JP2598663B2 - フイルム塗工方法 - Google Patents

フイルム塗工方法

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JP2598663B2 JP4967788A JP4967788A JP2598663B2 JP 2598663 B2 JP2598663 B2 JP 2598663B2 JP 4967788 A JP4967788 A JP 4967788A JP 4967788 A JP4967788 A JP 4967788A JP 2598663 B2 JP2598663 B2 JP 2598663B2
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寛克 今村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフイルム塗工方法に関し、更に詳しく云えば
連続フイルムを走行させてその表面に着色塗工液を連続
的に塗工する方法において、その塗工量を良好にコント
ロールすることができるフイルム塗工方法を提供する。
(従来の技術とその問題点) 従来、簡便な印字或いは画像形成方法として熱転写方
式が広く使用されている。
熱転写方式を大別するとワックスタイプと昇華タイプ
があり、前者の方式はポリエステルのような薄いフイル
ムの表面に熱によって軟化してフイルムから剥離して被
転写紙に転写されるインキ層を形成した転写フイルムを
使用するものであり、又、後者の方式は上記インキ層に
代えて、熱によって昇華する染料を含む層を形成した転
写フイルムを使用する方式である。いずれの方法も印字
又は画像形成に際してはインキ層又は染料層の背面から
サーマルヘッド等により加熱して転写を行うものであ
る。
以上の如き熱転写フイルムは、ロール状に巻き取られ
たフイルムを巻戻し走行させ、グラビアロール等により
インキ層又は染料層を形成するための塗工液を連続時に
フイルムの表面に塗工して製造されており、品質管理上
重要な点は、インキ層又は染料層の塗工量を均一にする
ことであり、塗工量が不均一であると、転写された印字
又は画像の濃度が変化し不良品となる。
塗工量の管理方式の1例として、塗工され走行してい
るフイルムの両側に光源と受光センサーを配置し、塗工
フイルムを透過する光量をセンサーでキャッチし、塗工
量の変化を検出して塗工液の粘度等を適当に調整する方
式が行われている。
上記の塗工量管理方式において、フイルムの走行スピ
ードが低い場合には、特に問題はないが、走行スピード
が、例えば、約50m/min.を越えるように高速度になる
と、走行フイルムがガイドロール等との接触・離間を繰
返すために帯電し、帯電した電荷が放電される時に発生
するノイズがセンサーや信号線に影響を与え、センサー
の出力値が安定しないという問題が生じている。
従って本発明の目的は、上記の問題を解決したフイル
ム塗工方法を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 上記本発明の目的は以下の本発明によって達成され
た。
すなわち、本発明は、走行する連続フイルムの表面に
着色塗工剤を連続的に塗工し、走行する塗工フイルムの
一方の側に光源を配置し、他方の側に光センサーを配置
して、センサーの受光量に従って塗工量をコントロール
するフイルム塗工方法において、センサー及びその信号
線を少なくとも一部が透光性である導電体で包囲したこ
とを特徴とするフイルム塗工方法である。
(作用) フイルムを連続的に塗工する際にフイルムの両側に夫
々光源センサーを設け、センサー及び信号線を少なくと
も一部が透光性である導電体で包囲することによって、
センサー及び信号線がフイルムに帯電した電荷の影響を
受けず、安定した出力値が得られ、塗工量の管理が容易
となる。
(実施例) 次に実施例により本発明を更に具体的に説明する。
第1図は本発明のフイルム塗工方法を図解的に示す図
である。
本発明のフイルム塗工方法は、図示の如く、フイルム
供給源(図示無し)から連続的に供給されるフイルム1
に、例えば、グラビアコーターやロールコーター等の塗
工機2を用いてインキや塗料3を連続的に塗工し、且つ
適当な乾燥手段4により乾燥し、巻き上げロール5に巻
き取るに当り、走行するフイルム1の片方の側に光源6
を設け、且つその反対側に受光センサー7を設ける。通
常塗工前のフイルム1は透明又は半透明であり、塗工機
2によりインキ又は塗料3が所定量で塗工されると、そ
の透光性は低下し、光源6から発射される光8はその一
部が吸収されて残りがセンサー7にて受光される。この
時の受光量の変化によってインキ又は塗料の塗工量がチ
ェックされる。センサー7で受光された光は電気信号に
変換され、該信号は信号線10により塗工機2のロールの
駆動手段に伝達されてロールの回転速度をコントロール
する。一方、上記信号は塗工機のインキ又は塗料3の加
熱手段及び/又は粘度調節手段にも伝達され、インキ又
は塗料の温度及び/又は粘度を制御して塗工量を調整す
る。
上記塗工方法においては特にセンサー7に高感度及び
高信頼性が要求されるが、従来の方法においてフイルム
の走行速度を、例えば、50m/min.以上程度に上げるとセ
ンサー7の出力値にブレが生じ、不均一塗工の原因とな
っていた。本発明者の詳細な研究によれば、このセンサ
ー7の出力値のブレは高速走行するフイルムが帯電し、
その電荷が放電するときに発生するノイズがセンサー7
や信号線10に乗るためであることを見い出した。
上記問題はセンサー7と信号線10とを少なくとも光が
通過する部分が透光性である導電体9で包囲し、且つ該
透光性導電体9をアースすることによって容易に解決さ
れた。
少なくとも一部が透光性である導電体9は光源6から
の光8を完全には遮断しない材料から形成すればよく、
例えば、細い針金からなる目の粗い金網等が好ましい材
料である。又、非常に薄い、例えば数Å乃至数百Åの金
属蒸着フイルム等も使用することができる。以上の如き
透光性導電体9によってセンサー7と信号線10とを包囲
し、これらを電気的にシールドすることによって、フイ
ルム1に帯電した静電気が放電する時に発生するノイズ
がセンサー7及び信号線10に与える影響を排除すること
ができ、センサー7による正確な信号が塗工機及び/又
はインキ加熱手段に伝達され、フイルム上に塗工される
インキの量が均一化される。
本発明で用いられるフイルム1としては、従来の熱転
写シート等の各種用途に使用されていると同じフイルム
がそのまま用いることができ、例えば、ポリエステル、
ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セ
ルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
ビニルアルコール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマ
ー等のプラスチック、コンデンサー紙、パラフィン紙等
の紙類、不織布等があり、又、これらを複合したフイル
ムであってもよい。これらのフイルムの厚さは、特に限
定されないが、例えば、2乃至25μmのものである。
本発明で用いられる着色塗工剤とは、ワックスタイプ
の熱溶融性インキ、昇華タイプの溶液型インキ、その他
の一般のインキや塗料がいずれも自由に使用され、特に
限定されない。
フイルム上へ着色塗工剤を塗工する方法としては、グ
ラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート
等のホットメルト、ホットラッカー、その他一般のイン
キや塗料を塗布する多くの方法等が挙げられる。
又、使用される光源としては、白熱灯、タングステン
ランプ、ハロゲンランプ、その他の可視及び近赤外域の
光源を自由に用いることができるが、光源強度は安定し
ていることが要求される為、電源として安定化電源を用
いたり、光源の照度を計測して電源に補償する安定化光
源を用いることが望ましい。
又、使用されるセンサーとしては、Si光半導体センサ
ー、Ge光半導体センサー、フォトセル等、使用する波長
域により適正なセンサーを選ぶことができる。
(効果) 以上の如き本発明によれば、フイルムを連続的に塗工
する際にフイルムの両側に夫々光源とセンサーを設け、
センサー及び信号線を少なくとも一部が透光性である導
電体で包囲することによって、センサー及び信号線がフ
イルムに帯電した電荷の影響を受けず、安定した出力値
が得られ、塗工量の管理が容易となる。
(具体例) 厚さ3.5μmのポリエチレンテレフタレートフイルム
を連続的に走行させつつ、グラビアロールコーターによ
り下記組成の熱溶融性インキを塗工した。この際走行し
ているフイルムの背面に光源としてタングステンランプ
を、そして塗工側にセンサーとしてSi光半導体センサー
を配置し且つセンサーと信号線とを太さ50μmの銅線を
1インチ当り200本の割合で縦横に織成した金網で囲み
且つアースした。この状態でフイルム走行速度を120m/m
in.にして3.5g/m2(乾燥状態)の割合で塗工を1時間継
続したところ、得られたワックスタイプの熱転写シート
の塗工層の濃度の不均一化は認められなかった。
熱溶融性インキ層 カーボンブラック(ダイヤブラックG、三菱化成製)15
部 エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVAフレックス310、三
井ポリケミカル製) 8部 パラフィンワックス(パラフィン150F、日本精蝋製)50
部 カルナバワックス 25部
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を図解的に示す図である。 1;フイルム、2;塗工機 3;インキ又は塗料、4;乾燥機 5;巻き上げロール、6;光源 7;センサー、8;光 9;透光性導電体、10;信号線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する連続フイルムの表面に着色塗工剤
    を連続的に塗工し、走行する塗工フイルムの一方の側に
    光源を配置し、他方の側に光センサーを配置して、セン
    サーの受光量に従って塗工量をコントロールするフイル
    ム塗工方法において、センサー及びその信号線を少なく
    とも一部が透光性である導電体で包囲したことを特徴と
    するフイルム塗工方法。
  2. 【請求項2】塗工剤が感熱転写用インキ組成物である請
    求項1に記載のフイルム塗工方法。
  3. 【請求項3】導電体の透光部が金属製メッシュである請
    求項1項に記載のフイルム塗工方法。
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