JP2599790Y2 - ディスプレイ兼用包装箱 - Google Patents

ディスプレイ兼用包装箱

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JP2599790Y2 JP1992073762U JP7376292U JP2599790Y2 JP 2599790 Y2 JP2599790 Y2 JP 2599790Y2 JP 1992073762 U JP1992073762 U JP 1992073762U JP 7376292 U JP7376292 U JP 7376292U JP 2599790 Y2 JP2599790 Y2 JP 2599790Y2
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Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ディスプレイ兼用包
装箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スーパー・マーケット等の小
売店における商品の販売形態には次のような態様のもの
がある。
【0003】それは、製造者等から小売店に複数の商品
を、包装箱に収容し梱包した状態で入荷し、この包装箱
を店内の所定の展示位置に複数箱を積み上げる。そし
て、一番上の包装箱だけを、収容された商品が自由に取
り出せるような状態に開封する。この一番上の包装箱に
収容された商品が売り切れると、そのすぐ下の包装箱を
同様にして開封して販売する。
【0004】この形態によると、入荷した包装箱の全体
をくくる梱包を解いてそのまま展示位置に積み上げ、一
番上の包装箱から開封して順次販売していけばよいの
で、陳列棚に商品を並べておき、商品の減り具合に応じ
て少なくなった分を補充する方法より、非常に手間が省
けるという利点がある。
【0005】ところが、積み上げた包装箱のうちの一番
上の包装箱のみを開封しているだけなので、下のほうに
はただの包装箱ばかりが積んである分、来店者に与える
印象が何かしら素っ気ないものとなる欠点がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この考案で
は、来店者に与える印象が従来よりも賑やかなものとし
うるディスプレイ兼用包装箱を提起することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この考案では次のような技術的手段を講じている。
【0008】この考案のディスプレイ兼用包装箱は、複
数個の商品を収容するとともに、複数箱を積み上げた状
態で商品を販売する態様のディスプレイ兼用包装箱であ
って、複数箱を積み上げた状態で最上部にある場合の商
品の取出しを円滑にすべく、上方部分の取外しが可能に
形成されるとともに、最上部にない場合に収容された商
品の前方からの視認を可能とすべく、その正面の展示面
の少なくとも一部の裂開が可能に形成され、複数箱を積
み上げた状態で最上部にない場合にその正面の展示面を
裂開した状態に於いて、上方に積み上げた包装箱からの
荷重に対して補強すべく、裂開した正面の展示面は両側
部の少なくとも一部が残存しうるように形成され、最上
部ではない箇所に位置すべきディスプレイ兼用包装箱
は、正面の展示面で商品の視認を可能とした状態として
上蓋が閉められる構造であることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の手段を採用した結果、この考案は以下の
ような作用を有する。
【0010】この考案のディスプレイ兼用包装箱を用
い、複数箱を積み上げた状態で商品を販売する際、次の
ような作用を有する。
【0011】複数箱を積み上げた状態で最上部にないデ
ィスプレイ兼用包装箱は、収容された商品の前方からの
視認を可能とすべく、その正面の展示面の少なくとも一
部の裂開が可能であるので、最上部にあり販売中のディ
スプレイ兼用包装箱とともに、その下方のディスプレイ
兼用包装箱も収容された商品を視認可能である。
【0012】即ち、複数箱を積み上げた状態で、実際に
商品の取出し可能な状態で販売中の最上部のディスプレ
イ兼用包装箱のみならず、待機中である下方のそれぞれ
のディスプレイ兼用包装箱においても商品を視認するこ
とが出来る。
【0013】また、複数箱を積み上げた状態で最上部に
ないディスプレイ兼用包装箱には、その正面の展示面が
裂開した状態で上方に積み上げたディスプレイ兼用包装
箱の荷重がかかる。
【0014】このディスプレイ兼用包装箱は、裂開した
展示面の両側部の少なくとも一部が残存しうるように形
成しており、この展示面の両側部の少なくとも一部が上
下方向の荷重の支持を分担するので、箱を効果的に補強
しうる。
【0015】
【実施例】以下この考案の構成を好適な実施例として示
した図面を参照して説明する。
【0016】図1及び図2に示すように、この実施例に
係るディスプレイ兼用包装箱は、上方部分1の取外しを
可能とすべく、両側面2aと後面2bとにジッパー線3
aの切れ目を形成し、正面の展示面2cには前記ジッパ
ー線3aと接続するように切り取り線4を形成してい
る。ここで、ジッパー線3とはほぼ平行する一対の切れ
目であって、この一対の切れ目の間の領域の剥離を容易
にするためのものである。
【0017】切り取り線4は正面の展示面2cの下方に
形成し、両側面2aにはこの位置から後方に向かうにつ
れ徐々に上昇するようにジッパー線3aを形成してい
る。これにより、両側面2aと後面2bのジッパー線3
aと正面の展示面2cの切り取り線4との上方部分1を
取外した際に、商品5を上方から円滑に取り出すことが
出来る。
【0018】また、正面の展示面2cには、切り取り線
4とこの面の最上辺20cとの間に縦方向にジッパー線
3bを形成している。このジッパー線3bの下端には切
り取り線4の下の箇所に指で押せる程度の縦方向の切り
目6を設けている。従って、前記切り目6に指を押し込
みジッパー線3bの下端部分を摘んで上方に向けて引き
上げることによりジッパー線3bを裂開し、この間の領
域を簡単に剥離できる。
【0019】ディスプレイ兼用包装箱の上面を閉鎖する
上蓋2dは、展示面2cの上方横側から展示面2cの上
方の他方の横側へと閉まるようにしている。
【0020】次に、このディスプレイ兼用包装箱の使用
状態を説明する。
【0021】ディスプレイ兼用包装箱が入荷すると、包
装箱の全体をくくっている梱包を解く。複数箱を積み上
げた状態で最上部に位置すべきディスプレイ兼用包装箱
は、両側面2aと後面2bのジッパー線3aを取り去る
とともに正面の展示面2cの切り取り線4から上を除去
する。こうしてディスプレイ兼用包装箱の上方部分1を
取り外すと、収容されていた商品5の円滑な取出しが可
能となる。
【0022】最上部ではない箇所に位置すべきディスプ
レイ兼用包装箱は、上蓋2dを開け次いで正面の展示面
2cの切り目6に指を押し込み既述のようにしてジッパ
ー線3bの間の領域を剥離する。そして、ジッパー線3
bの両側の領域を切り取り線4に沿って奥に押し込み、
収容された商品5の視認を可能とした状態として上蓋2
dを閉める。
【0023】また、最上部のディスプレイ兼用包装箱に
収容されている商品5が売り切れるとこの箱を取り除
き、その下のディスプレイ兼用包装箱の上方部分1を取
り外す。この上方部分1は、両側面2aと後面2bとの
ジッパー線3aを引っ張ることにより簡単に取り外すこ
とが出来る。
【0024】従って、実際に商品5の取出し可能な状態
で販売中の最上部のディスプレイ兼用包装箱のみなら
ず、その下方に存する待機中のディスプレイ兼用包装箱
の幾つかにおいても商品5を視認することが出来るの
で、来店者に与える印象を従来よりも賑やかなものとし
うる利点がある。また、下方の視認可能な状態で待機中
のディスプレイ兼用包装箱に収容された商品を、最上部
で販売中の商品と同じ商品ではあるが細部が異なるも
の、例えば、色違いのものとすると、積み上げた1列と
いう限られた空間内に於いて、同じ商品に於ける異品目
の存在を展示することが出来る。
【0025】次に、このディスプレイ兼用包装箱の他の
実施例を上記実施例との相違点を中心に説明する。図3
は、ディスプレイ兼用包装箱の正面の展示面2cの変形
例を示したものであり、裂開した正面の展示面2cの両
側部21cの少なくとも一部が残存しうるように形成し
た点で相違する。
【0026】即ち、正面の展示面2cのジッパー線3b
の両側の領域であって両側辺22cから一定の位置に縦
方向に折り目線7を形成している。ここで、(a)のも
のでは折り目線7を縦方向に平行に、(b)のものは折
り目線7を上方に拡がる形態で形成している。そして、
ジッパー線3bの間の領域を剥離し、その両側の領域
を、折り目線7から両側部21cの領域が残存するよう
してこの折り目線7に沿って奥に押し込む。
【0027】この状態では、上方のディスプレイ兼用包
装箱からの荷重がかかった際、裂開した展示面2cの両
側部21cの残存した領域が上下方向の荷重の支持を分
担するので、箱を効果的に補強しうるという利点があ
る。
【0028】
【考案の効果】この考案は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を有する。
【0029】複数箱を積み上げた状態で、実際に商品の
取出し可能な状態で販売中の最上部のディスプレイ兼用
包装箱のみならず、待機中である下方のディスプレイ兼
用包装箱においても商品を視認することが出来るので、
来店者に与える印象が従来よりも賑やかなものとしうる
ディスプレイ兼用包装箱を提供することが出来る。
【0030】また、裂開した展示面の両側部の少なくと
も一部が残存しうるように形成しており、この展示面の
両側部の少なくとも一部が上下方向の荷重の支持を分担
するので、箱を効果的に補強しうる。
【0031】さらに、最上部ではないディスプレイ兼用
包装箱も正面の展示面で商品の視認ができると共に、そ
の状態で上蓋が閉められる構造としているので複数箱を
積み上げてあってもぐらぐらし難く非常に安定性が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のディスプレイ兼用包装箱の構造を説
明するための一部を透視した斜視図。
【図2】図1のディスプレイ兼用包装箱を積み上げた使
用状態を説明する斜視図。
【図3】この考案のディスプレイ兼用包装箱の他の実施
例を示す正面図。
【符号の説明】
1 上方部分 2c 展示面 5 商品 21c 両側部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の商品を収容するとともに、複数
    箱を積み上げた状態で商品を販売する態様のディスプレ
    イ兼用包装箱であって、複数箱を積み上げた状態で最上
    部にある場合の商品の取出しを円滑にすべく、上方部分
    の取外しが可能に形成されるとともに、最上部にない場
    合に収容された商品の前方からの視認を可能とすべく、
    その正面の展示面の少なくとも一部の裂開が可能に形成
    され、複数箱を積み上げた状態で最上部にない場合にそ
    の正面の展示面を裂開した状態に於いて、上方に積み上
    げた包装箱からの荷重に対して補強すべく、裂開した正
    面の展示面は両側部の少なくとも一部が残存しうるよう
    に形成され、最上部ではない箇所に位置すべきディスプ
    レイ兼用包装箱は、正面の展示面で商品の視認を可能と
    した状態として上蓋が閉められる構造であることを特徴
    とするディスプレイ兼用包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011162334A1 (ja) * 2010-06-23 2011-12-29 小林製薬株式会社 ディスプレイ兼用包装箱

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US9334080B2 (en) 2010-06-23 2016-05-10 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. Display-cum-packaging box

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