JP2598927Y2 - 軸封水装置 - Google Patents

軸封水装置

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JP2598927Y2
JP2598927Y2 JP1992077061U JP7706192U JP2598927Y2 JP 2598927 Y2 JP2598927 Y2 JP 2598927Y2 JP 1992077061 U JP1992077061 U JP 1992077061U JP 7706192 U JP7706192 U JP 7706192U JP 2598927 Y2 JP2598927 Y2 JP 2598927Y2
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JP
Japan
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base material
stationary base
ring
ceramics
sealing device
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JP1992077061U
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English (en)
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JPH0640377U (ja
Inventor
文浩 下清水
康夫 大石
Original Assignee
東芝エンジニアリング株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転軸と、この回転軸
の周囲に配置された静止母材との間を封水するための軸
封水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、水車や、ポンプ等に
おいて、回転軸1と、この回転軸1の周囲に配置された
静止母材3との間に、流水部5から外部へ水の流出を防
止する軸封水装置を設けている。
【0003】従来は、回転軸1にスリーブ7が設けら
れ、このスリーブ7に相対する静止母材3の表面に、被
覆部材11が取り付けられている。被覆部材11は、砲
金製で、内壁に複数段の凹凸が形成された筒状で、皿ボ
ルト9により静止母材3に締め付け固定されている。
【0004】ところが、上記被覆部材11は、材質が砲
金であるため、土砂を多く含み質の悪い流水が流水部5
を通過する場合には、土砂による磨耗の進行が早く、比
較的短時間で磨耗してしまう。
【0005】そこで、耐磨耗性に優れたセラミックス等
により被覆部材11を形成することが考えられるが、上
述のような砲金製の被覆部材11と同形状にセラミック
スを製作することは非常に困難である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】仮に、セラミックスに
より砲金製の被覆部材11と同形状のものが製作可能で
ある場合でも、静止母材3に取り付ける場合、皿ボルト
9の締め付け時に局部的な力が付与して割れが生じない
ように十分な検討が必要となり実用的ではない。
【0007】そこで、本考案は、流水中の土砂による磨
耗を低減することが出来ると共に、被覆部材の取り付け
が容易な軸封水装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案では、回転軸に設けられたスリーブと、このスリ
ーブに対する静止母材の内壁に埋設された複数のリング
状のセラミックスで形成される被覆部材とを備えた軸封
水装置において、前記リング状のセラミックススが複数
に分割された母材を溶接部にて溶接してリング状に形成
され、前記静止母材の内壁に埋設されるリング状のセラ
ミックスの植え込み部が、前記静止母材より突出してい
る部分より大きく形成されて台形断面形状に形成されて
いることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成の軸封水装置では、静止母材被覆部材
としてセラミックスを用いたので、流水中の土砂による
磨耗を低減することができる。また、被覆部材を複数の
リング状のセラミックスで形成し、これらのセラミック
スの外周を静止母材の内壁に埋設して、静止母材に取り
付けたので、ねじの締め付けによるセラミックスの割れ
を確実に防止することができる。さらに、セラミックス
の植え込み部が、静止母材より突出している部分より大
きく形成されて台形断面形状に形成されているので、流
水によりセラミックスに力が加わった場合でも、リング
状のセラミックスは圧縮方向の力を受けているため、こ
の圧縮方向の力と流れによる引張方向の力が相殺し、セ
ラミックス自体にはほとんど応力が付与されることがな
く、セラミックスの欠損、欠落を防止することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1(a)に示すように、回転軸1にはス
リーブ7が設けられ、このスリーブ7に相対する静止母
材3には、複数個のリング状のセラミックス13が取り
付けられている。これらのリング状のセラミックス13
の外周の一部が、静止母材3の内壁に埋設されている
(鋳ぐるみ式に植え込まれている)。リング状のセラミ
ックス13は、図2に示すように2分割されたた半円状
の部材を溶接部15により溶接して、全体としてリング
状に形成されている。
【0012】そして、図1(b)に示すように、静止母
材3の内壁に埋設された植え込み部17は、隙間Sに突
出している部分より若干大きく、図に示すように、静止
母材3の内壁から圧縮方向の力が付与されている。この
ようなリング状のセラミックス13が、所定の間隔を開
けて静止母材3の内壁に多段に植え込まれて全体として
被覆部材が構成されている。
【0013】本実施例によれば、セラミックス13によ
り、被覆部材を形成したので、流水中の土砂による磨耗
量を低減することが出来る。また、セラミックスを静止
母材に植え込むことによりセラミックス13に局部的に
過大な締め付け力が付与されることがなく、割れ等によ
る欠損、欠落を防止することが出来る。
【0014】また、セラミックス13の外周の一部を静
止母材3に埋設して、静止母材にセラミックス13を取
り付けるようにしたので、ねじの締め付けが不要にな
り、セラミックスの割れが生じないように検討する必要
も無くなるので、被覆部材の取付が容易になる。
【0015】なお、上記実施例では、リング状のセラミ
ックスを2分割し、溶接部15によりリング状に溶接し
たが、これに限らず、最初からリング状のセラミックス
を静止母材3に埋設しても良く、また、2分割以上に分
割したセラミックスを各々溶接してリング状にし、静止
母材3に埋設しても良い。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る軸封水
装置によれば、耐磨耗性に優れたセラミックスを使用し
ているため、土砂磨耗に対して十分に耐えることが出来
る。
【0017】また、複数のリング状のセラミックスを静
止母材に埋設して被覆部材を構成したので、被覆部材の
取り付けが容易となり、また、流水によりセラミックス
に力が加わった場合でも、リング状のセラミックスは圧
縮方向の力を受けているため、この圧縮方向の力と流れ
による引張方向の力が相殺し、セラミックス自体にはほ
とんど応力が付与されない構造となり、セラミックスの
欠損、欠落を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る軸封水装置を示し、(a)は側面
図であり、(b)は(a)のX部分を拡大した拡大図で
ある。
【図2】本考案に係る軸封水装置を示し、図1(a)の
II−II線に沿って切断した断面図である。
【図3】従来の軸封水装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 3 静止母材 5 流水部 7 スリーブ 13 (リング状の)セラミックス 17 植え込み部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F03B 11/06 F16C 17/14 F16J 15/453

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に設けられたスリーブと、このス
    リーブに対する静止母材の内壁に埋設された複数のリン
    グ状のセラミックスで形成される被覆部材とを備えた軸
    封水装置において、前記リング状のセラミックススが複
    数に分割された母材を溶接部にて溶接してリング状に形
    成され、前記静止母材の内壁に埋設されるリング状のセ
    ラミックスの植え込み部が、前記静止母材より突出して
    いる部分より大きく形成されて台形断面形状に形成され
    ていることを特徴とする軸封水位装置。
JP1992077061U 1992-11-09 1992-11-09 軸封水装置 Expired - Lifetime JP2598927Y2 (ja)

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JP1992077061U JP2598927Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 軸封水装置

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JP1992077061U JP2598927Y2 (ja) 1992-11-09 1992-11-09 軸封水装置

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JPH0640377U JPH0640377U (ja) 1994-05-27
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US20120301275A1 (en) * 2011-05-26 2012-11-29 Suciu Gabriel L Integrated ceramic matrix composite rotor module for a gas turbine engine

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JPH0640377U (ja) 1994-05-27

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