JP2599670Y2 - 織組織拡大検査装置 - Google Patents

織組織拡大検査装置

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JP2599670Y2
JP2599670Y2 JP1993061503U JP6150393U JP2599670Y2 JP 2599670 Y2 JP2599670 Y2 JP 2599670Y2 JP 1993061503 U JP1993061503 U JP 1993061503U JP 6150393 U JP6150393 U JP 6150393U JP 2599670 Y2 JP2599670 Y2 JP 2599670Y2
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金治 藤原
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常盤商事株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は布の織組織を拡大して検
査するために用いる織組織拡大検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、布の織組織を検査することが
行われており、そのためには拡大鏡、顕微鏡等によって
布表面を拡大し、縦糸、横糸の本数や間隔を検査してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来用いてい
る拡大鏡や顕微鏡は、単に布表面を拡大するのみである
ので、縦糸と横糸が交差した状態で見え、織組織によっ
ては縦糸又は横糸の本数や間隔を測定しずらいことがあ
るという問題があった。
【0004】本考案はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、織組織の縦糸のみ或いは横糸のみを強調して見る
ことの可能な織組織拡大検査装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべく
なされた本考案は、布の縦糸又は横糸の本数や間隔を検
査するための織組織拡大検査装置であって、布を撮影す
るためのビデオカメラを備え、該ビデオカメラが、撮像
素子を備えたビデオカメラ本体と、そのビデオカメラ本
体に取り付けられ、撮影すべき布を前記撮像素子上に結
像させる拡大光学系を備え、該拡大光学系が、少なくと
も片側に円筒面を有するシリンダーレンズを備えて
り、更にそのシリンダーレンズを前記撮像素子に対して
回転可能な構成としていることを特徴とする織組織拡大
検査装置を要旨とする。
【0006】
【作用】上記構成の織組織拡大検査装置では、シリンダ
ーレンズの円筒面の軸線方向を、検査すべき布の織組織
の縦糸方向に一致させた状態で織組織を撮影し、モニタ
ー画面等に表示させると、そのシリンダーレンズは縦糸
に直角な面内のみでレンズとして作用し、このため、縦
糸はそれに直角な方向即ち横糸方向に拡大されて撮像素
子上に結像し、従って明瞭に見ることができるが、横糸
はそれに直角な方向即ち縦糸方向には拡大せず、結局、
縦糸のみの間隔や太さを拡大し、明瞭に強調して見るこ
とが可能となる。このため、縦糸の本数、間隔等を容易
検査することができる。また、このシリンダーレンズ
前回とは90度回転させ、シリンダーレンズの円筒面
の軸線方向を、横糸方向に一致させた状態で織組織を見
ると、今度は横糸のみを明瞭に強調して見ることができ
る。
【0007】
【実施例】本考案の実施例の説明に先立って、本考案の
原理を利用した参考例を説明する。図1は参考例の織組
織拡大検査具(以下、拡大検査具と略称する)及びそれ
によって検査する布を示す概略斜視図、図2はその拡大
検査具による像拡大の原理を説明する概略断面図であ
る。図1、図2において、1は拡大検査具、2はその拡
大検査具1で検査されている布、2a、2bはそれぞれ
その布2の縦糸、横糸である。拡大検査具1は、鏡胴3
と、その中に取り付けられた拡大光学系を構成するシリ
ンダーレンズ4を有している。ここで、シリンダーレン
ズとは、少なくとも一方の面に円筒面を備えたレンズで
あり、本実施例では、図3に示すように、片面が円筒面
4a、他方の面が平面4bであるかまぼこ状のレンズ4
が用いられている。このようなシリンダーレンズ4は、
円筒面の軸線Y−Yに直角な面内〔図2(a)参照〕で
はレンズとして作用するが、円筒面の軸線Y−Yに平行
な面内〔図2(b)参照〕ではレンズ作用を有していな
い。
【0008】鏡胴3に対するシリンダーレンズ4の取り
付け位置は、図2(a)に示すように、鏡胴3の下端を
布2に押し当て、上端に目をつけて見た時にシリンダー
レンズ4による拡大像を見ることができるように定めら
れている。
【0009】次に、上記構成の織組織拡大検査具1の使
用方法を説明する。布2の縦糸2aを検査したい場合に
は、図1、図2に示すように、拡大検査具1の先端を布
2に押し当て且つシリンダーレンズ4の円筒面4aの軸
線方向を縦糸2aと同方向に一致させる。この状態で拡
大検査具1の上端から布2を見ると、シリンダーレンズ
4の円筒面4aの軸線に直角な面内では図2(a)に示
すように、シリンダーレンズ4がレンズ作用を果たし、
布2の縦糸2aの拡大像2a′が形成され、それを見る
ことになるが、シリンダーレンズ4の円筒面4aの軸線
に平行な面内では図2(b)に示すように、シリンダー
レンズ4はレンズ作用を果たしておらず、布2の横糸2
bをそのまま見るに過ぎない。かくして、図4に示すよ
うに、シリンダーレンズ4を通して布2を見た時に得ら
れる像2′は、縦糸の像2a′のみが、縦糸に直角方向
に即ち横糸の方向に拡大されて明瞭に見えるが、横糸の
像2b′はそれに直角な縦糸の方向には何ら拡大され
ず、消えたようになり、結局、縦糸のみを明瞭に強調し
て見ることが可能となる。このため、縦糸の本数、間隔
等を容易に見ることができる。また、横糸2bを見たい
時には、拡大検査具1を図1、図2に示す状態から90
度回転させ、シリンダーレンズ4の円筒面4aの軸線方
向を、横糸2bの方向に一致させればよい。なお、鏡胴
3の下端の視界領域内に目盛り板を設けておくと、図4
に示すように、布2の像2′と一緒に目盛り5を見るこ
とができ、好ましい。
【0010】上記実施例は単一のレンズ(シリンダーレ
ンズ)のみによって拡大光学系を構成しているが、顕微
鏡と同様に複数のレンズを組み合わせることも可能であ
る。図5はその場合の実施例による拡大検査具6を示す
ものである。この拡大検査具6は、鏡胴7内に対物レン
ズ8と対眼レンズ9からなる拡大光学系を取り付けた構
成であり、且つその対物レンズ8には、円筒面8aを有
するシリンダーレンズが用いられ、対眼レンズ9には通
常の球面を備えた円形レンズが用いられている。
【0011】この拡大検査具6を、シリンダーレンズで
ある対物レンズ8の円筒面8aの軸線を、布2の縦糸2
aと同じ方向となるようにセットして布2を見ると、対
物レンズ8の円筒面8aの軸線に直角な面内では図5
(a)に示すように、対物レンズ8がレンズとしての作
用を果たすので、対物レンズ8が縦糸2aを横糸方向に
拡大した実像2a′を形成し、対眼レンズ9がその実像
2a′を更に拡大した虚像2a′′を形成し、結局、そ
の拡大された虚像2a′′を見ることができる。一方、
対物レンズ8の円筒面8aの軸線に平行な面内では図5
(b)に示すように、対物レンズ8がレンズとしての作
用を果たしておらず、このため、単に対眼レンズ9のみ
では、横糸2bの虚像を形成できず、像がぼやけるのみ
で見ることはできない。かくして、この拡大検査具6で
は、縦糸の像2a′′のみが大きく拡大されて見え、横
糸は消えたような状態となり、容易に縦糸の本数、間隔
等を検査できる。横糸2bを見る場合には、この拡大検
査具6を90°回転させて対物レンズ8の円筒面8aの
軸線方向を、横糸2bの方向に一致させればよい。
【0012】以上の参考例はいずれも、布2を拡大検査
具1、6を通して目で見る場合を示したが、本考案はこ
れらの参考例に示すような拡大検査具をビデオカメラに
組み合わせたものである。図6は本考案の実施例による
拡大検査装置を示すものである。図6において、11は
拡大検査具であり、鏡胴12とその内部に設けられた第
一レンズ13及び第二レンズ14からなる拡大光学系を
備えている。ここで用いられている第一レンズ13は円
筒面13aを備えたシリンダーレンズであり、第二レン
ズ14は通常の球面を備えた円形レンズである。15は
ビデオカメラ であり、本体鏡胴16とその中に設け
られた撮像素子即ちCCD17を備えている。拡大検査
具11はこの本体鏡胴16に回転可能にはめ込まれて
り、ビデオカメラ本体15と共にビデオカメラを構成す
。18はCCD17からの信号を処理する画像処理装
置、19は画像を表示するモニターテレビ、20は画像
記録を行う画像記録装置、21は布2を照明するための
光源、22はその光源からの光を導く光ファイバー、2
3は光を布2に向けて出射する光出射部である。
【0013】次に、上記構成の装置の使用方法を説明す
る。拡大検査具11の前方の所定位置に検査すべき布2
をセットし、拡大検査具11を回転させてシリンダーレ
ンズである第一レンズ13の円筒面13aの軸線を、例
えば縦糸2aと同じ方向となるようにセットする。この
状態では、図6に示すように第一レンズ13の円筒面1
3aの軸線に直角な面内では、第一レンズ13がレンズ
としての作用を果たしており、このため、第一レンズ1
3が縦糸2aを横糸方向に拡大した実像2a′を形成
し、第二レンズ14がその実像2a′を更に拡大した実
像2a′′をCCD17上に結像させる。一方、第二レ
ンズ13の円筒面13aの軸線に平行な面内では図7に
示すように、第二レンズ13がレンズとしての作用を果
たしていないので、横糸2bを拡大した実像がCCD1
7上に結像されることはない。かくして、CCD17上
には、縦糸を横糸方向に拡大した実像2a′′のみが結
像され、CCD17はその実像2a′′に対応した電気
信号を出力する。画像処理装置18はそのCCD17か
らの信号を処理して、モニターテレビ19に出力し、モ
ニターテレビ19はその画像を表示する。かくして、モ
ニターテレビ19は縦糸2aのみを横糸方向に拡大した
画像を表示し、オペレータはその画像から布2の縦糸2
aの間隔や本数を容易に認識できる。横糸を検査したい
時には、拡大検査具11を回転させて第一レンズ13の
円筒面13aの軸線方向を、横糸の方向に一致させれば
よい。なお、必要に応じ画像記録装置20によって、モ
ニターテレビ19に表示した画像を記録することもでき
る。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の織組織拡大検査装置は、ビデオカメ ラの撮像素子に結
像させるための拡大光学系として、シリンダーレンズを
備えた拡大光学系を用いているので、そのシリンダーレ
ンズの円筒面の軸線を、検査すべき布の縦糸或いは横糸
の方向に一致させることにより、縦糸のみ或いは横糸の
みを、それに直角方向に拡大して撮影することができ、
縦糸或いは横糸の本数や間隔を容易に検査することがで
きるという効果を有している。また、そのシリンダーレ
ンズをビデオカメラの撮像素子に対して回転可能な構成
としているため、布の撮影に当たっては、単にシリンダ
ーレンズを回転させることで、検査すべき縦糸或いは横
糸に合わせることができ、作業性が良いという効果も有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の織組織拡大検査具及びそれによって検
査する布を示す概略斜視図
【図2】図1に示す拡大検査具による像拡大の原理を説
明するもので、 (a)はその拡大検査具を、その中に用いているシリン
ダーレンズの円筒面の軸線に直角な面で切断して示す概
略断面図、 (b)はその拡大検査具を、シリンダーレンズの円筒面
の軸線に平行な面で切断して示す概略断面図
【図3】図1に示す拡大検査具に用いているシリンダー
レンズの概略斜視図
【図4】図1に示す拡大検査具で布を見た状態を示す概
略平面図
【図5】他の参考例による拡大検査具による像拡大の原
理を説明するもので、(a)はその拡大検査具を、その
中に用いているシリンダーレンズの円筒面の軸線に直角
な面で切断して示す概略断面図、(b)はその拡大検査
具を、シリンダーレンズの円筒面の軸線に平行な面で切
断して示す概略断面図
【図6】本考案の実施例による拡大検査装置の概略構成
を示すもので、拡大検査具を、その中に用いているシリ
ンダーレンズの円筒面の軸線に直角な面で切断して示す
概略断面図
【図7】図6に示す拡大検査具を、シリンダーレンズの
円筒面の軸線に平行な面で切断して示す概略断面図
【符号の説明】
1 拡大検査具 2 布 2a 縦糸 2b 横糸 3 鏡胴 4 シリンダーレンズ 4a 円筒面 6 拡大検査具 7 鏡胴 8 対物レンズ 8a 円筒面 9 対眼レンズ 11 拡大検査具 12 鏡胴 13 第一レンズ 13a 円筒面 14 第二レンズ 15 ビデオカメラ本体 16 本体鏡胴 17 CCD

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布の縦糸又は横糸の本数や間隔を検査す
    るための織組織拡大検査装置であって、布を撮影するた
    めのビデオカメラを備え、該ビデオカメラが、撮像素子
    を備えたビデオカメラ本体と、そのビデオカメラ本体に
    取り付けられ、撮影すべき布を前記撮像素子上に結像さ
    せる拡大光学系を備え、該拡大光学系が、少なくとも片
    側に円筒面を有するシリンダーレンズを備えており、更
    にそのシリンダーレンズを前記撮像素子に対して回転可
    能な構成としていることを特徴とする織組織拡大検査装
    置。
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