付けられている。ま
た、木材よりなる上下2段の横桟8の各上面には、2条
の凹溝条8aが彫り込んで形成され、該各凹溝条8a内
には、アルミ等の金属又はプラスッチク形材よりなる略
M形のレール部材14が嵌合して埋設されている。この
各レール部材14には、各引戸1および2の下部に設け
た戸車13が案内されるようになっている。また、上記
引戸1および2の戸当り部分には、溝条が形成されてお
り、そこには、手詰め防止用ゴム条15を嵌合、保持す
るための顎付きチャンネル補強材16が埋設されてい
る。
【0010】上記縦枠本体5外側面の顎付きのチャンネ
ル補強枠12A及び上枠7上面の顎付きのチャンネル補
強枠12Bには、アンカー取付け金具11が固定されて
いる。このアンカー取付け金具11は、図4に示すよう
に、その基片11aと切起し挟持片11bがチャンネル
補強枠12A、12Bの顎部に対して、その長手方向に
摺動可能に嵌合されており、また、建物躯体側の鉄筋の
アンカーZに溶着される接続片11cが切起しによって
形成されている。そして、溶接後、間仕切り枠との間に
モルタル詰めを行って外見を整える。上記方立枠本体6
外側面のチャンネル補強枠12Dは、図5に示すよう
に、複数の間仕切を並設させる際、隣設する間仕切のチ
ャンネル補強枠12Dと接合される。また、符号17
は、腰板3の両側に貼り付けた化粧板である。さらに、
引戸1および2の上面に対応する上枠7及び横桟8の下
面には、凹溝が彫り込み形成され下面を開口としたヨ形
の上レール部材18が嵌合して埋設されている。
【0011】このような構成では、間仕切り枠が、アン
カー取付け金具11を介して、建物躯体側のアンカーZ
との接続を行うので、溶接などの熱的影響を、木質部分
に与えることがなく、建物に対する間仕切の施工が容易
になる。しかも、金属補強枠12A、12B、12C、
12Dが、木質部分に添設されているので、全体の構造
的強度を高めることができる。また、引戸1および2に
は戸車13が設けられており、その戸車13を受けるレ
ール部材14を木製の横桟8に埋設することで、頻繁に
繰返される引戸開閉などの使用上の耐久性も向上でき
る。
【0012】次に、第2の実施例(図6乃至図8)の、
欄間引戸1、出入り用引戸4を装備している引戸付き間
仕切において、縦枠本体5および方立枠本体6の外側
面、上枠7の上面、および、下枠10の下面に位置し
て、アンカー取付け金具11を備えた、顎付きのチャン
ネル補強枠12A、12B、、12Dおよび、普通のチ
ャンネル補強枠12Cが、第1の実施例と同様に、添設
されている。出入り用引戸4には、ガラス窓4Aとガラ
リ格子4Bが形成されている。また、各引戸1および4
の下部に設けた戸車13は、横桟8および下枠10の上
面に対して形成した凹溝条10aに埋設嵌合された上記
と同様のレール部材14で案内されるようになってい
る。この第2の実施例の下枠10は、ステンレス又はプ
ラスッチク板を開放部を下向きとしたコ形に折曲状とし
て形成するとともに、その中間の上面に長手方向に全通
して凹溝条10aを折曲状として形成したものである。
また、上記引戸1および4の戸当り部分には、第1の実
施例と同様に、溝条が形成されており、そこには、手詰
め防止用ゴム条15を嵌合、保持するための顎付きチャ
ンネル補強材16が埋設されている。
【0013】このような構成で得られる利点は、第1の
実施例と同様である。即ち、間仕切り枠が、アンカー取
付け金具11を介して、建物躯体側のアンカーとの接続
を行うので、溶接などの熱的影響を、木質部分に与える
ことがなく、建物に対する間仕切り構造物の施工が容易
になる。しかも、金属補強枠12A、12B、12D
が、木質部分に添設されているので、全体の構造的強度
を高めることができ、また、引戸1には戸車13が設け
られており、その戸車13を受けるレール部材14を木
製の横桟8又は折曲状の下枠10に形成した凹溝条10
aに埋設することで、頻繁に繰返される引戸開閉などの
使用上の耐久性も向上できる。
【0014】なお、上記実施例では、間仕切り枠に、欄
間引戸1の他に、窓用引戸2あるいは出入り用引戸4を
組み込んだが、上記欄間引戸1のためのレール部材14
を備えた横桟の下に、間仕切り壁面を構成してもよく、
また、上記欄間引戸1の代りに、嵌め殺しのガラス窓な
どを設けても良いことは勿論である。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上詳述したようになり、縦枠
本体、方立枠本体、上枠、横桟を木材で構成し、これら
で組み立てられる間仕切り枠に引戸を装備し、少なくと
も上枠の上面に、アンカー取付け金具を備えたチャンネ
ル補強枠体を添設すると共に、引戸の下部に設けた戸車
を案内する金属又はプラスチック材よりなるレール部材
を、木質の横桟および、あるいは金属又はプラスチック
板よりなる下枠上面の2条の凹溝条内に夫々独立して埋
設嵌合しているので、上記アンカー取付け金具を介して
アンカーとの接続を行う際の溶接などの熱的影響を、木
質部分に与えることがなく、建物に対する間仕切の施工
が容易になり、しかも、補強枠体及びレール部材が、全
体の構造的強度を高めることがでる。また、請求項1で
は、上記木質横桟(8)の上面に、2条の凹溝条(8
a)を彫り込んで形成し、該2条の凹溝条(8a)内
に、夫々独立した金属又はプラスチック材よりなるレー
ル部材(14)を埋設嵌合しているので、2条のレール
部材(14)が木質横桟(8)の反りや歪みを有効に矯
正し、かつ横桟の木質感を損なうことがない。さらに、
請求項2では、上記下枠(10)の上面の中間に長手方
向に全通して2条の凹溝条(10a)を折曲状として形
成し、該2条の凹溝条(10a)内に、夫々独立した金
属又はプラスチック材よりなるレール部材(14)を埋
設嵌合しているので、2条のレール部材(14)が下枠
(10)の反りや歪みを有効に矯正しする。このよう
に、本願考案では、木質外観の間仕切において、その木
質外観を損なうことなく引戸開閉などの使用上の耐久性
も向上できるなどの実用上の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す全体の概略正面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】アンカー取付け金具の図であり、(A)は平面
図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。
【図5】間仕切の接続部の構造を示す断面図である。
【図6】本考案の第2の実施例を示す全体の概略正面図
である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】図6のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 欄間引戸 2 窓用引戸 3 腰板3 4 出入り用引戸 5 縦枠本体 6 方立枠本体 7 上枠 8 横桟 9 幅木 10 下枠 11 アンカー取付け金具 12A、12B、12D 顎付きのチャンネル補強
枠 12C チャンネル補強枠 13 戸車 14 レール部材 15 手詰め防止用ゴム条15 16 顎付きチャンネル補強材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形間仕切り枠の両外側面を構成する縦
    枠本体と方立枠本体、上枠、及び横桟を木材で構成し、
    これらで組み立てられる間仕切り枠内に引戸を装備し、
    少なくとも、上枠の上面には、アンカー取付け金具を備
    えたチャンネル補強枠体を添設すると共に、上記横桟の
    上面には、2条の凹溝条を彫り込んで形成し、該2条の
    凹溝条内には、夫々独立した金属又はプラスチック材よ
    りなるレール部材を埋設嵌合し、このレール部材により
    引戸の下部に設けた戸車を案内することを特徴とする引
    戸付き間仕切。
  2. 【請求項2】 矩形間仕切り枠の両外側面を構成する縦
    枠本体と方立枠本体、上枠、及び横桟を木材で構成し、
    下枠を金属又はプラスチック板で構成し、これらで組み
    立てられる間仕切り枠内に引戸を装備し、上記下枠の上
    面の中間に長手方向に全通して2条の凹溝条を折曲状と
    して形成し、該2条の凹溝条内には、夫々独立した金属
    又はプラスチック材よりなるレール部材を埋設嵌合し、
    このレール部材により引戸の下部に設けた戸車を案内す
    ることを特徴とする引戸付き間仕切。
  3. 【請求項3】 上記引戸の戸当り部分に、手詰め防止用
    ゴム条を嵌合するチャンネル補強材を埋設していること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の引戸付き間仕切。
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